最終更新日: 2023/06/06

世の中には、「資格・検定」と呼ばれるモノが3,000種類以上存在すると言われています。
しかし、その多くは取得しても役に立たないし意味のない民間の「なんちゃって資格」です。
合格しても就職や転職が有利になるなんてことはありません。知識としても身に付きません。
それどころか、講座受講料と受験料を目的としただけの資格商法がほとんどです。
当サイトでは、本音で資格を紹介します。状況に応じて役に立ちそうな資格を一覧にするのと同時に、役に立たないような民間資格の代表例も一覧にしました。

お金さえ払えば短期間で合格できる民間資格なんて、いくつ持っていても意味ないし、履歴書に書いても評価されないよ。



「就職や転職が有利になる」「一生役立つ」なんて根拠のないネットの書き込みやマスコミのPR広告を信じてはダメね!



そもそも民間の検定試験を「資格」なんて呼ぶこと自体が間違ってるよ。



通信講座や講習会の受講が必須ってやっぱりヘンよね・・・最初からそれが目的なの?って感じ。
「級」がいくつもあって、その度に講座受講とか受験料・・・合格後も登録料やら年会費やら更新費用まで・・・ホント気を付けて!
2023年、おすすめで役立つ資格はこれだ!




特定の医薬品を販売するためのれっきとした医療系国家資格。受験資格の制限がなく特に女性におすすめ。


建物や土地の登記の専門家。活躍の場は広く、独立には最適で転職にも有利。独学でも十分合格可能。


おすすめはガソリンなどが扱える「乙種4類」。比較的取得しやすくて就職・転職につながる。


中高年でも取得すると就職につながる。独学でも1~3ヶ月で合格可能。経験を積んで独立も。


5日間の講習で誰でも取得可能。全国的に求人は多いが仕事の正確さとスピードも求められる。


実務経験や学歴、年齢なども重視されるが、3級でも就職や転職が有利になる可能性がある。
※なお、おすすめ順・ランキングではありません。あくまでも現実的に合格できそうな資格のみ書いてます。
就職や転職、社内での評価アップにつながるおすすめの資格


