取っても無駄?意味ない民間資格を見抜く16のNGパターン

「民間資格は意味ない」「民間資格は取っても無駄」なんて声を聞きます。
はたしてそうなんでしょうか・・・
もちろん勉強することに無駄はないでしょう。何かしら自分自身のためにプラスになるはずです。
とても役に立ち、社会で評価される民間資格も多数あります。
簿記検定は就職の際に一定の評価を受けます。TOEICのスコアを採用の基準にする会社もあります。
民間資格を否定する気はありません。むしろ勉強する人を応援したいくらいです。
評判の悪い民間資格が増えすぎた
けれど、いかにも教材販売が目的である資格商法的な民間資格が増えてしまいましたね。
誰でもお金さえ払えば短期間で合格できる民間資格や検定試験など、いくつ持っていても役に立ちません。
これは誰もが認めることでしょう。
そんな民間資格には明確な共通点があります。
意味ない資格・役に立たない資格によくあるパターンを以下に記しました。
ひとつでも該当すれば即役に立たない民間資格というワケではもちろんありません。
民間資格取得のための通信講座を申し込もうと検討している方は是非チェックしてみてください。
いくつか当てはまるようでしたら、今一度考え直すとよいでしょう。
大切なお金と時間の無駄になる前に早く気づいてください。
民間資格の中には、講座受講料と受験料を目的としただけの資格商法が存在します。
就職や転職が有利になる?って強調されていても、実際には期待したほどの評価が得られない可能性があります。
また、応募先や資格の内容によっては、履歴書でアピールしても訴求力が弱かったり、場合によっては逆効果になる可能性すらあります。
合格しても評価されない民間資格にあるあるのパターン

