表計算結果を表示するタブレット

 

大学3、4年生あたりが少しでも就活が有利になればと取得に走るのがMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)と言われる民間資格です。

 

MOSを持っていれば就職や転職が有利になるとかならないとか言われてますけど、実際のところどうなんでしょうか?

 

現実を申し上げますと、MOSを持っていても就職活動は有利にはなりません。

 

「多少は評価されるでしょ?!」って思う人もいるでしょう。けれど、残念ながら全く評価されません。良くも悪くも「ふーん」という評価です。

 

誰でも2週間から1か月で取得できる程度の民間資格(民間の検定試験)など、履歴書に書いても完全にスルーです。

 

履歴書・経歴書に書いてマイナスの印象にはなりませんが、特にプラスにもなりません。「ある程度はExcelを触れる人」という印象を面接担当者に与える程度です。

 

特定のパソコンソフトが使えるだけでは評価されない

 

どこの企業でも事務処理のIT化が進んでいます。

 

かつて出勤・退勤すると、まずはタイムカードに打刻していましたが、現在はIDカードをかざすだけです。あるいはパソコンを使って入力します。

 

書類を使っての回覧なども最近は見なくなりました。代わりにメールや社内掲示板などで全社員一斉に配信します。

 

日報や営業マンの日々の成績などは個々のパソコンから入力します。その結果、会社の売上だけではなく支店の売上、部署や個人の売上から行動記録なども全てリアルタイムでパソコンの画面に表示されます。

 

裏で動いているのがイロイロなプログラムです。受発注などの売上管理、生産管理、顧客情報管理、人事、総務、会議室管理、備品管理・・・全てソフトウェアが動いています。

 

そんな中で、ExcelやWordなどは業務全体のほんの触りの一部分、つまり入り口程度にすぎないんです。

 

ExcelやWordが会社の業務で必須というのはよく分かります。けれど社会人として求められる仕事上の能力は、いかにパソコン(ソフトウェア)を仕事に活用して業績を上げるかといことです。

 

決してソフトウェアの使い方を理解するのが最終目的ではありません。ExcelやWordは手段のひとつにすぎないということです。

 

ExcelやWordが使えるということは、本当にちっぽけなことなんです。

 

そんなことで就職や転職が有利になるなんてことはありえません。

 

Fラン学生に大人気のMOS、実は騙されているだけ・・・

 

比較的レベルの低い大学(いわゆるFラン)の学生が、履歴書に書けて就職活動が有利になると信じてMOSの勉強をはじめます。

 

MOSを紹介しているネット上のサイトを見ると、「就職が有利になる資格」なんて紹介しているのでその気になってしまうんでしょうね。

 

しかし、そういうサイトに限って受講料収入やテキスト販売が目的だったりします。高額な受験料は外資系ソフト会社やパソコン教室の利益として流れるだけです。

 

騙されてその気になってはいけません。確かに受験生の多い資格かもしれませんが、人気の資格であることと役立つ資格かどうかということは全く別物です。短期間で取得できるMOSのような民間検定は就職・転職には役立ちません。

 

もっともっと就活で評価されることはいくらでもあります。

 

エントリーシートや履歴書の書き方、企業分析、面接時のマナー、スーツや髪型、面接時の表情や質疑応答の内容・・・

 

もっと力を入れるべき内容がいくらでもあるはずです。

 

MOSに費やすお金で白い清潔なシャツを買って、床屋さんでキレイに整髪してもらってください。

 

その方がよほど有意義なお金の使い方です。

 

Excel・Wordに精通している人は会社にいくらでもいる

 

実際に社会へ出ると分かるんですけど、社会人になってMOSを目指す人などはほとんどいません。MOSの知名度って驚くほど低いんです。

 

取得を推奨するような会社もなければ、仮に合格しても資格手当を支給する会社などもありません。

 

それくらいExcelやWordを利用するのは事務作業の一部となっています。50代、60代の社員でも普通に使いこなせます。

 

どこの会社へ行ってもMOS取得者レベル以上の人はいくらでもいます。分からなければ近くにいる人が教えてくれます。近くにいなければ電話で教えてくれます。

 

それに、知識ゼロからなんとか短い時間でMOSに合格できた人よりも、日頃パソコンを触っている人のほうがはるかにレベルが高いんです。

 

つまり、MOSを取得する意味は現場ではとっても低いんです。

 

MOSなんて持ってなくても履歴書でいくらでもPRできる

 

じゃあ、ExcelやWordを使いこなせることをどう履歴書でPRすればいいのか・・・?

 

そんなの簡単なことです。わざわざ高いお金を払って民間の検定試験など取得する必要など全くありません。

 

履歴書の「趣味・特技」の欄に「パソコン操作全般。特にExcelやWordは自由に使いこなせます」と記せばいいんです。

 

もちろんある程度使えなければ嘘偽りになってしまいますから多少は使えるようにしておいてください。

 

仮に全然使えなくても、入社が決まったら必死になって覚えてください。

 

どっちにせよ知識ゼロでも2週間もあれば覚えられます。

 

ExcelやWordなどは、社会へ出ればイヤでも覚えさせられます。

タグ