病院の女性事務員

 

医療事務の資格ってよく耳にしますよね。

 

  • 女子に人気の資格ナンバーワン!
  • 主婦におすすめの資格ランキング第1位
  • 全国どこの病院でも使える手に職の資格

 

どこのサイトを見てもこんな感じで紹介しています。でも、実は眉唾物で怪しさ満点の民間検定なんです。

 

 

そもそも医療事務なんて資格でもなんでもない。

 

そもそも医療事務が資格なんて言われるようになったのはまだ最近のことです。大手の通信教育の会社であるユーキャンが頻繁にCMを流したため、すっかり資格として定着しました。

 

そのため医療事務の資格がないと医療事務の仕事ができないと思いこんでいる女性も大勢います。実際は民間の検定試験なので、持っていなくても医療事務の仕事はできます。

 

多くの医療事務講座がありますが、各社で統一された規格などありません。最短で1週間ほどで取得できるものもあれば、半年ほど時間をかけて取得する講座まであります。

 

病院は医者を頂点としたピラミッド型社会

 

病院では多くの人が働いていますが、そこは医者を頂点とした完全なるピラミッド型社会を形成しています。

 

医者の下には看護の専門職として看護師、助産師、保健師がいます。医療技術関連としては臨床工学技士、診療放射線技師、臨床検査技師などがいます。リハビリ関連としては、理学療法士、作業療法士がいます。薬剤師もいます。

 

全てに共通するのは、専門的な国家資格であるということです。どの資格も専門の大学や学校で数年かけて勉強して、国家試験に合格しなければなりません。

 

病院では資格の難易度に応じた職種のピラミッド型社会を、経験年数や実績に関係なくまずは形成しているということです。

 

医療事務は無資格でもできる仕事なので立場は非常に低い

 

そんな職場で、医療事務の仕事は非常に下に見られます。無資格で誰にでもできる仕事という位置付けなのです。

 

テレビCMやサイトの評判を真に受けて、「医療事務の資格を持ってます!」なんて言ったら、「それって資格なの?」って笑われてしまいます。

 

国家資格の有資格者にとって、民間資格つまり検定試験は資格には入りません。

 

国家資格の有資格者は資格手当が給料についたとしても、医療事務は資格手当などありません。資格としては認められていないということです。

 

立場も低いし給料もよくない、これが病院での医療事務の現実です。

 

かつては医事会計と言われた独特の業界

 

かつて医療事務の仕事は、医事会計と一般的には呼ばれ、独特の業界を形成していました。

 

定着率が悪く、就職しても1年から2年で辞める人がたくさんいました。けれど、経験者はどこの病院でも優遇されるので、辞めたら違う病院の医療事務の仕事をする人が多くいたんです。

 

イヤで辞めたはずなのに、また違う病院で同じ仕事をする人が多いという変わった業界だったんです。

 

国立や公立の病院の医療事務(医事会計課)は別ですけどね。公務員ですから安定しています。まず辞めることはありません。4年もすれば次の職場へ異動する場合がほとんどです。

 

実際に医療事務に従事している人から聞いた話しです。

 

ぼくは以前医療事務の現場を営業でよく回っていました。それは医療事務用のソフトウェアを売るためです。

 

そこで実際に医療事務の仕事をしている人に多くの話しを聞きました。その内容をそのままブログに書いています。

 

想像や人づてに聞いた話しではありません。現実の話しですから信憑性は高いでしょう。ただし、当時から比べると数十年が経っています。職場は少しは改善されている可能性はあります。

 

もちろんぼくの書いてることが100%全国の医療事務の職場の実態とは言ってません。大人の良識のある理解をしてください。

 

おすすめなどという言葉にだまされてはいけません

 

インターネット上には医療事務を宣伝するサイトが多くあります。それらを信じてはいけません。多くが受講生の勧誘です。

 

民間の業者が勝手に資格と言っているだけですから、お金さえ払えば誰でも100%合格できます。

 

求人を見ると、ほとんどの場合が「経験者優遇」となっています。医療事務など持っていても持っていなくてもかまわないということです。

 

就職はできたけど、アルバイトか派遣という場合がほとんどです。しかも最低賃金に近い時給では資格の意味がありません。統計的にはスーパーのレジ打ちやコンビニの店員の方が時給がいいんです。

 

イメージや宣伝だけに惑わされず、現実を知ってください。