バカとつき合うな

 

「バカとつき合うな」堀江貴文 (著)、西野亮廣 (著)は2018年に話題となった本です。

 

書店に行くと、目立つ場所に高く積まれていたので購入した人も多いのではないでしょうか。

 

2019年になって今更・・・かもしれませんんが、この本の中に面白い一文があったので紹介します。

 

自己啓発本が、これからの人生を少し軌道修正してくれることも

 

こういった自己啓発本の類は時々読みます。

 

若い頃、仕事で行き詰まったときや、これからの生き方で悩んでいるときに、藁をもすがる思いで読みまくった時期もありました。

 

自己啓発本は、読んでも役立たない!、人生の教訓を学ぶには良い、先人の考え方を学べ、などと意見は様々ですが、時として自分の考え方を変えてくれることもあります。

 

ぼくも、自己啓発本を読んだからといって、人生がこの先の好転するとか、ガラリと変わるなんて期待していたワケでもありませんけどね。

 

全てが自分のためになるとは言いませんが、1ページ、1文、あるいは1行でも自分の生き方をほんの少しでも軌道修正してくれるのであれば、それは読む価値がある本だと思います。

 

「バカとつき合うな」は堀江貴文氏と西野亮廣氏の共著です。堀江氏とはみなさんご存知のあのホリエモンです。彼の歯に衣着せぬ物言いは実に爽快でスッキリします。西野亮廣氏はキングコングというお笑いコンビの1人です。

 

「バカと付き合うな」の著書の中で、堀江貴文氏は下記のようなことを書いています。

 

元リクルートの藤原和博さんは、こう言ってます。ひとつのことに1万時間かければ「100人に1人」くらいの能力は得られる。「1万人にひとり」になるには才能が必要だとしても、「100人にひとり」には才能がなくても時間さえかければなれる。

 

「バカとつき合うな」堀江貴文 (著)、西野亮廣 (著)より引用

 

『ひとつのことに1万時間かければ「100人に1人」くらいの能力は得られる』、元リクルートの藤原和博さんという方が言った言葉だということです。

 

奥が深いですね。しかし、的を射た言葉です。こういった言葉は自分自身が経験していないとなかなか出てきません。おそらく藤原和博さんは、何かひとつのことで過去に相当努力された経験があるんだと思います。

 

100人に1人の能力とは、つまり上位1%ということです。資格試験に例えると、1%の合格率の試験に合格できる実力ということです。

 

例えば難関の国家資格である司法書士試験の合格率は3%ほどです。ほとんどの人は合格できません。毎年100人受験したとすると多くても3人しか合格できません。

 

参考:司法書士とは | 本当に役立つ資格、全く役立たない資格

 

10000時間という明確な数字で表現していますが、これは例えであって、つまりは時間さえかければ誰でも目標に到達できるということだと思います。

 

「才能がなくても時間さえかければなれる」つまり才能や記憶力、今までの経験や実績とは関係なく、努力次第で100人の中でトップになれるということです。

 

10000時間かければ・・・と簡単にいうようですが、ほとんどの人はここまで続けることはできません。例えば、

 

  • 働きながら1日3時間の学習で、10000時間÷3時間=3333日(9.1年)
  • 働きながら1日4時間の学習で、10000時間÷1日4時間の学習=2500日(6.8年)
  • 1日10時間の学習に専念して、10000時間÷1日10時間の学習=1000日(2.7年)

 

ざっと計算すると、これだけの日数が必要になります。

 

仮に働きながらであっても、1日3時間でも学習を継続すれば、9年後には上位1%に到達できるということです。

 

司法書士の試験を例に出しましたが、実際の合格率は1%ではなくその3倍の3%ほどです。上記の年数が必要とはいいませんが、時間さえかけて努力すれば合格できる可能性もあるということです。

 

もちろんそれがどれほど大変なことか。「続ける」ということは、言葉では簡単なことですが、並大抵のことではありません。

 

23年かけて司法試験に合格した女性の話し

 

続けることで上位1%に到達したこんな女性もいます。

 


苦節23年、夢の弁護士になりました

 

※新品の販売は終了したようです。図書館で借りて読んでください。

 

ただ一言、スゴイですね。23年間ですか。

 

実際にこの本を読みましたけど、本当に感心します。

 

おそらく勉強する日があったりなかったり、時々サボったりではなく、23年間よほどのことがない限り毎日勉強しつづけたんだと思います。そうでなければ軽々しく「苦節23年」なんて言えません。

 

この女性の素晴らしいのは、法科大学院で弁護士資格を取得したのではなく、かつての司法試験で合格したという点です。法科大学院はお金さえあれば・・・という面がないワケではありません。

 

参考:司法試験(予備試験)とは | 本当に役立つ資格、全く役立たない資格

 

さらに、1万人にひとりの人材になることも可能

 

さらに堀江さんは話しを発展させています。ここまでで終わらないのが堀江さんらしいところです。

 

能力Aを得たあと、次に、能力Bに1万時間をかけて、その能力を得る。そうして、能力Aと能力Bを同時に持つ人物となれば、「100人にひとり」✕「100人にひとり」で、「1万人にひとり」の人材になれる。

 

さらに能力Cを得れば、「100万人にひとり」の人材。立派なレアカード人材のできあがりです。

同じく同著より引用

 

100人に1人の能力を手に入れたら、次に別の能力を得るために10000時間をかけることで、「100人にひとり」✕「100人にひとり」で「1万人にひとり」の人材になれる、ということです。

 

ちなみに、著書の中では「努力」っていう言葉は使ってません。ただ「時間をかける」とだけ書いてます。

 

これをどうとらえるか・・・置かれた状況によっていろんな可能性が考えられるので一概には言えませんが、時間さえかければ類まれな能力を持った人物にまで発展できるということです。

 

「並外れた量」をこなすことで「並外れた能力」まで到達できるし、これは誰にでも可能性がある、と、堀江さんは野球選手であるイチローを例に出して説明しています。

 

才能の塊のような堀江さんが、こんな表現をするのって意外ですよね。

 

毎日続けることに挫折しそうになったら思い返したいですね。