放射線管理区域の掲示板

 

「誰でも比較的簡単に取得できる国家資格なんてあるんですか?」

 

こんな書き込みをネット上でチラホラ見かけます。

 

そんなのないよ!って言いたいところですけど、実はあるんですね、それは放射線取扱主任者第3種です。

 

 

法律の裏付けがあるれっきとした国家資格

 

受講料さえ払えば誰でも短期間で取得できる資格なんていくらでも存在します。

 

だいたい怪しい民間の検定試験なんですけどね、正確には資格じゃないです。それに、取得してもほとんど意味がないです。

 

しかし、この放射線取扱主任者は法律の裏付けのあるれっきとした国家資格です。

 

国会で定めた「放射性同位元素等の規制に関する法律」という法律の条文にその名称が出てきます。合格して免状の交付を受ければ、放射線取扱主任者と名乗れます。

 

放射線は、実は病院や工場など身近な場所で使われている

 

放射線って聞くと、どちらかと言えばマイナスのイメージです。

 

「放射能漏れ事故」なんて聞くとギョッとします。一定量浴びると何か体に悪い影響が出るということは多分誰でも知っているでしょう。

 

取扱を法律で規制するくらいですから、人体に有害で影響があるのは明らかです。

 

しかし、放射線を利用する施設って意外と身近にあったりします。

 

代表例は病院です。エックス線検査、CT、MRIは放射線を利用します。大学、民間の企業でも研究や製品の検査で放射線を利用しています。

 

放射線を扱う専門家が放射線取扱主任者

 

放射線を取り扱うのは、法律で定められた国家試験に合格した専門知識を持っている人に限定されています。

 

その試験の1つが、放射線取扱主任者試験です。

 

この資格、難易度の高い順に第1種(正式には第一種)、第2種、第3種とあります。いずれも受験資格はないので、誰でも何級でも受験できます。

 

第1種・第2種は、物理・化学・生物の知識がそれなりにないと合格できません。比較的難しい試験です。

 

高校時代は文系で、物理や化学なんてサッパリ・・・では簡単には合格できないでしょう。

 

3種であれば講習会に参加すれば取得できる

 

けれど、なんと、難易度が一番低い3種であれば、2日間ほどの講習(第3種放射線取扱主任者講習)に出席すれば誰でも取得できます。

 

もちろん、講習に出席すれば100%合格なんてワケにはいきませんけどね。

 

2日間しっかり勉強して、最終日にレポートを提出して、修了試験に合格すれば、晴れて放射線取扱主任者第3種になるための免状を申請できます。

 

でも、最後の試験に不合格になるのでは・・・?

 

心配要りません、この試験にはまずほとんど落ちません。

 

たまーに不合格になる人が全受講者の中に1名くらいいますが、直後に再試験があります。

 

しかも、ウワサでは、答えっぽい内容をそれとなく教えてくれるらしいです。

 

その結果ほぼ全員合格できます。

 

3種がどれくらい役立つかは微妙・・・

 

もちろん放射線取扱主任者第3種がどれくらい就職・転職、実生活で役立つかどうかは微妙ですけどね。

 

放射線を扱う特定の施設では、もちろん1種・2種の取得者は必要ですけど、3種はそんなに需要はありません。

 

難関の1種、2種に合格した人から見れば、きっと「大したことない」って感じだと思います。講習会で取得できる程度ですから、持っていてもほとんど役に立たないでしょう。

 

履歴書に書けばそれなりに評価されるもかも

 

しかし、履歴書に書けば、ちょっとした話題にはなります。この資格について詳しい人の方が少数でしょうから、見たら多分驚きます。それに、なんと言っても国家資格です。

 

こういったマイナーな国家資格は持っているだけでハッタリがききそうです。

 

念の為申しますと、この講習会ですけど安くないんです。天下り団体らしき公益財団法人の収益源ですからね。

 

2日間で8万円ほどします。開催地も都市部だけなんで、地方から行くなら宿泊費もかかります。

 

興味があって、しかもお金に余裕のある人は検討してみては?

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