個人情報保護士が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

個人情報保護士

名前はカッコいいけど役立つことも少なく実用性も低い民間検定試験

難易度 学習期間 資格の種類 資格の分類 合格率 将来性

易しい

1か月

民間資格

民間検定試験

35%

個人情報保護士,使える,役に立つ,通信講座

個人情報保護士とは

口に手をあてる女性

近年、個人情報の漏洩が社会的な問題になることも少なくありません。

 

大手のカード会社、学習教材の販売会社、通販会社など、本来鉄壁に情報を管理しているはずの会社でも、予期せぬ方法により社外へ情報を持ち出される事態が発生しています。

 

ほとんどの企業は個人情報をパソコンなどで管理しています。そのため、一旦情報が漏えいすると、あっという間にネット上にコピーが出回り、完全に消し去るのはもはや不可能となります。企業は常に社会的な信用を失うリスクと隣り合わせになっていると言えます。

 

個人情報の漏えいを防ぐことは、企業の存続に関わる重要なリスク回避の一つでもあります。個人情報の扱いを管理・監督するための知識を身につけるための学習が個人情報保護士の検定試験といえます。

 

以前は5,000件以上の個人情報を取り扱っている企業だけが個人情報の保護義務を負っていましたが2017年春の法改正により、個人情報を1件でも取り扱っていれば個人情報の保護義務が発生することになりました。

 

さらにマイナンバー制度の施行で従業員の個人情報も社内で管理しなければなりません。個人情報を適切に管理する能力がある人材がますます社内では求められています。

 

個人情報保護士試験を通して、個人情報保護法の知識を正しく身につけ、企業内のセキュリティに関するリスク分析など、個人情報の管理運用や対策をおこなう専門家を目指します。

 

役に立つ資格なのか?役に立たない資格なのか?

食生活アドバイザーのレーダーチャート

企業が管理する個人情報には、生年月日・性別・年齢・住所などの基本的な情報から、国籍、勤務先情報、収入、過去の病歴、趣味・趣向などの情報、さらには過去に購入した商品や価格、カードの番号やマイナンバーなどの情報まで多くの重要な内容を含んでいます。

 

だからこそ、社員一人ひとりが正しい法知識と安全管理意識を持つ必要があります。個人情報保護士としての能力は、社員一人ひとりに求められているといえます。

 

しかし個人情報保護士と「士」がついていますが、国家資格ではなく民間資格です。なんら法的な裏付けがないため、この資格がないと出来ないという業務はありません。

 

個人情報保護士に合格したところで就職や転職が有利になることはありません。会社の中で評価がアップすることは多少あるかもしれませんが、まぁ社内で研修会をすれば誰でも短期間で到達できる知識内容です。

 

個人情報保護士の試験は最短で1週間程度でも合格できる試験です。企業では、その程度の知識のある人材がどうしても必要というわけではありません。

 

とは言うものの、多くの人が個人情報保護法を誤解している中で、その本当の意味を正しく理解できるので学習することには意味があると思います。


個人情報保護士の将来性を徹底研究!

この資格の活かし方

 

個人情報保護士の試験に合格したからといって、社内で情報管理やセキュリティの仕事を任されることはまずありません。

 

企業の管理部門に従事している人が、他業務と併用して試験にチャレンジしてみるケースが多く占めます。

 

先程も書きましたが、就職・転職、昇給が有利になることはありません。取得してもあまり意味がないと言えます。

高い検定料と講習会で集金するのが目的?

 

受験料(検定料)も10,000円以上、おまけに試験前の講習会費用も10,000円以上と、信じられないほど高い資格商法のような検定試験です。もちろんテキストだけで十分に理解できるので講習会は受講する必要はありません。

 

けれど受験生は藁をもつかむ思いで学習しているようで、顔がみな真剣です。一体どこにこの検定試験に魅力を感じているのか疑ってしまいます。特にメリットもないのに…。

 

しかし、ウマいことやってますね。テキストを読めばほぼ理解できるようなことに大金を取って、そこまでやるかなぁ、って感じがします。

個人情報保護士会という団体まで作って…

 

個人情報保護士試験合格者を対象に個人情報保護士会という法人まで設立されたといいますから驚きです。

 

およそ「士」の付く国家資格には、法律で定められた組織が存在します。例えば、弁護士会、行政書士会、司法書士会、税理士会などです。その資格で業務を行うためには入会が強制されています。入会の登録を行うことではじめて独占業務ができます。

 

しかし、個人情報保護士会に登録したところで、特別な業務ができるわけでもありません。単に商標登録した個人情報保護士という名称を使えるようにしているだけで名称独占資格でもありません。

 

そんな国家資格でもない民間資格に、「個人情報保護士会」なる団体まで設けて、2年ごとに有料で資格を更新させたりして、資格という名の元に利益を追求する団体なんだなと思ってしまいます。

 

会員になると、名刺にロゴを印刷することができてバッジももらえます。そのためだけに会員になるのもいかがと思いますけど。

 

個人情報保護士に合格するためには

同じような論点がよく出題されるので、過去問を繰り返し解いて理解すれば1か月以内でも十分合格できます。

 

テキストは全てを読む必要はなく、過去問題集でどうしてもわからない箇所があれば、そこを確認する程度で構いません。4回分の過去問をすらすらと解けるぐらいになるまで何回もやれば合格できます。

 

合格率は35%前後ですが、試験内容に課題Tと課題Uがあり、いずれも80%以上正解しなければなりません。正しく覚えていないと正解できない問題が多く、正確に暗記することが要求されます。

個人情報保護士試験情報

試験日

お申込み

例年6月、9月、12月、3月の年4回

1か月ほど前までにホームページから申し込みます

受験資格

受験資格の制限は一切ありません。どなたでも受験できます。

試験内容

筆記(マークシート方式)

  • 個人情報保護の総論(個人情報保護法の理解、マイナンバー法の理解)
  • 個人情報保護の対策と情報セキュリティ(脅威と対策、組織的・人的セキュリティ、オフィスセキュリティ、情報システムセキュリティ)

合格基準:それぞれの課題で、80%以上の正答率。
合格率:37.3%(過去平均)

個人情報保護士 おすすめテキスト・基本書

改訂6版 個人情報保護士認定試験公式テキスト
多くの受験生が使っている公式テキストです。

これを何度も繰り返し学習する必要はありません。過去問の解説を読んでもよく解らないことを調べるのに使うぐらいでちょうど良いと思います。

 

基本的にこの主催者の公式テキストと下記で紹介する「個人情報保護士認定試験公式問題集」だけで十分です。
問題集を使わず、このテキストだけでも十分合格できます。

種類 評価
テキスト 個人情報保護士,使える,役に立つ,通信講座

個人情報保護士 おすすめ問題集

個人情報保護士認定試験公式問題集
こちらはテキストと出版社は違っていますが公式問題集になります。試験の主催者である全日本情報学習振興協会が出版しています。

公式テキストと合わせて使えば合格できます。

種類 評価
問題集 個人情報保護士,使える,役に立つ,通信講座

 

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