高校卒業と同時に医療事務や看護助手の専門学校へ通う女性がいます。
目的はというと、医療事務や看護助手の資格を取得するためだそうです。
でも、ちょっと待ってください!それって大切な時間とお金を使ってまで通う価値がどれくらいあるのか考えたことありますか?
医療事務や歯科助手などの専門学校を卒業しても手元に残るのは単なる民間の検定試験の合格証書です。
これって資格でもなんでもなく単なる「紙切れ」です。
そんなの世間では全く評価されません。無資格者扱いです。
医療の現場で資格とは国家資格だけです。民間資格って資格じゃないんです。
歯科助手や医療事務の専門学校って間違っても行かないでください!
医療事務など資格でもなんでもない民間の検定試験
そりゃ人がどんな学問を志そうと自由です。他人がとやかく言うもんじゃありません。そんなこと百も承知です。
でも、止めておいた方がいいでしょう。当サイト運営者は自信を持って断言します。
そもそも、医療事務や歯科助手が「資格」なんて勘違いしているところに原因があります。
資格でもなんでもありません。単にひとつの民間団体が認定しているだけです。
いわゆる「なんちゃって資格」です。
医療事務や看護助手など無資格者扱い
医療の現場で資格と呼べるのは、医師、看護師をはじめとした国家資格です。
そして、それ以外にも国家資格の有資格者が大勢います。
臨床検査技師、臨床工学技士、理学療法士、作業療法士、薬剤師、栄養士、管理栄養士、助産師などです。
これらは全て国家資格です。
民間の検定試験など資格とはみなされません。何も持っていない無資格者と同じなんです。
つまり、医療事務やら歯科助手やらの民間の検定試験に合格しても無資格者扱いです。
専門学校へ通って卒業すると、民間の団体が歯科助手の「認定証」のような紙切れを発行してくれますが、それは習字やそろばんの「認定級」と同じです。
繰り返し何度も言いますが、資格でもなんでもないんです。
ついでに申し上げますと、通信講座で勉強する必要もないです。
未経験でも働くのは全然問題ない、現場で覚えられます
例えば、歯科助手として働くために資格なんて要りません。未経験でも全く問題ありません。
ゼロから教えるのは大変なので経験者は一応優遇されます。まぁ、それはどんな業界でも同じです。
歯科助手(看護助手も)の仕事は病院の雑用が中心です。
医療用具を並べたり、ゴミ出し、掃除などです。もちろん受付の業務や電話対応もします。
そんな仕事に資格なんて必要ないんです。一般の会社の事務職と同じです。会社の事務をするために必要な資格はありません。
※歯科助手の仕事を見下しているワケではありません。学校へ通う必要がないと言っていますので、念の為。
仮に歯科助手の資格を取得したとしても、現場ではあまり役に立ちません。
現場で覚えることの方が多いからです。仕事は働きながら覚えていきます。
体力も必要です。きつい、汚い、給料安いのが現実です。
そんな紙切れのような検定試験に合格するために専門学校へ通う必要なんてありあません。
どうしても歯科助手として働きたいのであれば、高校を卒業する際に履歴書を提出してみてください。
容姿も普通以上、面接時の印象が悪くなければおそらく速攻で採用になると思います。
っていうか、歯科助手に一番求められるのは現実的に「容姿」です・・・
都会の歯科医院では、患者の取り合いが激しいので、男性が喜びそうなキレイな女性から採用します。
専門学校へ通うのであれば、役立つ資格を目指しましょう
同じ専門学校へ通うのであれば、医療系の国家資格を取得できる学校にしてください。
例えば、歯科衛生士です。国家資格ですから看護助手よりずっと役立つ資格です。
あるいは看護師、准看護師などです。もちろん立派な国家資格です。全国どこでも通用する資格です。食いっぱぐれがありません。
民間資格の医療事務や歯科助手よりも給料はずっといいです。
しかも資格手当が付きます。医療事務や歯科助手は資格手当がつきません。資格じゃないからです。
仕事は専門的なので、医療行為に準ずる仕事もできます。そこが国家資格の魅力でもあります。
意味のないことに気付いて専門学校を辞める生徒も多い
医療事務や歯科助手の専門学校に通いだしてから意味がないことに気づき、生徒の何割かは辞めていくようです。これは看護助手の学校でも同じです。
高校を卒業と同時に専門学校へ進むことを考えているアナタ、無駄です。
国家資格を取得できる学校へ進んでください。まだまだたくさん役立つ資格はあります。
もう一回言いますけど、医療事務や歯科助手をバカにしているわけではありません。世の中で必要な仕事です。
けれど専門学校で学ぶ必要などないということです。
生徒は単なるカモです。入学するとくだらない民間資格をいっぱい取らされて、その度に料金を追加で請求されます。