就職や転職、社内で役立つ資格
- 中小企業診断士 (多くの業界で評価は高く、大企業でも取得を奨励)
- 宅地建物取引士 (決して簡単ではなく、企業のニーズも高い資格)
- 登録販売者 (有資格者は小売店でまだまだ不足、特に女性におすすめ)
- 税理士 (経験があれば独立にも転職にも役立つ価値ある有望資格)
- 電気工事士(第二種) (未経験者でも独学で取得可能)
- 基本情報技術者 (ITの経験があれば同業界への転職が有利)
- 応用情報技術者 (基本情報技術者よりさらに転職が有利)
- 簿記検定 (実務経験があれば採用は有利、できたら2級が望ましい)
- 管理業務主任者 (マンション管理会社では必要な資格)
- 危険物取扱者 (特定の施設や設備で需要があり必要性が高い)
- 消防設備士 (消化器などの設備を点検するための国家資格)
- 保育士 (就職先は多数、待遇は就業場所次第、実はメリット多い)
- 測量士補 (全くの未経験でもかなり簡単、求人は多数ある)
- 旅行業務取扱管理者 (旅行業界では是非欲しい国家資格)
- 衛生管理者 (会社で信頼されている社員という証、受験制限あり)
- TOEIC (スコアが高ければ新卒採用の際に評価する会社も多い)
- 英検(実用英語技能検定) (準1級以上が望ましい)
- 製菓衛生師 (パティシエになるための近道、就職率は高い)
就職や同じ業界での転職に役立つ資格をあげてみました。これらの資格は社内での評価アップにも役立ちます。中小企業診断士は汎用性が高く、いろんな業種への転職に役立つ資格です。40代、50代ともなるとやはり未経験で他業界への転職は難しいようです。実務経験プラス資格で就職や再就職がしやすくなります。
主に社内での評価アップに役立つ資格
- 社会保険労務士 (社内で活かせる労務管理の資格、女性に人気)
- 電験二種 (社内で認定の制度を利用して取得可能)
- 電験三種 (同じく社内で認定の制度を利用して取得可能)
- エネルギー管理士 (理工系の優秀な社員の多くは持っています)
- 公害防止管理者 (特定の工場においては必置資格)
- 不動産鑑定士 (難易度は高いです。名刺に印刷すれば威力十分)
- マンション管理士 (不動産管理会社で評価される)
- 建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) (ビル管理業では評価高い)
- 技術士(補) (独占業務はないけど、合格すれば一目置かれる)
- 運行管理者 (ドライバーを管理する安全運転の責任者)
- 通関士 (貿易関係の仕事をしている人にはおすすめ)
- TOEIC (スコアが高ければ評価も上昇、英語の実力で転職も可能)
- 英検(実用英語技能検定) (社会人であれば準1級以上、英語力の証明)
- 公認会計士 (難易度は別格、かつての人気も戻りつつある)
社内で評価される資格は、簡単には合格できないような難易度の高い国家資格がほとんどです。専門的な知識を前提とした資格が多いので、実務経験があれば転職もかなり有利になります。昇給・昇格などのステップアップにもつながります。
比較的短期間で合格できて履歴書でPRできるおすすめ国家資格
比較的短期間で取得できますが、履歴書に書けば、面接担当者がそれなりに評価してくれる資格です。簿記はできたら2級が望ましいのですが3級でも役立つ資格です。
おすすめではないけれど知識の習得に役立つ資格
- 色彩検定 (自己啓発や仕事に知識を活かすための補足的な学習)
- カラーコーディネーター検定試験 (色の専門知識は仕事に活かせる)
- パーソナルカラリスト検定 (美容関係の仕事をしていれば仕事に活かせる)
- LPIC (取得費用が高い!資格よりもまずは経験が重視される業界)
- LinuC (LPICから独立した日本バージョン、やはり経験が必要)
- DTPエキスパート (一定の社会的評価はある、2年ごとに有料で更新)
- DTP検定 (目指すなら「ディレクション」、2年毎に有料で更新)
- 手話通訳士 (ボランティア色が強く、この資格だけで稼ぐのは超困難)
- 相続アドバイザー (相続に関して限定的なアドバイスができるのみ)
- 年金アドバイザー (超基本的な学習、目指すなら社会保険労務士)
- 遺言執行士 (名前は立派ですけど、特にできる仕事はありません)
合格しても就職や転職はあまり有利になりませんし、履歴書に書いてPRすることもできません。しかし、勉強した知識が仕事で役立ちます。
いずれの資格も歴史があり、社会的に一定の評価を受けます。誰にでもおすすめするワケではありませんが、これらは勉強して損はないでしょう。
女性や中高年におすすめ、取得すれば就職や転職に役立つ資格


