ファイナンシャルプランナーの資格って本当に役に立つの?

パソコンの画面を指して夫婦に説明する女性
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合格者が語らない「不都合な真実」

ネットでファイナンシャルプランナー(FP)について調べてみると、「就職や転職に有利」「将来性がある」「取ってよかった資格」といったポジティブな紹介が目立ちます。

しかし、当サイト運営者の意見を申し上げますと、「ネットの甘い宣伝文句を真に受けて、資格一発逆転を狙うと高確率で挫折する」のが現実だと思います。

たしかに人気の資格ではありますが、「持っているだけで就職・転職が有利になるか」と言えば、まったく別の話です。

ここでは、通信講座のパンフレットには絶対に書かれない、FP資格の「本音と現実」を客観的な事実ベースで解説します。

関連ページ:ファイナンシャルプランナーとは

当サイト内の評価や感想は公正で客観的な判断に基づいていますが、あくまでも運営者個人の意見です。参考にするかしないかはご自身で判断してください。

独占業務なし!横文字でカッコいいだけの名称独占資格

ファイナンシャルプランナーのロゴ

FP資格が、いざという時に役に立たないと言われがちな最大の理由は、合格しても、その資格がないとできない業務が一つもないという点です。

つまり、独占業務がないということです。

参考:資格の分類について

FPの業務はよく「顧客の資産運用アドバイスや、ライフプランの提案」と格好よく紹介されますが、これらの相談業務や保険の提案などは、FPの資格を持っていなくても誰でも合法的に行えます。

実は、正確に言うと「ファイナンシャルプランナー」や「FP」と名乗ること自体は資格がなくても自由です(日本FP協会も認めています)。

参考:FP資格について | 日本FP協会

合格者が得られる特権は、名刺に「〇級ファイナンシャル・プランニング技能士」という国家検定の名称を記載できるだけです。

つまり、資格の有無によってできる仕事の範囲が変わるわけではない、という現実をまずは知っておく必要があります。

さらに、ファイナンシャルプランナーは資格というよりも、正確には技能検定試験に分類されます。

仮に難易度が最も低い3級に合格しても、単に「若干の知識がありますよ」という程度の能力の証明書代わりにすぎないんです。

「3級は簡単、1級は超難関」レベルで全く異なる価値

パソコンの画面を見せて説明する女性

「FPの学習内容は表面的で簡単だ」という意見もありますが、これは半分正解で、半分は間違いです。

FPは、「何級を取るか」で難易度も全然違うため、実用性も天と地ほどの差があります。

FP3級入門レベル。広く浅い「お金のクイズ」の域を出ず、実務や転職での評価はほぼ期待できません(履歴書の穴埋め程度)。
FP2級一般企業や私生活で役立つ知識が身につきますが、ビジネスで強い武器になるかは業界によります。
FP1級合格率が例年10%前後(学科試験)の難関試験。税金、相続、不動産、年金など各分野の深い知識が求められます。

一度でもテキストを購入して学習をした人であればわかると思いますが、3級であれば学習する内容は非常に表面的で、しかも初歩的です。そんなに難しくありません。むしろ簡単です。

1級であれば難易度は格段に高くなります。そのため、昇給・昇進の必須条件になっていたり、手当がついたり、転職時に実務能力の証明として高く評価されます。

では、難易度の高い1級を合格すれば、金融機関への就職や転職が有利になるだろうと考えがちですが、それはあまり期待しない方がよさそうです。

大学新卒者であれば、出身大学や在学中の成績なども問われます。1級に合格すれば履歴書に書けばPR材料にはなりますが、それで就職が決まるとは考えない方がいいでしょう。

30代以上で、金融機関へ転職を希望するのであれば、転職市場で最も重視されるのは「実務経験」です。

未経験者であれば、FPの資格は参考程度です。実務経験と過去の実績が問われます。

業界経験者であれば、FP1級を持っていれば転職時に実務能力の証明として高く評価されるでしょう。

つまり、FPの資格だけで一発逆転を狙うのは1級であっても非常に厳しいということです。

なぜネットでは「おすすめ資格」として過剰に煽られるのか?

では、なぜこれほどまでに「役立つ」「将来性がある」と世間で言われているのでしょうか。

理由はシンプルで、通信講座や教材販売会社にとって非常に都合が良い(儲かる)資格だからです。

つまり、通信講座や教材を売るための宣伝です。

横文字の資格名でなんとなくカッコいいし、投資や金融という「お金の話」がテーマで、国家検定というお墨付きもあります。受講生を集めやすいのです。

実際にビジネスで役に立つかどうかは二の次で、スクール側のビジネスモデルとして「人気の資格」に祭り上げられている側面は否定できません。

未経験からの転職・独立目的なら別の国家資格を

もしあなたが、現在の仕事(金融・保険・不動産など)でのキャリアアップや、自分自身のマネーリテラシー向上のために勉強するなら、FPは非常に有益な資格です。

勉強する意味は大いにあります。

しかし、もし「未経験から一発逆転の転職をしたい」「資格一本で独立開業したい」と考えているなら、FPの勉強に何百時間も費やすのはおすすめしません。

その場合は、最初から明確な独占業務を持つ他の国家資格(宅建士、行政書士、社会保険労務士など)に挑戦する方が、投資した時間に対するリターンは遥かに大きくなるでしょう。

ファイナンシャルプランナーは、ネット上でよく言われるような役立つ資格、就職や転職が有利になる資格とは考えない方がいいでしょう。

ネットの宣伝文句や口コミに乗せられてはいけません。

甘い宣伝文句に流されず、自分の「目的」に合った資格選びをしてください。

関連ページ:評価されない資格

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