ケアマネジャーと老人

 

ぼくのところには、時々質問や意見などのメールがよく届きます。その中でも最も多いのは、ケアマネジャー(介護支援専門員)に関する意見です。

 

「ケアマネジャーは国家資格ではありません。公的資格です」

 

と書かれている場合がほとんどです。まぁ本音を言うと、ケアマネジャーの資格の分類なんてどうでもいいことなんですけどね。

 

おそらく多くのサイトで「ケアマネジャーは公的資格である」と分類しているためだと思います。

 

関連ページ:ケアマネジャーとは | 本当に役立つ資格、全く役立たない資格

 

 ケアマネジャーは介護保険法で定められた国家資格です。

 

まずは結論を申し上げますと、

 

ケアマネジャーは国の法律で定められた国家資格です。

 

ケアマネジャーは国の法律で規定しています。それを簿記検定、秘書検定のような民間資格と同じ扱いをするのはどうかと思います。

 

しかも公的資格という分類は既に存在しません。公的資格の制度は廃止になっています。

 

参考:公的資格という根拠は?公的資格の制度はとっくに廃止になってます。

 

おそらく誰もが介護に関する分野には興味があるのでしょうね。いろんなサイトの意見を読んでいるうちにぼくのサイトだけ国家資格と分類しているので疑問に感じたのだと思います。

 

ケアマネジャーが国家資格であるという根拠は?

 

それでは、ケアマネジャーがどうして国家資格であるかという根拠を述べたいと思います。以下2点です。

 

 

ケアマネジャーとして登録・任用されるには、都道府県が実施する介護支援専門員実務研修受講試験に合格する必要があります。免許権者も都道府県知事です。

 

こう聞くと、都道府県が主催する資格のように思われますが、それは違います。国が法律で規定して、試験の実施と免許の交付・更新を都道府県知事に委任している(介護保険法第六十九条の二)にすぎません。

 

ケアマネジャーは国の法律により規定され、国が国家資格として認めています。

 

介護職員初任者研修はどうかというと・・・

 

では、同じく介護に関する資格として、介護職員初任者研修がありますが、こちらはどう分類すればいいのでしょうか。

 

実は、ケアマネジャーよりも分類は微妙な資格です。そもそも資格と呼んでよいのかという疑問もあります。

 

介護職員初任者研修を終了したと認定されるには、都道府県知事が認可する民間事業者の学校等で所定の養成研修を修了し、修了試験(筆記試験)に合格する必要があります。試験を実施して修了証を交付するのは民間業者です。

 

しかし、介護保険法施行規則 平成十一年厚生省令第三十六号に介護職員初任者研修の規定があります。法律ではなく施行規則という省令ではありますが、法律の委任に基づく規則です。法律であることに違いはありません。

 

国→都道府県知事→民間事業者、と三者が関係しているためややこしくなっています。

 

国家資格に準ずる資格という分類が正しいような気がします。

タグ