特に女性におすすめの資格
- 登録販売者 (2015年度より受験資格の制限がなくなりました)
- 保育士 (独学でも取得できます、未経験者でも就職可能)
- 宅地建物取引士 (難関ですが役立つし人気もある)
- 簿記検定 (2級が望ましいですが、3級でも就職に使える)
- 社会保険労務士 (企業専属の社労士として活躍できる、女性に人気)
- 介護職員初任者研修 (講座を受講すればどなたでも取得可能)
- ケアマネジャー (介護職員初任者研修からステップアップ)
- 社会福祉士 (受験生の6割以上は女性、30歳以上の再チャレンジも多い)
- 旅行業務取扱管理者 (旅行関係の会社では必須、役立つ国家資格)
- 消防設備士 (必要な現場では役立ちます、軽作業なので女性も活躍)
- 消費生活相談員資格 (収入は低いパート程度なので要注意)
- 児童指導員 (学歴・実務経験が求められる任用資格)
- 放課後児童支援員 (高卒でも就職して実務経験を積めば取得可)
登録販売者は2015年度の試験より受験資格の制限がなくなりました。かなり狙い目の国家資格です。特に女性におすすめです。
中高年でも取得すれば就職につながりやすい資格
- 電気工事士 (就職につながりやすく役立つ資格、現場経験も重要)
- 危険物取扱者 (学習の仕方次第では短期合格、めざせ一発合格)
- ボイラー技士 (大型の工場や施設で根強い需要があります)
- 消防設備士 (必要な現場ではすぐに役立ちます、女性にも人気)
- 宅地建物取引士 (難関ですがすぐに役立つ国家資格、人気も高い)
- 電験三種・電験二種 (電気の業界ではかなり役立つ)
- 建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) (ただし受験資格の制限あり)
- 管理業務主任者 (マンション管理士よりもおすすめです)
- 警備業務検定 (警備会社へ就職後に取得するのが一般的)
- 駐車監視員 (講習受講で取得可能、求人は都会中心)
- フォークリフト運転技能講習 (求人は多いが経験者が優遇される)
- 移動式クレーン運転士 (有資格者が少なく社内での評価もアップ)
- 小型移動式クレーン運転技能講習 (車載型クレーン車のほとんど操作可能)
- クレーン・デリック運転士 (繊細な仕事が多く、精神力も必要)
電気工事士は比較的短期間で知識ゼロからでも取得できます。中高年でも就職につながりやすい資格です。ハローワークでも講座を開催しています。
介護・福祉の業界は圧倒的な人手不足、食いっぱぐれなし!
介護や福祉の業界は間違いなくこの先も超人手不足です。これまでの経験や学歴などあまり関係なく大手を広げてあなたを迎え入れてくれるはずです。覚悟を持ってこの世界に飛び込めば自分の天職として生きがいを見つけられるかもしれません。女性、特に主婦向けです。儲かる・稼げるという点はあまり期待しない方が良いでしょう。
特定の業種・職種、入試などで評価される資格・検定試験


