電験二種が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

電験二種(第二種電気主任技術者)

電験三種よりも、 さらに優れた電気主任技術者となるための資格です。

難易度 学習期間 資格の種類 資格の分類 合格率 将来性

難関

2年以上

国家資格

業務独占資格

3%〜5%

電験二種,使える,役に立つ,通信講座

電験二種とは

ヘルメッをかぶった男性

既に電験三種については説明いたしましたが、このページでは電験三種のさらに上位資格にあたる電験二種について説明いたします。

 

まずはおさらいを兼ねて、「電験」とは「電気主任技術者試験」の略称です。電気主任技術者には一種から三種まであり、電験二種とは第二種電気主任技術者になるための資格のことを言います。

 

そして、電験二種は電験三種の完全上位互換型の資格という位置づけになります。

 

電験とは、事業用電気工作物を安全に利用するために、工事、維持及び運用に関する保安の監督をするための資格です。前述の通り電験の資格には、第一種、第二種及び第三種電気主任技術者の3種類がありますが、電気工作物の電圧の大きさによって必要な資格が定められています。

電験の種類によってできる業務の範囲

電験一種 すべての事業用電気工作物
電験二種 電圧が17万ボルト未満の事業用電気工作物
電験三種 電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力5,000キロワット以上の発電所を除く)

三種では5万ボルトまでの受電設備が守備範囲です。しかし、実際にはちょっと大きな工場は6万6千ボルトの受電になります。三種の資格で請け負えるのは、実質的に6万6千ボルトまでの小さな工場までになります。

 

一方、電験二種の資格を持っていると受電電力17万ボルト未満のビルや工場等の管理・保全を請け負う事ができます。郊外型の大型ショッピングセンターや地方に増えている大型の工場の設備にも、電験二種であれば十分対応できます。

 

設備や受電電力の大型化に伴い、最大受電電力が 5万ボルト未満の電気設備の保全等を行う電験三種では対応不能な建物が年々増えています。そのニーズに的確に答えられる資格が電験二種なのです。

 

役に立つ資格なのか?役に立たない資格なのか?

電気に詳しい人であれば、電気主任技術者の権限と責任がどんなに大きいものかおわかりだと思います。

 

電験二種は電験三種の上位資格になるので、当然ですが難易度も高くなり、取得するのも難しくなります。

 

電気設備の保安管理のスペシャリストとみなされる電験三種より、さらに就職・転職が有利になる資格です。現場経験も豊富であれば高収入も夢ではありません。

 

社会・企業からのニーズに比して、有資格者の数が圧倒的に不足しているため、所持しているだけで就職・転職に困る事はありません。何と言っても現場で必要とされる資格です。役立つ資格の代表格と言っても過言ではありません。ただし、難易度は難関の三種よりもさらに高いので腰を据えて学習する必要があります。

 

なお、電気系資格の最高峰として超難関の電験一種がありますが、二種を取得した方が電気を極めるために取ろうとする資格なので、実のところあまりメリットがありません。電験二種が最も実用的で役立つ資格といえます。


電験二種の将来性を徹底研究!

この資格の活かし方

 

多少大袈裟かもしれませんが、一生食いっぱぐれのない資格です。現場での実務経験が豊富にあれば、まさに無敵な資格といってもよいでしょう。体力が許す限り仕事はあります。

 

電験三種を持っていると職場での評価がアップして手当、昇給などで給料が上がりますが、さらに上位資格である電験二種になれば定年まで安泰で多少手を抜いても重宝されます。電験二種の有資格者がいないと法令違反にもなるので、会社に存在することに意味があるわけです。

 

電力会社の供給電圧の違いによって、電圧は低圧・高圧・特別高圧の3つに分けられています。高圧の事業所は電気保安協会などに外部委託できるのですが、特別高圧の事業所だと主任技術者が絶対的に必要です。

 

そのためにも電験2種は非常に役立つ資格といえます。

電験は試験によらず認定という取得方法もある

 

電験の資格取得方法は2つあります。1つは国家試験を受けて合格する方法で、これが一般的です。そして認定という制度で電験の資格を得ることもできます。認定とは、国家試験を受ける必要はなく現場での実務経験で資格を得る制度です。

 

まず、認定を受けるためには、認定校を卒業していなければいけません。仮に電験三種であれば理論・電力・機械・法規に相当する科目の単位を取得していることも条件になります(単位を全て取得していない場合は救済措置あり)。

 

そして、現場での一定期間以上の実務経験があれば、「実務経歴証明書」を提出して受理されることにより、電験の資格を得ることができるようになります。提出すれば必ず大丈夫というわけではなく、書類の内容について事細かく聞かれるので簡単には受理されないようです。

 

電験の全ての種類について認定の制度があります。国家試験による資格取得と、認定による資格取得とでは管理できる電気設備の範囲に違いはありません。扱いとしては全く同じです。

 

ただし現場では、認定資格者と国家試験合格者とでは区別されることもあり、明らかに認定資格者は下に見られるという話しはよく聞きます。

電験二種においても科目別合格制度を採用

 

電験二種は三種と同様に科目別合格制度を採用しています。

 

