求人票

 

どんな資格が社会では需要があるのか?本当に求められている資格は何なのか?

 

資格試験の勉強を始めるにあたって気になるところですよね。

 

「需要のある資格ランキング」「将来性のある有望資格ベスト20」などという見出しが踊る眉唾ものの宣伝っぽいサイトが目立ちますけど、どこを信じてよいのやら。

 

まぁ、多くのランキングにはほとんど根拠などないですけどね。こういうサイトの内容を信じてはいけません。高額な通信講座の申し込みページへ巧みに誘導されます。

 

では、どうすれば資格に対する世間一般的な需要が分かるのか・・・一つの根拠として求人数があげられます。「有資格者の求人=資格の需要」とも言えるはずです。

 

全国の膨大な求人を検索して資格の需要を調べる

 

インターネットハローワークに掲載されている求人数はとにかく膨大です。ネットやら転職雑誌とは比べ物にならないくらいの圧倒的な数です。

 

時期によって多少変動はありますが、概ね90万件以上、各都道府県あたり2万件近くの求人情報が常に掲載されています。

 

求人が多い理由は簡単です。どんな企業であっても無料で求人を掲載できるからです。誰もが知る大手の超優良企業から零細企業、外資系企業や社会保険料を滞納しているようなブラック企業まで求人情報が掲載されています。

 

求人票には、持っていると有利になる資格が明記

 

インターネットハローワークで求人情報を検索すると、求人票が載っていて、そこには「必要な免許・資格」の欄があります。

 

そこに記入されている資格を見れば、需要のある資格、必要とされる資格が一体なんであるのかが分かります。

 

調べ方としては、免許・資格コードを入力するか、なければフリーワードで資格名を入力して検索します。

 

すると、全国でその資格を必要としている求人が一覧で表示されます。

 

「必須」「あれば尚可」のどちらかで記入されている場合がほとんどですが、ともに有資格者は無資格者よりも有利になるのでこれを1件としてカウントします。

 

フリーワードで検索した結果は必ずしも正確じゃない場合もあるので、一定数は内容を精査して、関係のないものは省きました。

 

 

需要があるのはほとんどが国家資格

 

その結果は以下の通りです。

 

順位 資格名 全国の求人件数 都道府県あたり
1 普通自動車免許 432,882 9210.3
2 介護福祉士 52,859 1124.7
3 看護師 50,664 1178.0
4 介護職員初任者研修 49,563 1054.5
5 准看護師 35,643 758.4
6 保育士 29,961 637.5
7 フォークリフト運転技能者 22,779 484.7
8 大型自動車免許 19,023 404.7
9 調理師 17,582 374.1
10 ケアマネジャー 15,116 321.6
11 土木施工管理技師 13,052 277.7
12 社会福祉士 11,961 254.5
13 栄養士 10,184 216.7
14 自動車整備士 9,110 193.8
15 歯科衛生士 8,860 188.5
16 理学療法士 8,268 175.9
17 作業療法士 7,838 166.8
18 電気工事士(第二種) 7,621 162.1
19 建築士 7,387 157.2
20 薬剤師 5,813 123.7
21 簿記検定 5,257 111.9
22 管理栄養士 4,951 105.3
23 宅地建物取引士 4,426 94.2
24 精神保健福祉士 4,408 93.8
25 危険物取扱者(乙4) 3,790 80.6

 

「都道府県あたり」とは、単純に全国の求人数を47で割った数字です。目安程度に考えてください。

 

やはりというか、ほとんどが国家資格ですね。25の資格のうち24は国家資格でした。

 

中でも多かったのは業務独占資格、あるいは法令で必ず職場に有資格者が求められる必置資格です。

 

 

需要のある資格、将来性のある資格は文句なく国家資格であることが分かります。

 

圧倒的に需要のある資格は普通自動車免許

 

そして、まぁ想像通りでしたが、圧倒的に需要があるのは自動車運転免許です。実に全求人の半分近く43.7%が自動車免許について「必須」あるいは「あれば尚可」としていました。

 

地方へ行けば車社会なので、男性女性に関わらず持っていて当然かもしれませんが、都会では持っていない人も珍しくありません。

 

これから就職活動や転職活動をする予定の方、自動車免許を持っていないのであれば、まずは自動車免許を取得しましょう。応募できる企業の選択肢が増えるはずです。

 

そして、次に多いのは医療と福祉の分野です。

 

この分野の資格を取れば、おそらく一生食いっぱぐれはないでしょうね。

 

介護職員初任者研修は誰でも受講できます。終了すれば国家資格を取得でき、正社員として採用されるケースも多いようです。

 

民間資格で25位以内は簿記検定のみ

 

民間資格でランキングに入ったのは、21位の簿記検定のみです。

 

ただ、ほとんどの求人で「簿記2級 あれば尚可」となっているように、持っていれば絶対的に有利になるというワケでもないようです。

 

簿記2級程度の知識がある人が採用の前提であって、その他の要因、例えば学歴や年齢、面接の印象なども総合的に判断して採用・不採用を決めます。

 

つまり、簿記検定合格者かどうかは重要ではなく、合格者程度の知識がある人に対して需要があるということです。

 

自己PRするために民間資格を取得するのは理解できるにしても、就職や転職にそなえて民間資格を取得しても、あまり意味がないということです。

 

なお、こちらのページで、ベスト25位内の各資格について特徴を簡単にまとめています。是非ご覧ください。

 

参考:求人数が多く需要のある資格ランキング25選

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