労務管理士が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

労務管理士

役に立たないどころか履歴書に書けばマイナス評価になる可能性もある

資格の種類 難易度 合格率 学習期間

民間検定

易しい

99%

数日程度

活かし方 費用 受験資格 おすすめ度

お金の無駄使い

5〜10万円

誰でも受験可

※このページは読みやすさを考慮して内容を簡略にしています。

最終更新日:2020/05/22

労務管理士とは

人事や総務といった部署で、従業員の給与や勤怠、福利厚生などを管理する業務が労務管理です。そのためのスキルを習得していることを証明するのが労務管理士という資格です。

 

この資格は一般社団法人日本人材育成協会と、一般社団法人日本経営管理協会が運営する民間資格です。ちなみに、労務管理士の商標登録は一般社団法人日本人材育成協会がしています。

 

労務管理士の取得を目指す過程で、労働基準法の知識をはじめとする実践的な知識を学習します。

 

主催者サイト:一般社団法人日本人材育成協会|労務管理に関する教育機関

労務管理士について本音で一言

労務管理士とは完全なる民間資格です。国家資格ではありません。

 

よく、業務の内容について社会保険労務士と比較されるようですが、全くの別物です。履歴書に書くことでマイナス評価を受ける可能性すらあります。

 

社会保険労務士は国家資格です。難易度は高く合格するには長期間の学習を要します。合格すれば就職や転職が有利になるばかりか、企業内でも活動できるのでスキルアップにも役立ちます。

 

関連資格:社会保険労務士とは

 

一方、労務管理士は数日の講習を受講すれば誰でもほぼ100%合格できます。単なる民間資格なので特別にできる仕事はありません。就職や転職に際して全く評価されず、社内でも役立ちません。

 

事務所を構えて独立などもできず、役に立たない民間資格の代表格です。

 

サイト運営者からアドバイス

ニセ社労士(社会保険労務士)にご用心

 

過去には、労務管理士を国家資格と誤認させて受講生を勧誘する団体が存在したため、社会的に問題視される時期がありました。

 

※現在の運営団体はかつてほど明らかな誇大広告はしていないようです。

 

2007年6月に、労務管理士の認定を行っていた一部の悪質な団体のひとつである株式会社日本経営経理指導協会が、公正取引委員会から、「景品表示法第4条第1項第1号(優良誤認)の規定に違反する事実が認められた」として受講者募集に係る表示について排除命令を受けています。

 

公正取引委員会によると、同社は新聞チラシなどで、「全国組織団体の本協会」「全資連(架空の団体)の検定試験により公認」による資格などとうたって、公的な資格と誤認させる表示を行っていたということです。

 

情報元:平成19年度:公正取引委員会
引用元:労務管理士 - Wikipediaより一部改編

 

この団体は既に2007年9月に解散して現在活動はしていません。

 

しかし、2020年現在でも、一部の労務管理士は、受講者を勧誘する内容のチラシを配布するなどして活動を続けています。

 

情報元:

取得すればマイナス評価を受ける可能性も

 

前述の通り、労務管理士はいかがわしい詐欺的な資格商法だと広く世間で認識されていた時期がありました。

 

企業の人事や総務担当者の間では知られた存在です。一定の役職者以上なら労務管理士の名称は知らない人はいないくらい有名です。

 

そのため、例えば人事や総務などの事務職の求人に応募する際に、履歴書に「労務管理士2級取得」なんて書くとマイナスの評価を受ける可能性すらあります。

 

自分で正しい判断ができない人、大した努力もせずに安易な手段に頼る人、そう評価をされる可能性もあるということです。

 

社会保険労務士を取得したとなれば就職や転職は有利になりますが、誰でも取得できるような民間資格の評価などこの程度です。取得するメリットはありません。注意しましょう。

とにかく内容が不透明、一体何を勉強するの?

 

労務管理士とは、受験にあたって事前にどんな勉強するのか?・・・そう思って主催者のサイトを細かく調べてみました。

 

けれど、残念なことに具体的に細かく学習する内容はどこにも載っていませんでした。

 

学習する内容らしき説明は以下の2点のみです。

  • 「働き方改革関連法」に対応いたしました。
  • 労働基準法を中心とした労務管理の基本的な内容について『動画配信』と『答案練習』を使用した学習コンテンツです。

これだけの説明で、これから自分が何を勉強してどう仕事に役立てていけるのか、本当に理解できる人っているのでしょうか?

 

労働基準法と言っても内容は、労働時間、休憩、休日、有給休暇、安全及び衛生、年少者、妊産婦、災害補償、就業規則など広範囲です。

 

わずかな時間の講習で、これだけの内容を全て学習できるはずもないでしょう。

 

労務管理士という名称から判断して、なんとなく勉強する内容は想像できますが、もっと詳しく書いてあってもよいと思います。

 

なんとなく良さそうな資格・・・そんな理由だけで申し込んでしまうと、結局後で後悔するだけです。

労務管理士に合格するには

労務管理士の資格取得方法は以下の4通りです。自分で本屋さんでテキストを購入して、独学で受験というワケにはいきません。講座の受講が条件です。

  • 公開認定講座 10,000円(税込)
  • 通信講座 20,000円(税込)
  • 書類審査 20,000円(税込)
  • Web資格認定講座 8,000円(税込)

※金額は2020年5月現在です。

 

つまり、お金を払って労務管理士という名称を購入するのと同じです。

 

労務管理士資格公開認定講座は、全国主要都市で定期的(かなり頻繁)に開催されています。地方に住んでいる人は、通信講座、Web資格認定講座を利用できます。

 

書類審査とは、経歴と論文で審査をする方法で実務経験を3年以上有する人が対象です。

 

書類審査以外は資格認定試験に合格後「労務管理士2級」を取得します。

 

そして、合格したら受講料と別で、なんとなんと以下がさらに必要です。

  • 登録料 (20,000円)
  • 年会費 (10,000円)
  • 研修費用 (25,000円)

こういった受講後に必要となる料金はサイトには書いてないのでトラブルにつながっているようです。もちろん、登録しなければ必要ないあくまでも任意の制度という建前のようです。

 

登録後に研修を受けてさらに上級の労務管理士1級を目指します。

 

参考:現代版資格商法とは

労務管理士 試験情報

試験日 お申込み

随時開催

主催者サイトより随時申し込み

受験資格

20歳以上の者であれば性別・学歴・職業・経験は不問

試験内容

■労務管理士Web資格認定試験「2級」の内容です。
所要時間  :20分(※時間経過後、強制終了となります。)
問題数   :20問題(※10項目20問題:5点×20問=100点)
合格基準点 :70点以上
採点結果  :採点結果はWeb上で判明。受験実施日から1週間以内に郵送で正式な審査結果を通知。

試験に関する詳しい情報は労務管理士受験方法|日本人材育成協会|資格|労務管理士をご覧ください。


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