試験の内容は4科目(理論・電力・機械・法規)ですが、一度に全ての科目で合格点を取る必要はありません。一部の科目だけ合格した場合には科目合格となって、翌年度及び翌々年度の試験では申請によりその科目の試験が免除されます。

 

つまり、3年間で4科目の試験に合格すれば電験二種の資格が得られるということです。これは電験三種と同じ制度になります。当然ですが、電験三種と同じで一発合格は相当に難しいです。

 

なお、この制度は一次試験だけです。二次試験は2科目ありますが、科目別合格制度はありません。一次試験に合格した年度の二次試験に不合格となった場合は、翌年度の一次試験が免除されます。

 

電験二種に合格するためには

電験二種に受験資格は一切ありませんが、大半の人が電験三種を取得した上で受験します。合格するためには電験三種合格者の中の上位3〜5%に入らなければいけないわけですから、学習には相当なモチベーションと覚悟が必要です。

 

試験には一次と二次があり、一次試験は電験三種と試験形式、難度が似ています。三種に合格できる実力を備えた受験生なら、一次試験の学習を進める上ではさほど苦労はしないでしょう。電験三種で80点以上取れる人は電験二種の一次試験に合格できる実力があるといえます。

 

前述の通り一次試験4科目を3年間にわたって合格すれば二次試験に進むことができます。一次試験の合格実績は翌年まで有効です。

電験二種の試験で合否を分けるのは二次試験

重要なのは二次試験です。問題は記述式となり、難易度も飛躍的に増すため、ここで何回も受験を繰り返す人が多くいます。科目は電力・管理、機械・制御の二科目です。ポイントはきっちり計算問題で点数を稼ぐ事ができるようになることです。

 

記述試験の難しいところは、解答において文書力が要求される点です。採点する試験官に理解される文書を書く必要あります。そのため二次試験に重点を置いて学習を進める必要があります。

電験二種の出題範囲は三種よりも狭くて勉強しやすい?

電験二種は一次試験も二次試験も出題の傾向が決まってるから三種より勉強しやすいという意見をマレに聞きますが決してそんなことはありません。

 

電験二種は圧倒的に三種より広く深いのが現実です。二種資格で保安監督できる電気工作物の範囲は三種資格の範囲を含んでいるのですから、出題範囲も当然三種の範囲を含んでいて広くなります。

 

三種は努力・暗記で合格できますが、電験二種に合格するためにはハイレベルな数学力が必要です。また、二次試験では現場を知っていなければ解答できないような出題もあります。

 

電験二種に合格するためには、一種の内容もほぼ理解できるレベルにならないと短時間で二次電力科目を解答できるようにはならないようです。

電験二種試験情報

試験日

お申込み

一次:8月下旬または9月上旬の土曜日
二次:11月中〜下旬の日曜日

例年5月中旬〜6月初旬

受験資格

受験資格の制限は一切ありません。どなたでも受験できます。

試験内容

【一次試験】
全てマークシートでの解答で五択です。

  • 【理論】電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測
  • 【電力】発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気材料
  • 【機械】電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理
  • 【法規】電気法規(保安に関するものに限る。)及び電気施設管理

※合格基準点は50/90(55.55%)ほどです。
【二次試験】
各科目の解答方式は、記述方式です。

  • 【電力・管理】発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気施設管理
  • 【機械・制御】電気機器、パワーエレクトロニクス、自動制御及びメカトロニクス

※いずれも関数機能をもたない電卓の使用が可能です。

試験に関する詳しい情報は第二種電気主任技術者試験 ECEE 一般財団法人電気技術者試験センターをご覧ください。

電験二種 おすすめテキスト・基本書

戦術で覚える!電験2種二次計算問題
2013年に出たテキストです。重要な問題が丁寧に解説されています。着眼点、戦術、解法と順を追って説明されているので、それらを確実に自分のものにすることで、合格圏の実力を得られるような構成になっています。おすすめです!
種類 評価
テキスト・過去問題集 電験二種,使える,役に立つ,通信講座
キーワードで覚える!電験2種二次論説問題
『戦術で覚える!』の論説問題版です。前者と同じような構成になっていますが、電力会社や大型受電設備で勤めたことのない人にはイメージの湧きにくい部分がどうしてもあります。そこは単純暗記等で乗り越えなければいけないところです。全体的に計算問題に重点的に取り組み、論説問題は計算で不足した点数を稼ぐために選択するという方法を取るのが賢明だと思われます。
種類 評価
テキスト・過去問題集 電験二種,使える,役に立つ,通信講座
いちばんよくわかる 電験2種数学入門帖 改訂3版
電験二種ともなると、三種よりもさらに求められる数学レベルが上がり、微分・積分・ラプラス変換などの知識が必要とされてきます。この書籍はそれらの数学項目を最も短期間に端的に学べるテキストです。

基礎から応用問題まで幅広く収録されていますが、章末の応用問題はかなり難易度が高いため、初めは応用問題は飛ばして進めていくと良いでしょう。

種類 評価
テキスト 電験二種,使える,役に立つ,通信講座

 

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