ユーキャンで資格はとれるか?実際に受講した感想を書きます。

ユーキャンの教材で資格試験に合格できるか?

土地家屋調査士の受験対策でユーキャンを受講しました。

 

ぼくは土地家屋調査士の受験の際、ユーキャンの通信講座を利用しました。実際に受講して学習した感想と、率直な意見を以下に書きます。

 結論から言うと、ヒドい教材で大失敗でした。

資格取得をうたい文句にした通信講座が全盛です。
資格をとるための勉強をはじめたいと考えたことがある方なら、ユーキャンの受講を考えている方も多いのではないでしょうか?

 

悩む女性

あれだけテレビで宣伝すると受講者もかなり多いはずです。将来のために資格を取得しようと思ってユーキャンを信頼してせっかく申し込んできたのに、受講生を裏切るようなテキトーな教材や問題集を送ってはいけません。何も知らない受験生があまりにも可哀想です。

 

こういった通信講座に騙される人が少しでも減るようにあえてユーキャンという実名でここまで書くことにしました。他に料金も安く内容が良い通信講座はあります。どうかみなさん、TV-CMだけで安易に資格について考えないでください。

 

※あくまでもぼくが土地家屋調査士の講座を申し込んで学習した感想です(最終的には東京法経学院という資格学校の教材に全て買い換えて合格することができました)。他の講座まで同じようにヒドい内容というわけではありませんからご了承ください。なお教材の内容については、2017年11月にユーキャンに問い合わせたところ、教材は変更していないという返答でした。今現在もほぼ同じ教材を利用しているということです。

 

実際にユーキャンの土地家屋調査士講座を受講して学習した感想と、率直な意見を以下に書きます。

ぼくが実際にユーキャンを受講した感想〜土地家屋調査士の受験

独学派のぼくが、なぜユーキャンを受講したかと言うと、土地家屋調査士は受験生の数が極端に少ないために情報量が少なく、書店にテキストや参考書もほとんど並んでいなかったことによります。
土地家屋調査士とはこんな資格です

 

土地家屋調査士の本試験では作図の出題がありますが、作図には大型の三角定規や普通の人にはあまり馴染みのない関数電卓が必要です。特に三角定規は受験者専用の特殊なもので一般的に手に入れることができません。ユーキャンであれば講座を申し込めば作図セットとして必要なものが一式ついてきます。

 

それから、客観的に作図を採点してもらい指導を受けたかったことにもよります。独学で作図の学習をしていると自分では気づかないミスをしている可能性があります。作図は作文と同じで、やはり誰かに見てもらう必要があります。

 

疑問点があればメールで質問できる点も受講のきっかけとなりました。予備校へ通うとかなり高額ですし、独学では不安ということでユーキャンの通信講座を選んだわけです。

まずは結論を言うと、ユーキャンは最悪でした。レベルが低すぎる教材で、とても合格なんて狙える内容ではありませんでした。その割には値段が高すぎます。

価格は10万円ほどでした。これは他の土地家屋調査士受験講座と比べると破格の安さです。ほとんど金利もかからなかったのでぼくは分割で支払いしました。

 

テキストについてはまだマシな内容でしたが、とにかく問題集がひどい内容でした。ユーキャンの問題集のレベルと本試験に必要な合格レベルとは小学生の算数と高校生の数学ぐらいの差があります。あの問題集だけを解いて本試験に望んだ方がいたとすると、あまりのレベルの違いにかなりショックを受けたと思います。実際にいたかどうかはわかりませんが・・・。

 

ぼくは最終的には2回めの受験で土地家屋調査士試験に合格することができました。1回めの受験後に土地家屋調査士の受験対策で有名な資格予備校である東京法経学院の問題集に全て買い換えて、模擬試験も受験し、その他にも数冊他社の問題集を購入してなんとか合格することができました。問題集のレベルはさすが土地家屋調査士の受験対策を看板にしているだけあって、最近の出題傾向を徹底的に意識した高度な内容です。

ユーキャンでは合格が狙えない理由

実際に受講してユーキャンの悪かった点をかきます。単に誹謗中傷しているのではなく、お金を払って最後まで受講し、合格できた者としての感想です。最終的には他の会社の教材とも比較しているので、より客観的に判断した内容だと思います。

 