実績もあれば特定の業種で役立つ国家資格
- 基本情報技術者 (ITの経験があれば一定の評価対象)
- 応用情報技術者 (IT業界では高い技術力の証明、転職に役立つ)
- 建築士 (二級でも需要があり就職や転職に役立つ)
- 貸金業務取扱主任者 (貸金業者の事業所に1名以上必要)
- 衛生管理者 (50人以上の従業員がいる会社の事務所では必須)
- 建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) (ビルメン業界では必須)
- 冷凍機械責任者 (冷凍機械に関する知識をPRできる)
- 放射線取扱主任者 (第3種は未経験でも講習会で取得できる)
- エネルギー管理士 (管理研修を受講すれば比較的容易に合格できる)
- 公害防止管理者 (特定の工場においては必ず必要な国家資格)
- 土木施工管理技士 (経験と実績が必要とされる土木系国家資格)
- 環境計量士 (環境測定の専門家、経験があれば就職や転職に役立つ)
- 一般計量士 (質量・長さ・体積などの計量の専門家)
- エックス線作業主任者 (非破壊検査の業界では欲しい資格)
- 運行管理者 (ドライバーを管理する安全運転の責任者)
- 通関士 (通関・貿易に従事する人向け、英語の実力も欲しい)
- 調理師 (1年以上の現場経験があれば誰でも受験可能)
- 気象予報士 (人気先行、どちらかといえば趣味の資格)
- 潜水士 (経験次第で高収入、資格だけなら実技もなく簡単)
- 司書・司書補 (合格者が多く資格が活かせる可能性は低い)
- 学芸員 (博物館で必要となる専門職員、就職は超狭き門)
- 全国通訳案内士 (難関、面接ではおもてなしの心も問われる)
取得すれば誰でも就職や転職が有利に・・・というワケにはいきませんが、特定の業種・職種では一定の評価を受ける国家資格です。社内でのステップアップにも使える資格です。
特定の業種・職種で需要があり役立つ民間資格
- 販売士 (一部の小売業では役立つ民間資格、取得を奨励する企業も多い)
- 品質管理検定(QC検定) (特に製造業において2級は評価の対象)
- CCNA (シスコ製ルーターを扱うネットワーク関連企業では採用が有利に)
- 建設業経理士 (2級以上で実務経験者であれば建設業において優遇)
- 賃貸不動産経営管理士 (今後国家資格になる可能性も否定できない)
- 福祉住環境コーディネーター (介護保険に関係する公的な書類も作成可能)
- 証券外務員 (金融関係の仕事をするのであれば事前に欲しい)
- 証券アナリスト (金融機関に就職してから取得すればメリットのある資格)
- 家電製品アドバイザー (家電量販店では役立つ民間資格)
- 愛玩動物看護師 (給料は低めでその点要注意、今後の改善を期待、女性向け)
- ビジネス著作権検定 (知的財産管理技能検定の受験資格も得られる)
- 臨床心理士 (文部科学省のスクールカウンセラーの資格要件)
- 文書情報管理士 (電子化を代行する会社では役立つ資格)
- 健康運動指導士 (かつて国の認定事業であった旧公的資格、求人も多い)
- 健康運動実践指導者 (上記と同様に現在も公共性が高い)
- 日本語検定 (一部の大学、企業で入試の際に合格者を優遇)
- 世界遺産検定 (旅行会社で役立つ可能性あり、国家資格の一部科目免除)
- ビル経営管理士 (任意だが一般不動産投資顧問業登録の際の人的要件)
- 認定心理士 (心理学履修が条件、マレに求人が見つかる)
- ビオトープ管理士 (自治体の入札で有利になる可能性がある)
上記の民間資格の中には比較的短期間で合格できる検定試験もあります。取得すれば誰でも評価されるというワケにはいきませんが、特定の職種や業種では重宝されます。経験と実績次第では転職も有利になります。※ランキングではありません。
高校・大学入試の際に役立つ資格・検定試験
- TOEIC (スコアによって優遇する大学・短大多数)
- 英検 (2級以上で明確に加点する大学が多数)
- 漢検能力検定 (3級以上で高校入試の際に一定の評価)
- 数学検定(実用数学技能検定) (高校・大学入試の際に評価)
- 日本語検定 (大学32校41学部の入試の際に優遇)
- 世界遺産検定 (230校を超える大学のAO・推薦入試で優遇)
- 歴史能力検定 (入試優遇以外に国家資格の一部科目免除も)
- ニュース時事能力検定(N検) (大学・短大・高校入試で優遇)
- ITパスポート (226の大学・短大で入試の際に優遇措置を実施)
- 基本情報技術者 (単位認定とする大学もある)
- 応用情報技術者 (高校生にはかなり難関、まずは基本情報から)
- 情報セキュリティマネジメント (ITパスポートよりは評価される)
- 情報検定(J検) (AO入試・推薦入試の際に参考程度に評価)
- 日商PC検定 (全国10の大学において入試の際に優遇措置)
- P検-ICTプロフィシエンシー検定 (多くの大学で入試優遇、単位認定)
- 統計検定 (一部のデータサイエンス系学部で入試の際に点数を活用)
- 法学検定 (一部の大学や、法科大学院入試の際に加点)
大学入試の際に評価されると言ってもほとんどが中堅以下の私立です。中には国公立の大学もあります。多くは推薦・AOなどで「参考程度」の優遇ですが、明確に「加点」する大学もあります。詳細につきましては、各大学の募集要項などで確認してください。2022年も増加傾向にあります。
サラリーマンを辞めて独立するのに役立つおすすめの資格


