在宅受験ならカンニングし放題で不合格になる方が不思議、そんなの資格とは言いません

ノートとペンを持つ女性

おうち受験OK」「らくらく在宅受験」・・・???

在宅で試験を受けられることを宣伝文句とした検定試験が最近増えいます。

増えているというか、民間資格の場合もはやこれが主流のようですね。

こんなやり方、本人確認も必要ないですしカンニングなんてやり放題です。不合格になる方が不思議です。

本人確認もしないような信憑性の低い試験など「資格」とは呼べません!

合格したところで、履歴書に書いてもスルーです。取得する意味ないです。

主催者側にしてみれば、通信講座のお金さえ払ってもらえたら受講生が合格しようがしまいが関係ないんです。

「ハイ!全員合格!」って感じです。

ちょっと考えれば、この程度の民間資格など価値がないなんてことは普通に気付くはずなんですけどね。

目次

少し前まではパソコンを使ったCBT受験が主流

パソコンを使ってテストを受ける男性

少し前までは、特定の会場に設置してあるパソコンを使った「CBT受験」なる方法が主流でした。

特定の会場とは、例えば町のパソコン教室とか、学習塾なんかです。

受験生はそこへ出向いてパソコンの前に座って、そこで受験番号を入力して、画面に次々と表示される問題を解いてキーボードで解答を入力します。

この受験方法であれば大きな試験会場を借りる必要もありませんし、そこに立ち会う監督係もいりません。

ネットに接続されたパソコンの画面には、あらかじめ用意された試験問題が次々に表示されます。

なんと言っても試験問題を印刷したり解答用紙を回収する手間が省けるので経費削減につながります。

ほんの数年前(2020年ごろ)までは、このCBT受験を取り入れている民間資格が急激に増えました。

CBT受験と言えばなんとなく聞こえがいいんですが、要は「手抜き」ですよね。

試験の監督係がいなければカンニングやり放題です。

「おうち受験」「在宅受験」など究極の手抜き

ところが、さらに進化した究極の手抜きの受験方法が出現しました。

それが、おうち受験、在宅受験、家で受験なんてやり方です。

調べてみると、大手の通信講座の会社と言えるようなユーキャン、キャリカレ(キャリアカレッジジャパン)、諒設計アーキテクトラーニング、全てが在宅受験を実施していました。

しかも驚くことに、お金さえ払って通信講座に申し込めば一応テキストやら問題集やらを送ってきますが、その中に添削問題と合わせて試験問題も入っているケースもあるようです。

「まだ学習も始めてないのに試験問題が入ってるなんて手違いかな?」って考えてしまいます。信じられないですよね???

で、その試験問題はいつ返送してもよいようです。テキストを見てテキトーにカンニングしながら穴埋めして返送すれば、ほぼ全員合格。

すぐにでも合格証を送ってきます。

カンニングどころか、詳しい人に問題を解いてもらえばいいだけのことです。

いっそのこと「通信講座の教材+試験問題+合格証」をまとめて送ればいいのでは(笑)

こんな試験に合格しても価値なんてないですね。

満足するのは本人だけです。

本人確認もロクにしないような検定試験など履歴書に書く意味ありません!

資格商法も法律に違反しなければ何でも許される?

シャープペンシルを持つ女性の手

こういった民間資格を取得すれば就職や転職が有利になるのかと言えば、ほぼならないでしょうね。

履歴書に書いてもいいですけど、まともな会社であればスルーです。

数日~数週間表面的な学習をしても、決して専門的な知識は身に付きません。

では、こういったやり方がよくないのかと言えば、もちろん法律的的にはなんら問題はないでしょう。

「在宅受験のどこが悪いんだ!」って声が通信講座の経営者の声が聞こえてきそうです。

暴利をむさぼっているワケでもないですし、決して騙して受講生を勧誘しているワケでもありません。公序良俗やら倫理にも反していません。

そりゃ法律に反しなければそれでOKかも知れません。何か資格らしきモノが欲しくて藁をもすがるように盲目的に受講を申し込んでしまう人も大勢もいます。

こういった民間資格に合格すれば就職や転職が有利になるなどと信じてしまう人もある意味頭が悪いです。

「履歴書になんでもいいから一行書けたらいい」そう思う気持ちも理解できないワケでもないです。

けれど、そんな検定試験などまともな会社であれば切評価しません。

逆に面接担当者が「こんなのに騙されて・・・」って思う可能性すらあります。

あまりにも多くの人達が騙されすぎです。

みなさん、こうった検定試験に価値はないって気付いてください。

今後は全てネットで完結するやり方が主流に

おそらく、今後は全てネット上で完結する通信講座が主流になると思います。

紙ベースのテキストや問題集は一切なし、ネット上のテキストを読んでそのままパソコンの画面で回答、合格証だけは紙切れ一枚を送付。

あるいは、合格証をダウンロードして各自で印刷。

スマホに合格証書を送れば印刷すらしなくてすみます。

そうすれば、集金から合格証送付まで全て手間いらずで人件費も究極に削減できます。

1,000円くらいの講座であれば理解できますけど、こんなのに何万円も費やさないでください。

こんなカンニングし放題の検定試験など詐欺みたいなモノです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次