民間資格によくある3種類の集金パターンには要注意

頭を抱えて激しく悩む女性

最近の民間資格は集金方法(お金の儲け方)が実に巧妙です。

そのため、一部には資格商法資格ビジネスと呼ばれるものもあります。

特に、下記の分野の民間資格には要注意です。

  • 医療事務・調剤薬局事務・介護事務
  • 心理カウンセラー
  • 食品・食生活

いずれも国家資格が無いかあるいは少ない分野です。

当サイト内における評価や感想は公正で客観的な判断に基づいていますが、あくまでも運営者個人の意見です。参考にするかしないかはご自身で判断してください。

目次

これが資格商法の巧みな集金システムだ!

それでは、資格商法と呼ばれる民間資格によく見られる代表的な集金システムを紹介します。

以下1~3が条件になっている民間資格の受講を考えている方は、「本当に意味があるのか」を今一度よく考えてみてください。

  1. 指定講座の受講が条件
  2. 入会金・登録料が必要
  3. 年会費・月会費・更新費用などが必要

※もちろんこのパターンに少しでも当てはまれば全て資格商法と言っているワケではありません。中にはしっかりとしたものもあるでしょう。

では、詳細について説明します。

指定講座の受講が条件

例えば、医療事務と呼ばれる民間資格。その多くは指定の通信講座受講あるいは講習会受講が条件となっています。

もちろん医療事務の民間資格が全て資格商法と言っているワケじゃありません。中には優良な講座もあるでしょう。

けれど、講座さえ受講すればほぼ誰でも短期間で合格できる医療事務の民間資格があるのも事実です。3日間の講習受講(スクーリング)でほぼ全員合格なんてのもあります。

こういうお金さえ払えば短期間で誰でも合格できる民間資格って、どれほどの価値があるのでしょうか?

もちろん全てが資格商法とは言いませんが、通信講座・講座受講を申し込む前にじっくりと考えてください。

医療事務・調剤薬局事務・介護事務、カウンセラー、◯◯アドバイザーといった民間資格でよく見られるやり方です。

入会金・登録料が必要

民間資格の中には、試験合格後に「入会金」「登録料」「認定料」が必要となるものがあります。

入会金を払った後はだいたい想像できますよね。一度入ってしまえば、毎年会費を請求されます。

登録料、認定料・・・これは何かというと、資格名称を名乗ってもいいですよ、名刺などに印刷して商標を利用していいですよという「商標の使用権」の料金です。

国家資格の場合、多くは試験合格後にこういった「登録費用」が発生しますが、それは、登録することで法律に基づいた独占的な地位を国から与えられるからです。つまり「国による認証」のための制度です。

しかし、法的な根拠などほぼない民間資格(法的には商標権くらい)にはこういった登録料ってあまり意味がないような気がします。

そもそも合格すればそれで終わりのはずですが、わざわざ登録料だの認定料だのってヘンですよね。

実態は備え付けの名簿に入力して、IDカードを発行する程度の作業にすぎません。

IDカードといっても所詮民間の団体が発行するカードです。公的な効力はないので身分証にはなりません。

合格後に登録料が必要となる民間資格って、本当に必要なのかよく考えてみてください。

年会費・月会費・更新費用などが必要

民間資格の中には、毎年・毎月のように会費が発生したり、登録後に更新費用が発生するものがあります。

それが役に立てばいいんですけどね・・・例えば、毎月のように有益な資料を送ってくるとか、常に最新の情報を提供してくれるとか。

費用に見合った情報やサービスの提供はなく、ほぼほったらかし・・・なんてケースも目立つようです。

継続してお金が入るビジネスって実は一番オイシイんです!そこで、継続してお金を集める仕組みとして考えられたのは年会費や月会費です。

中には、更新の度に指定講座の受講が必須となる民間資格もあります。もちろん内容次第ですけど本当に必要になるのか大いに疑問です。

民間資格で毎年の更新料や年会費ってどれほど必要なのか、よく考えてみてください。

一番悪質なのはいろいろ理由をつけてお金を無心する複合タイプ

パソコンを前にして考え込む女性

ここまで説明すれば、勘の良い読者の方はお気付きでしょう!

そうです、複合的に費用が発生する民間資格が存在します。

指定講座を受講させて、受験料も高額、合格後は登録料やら入会金やらは必要となり、その後は毎年のように更新料を取られる!

事実そんな民間資格は珍しくないんです。

みなさんあまり気付いてないだけでたくさんあります。

ここで例に上げるとクレームなどが来てメンドーなので止めておきますけど・・・

数日の講習だけで取得できる国家資格の方が何倍もマシ

指定の通信教育受講が条件となっている民間資格が増えています。

もちろん全て無駄とは言いません。勉強すれば得られる知識もあるでしょう。

けれど、本当にそういった民間資格を取得すれば就職や転職が有利になるのか、どれくらい今後の人生で役に立つのか、よく考えてみてください。

お金と時間の無駄にならないよう注意してください。

手短に講習受講だけで資格を取得したいのであれば国家資格にしてください。

3日ほどの講習で合格できる国家資格が30以上世の中にはあります。

関連ページ:講習のみで簡単に取得できる国家資格一覧

もちろん国家資格ですから、履歴書に堂々と書けます。

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