- 行政書士 (独立するのに役立つ資格、営業力が必要です)
- 税理士 (科目合格制を採用、独立するにはおすすめの資格)
- 土地家屋調査士 (将来性があり狙い目の資格です、登記の専門家)
- 社会保険労務士 (開業するのであれば営業力が必要、社内でも活かせる)
- 司法書士 (超難関で司法試験よりも難しい、独立すれば一生安泰)
- 不動産鑑定士 (業務が拡大して活躍の場が増加、有望資格)
- 司法試験(予備試験) (難関です、オールマイティに役立つ資格)
- 弁理士 (知的財産権のスペシャリスト、理系出身者向け)
- 海事代理士 (海の弁護士、もちろん経験が必要)
- マンション管理士 (経験を積めば独立も可能)
- 電気工事士(3年以上の経験で実力があれば独立可能)
- 歯科技工士 (職人になって歯科技工所を開設、夜間の学校有り)
- 調理師(なくても独立できますが、あると便利)
司法書士、司法試験に合格すれば安泰です。土地家屋調査士も司法書士と同じく登記を専門にする資格です。あまり知られていないだけで狙い目の国家資格です。
独立して本当に儲かるのか?稼げるのか?・・・もちろん努力次第です。口を開けて待っていても仕事はきません!資格を持っているだけでは儲かりません!
手に職がつく一生モノで専門性の高いおすすめの資格


手に職が付く一生モノで専門性の高いおすすめの資格
- 保健師 (公務員の行政保健師になるのが理想、男性にもおすすめ)
- 歯科衛生士 (女性向けの有望資格、一生仕事には困りません)
- 臨床検査技師 (女性が多い医療専門職、転職にも役立つ)
- 臨床工学技士 (透析患者数の増加で需要も拡大)
- 診療放射線技師 (男性が多いが女性も急増中、実は女性向けの資格)
- 義肢装具士 (需要があり就職に困らない有望な国家資格)
- 歯科技工士 (待遇改善の動きがあり、今後に期待)
- 栄養士 (栄養に関するプロフェッショナル、有資格者が飽和気味です)
- 管理栄養士(栄養士の上位資格、近年女性に人気)
- 薬剤師(薬学部へ入学するよりも国家試験が難しい、稼げる国家資格)
- 建築士 (独学・専門学校よりも大学へ進学するのがおすすめ)
高校卒業後に専門の機関で学習する必要がある資格です。日本全国どこへ行っても引く手あまたとは言えないまでも就職先は困らない程度にあります。社会人が再入学して手に職を付けるのにもおすすめです。
医療事務や歯科助手の学校へは間違っても行かないように!絶対におすすめしません。卒業したところで手元に残るのはどうでもいいような民間資格の認定証です。何も残らないのと同じです。
社会人やり直し組も多い専門性の高い国家資格
上記の資格を取得するには、いずれも高校卒業後に所定の養成機関(大学や専門学校)で学習する必要があります。一度社会人を経験してからの「やり直し組」の入学者も多くいます。
やはり医療系の国家資格は手に職が付く一生モノです。おすすめです。
講習を受講すれば簡単に合格できるおすすめ国家資格


- 放射線取扱主任者第3種 (講習会の費用が高く、実用的ではないかも)
- 機械警備業務管理者 (警備会社へ就職してから会社の費用で取るのがおすすめ)
- 警備業務検定2級 (持っていると給与のアップが期待できる)
- 駐車監視員 (都会であれば就職につながりやすい)
- 介護職員初任者研修 (介護職の入門資格、取得に1か月以上)
- 防火管理者(甲種・乙種) (金額も安く一日の講習で取得可能)
- 防災管理者 (防火管理者の上位資格、金額も安く2日の講習で取得可能)
- ガイドヘルパー(移動介護従事者) (介護職員初任者研修からステップアップ)
- 福祉用具専門相談員 (他の資格と合わせて福祉用具の営業に活かせる)
- 小規模ボイラー取扱者 (2級ボイラー技士の免許の交付要件にもつながる)
- 倉庫管理主任者 (修了試験無し!誰でもほぼ100%合格)
- フォークリフト運転技能講習 (求人は多いが経験者が優遇される)
- ガス溶接技能者 (アーク溶接作業者の資格もあると仕事の範囲が広がる)
- アーク溶接作業者 (腕を磨いて溶接技能者の資格も欲しい)
- 食品衛生責任者 (1日の講習で取得でき、飲食店には必ず1名は必要)
- 玉掛け作業者 (クレーン・デリックの資格もあればさらに活かせる)
- 小型移動式クレーン運転技能講習 (車載型クレーン車のほとんど操作可能)
- 床上操作式クレーン運転技能講習 (玉掛け作業者とセットで活かせる)
- 鉛作業主任者 (全国的に需要はあるが求人は意外と少ない)
- 特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者 (平成18年度に新設統合)
- 有機溶剤作業主任者 (需要があり多くの工場で活かせる)
- 石綿作業主任者 (難易度は低いが人の命を預かり責任は重い)
- 酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者 (知識は役に立つが求人は少ない)
- 充てん作業者 (取得後の講習もあって意外とお金がかかる)
講習を受講すれば比較的簡単に取得できる国家資格が2022年11月現在で約34種類ほどありますが、当サイトで詳しく紹介している資格のみを一覧にしました。その他につきましては順次アップする予定です。
もちろん国家資格ですから履歴書に書いてアピールできます。仕事にもつながるのでおすすめです。
なお、詳細につきましては、講習会を受講すれば簡単に合格できる国家資格をご覧ください。
ダブルライセンス(複数資格)でさらに効果アップ!