問題集のレベルが低すぎてとても合格レベルの教材ではなかった

最近の傾向として国家資格の試験はどれも難化傾向にあり、一昔前に比べて問題が難しくなってます。資格ブームで受験者数が年々増加し、合格者の数を制限する必要があるためです。

 

ユーキャンの土地家屋調査士講座の問題集は基本的な問題ばかりで、とてもとても合格レベルの教材ではありませんでした。よくあんな問題集を送って平気でいられるもんだと呆れるほど簡単な内容でした。ユーキャンの問題集を完璧に理解して頭に詰め込んだとしても本試験では1問も解答できないほどのレベルの違いでした。

 

本試験の出題傾向は年々変わっていきます。10年以上も前の問題集を全く内容も替えず、出題傾向なども考慮しないため、他の受験生なら誰しも知っているような内容も一切載っていません。ユーキャンの通信講座を信じて選んだ受験生はあまりにも可哀想すぎます。テレビの宣伝ばかりにお金を使わないで、教材の内容にお金を使ってもらいたいものです。

 

試験に必要な情報が送られてこない

これは本当に信じられないほど致命的な手抜きと言ってもいいでしょう。
どんな市販のテキストや問題集でも、法律の改正などの重要情報は本試験の1か月前までには購入者に教えてくれます。

 

例えば土地家屋調査士の受験に関して言えば、民法や不動産登記法にまつわる政令や省令などの改正情報です。
この改正情報というのは非常に重要で、今まで正解だった解答が間違いになる可能性もあり受験生は本試験の前には非常に敏感になります。

 

一昔前では、テキストを本屋さんで購入するとうしろに返信用ハガキがついていて、それを投函してユーザー登録(読者登録)すれば、必要な情報を小冊子にして郵便で送ってくれました。最近はホームページにアクセスしてユーザー登録すればメールで送ってくれるか、あるいはホームページ上に法改正情報が掲載されるので手間がかからず大変便利です。

 

ユーキャンはいつ改正情報を送ってくれるのか待っていましたが試験直前になっても全く音沙汰がありません。そこでユーキャンにメールで問い合わせたところ本試験が終わってから、郵送するとの返答でした。土地家屋調査士の試験は毎年8月ですが、11月に改正情報を送るとの返答でした。

 

「!!!」これには本当に呆れました。信じられます?目が点になり耳を疑いました。試験に必要な情報なので試験前には送ってくれて当然でしょ!本試験終了後に本試験に関する重要な情報を送ってもらっても全く意味がありません。本試験が終わってから模擬試験を受けるようなものです。

 

ユーキャンの本部にクレームをつけたら、「今年だけ、法改正情報を試験前に送ることにします」という返答があり、結局その年だけは送ってくれました。その後はどうなっているのかは知りませんけどね。

 

メールの質問に対する解答がテキトー、アバウト、手抜き

土地家屋調査士の講座は受講生も少なかったので、メールの返答もすぐくると思っていたんですが、実際は返答に4日程度はかかってました。しかも返答がいい加減でテキトーでした。質問はかなり頻繁にしていたのですが、納得のいく解答はほとんどなく、何回もやりとりして結局ウヤムヤで終了することも何度かありました。

 

よかった点

良かった点は、内容はともかくメールによる質問ができることでした。しかし最近はどの通信講座もメールによる質問ができるので現在はこれと言って特筆すべきサービスではありません。質問の解答がテキトーで納得いかないと、本社宛に苦情のメールを書いたこともありましたが、受講料のもとは取ってやろうと思ってとにかく質問しつくして、常に3通は返事待ちといった状態をわざと作っていました。メールでは元はとれたと思います。

 

しかし、現在はメールでの問い合わせの回数に制限があり、一定数以上になると別途料金が発生する仕組みになっていると思います。もしユーキャンの講座を受講されるようでしたら、事前に確認することをおすすめします。

ユーキャンの教材について一般的に言えること

ぼくは土地家屋調査士の講座でユーキャンを利用したわけですが、人気の資格である宅地建物取引士のテキスト・問題集を宅建士の合格者である友人からもらい受け、その内容を友人の意見を聞きながら精査してみました。合格者である友人とぼくの意見はほぼ同じです。特徴を以下にあげます。

 

