試験会場

 

資格試験合格を目指す人にとって、合格率はとっても気になるところです。

 

例えば、宅建士15.79%、司法書士4.3%、行政書士11.5%・・・難易度の目安を知る一つの根拠にはなるでしょう。

 

しかし、本当は数字以上に合格率は低く、難易度は高いんです。特に初めて受験する人にとっては。

 

その理由を説明します。

 

司法書士の合格率は4%ほどですけど実際はもっと難しい

 

例えば、司法書士の合格率を4%とします。

 

単純に言うと、100人受験すれば合格者は4人です。

 

これだけで判断すると、100人上位4人に入れば合格できるから、勉強すればなんとかなるような気がします。

 

中学の各学年の生徒が100人だったとしたら、そこで上位4人に入ればいいんです。それだけでも大変ですけどね。

 

気合と根性で人一倍努力すれば大丈夫なはず!と上位4%を目指すワケです。

 

関連資格:司法書士とは

 

全員同じスタートラインに立っていない

 

けれど、現実は少し違います。

 

その100人の生徒の中には、上級生もさらには高校生も入っています。

 

どういうことかと言うと、受験生は全員同じ時期に学習を始めたのではなく、学習して2年め3年めの受験生もいるということです。

 

全員同じスタートラインに立っていないんです。初めて受験する人は周回遅れでのスタートとも言えます。

 

単純に能力が同じ程度であれば、そりゃ2年め3年めの受験生の方が知識も豊富で合格率は高いです。

 

前回の受験で、わずかに点数が届かず合格できなかった人も大勢受験するはずです。そういう人達の合格率は高く、4人の合格者のうち2人は占めるはずです。

 

さらに、記憶力が超絶良い受験生なんかも初受験組にいます。本当に1年で合格するような人です。

 

残念ながらそんな人が4人の合格者のうち1人はいるでしょう。

 

そういう人達も初受験組も含めて全員一緒に受験します。

 

その結果、初受験ではほとんど合格できない

 

4人の合格枠の3人分は既に埋まってしまいました。残された1人分の枠を、その他大勢の受験生で奪い合います。

 

つまり、4%の合格率はもっともっと低くなって難易度は高く感じられるはずです。

 

自分は記憶力もいいし、効率よく勉強する自信はあるし、合格するためのノウハウ本も読んだし、他の受験生よりは一歩リードしてるだろう・・・なんて考えがちですけど、それは皆同じです。誰もが一発合格したいと考えています。

 

「その他大勢の受験生」は、全員同じ「司法書士に合格したい」という目的意識を持って集まっていますから、自分と同じくらいのレベルの人が集まっていると考えた方がよいでしょう。自分だけ秀でているなんてことはありません。

 

もっとも最初から諦めている「冷やかし受験生」も相当数いるでしょうから、合格率の数字よりももう少し簡単なはず、という意見もありますけどね。

 

宅建士の合格率は体感的にももっと低いはず

 

宅建士の合格率は毎年約15~17%くらいです。

 

関連資格:宅地建物取引士とは

 

100人受験すれば15人ほどは合格できるから大したことないや、なんて考えがちですが、体感的には半分程度の7%ほどの合格率ではないでしょうか。

 

特に1年めで一発合格できる人はかなり少ないはずです。2回め3回めの受験で合格する人が大勢いるからです。

 

大手不動産仲介業の、ミ○ミ○の全従業員(フランチャイズなので100名ほど)がこぞって受験したけれど、誰一人合格できなかったなんて結果になります。

 

真面目に勉強していない人はいくら集まっても合格できません。

 

短期間で一発合格!比較的簡単な国家資格、取得しやすい資格、なんて言葉に騙されてはいけません。実際は宅建士とは言え難関な国家資格なんです。

 

単純に表面的な数字だけを信じてはいけません。合格率の数字だけで難易度を判断してはいけません。

 

参考:資格の難易度一覧

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