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フランス語でケーキ職人を意味するパティシエという職業、特に小学生の女の子に大人気です。
その昔、白黒テレビが全盛の遥か遠い昔ですが、「ケーキ屋ケンちゃん」なんてテレビ番組がありました(超古いです)。
今でいうなら、「パティシエ(の息子)ケンちゃん」というところですね。やっぱり当時の女の子もケーキ屋さんに憧れていました。いつの時代も甘いお菓子に惹かれるのは変わりません。
では、この憧れの職業であるパティシエ、一体どうしたらなれるのでしょうか。ここでは、パティシエになるための一般的な方法を紹介します。
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パティシエになるには専門学校でお菓子造りを学ぶのが一般的。
パティシエは、専門的な知識やスキルを要する技術職で、本場のフランスでは国家資格であり社会的な地位も高いそうです。日本の寿司職人のように、フランスでは伝統的な技術を持った職人が活躍する世界です。
パティシエになる方法は大きく2つにあります。1つは洋菓子店などに就職してパティシエとしての修行を行う方法で、もう1つは高校卒業後に専門学校へ進学する方法です。
日本でパティシエになるには、製菓つまりはお菓子造りの専門学校に通い、その技術を学び、卒業後に洋菓子店やホテルなどに就職するのが一般的な流れのようです。
てっきりぼくは、中学校や高校を出てからパティシエ師匠のところへ弟子入りして腕を磨くんだと思っていたんですけど、そんな時代じゃないんですね。
採用する側としても、全く包丁を握ったこともない素人よりも、料理の基礎を学んで実習経験を積んだ学生の方が使いやすいです。ゼロから教えるのってホント大変です。
パティシエになるには資格は必要?
専門学校では、もちろんケーキなどのお菓子造りを学びことが中心ですが、資格取得も目指します。
パティシエ検定1級?2級?いえいえ、そんな怪しい民間の検定試験ではありません。
製菓の専門学校で1年以上学ぶと製菓衛生師の資格を取得できます。製菓衛生師とは製菓衛生師法にもとづく国家資格ですが種類としては都道府県知事の免許です。
パティシエとしてお菓子を造るには製菓衛生師の資格は必要ありませんが、取得しておくと当然ですけど就職時に有利になります。やはり取得しておいた方がよいでしょう。
専門学校を卒業すると就職先は豊富で困ることはない。
専門学校を卒業すると就職先は引く手あまたです。主に地元の有名ホテルやケーキ・菓子類を製造販売しているお店から求人がきます。
卒業生全員がほぼ就職できるといいますから専門学校としての役割を十分に果たしています。目的がはっきりしていれば進学する価値は高いです。
社会人でも学べる夜間コースを設置する専門学校もあるので、OLやサラリーマンをしながらパティシエを目指して入学する人もいるそうです。
パティシエが働くオシャレなケーキ屋さんなどは年々増加しています。平成30年の時点では、16万店以上あり10年前と比べても大幅に増加しています。
今後もパティシエが活躍する場は増えていくでしょう。
人生をやり直すためにパティシエを目指す・・・若い人達に混じって専門学校へ進む、これも面白いかもしれませんね。