医療事務の民間資格や職場環境についてリアルに解説

病院でパソコンに向かって事務作業をする女性

医療事務資格は女性におすすめ!」ってよく耳にしますよね。

まぁ、だいたい以下のような宣伝文句です。

  • 女子に人気の資格ナンバーワン!
  • 主婦におすすめの資格ランキング第1位
  • 全国どこの病院でも使える手に職の資格

どこのサイトを見ても概ねこんな感じです。

医療事務の資格を取得すれば、魅力いっぱいの医療事務の仕事に就けるような宣伝文句ばかりです。

けれども現実は違います。

医療事務の民間の検定試験など合格しても、就職や転職が有利になるなどとは期待しない方がいいでしょう。

お金を払って指定の通信講座を受講すれば誰でも短期間で取得できます。こういった民間資格が一般的に評価されるのかと言えば大いに疑問です。

おそらく履歴書に書いてもスルーでしょう。

採用にあたって重視するのはまずは実務経験、なければ学歴・年齢・容姿・面接時の印象などです。

信憑性が低く法律的な根拠のない単なる民間資格よりももっと優先することがたくさんあるということです。

※もちろん中には優良な医療事務の検定試験もありますが少数です。

民間資格など持っていなくても、面接時の印象あるいは学歴次第で即採用です。

当サイト内における評価や感想は公正で客観的な判断に基づいていますが、あくまでも運営者個人の意見であって特定の民間資格を批判する意図はありません。参考にするかしないかはご自身で判断してください。

目次

そもそも医療事務なんて資格でもなんでもない

そもそも医療事務が資格なんて言われるようになったのはま2007年くらいの話しです。

大手の通信教育のユーキャンが頻繁にCMを流したため、すっかり「資格」として定着しました。

そのため医療事務の資格がないと医療事務の仕事ができないと思いこんでいる女性も大勢います。

実際は民間の検定試験なので、持っていなくても医療事務の仕事はできます。

多くの医療事務講座がありますが、各社で統一された規格などありません。最短で1週間ほどで取得できるものもあれば、半年ほど時間をかけて取得する講座もあります。

単なる民間団体が主催するだけの「検定試験」、これが医療事務です。

いわゆる「なんちゃって資格」の代表格です。

病院での医療事務の立場をリアルに解説

病院のスタッフ

病院は医者を頂点としたピラミッド型社会

病院では多くの人が働いていますが、そこでは医者を頂点とした完全なるピラミッド型社会を形成しています。

医者の下には看護の専門職として看護師がたくさんいます。さらに助産師、保健師がいます。

医療技術関連職としては臨床工学技士、診療放射線技師、臨床検査技師などがいます。リハビリ関連職としては、理学療法士、作業療法士がいます。

薬剤師もいれば管理栄養士、公認心理師もいます。

全てに共通するのは、専門的な医療系の国家資格であるということです。

どの資格も専門の大学や学校で数年かけて勉強して、国家試験に合格しなければなりません。

病院では、経験年数や実績よりも、まずは資格の難易度に応じた職種のピラミッド型社会を形成しています。

医療事務は無資格でもできる仕事なので立場は非常に低い

そんな職場で、医療事務の仕事は非常に低く見られます。

無資格で誰にでもできる仕事という位置付けだからです。

病院で「医療事務の資格を持ってます!」なんて言ったら、「それって資格なの?」って笑われます。

国家資格の有資格者にとって、民間資格つまり検定試験は資格には入りません。

国家資格の有資格者は資格手当が給料についたとしても、医療事務は資格手当などありません。資格として認められていないということです。

つまり無資格者扱いです。

立場も低いし給料もよくない、これが病院での医療事務の現実です。

それで、せっかく医療事務の仕事に就いてもイヤですぐに辞める人が多いんです。

かつては医事会計と言われた独特の業界

かつて医療事務の仕事は、医事会計と一般的には呼ばれ、独特の業界を形成していました。

定着率が悪く、就職しても1年から2年で辞める人がたくさんいました。

けれど、経験者はどこの病院でも採用されるので、辞めたら違う病院の医療事務の仕事をする人が多くいたんです。

イヤで辞めたはずなのに、また違う病院で同じ仕事をする人が多いという変わった業界だったんです。

さらに申し上げますと、私の知る範囲では男性職員がほとんどでした。

実際に医療事務に従事している人から聞いた話しです

バインダーを持った2人の女性事務員

私は以前、医療事務用のソフトウェアを販売するために医療事務の現場を営業でよく回っていました。

「医事会計システム」というのが一般的な名称だった頃です。

そこで実際に医療事務の仕事をしている人に多くの話しを聞きました。その内容をそのまま記事として書いています。

想像や人づてに聞いた話しではありません。現実の話しですから信憑性は高いでしょう。

ただし、当時から比べると数十年が経っています。職場は少しは改善されている可能性はあります。

もちろん私が書いてることが100%全国の医療事務の職場の実態とは言ってません。大人の良識のある理解をしてください。

おすすめなどという言葉にだまされてはいけません

インターネット上には医療事務を宣伝するサイトが多くあります。それらを信じてはいけません。多くは通信教育の会社による受講生の勧誘です。

つまり、講座受講料と受験料、その他登録費用や年会費、更新費用を目的としているだけです。

「受講生は納得した上で申し込んでいるからいいじゃないか!」っていうのが通信教育の会社の言い分でしょう。

けれど、あまりにも誇大な表現が多すぎます。実態と離れた宣伝文句が目立ちます。

医療事務など民間の業者が勝手に資格と言っているだけです。法律上の根拠などもありません。お金さえ払えば誰でも100%合格できます。

医療事務の求人を見ると、ほとんどの場合が「経験者優遇」となっています。

医療事務などの民間資格など持っていても持っていなくてもかまわないということです。

就職はできたけど、アルバイトか派遣という場合がほとんどです。

しかも最低賃金に近い時給では資格の意味がありません。統計的にはスーパーのレジ打ちやコンビニの店員の方が時給がいいんです。

それですぐに辞める人が多いんです。

イメージや宣伝だけに惑わされず、現実を知ってください。

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