- 中小企業診断士+基本情報技術者 (できたらITストラテジスト以上が望ましい)
- 行政書士+土地家屋調査士 (このパターンでの開業者多数います)
- 行政書士+社会保険労務士 (いずれどちらかに絞るようです)
- 税理士+社会保険労務士 (類似業務多数あります)
- 税理士+行政書士 (税理士試験に合格すれば行政書士の資格も得られます)
- 公認会計士+米国公認会計士 (海外企業との取引が増える中、仕事の幅が広がります)
- 電験三種(電験二種)+電気工事士 (電気工事士の資格が活きてきます)
- 宅地建物取引士+管理業務主任者 (まずは宅建から)
- 危険物取扱者+消防設備士 (設備の会社で求められる資格)
- ボイラー技士+危険物取扱者 (ボイラーには燃料である灯油が付き物)
- 保育士+登録販売者 (どちらも独学で取得可能、女性向け)
- 建設業経理士+宅地建物取引士 (経理の経験があれば優遇)
- 通関士+TOEIC高得点または英検(実用英語技能検定)準1級以上 (貿易業務に英語は必須)
- ケアマネジャー+福祉住環境コーディネーター (名刺に印刷すれば信頼される)
- 社会福祉士+精神保健福祉士 (幅広い相談援助職になり可能性も広がる)
- 看護師+臨床工学技士 (看護師であれば最短1年で臨床工学技士に)
- ボイラー技士+危険物取扱者+電気工事士(第二種)+冷凍機械責任者 (ビルメン4点セット)
- 放射線取扱主任者+エックス線作業主任者+ガンマ線透過写真撮影作業主任者 (放射線を使う事業所では全て活かせる)
- ガス溶接技能者+アーク溶接作業者 (どちらも需要があり仕事の範囲が広がる)
- 小型移動式クレーン運転技能講習+玉掛け作業者 (車載型クレーンの操作を一人で行える)
- 有機溶剤作業主任者+危険物取扱者 (有機溶剤を取り扱い、貯蔵もする事業所で活かせる)
いわゆるダブルライセンス(それ以上も)として役立つ資格を一覧にしました。複数の資格を持っていると仕事の幅が2倍、3倍に広がります。履歴書にも多く書けるのでその分転職にも有利です。
やみくもにダブルライセンスをおすすめするつもりはありませんが、関連する資格であれば効果が期待できます。
残念ながら取得してもほとんど役に立たない資格