資格を取得するための条件について
パターン01
指定の通信講座の受講が条件になっている
- 意味ない民間資格や検定試験に最も多いのがこのパターンです。講座受講料と受験料がセットになっているビジネスモデルのためテキストや問題集は書店で販売していません。
- 費用は、3万~8万円程度に抑えられ、広く浅く受講生を募るのが特徴です。
パターン02
指定の講習会(会場あるいはWeb講座)の受講が条件になっている
- 講習会は1日~3日程度、費用は2万~20万円ほどです。大きな会議室などを借りてセミナーやスクーリングという名称で講習会を行います。
- Web形式で動画を配信する講習会であれば会場費も節約できます。最近はこのやり方が増えています。
試験を主催する団体について
パターン03
「文部科学省後援」などと省庁後援を強くアピールしている
- 他にも総務省後援・経済産業省後援・内閣府後援・厚生労働省後援などがありますが、省庁の名を借りることで権威性をアピールしています。最も多いのが文部科学省後援です。
- 実はこの「後援」という制度、比較的容易に得られます。事業内容や品質を国が保証した意味ではありません。権威性に惑わされず内容で判断しましょう。
- 後援があること=国家資格ではないし公的資格でもないということを理解しましょう。
パターン04
やたらと「公的資格」と主張している
- 各省庁や大臣などが認定・後援しているとして多くの民間資格が「公的資格」だとアピールしています。しかし、公的資格の制度は2005年に廃止となりました。かつて存在した国の明確な認定制度の多くは見直されており、現在「公的資格」と謳うものの多くは、法的な根拠が曖昧なまま宣伝文句として使われているケースが目立ちます。その資格が本当に公的に評価されているのか、事前のリサーチが必要です。
- 単なる受験生や受講生集めの宣伝文句として使われているケースが多いので要注意です。
パターン05
「内閣府認証」を受けた団体だとアピールしている
- 「内閣府認証」という言葉は、主に設立時に行政上の手続きを行ったという事実を指しているに過ぎないケースがほとんどです。
- 国がその団体の活動内容にお墨付き(保証)したわけではないため、言葉の響きだけで信頼するのは禁物です。
- 名称に『内閣府』と付くことで国が内容を保証していると誤認させる手法には注意が必要です。
パターン06
やたらと「ADR調停人資格」であることをアピールする
- ADR調停人と聞くといかにも国からお墨付きを与えられて特別な業務ができるような雰囲気を漂わせていますけど、実は一般的な就職や独立で万能に使えるわけではありません。
- この資格が活かせるのは「法務大臣が認証した特定のADR機関の枠組みの中」に限定されるため、個人がその資格だけで自由に活動して稼げるわけではないのです。
- 「これさえ取れば独立できる」といった過剰な広告に惹かれて取得すると、事前の期待値とのミスマッチが起きやすいので要注意です。
試験そのものについて
パターン07
細かく受験する級が分かれている
- 「3級・2級・1級」「初級・中級・上級」「Ⅲ級・Ⅱ級・Ⅰ級」というように細かく分かれ、ステップアップするたびに毎回受験料(新たなテキスト代)が発生する仕組みになっています。
- 級が進むにつれて新たな講座を受講しなければならない民間資格もあり要注意です。
- ただし、簿記検定や漢字能力検定のような検定試験もあるので一概に「意味ない」とは言えません。
パターン08
短い期間(数日~数か月程度)で合格できるほど簡単
- 2週間程度の勉強で合格できる民間資格が増えています。手軽さがある反面、専門性の証明としては評価されにくい傾向があります。
- 価値のある資格ほど合格までに年単位の長い時間を要します。「簡単に合格=キャリアアップとしての価値は低い」です。
パターン09
会場での一斉受験ではなく「在宅受験」「お家で受験」
- 厳格な本人確認や、不正行為(カンニングなど)を監視する仕組みがない在宅試験の場合、試験としての信頼性がどうしても低くなってしまいます。
- 誰の目もない環境でテキストを見ながら解答できるような試験は、実質的に受講すれば誰でも取得できる状態に近いため、企業への就職や転職の際に、客観的なスキルの証明として評価されにくいのが現実です。
最近特に目立つのが、パターン08(短期合格)とパターン09(在宅受験)を組み合わせた民間資格です。誰でもすぐに家から一歩も出ずに取れるという手軽さは、受講生を集めるための強力なセールストークになりますが、裏を返せば取得しても社会的な評価(市場価値)に繋がりづらい典型的なパターンと言えます。
パターン10
任意の場所、任意の時間にCBT受験が可能
- 現在は国家試験でもCBT受験が普及していますが、注意したいのは厳格な本人確認や試験監督の配置がない簡易的なオンライン試験です。カンニング対策などが徹底されていない試験は、合格しても社会的な信用度が低くなってしまいます。
パターン11
専門学校の生徒が就活を控えて学校単位で受験する検定試験
- 専門学校の生徒が就活を控えて、履歴書の資格欄を充実させるために学校単位で受験することが多いです。こうした検定試験は、あくまで「授業内容の理解度チェック」を目的とした初歩的な内容(難易度が低め)であるケースが多く、一般的な中途採用や一般企業の就活では、強いアピール材料になりにくいのが現実です。
- 専門学校入学時のカリキュラムに組み込まれ、多くの学生が受験します。
パターン12
「○○士」「○○師」のようにいかにも国家資格のような民間資格
「○○カウンセラー」のように熟練の相談役っぽい民間資格
「◯◯コーディネーター」のように現場を仕切りそうな民間資格
「○○アドバイザー」のように他人を指導できそうな民間資格
「○○ソムリエ」のように達人的な雰囲気がする民間資格
これらは、名称の響きを立派にすることで「何か特別な権限がある資格」のように見せるマーケティング手法の典型です。
国家資格のように、法令などで保証された独占的な地位がないケースがほとんどです。
名前のカッコよさだけで判断せず、具体的に何ができるようになる民間資格なのかを冷静に見極める必要があります。
合格後について
パターン13
合格後に「登録料」「登録費用」などという名目で費用が必要
- 国家資格であれば、国から資格の権限と地位をもらうために税金の一種として登録手数料が発生します。それを真似しているに過ぎません。
- 本当にその登録に見合うメリット(会員限定のサポートや情報提供など)があるのかを慎重に見極める必要があります。
パターン14
合格して登録後、毎月・毎年のように会費が必要
- こういった継続的な収入って、主催者団体にとっては大きな利益につながります。
- 講座受講料や受験料を安くおさえて、その代わりに年会費がそこそこの値段というケースもあるので要注意です。
パターン15
資格に有効期限があり、数年ごとに再登録費用やら更新費用が発生
- 資格の信頼性を保つため、知識を常に最新にアップデートするため、技能レベルの維持・向上・・・などとの理由で、数年おきに更新費用が発生します。
- 自動車免許のように数千円で済めばまだ良心的ですけど、そうはいきません。
パターン16
資格を更新するためには指定講座の受講が必須
- 更新費用+講座受講料などと決して安くない出費となるので要注意!
自分でよく調べてから勉強を始めてください

いかがでしたでしょうか?思わず笑ったり頷いている方もきっと多いことでしょう。
私が多くの民間資格を調べる上で、あまり取得する意味がないと感じたものに共通している点を上げました。
資格商法的な民間資格には要注意
「資格」とは名ばかりで、利益を追求するのが目的の民間団体が多く存在します。
もちろん利益を追求するのは悪いとは言いません。むしろ当然でしょう。
けれど、一部には景品表示法でいう「誤解を招く可能性のある表示」でPRして、消費者に国家資格や公的認定と誤認させるような過度なPRを行っているケースも見受けられます。
あたかも国家資格であるかのように誤認させる名称(優良誤認・有利誤認の懸念)などです。
大切なお金と時間を無駄にしないよう注意喚起のためにこのページを作りました。
参考にしてください。