ボリュームが少なすぎる

ユーキャンの教材は合格するのに必要な量に全然達していません。もともと合格するのにギリギリな量に絞り込んでいます。例えば行政書士なら、はじめから60%の正解を狙った学習量しか掲載されていません。最近の国家試験は難化傾向にあり、過去問を繰り返し解いたところでとても合格できません。はじめから60%の正解を狙うということは40%しか正解できないということです。

 

解答の根拠に乏しい、根拠となる条文が書いてない

ユーキャンの問題集(特に予想問題)の解答には、その根拠となる条文や判例が書いてありません。解答を導くために根拠となる条文や判例を明記することは必要なことだとぼくは思います。

 

実は宅地建物取引士の試験において、2013年から、法律の条文に規定されているかどうかを問う出題があります。これまでになかった出題内容です。ユーキャン以外の多くの参考書にはもともと条文が明記してあるので特に問題はありません。条文が明記されていなかった参考書は何らかの形で条文が明記されるように修正されました。これは当然のことです。

 

しかし、2014年度の問題集ですらユーキャンでは出題傾向に対する試験対策がなされていません。出題傾向が分かっているのに何も対策を講じていないことになります。これははっきり言って出題傾向を無視した手抜きです。

 

解説がいい加減すぎる

問題に対する解説はやはり初学者にとっては重要です。過去問にせよ予想問題にせよ、まずは詳しい解説を読んで納得して理解する、というのは一般的な学習方法です。理解することによって実力がつき学習意欲が継続します。

 

しかし残念なことにユーキャンの解説文はあまり良いとは言えません。出題傾向の分析もいい加減です。最近の民法の問題がかなり難しくなってきているにも係わらず、ユーキャンは「民法の出題はやや易しい内容」と評しています。全く的を射ていません。

 

基礎的な事柄ばかりで内容も浅く、合格につながらない

これはよく言われていることですが、ユーキャンのテキスト・問題集を隅から隅まで覚えてもギリギリ合格できるかどうかといった内容です。最初から2年、3年計画で最初は基礎を徹底して覚えようという気ならいいかもしれませんが、あきらかに内容が少なくて初歩的すぎます。テキストが分かりやすく理解しやすいかと言ったら全くそんなことはありません。非常に内容に乏しいといった印象です。

資格に関する誇大広告には要注意

以前は、特に使えない、役にも立たないような検定試験を、就職や転職に断然有利などと言って、大げさに宣伝しているのが目に付きました。しかも講座の内容は、テキスト3冊と問題集2冊で50,000円以上もしてかなり高額でした。ペラペラの本が1冊10,000円する計算になります。

 

検定試験は資格でもなんでもありません。民間の団体が証明するような検定試験はいくつ持っていても役立つことはありません。結局試験に合格したところで何も使えず諦めて泣き寝入りするだけでした。50,000円程度の金額であれば騙されたという感覚もほとんどありません。これは現代版資格商法といってもいいでしょう。

 

どこか行政官庁や広告倫理審査会などから指導があったのかどうか定かではありませんが、最近は、あきらかなオーバートークは減りました。本来はマスコミが排除すべき内容ですが、TV-CMを出してくれている以上文句は言えないんですよね。それが現実です。

 

結論

ユーキャンは比較的難しい国家資格には全く使えません。簡単な検定試験には使えるかもしれません。それが役に立つかは別として。

悩む女性

ユーキャンを利用して試験に合格した受験生も当然います。

しかし、多くの受験生の話しを聞いて、たくさんのテキストを見てきたぼくの感想では、やはりユーキャンは一般的な国家資格には向いていません。受講はおすすめしません。

 

ファイナンシャルプランナーやITパスポートのような簡単な資格試験(検定試験)には向いてます。ユーキャンで十分合格は狙えます。ただ、その資格が役に立つかどうかは別ですけどね。ファイナンシャルプランナーやITパスポートはそもそも法律の改正がほとんどないので、ユーキャンとしては一度作ったテキストを何年も使いまわしすることができるので楽なんです。

 

医療事務などは、ユーキャンでテキストを作って、ユーキャンが採点するので誰でも100%合格できます。そもそもテキストの内容なんて全く関係ありません。しかもユーキャンが看板にしている医療事務講座でさえ2年に一度の薬価改定にもテキストは対応していないといいますから、どこまで手を抜いているのか驚きです。

 

目安として、このホームページで紹介している資格のトップに書いてある難易度が「普通」以下の資格ではユーキャンでも合格可能です。それ以上の難易度の資格には全く向いていません。

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