では、ここからは少し方向を変えて、役に立たない資格をいくつか紹介します。
断っておきますが、ここで紹介するのはほんの一例です。役に立たない資格・検定は世の中にいくらでも存在します。
本来資格とは、難しい試験に合格した者だけに国が与える特権のはずです。試験に合格するには長い学習時間を伴います。試験の実施から合格者の認定まで全て国が定めた法律に基づいています。
一方、誰でもお金さえ払えば短期間で合格できる検定試験などは合格者がいくらでもいます。誰でも自由に試験を実施できるので、知識の裏付けも乏しく法律的な根拠もありません。こういった資格はいくつ持っていても就職や転職は有利にはなりません。需要もないです。これが現実です。
いくら口コミで「おすすめの資格!」などと宣伝していても騙されてはいけません。はっきり言ってお金と時間の無駄です。
民間団体が主催する検定試験、一部の国家資格は合格しても役に立ちません。その代表例をいくつか紹介します。
ほとんど就職や転職は有利になりません
- ファイナンシャル・プランナー (金融機関が新卒学生に求めるのは学歴や成績)
- ITパスポート (学習する内容が超初歩的で評価の対象外、高校生向き)
- 救急救命士 (公務員試験パスが条件、持っているだけでは紙くず)
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト) (企業では見向きもしない)
- 医療事務 (病院内で無資格でもできる業務、経験者優遇)
- 調剤薬局事務 (資格?笑われます、コンビニの時給の方がよっぽど上)
- 介護事務 (介護施設で事務専門の仕事はほぼありません)
- 看護助手 (看護師のイヤがる雑用専門職、多くの人は長続きしません)
- 歯科助手 (助手の仕事は否定しませんが民間資格は全く要りません)
- 医師事務作業補助者 (求められるのはパソコンの知識、それから若さと容姿)
- マーケティング・ビジネス実務検定 (営業や販売現場の経験の方が重要)
- 秘書検定 (百歩譲って準1級なら役立つかも、高校生向けの検定)
- サービス接遇検定 (取得する意味が不明、趣味・自己啓発の検定)
- 漢字能力検定 (高校受験を控えた中学生、ボケ防止のお年寄り向け)
- 旅行地理検定 (試験の信憑性が低いため企業では評価されない)
- ビジネス文書検定 (学習する内容は一般常識の範囲)
- 給与計算実務能力検定 (まずは実務経験、アピール材料として不足)
- ビジネスマネジャー検定 (管理職に求められるのは実績と評価。)
- 日経TEST (日本経済新聞の発行部数拡大を狙った検定試験)
- 美術検定 (美術館のボランティアに応募するならPRできるかも)
- 化粧品成分検定 (間違っても化粧品メーカーへは就職できません)
- 日本化粧品検定 (営業力や話術さらには学歴の方が重要)
- ビジネス・キャリア検定 (特にキャリアの証明にはつながらない)
- Webクリエイター能力認定試験 (基本的な知識のみ勉強)
- サービス介助士 (イメージ先行、数日の講習程度で合格)
- 認知症ケア専門士 (認知症介護実践者研修の方がよほど有益)
- アスリートフードマイスター (1級まで進むとナント436,700円必要!)
- フードアナリスト (合格しても資格手当などはもらえません)
- 労務管理士 (履歴書に書くとマイナス評価になる可能性も)
※ワケあって一部にはリンクが貼ってません。
就職や転職に結びつくようなイメージを抱かせる宣伝が目立つのがこの分野の民間資格の特徴です。短期間で取得できるものが多く、合格しても就職や転職は有利になりません。特に医療系の分野では国家資格しかほぼ相手にされません。民間資格では無資格者と同じ扱いで、採用は経験者優遇です。
これらの資格は元々評価の対象外なのでエントリーシートに記入してもスルーされます。学歴や在学中の成績、第一印象・人柄・コミュニケーション能力等アピールする内容は他にいくらでもあります。安易な民間資格に逃げないでください。
指導的な地位など得られない単なる検定試験
- キャリアコンサルタント (講習会・試験・登録・更新などの料金が高いだけ)
- 防災士 (天下り団体に忖度するための民間検定、取得費用が高い)
- 日本語教師 (ボランティアで留学生に日本語を教えるにはいいかも)
