テレビとリモコン

 

どこの民放だったか忘れましたが、今朝テレビを見ていていたら、今年の夏の電力事情について解説していました。

 

なにやら2022年の夏は、電力需給ひっ迫の恐れがあるらしい・・・これは多くの方が理解していることかと思います。

 

そして、おきまりのごとく「節電のためにエアコンの設定温度は少し高めに」「使わない電化製品はコンセントを抜く」などと解説していました。

 

あまりエアコンを強くしても身体には良くないですからね、もちろん納得しますし賛成です。コンセントを抜くのも賛成です。

 

で、気になったのは次の発言です。

 

テレビは画面を少し暗くすれば節電につながります

 

なんという番組なのか、アナウンサーの性別なども覚えていません。しかし、たしかにこう解説しました。

 

正直驚くのと同時に呆れました。どこまでこいつらの精神は腐っとるんだ!と。

 

本気で節電を訴えたいのであれば、下記のように言わなければなりません。

 

(見ていない)テレビは消してください

 

もっとも、テレビ局の人間は口が裂けてもこんなこと言えませんけどね(笑)。

 

夏の電力不足解消、まずはエアコンの設定温度を上げる

 

ここ数年、毎年のように電力ひっ迫について言われていますが、2022年の夏は特に電力が不足するであろうと言われています。

 

原因は、発電所の休止や燃料の調達リスク上昇、電力需要の増加などです。

 

政府が企業や家庭に対して全国的な節電を要請し、節電した家庭や企業にポイント還元を検討しているといいますから驚きです。

 

夏の日中(ピーク時)における家庭の消費電力の約6割をエアコンが占めているなどと言われエアコンが悪者扱いされていますが、もちろんテレビを消すことも節電につながるはずです。

 

そこで、テレビの電源を切ると、どれくらいの節電につながるのかを調べてみました。

 

すると、驚きの調査結果が出てきました。

 

テレビを消すことによる節電効果は、エアコンの1.7倍

 

野村総合研究所が2011年4月15日に発表した『家庭における節電対策の推進』というレポートによると

 

  • 液晶テレビをこまめに消すと、一軒あたり220Wの電力を節電
  • エアコンを1台止めると、一軒あたり130Wの電力を節電

 

つまり、テレビを消すことによる節電効果はエアコンの約1.7倍にもなるんです。

 

参照:家庭における節電対策の推進(2011年4月15日) | 株式会社野村総合研究所

※5ページの表参照

 

参考:テレビを消すことによる節電効果はエアコンの1.7倍との試算|NEWSポストセブン(2012.05.23)

 

このレポートが発表されたのは2011年ですから、それからエアコンの能力は向上して消費電力も少なくなっているでしょう。

 

そこで、約10年前と較べてどれくらいエアコンの能力が向上しているのかも調べてみました。

 

2011年製のエアコンと2021年製のエアコンを比較すると、10年の間で概ね4~5%くらい消費電力が少なくなっていることが分かります。

 

多くのサイトで調べてみましたが、最も信頼できそうなのは下記サイトです。

 

参考:どのくらい違う?15年前・10年前・最新のエアコンの電気代を比較 | 電力・ガス比較サイト エネチェンジ(2021.11.17)

 

そして、液晶テレビについても、10年前の液晶テレビと比較してどれくらい省エネ化が進んでいるのかを調べてみました。

 

2010年から2015年の5年間で35%も消費電力が少なくなっていることがわかりました。液晶テレビはエアコン以上に省エネ化が進んでいたワケです。

 

しかし、この先に隠れた事実があります。テレビは地デジ化に伴う買い換えで大型化が進み、ここ2018年くらいからは消費電力は増え続けています。

 

2011年の時点で、テレビを消すことによる節電効果はエアコンの約1.7倍という数値でしたが、2022年現在ではおそらく1.3~1.7倍くらいだと考えられます。

 

参考:液晶テレビ | 古い家電を買い替えて電気代の節約 - 電気の比較インズウェブ

 

自分たちにとって都合の悪い情報は報道しないマスコミ

 

そもそも、この野村総合研究所が発表したレポートとは、2011年に発生した東日本大震災の震災復興に向け、「電力の需給対策」として各家庭で効率よく節電する方法をまとめたものです。

 

各家庭での効率的な節電方法を解説していますから、本来であればとても有意義な情報であるはずです。

 

2011年当時、このレポートが発表された時はマスコミ各社は焦ったでしょうねぇ。

 

エアコンの設定温度を上げる前に、国民の多くがテレビを切ったらそれこそ一大事です。国民がテレビを消して番組を見なくなったら、スポンサー収入が激減します。

 

テレビ局なんて、間違ってもこんな報道できません。自分で自分の首を締めるような報道など絶対にしません。

 

マスコミは決して真実を国民のために報道しない

 

マスコミが、「節電」「省エネ」と叫ぶのは口だけです。

 

消費電力抑制を本気で訴える気などさらさらありません。マスコミは自分達の身の保全が一番なんです。それはもちろんNHKも同じです。

 

そして、国も全く同じです。

 

政府案では、2022年は関西電力管内で15%、他の電力各社管内でも5~10%の節電が求められるとしています。

 

本当に切羽詰まったら、「お名残惜しいですが、今見ているこのテレビをすぐに切ってください。また16時以降にお会いしましょう」なんて伝えれば、一瞬で全国の電力消費は減るはずです。

 

そして、テレビ局も一斉に16時くらいまで放送を止めます。

 

テレビを一日中つけっぱなしの家庭もさすがに電源を切るでしょう。

 

しかし、「最も有効な節電方法」を断固として国民には伝えません。知っていて知らんぷり、黙殺しています。

 

くだらないテレビは見る価値全くなし

 

私はテレビはほとんど見ませんが、朝は時間の確認をしながら少しだけ見ています。

 

朝っぱらからくだらない芸能ニュースやら、ニセグルメ情報、どうでもいいような三面記事的なニュースばかりでバカバカしくなりますけどね。

 

テレビを全く見るなとは言いません。見たい番組以外は電源を切ってください。

 

とりあえず電源を入れて、チャンネルを回して今この時間最も面白そうな番組を見るようなテレビの見方は止めましょう。

 

テレビを切ると「静かになって寂しい・・・だからいつもつけてる」なんていう人も多いですが、テレビの雑音がない生活に慣れると、そちらの方が快適です。

 

※以前にもテレビについて書きました。そちらもご覧ください。

 

 

本日は、ちょっと資格とはあまり関係ないような内容でした。でもかなり気になったのでブログに書くことにしました。一人でも私の考えを理解していただける方がいれば嬉しいです。

 

ついでに、省エネや節電に関するくだらない民間資格があるのか調べてみました。

 

やっぱりこういうのもあるんですねぇ。金儲けのためであれば、ホント抜け目がないですね。

 

エネルギーマネジメントアドバイザー?省エネ・脱炭素エキスパート検定?

 

こんなどうでもいいような民間の検定試験、間違っても受験しないでくださいね。お金と時間の無駄です。

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