- 児童英語教師 (民間資格では学校現場で教壇には立てません)
- 整理収納アドバイザー (独立などは超困難、講習会でほぼ全員合格)
- アロマテラピー検定 (専門書は多数出版されているので独学で十分)
- 食生活アドバイザー (学校で食育指導などできません!胡散臭い検定)
- 食育アドバイザー (単に薄っぺらな知識では全く役に立たない)
- 健康管理士 (怪しい民間団体が主催、活躍できる現場などありません)
- 介護食士 (需要なし、目指すのであれば栄養士か管理栄養士を)
- 野菜ソムリエ (合格するには15万円ほど必要、上位を目指すとさらに高額)
- メンタル心理カウンセラー (心理系は怪しい民間資格の巣窟、どれも無駄)
- 産業カウンセラー (職業につながらないし取得するのも維持費も高い)
- 相続診断士 (法律的な裏付けがないためほぼ何もできません)
- 敷金診断士 (相手と交渉もできないので、ADRといってもほぼ無力)
- DCプランナー (一時話題になった確定拠出年金も資金不足で需要も減少)
- フードコーディネーター (過去の実績もない素人に仕事の依頼などない)
- 薬学検定 (合格しても法律上お客に薬の説明はできません)
合格すれば、講師や教職員、指導者、カウンセラーになれるなどと甘い言葉で受講者を募っているのがこの分野の民間資格の特徴です。特に定年退職者や主婦をターゲットにしています。指導者的な職業に憧れる女性がワナにかかりやすいようです。
民間資格では法律的な根拠がないため採用が有利になることはありません。例えば、教職員になるには国家資格が必要です。
特殊な技術(スキル)は身に付きません
- 知的財産管理技能士 (取得しても意味のない技能検定、他の国家資格を)
- ウェブデザイン技能検定 (センスのないウェブ技術者の逃げ道)
- 競売不動産取扱主任者 (名前はカッコいいけど単なる民間資格、需要は無)
- 個人情報保護士 (社内研修で済むような内容、実用性も低い)
- マイナンバー実務検定 (テキスト代金と講習会費用と受験料収入が目的)
- 日本農業技術検定 (農業に資格は必要ない、運転免許の方が価値あり)
- ビジネス・キャリア検定 (かつて多額の税金を投与した旧公的資格、現在は・・・)
- こころ検定 (個人の趣味の世界の勉強、心理学の超入門)
- 心理学検定 (民間の心理学系の資格はほぼどれも役に立たない)
- インターネット検定 (NTTへ就職できません、IOTの講師にもなれません)
- ウェブ解析士 (資格商法的な色合いが強い民間の検定試験)
- 統計検定 (5省庁の後援を受けた公的資格なんて強欲すぎ)
- 経営学検定 (学生時代の成績の方がよほど重要、社会人には意味ない)
- ビジネス実務法務検定 (受験者はそれなりにいますが、3級で十分)
- ビジネス能力検定ジョブパス(B検) (ビジネスと付く民間は要注意)
- eco検定(環境社会検定) (就職や転職が有利になるとは考えないように)
- チャイルドマインダー (認可外保育園を目指すだけの無責任な民間資格)
- FASS(経理・財務スキル)検定 (実務とはかけ離れたお粗末な内容)
- CGクリエイター検定 (就職するために必要なのはデザインの能力)
- フォトマスター検定 (写真の腕前とは関係ないカメラの構造を学習)
- スマホマイスター検定 (SIMロック解除など誰にでもできます)
- G検定(ジェネラリスト検定) (AI用語の学習が中心ではメリット無し)
- ネットマーケティング検定 (15時間程度で取得できレベル低すぎ)
学習する範囲を特定の領域に限定しているのがこの分野の民間資格の特徴です。自己承認欲求を満たすために若手サラリーマンなどが勉強するようですが、身に付く知識は限定的です。
どれも専門知識とはほど遠く、学習する内容も表面的です。本来専門知識を身に付けるには周辺知識も合わせて長期間の学習が必要です。短期間で取得できる民間資格などではほとんど役に立ちません。社会人には無意味です。
※補足して申し上げますと、民間資格の多くは省庁の後援を得た上で公的資格と称していますが、公的資格の制度は2005年に既に廃止なっています。公的資格などという分類は存在しません。
公的資格と称しているのは単なる受験生集めの宣伝にすぎず、一般的な民間資格と何らかわりません。取得するメリットはありません。