ファイナンシャルプランナーが役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

ファイナンシャルプランナー

天下り団体の利益を生む技能検定、取得しても役に立たずメリット少ない。

種類 難易度 合格率 学習期間

技能検定

やや易しい

65〜75%

2か月以上

活かし方 取得費用 受験資格 おすすめ度

自己啓発

〜2万円

誰でも受験可

※学習期間、合格率は3級についてです。
※FP技能士、ファイナンシャル・プランニング技能士について説明しています。

横文字でなんとなく聞こえは良いですが、合格してもこれといって役立つことはない検定試験です。特に転職・就職が有利となることはありません。学習する内容は金融・法律に関する断片的な知識で専門的な知識が身に付くことはありません。

最終更新日:2020/10/27

ファイナンシャルプランナーとは

将来について相談する夫婦

ファイナンシャルプランナーを日本語に訳すと「資産運用相談員」なんてところでしょうか。

 

主に資産運用を考えている個人客からの相談を受けて、生命保険や医療保険の見直し、株式投資、国債、預金の運用などの資産運用のアドバイスをおこなうのが主な業務です。

 

例えば、お客さんに株式投資を勧める場合、リスクを考えて、業種を分散させるなど、長期で安定して利益が出る方法をアドバイスします。

 

場合によっては不動産投資を勧めたり、金の積み立てを勧めたりもします。お客さんの資産を守り、いかにリスクを最小限にとどめながら増やしていく方法をアドバイスできるかがファイナンシャルプランナーの腕の見せ所です。

 

一般的にファイナンシャル・プランナーというと、国家資格のFP技能士(ファイナンシャル・プランニング技能士と同じ)のことをいいます。FP技能士の試験には、は難易度の低い順に、3級・2級・1級があります

 

関係団体:日本FP協会一般社団法人 金融財政事情研究会

ファイナンシャルプランナーには民間資格も含まれる

ファイナンシャル・プランナーというと、一般的には厚生労働省が実施する「FP技能士」「ファイナンシャル・プランニング技能士」のことを指します。当サイトでも同様に紹介しています。

 

「FP技能士」「ファイナンシャル・プランニング技能士」と名乗るには、FP技能検定試験に合格しなければなりません。

 

この試験は難易度別に3〜1級があり、合格すればそれぞれの級に応じて3級・2級・1級ファイナンシャル・プランニング技能士と名乗れます。

 

FP技能検定試験は、日本FP協会と金融財政事情研究会(きんざい)という2つの団体がそれぞれ別に実施していますが、いずれを受検して合格しても国家資格として認められます。

 

なお、このファイナンシャル・プランナーという用語は、本来であれば一般的な職業の呼称であって誰でも名乗ることは可能です。

 

国家資格であるFP技能士の他に、AFP、CFPといった民間資格の有資格者、さらには無資格者までも含めた総称が「ファイナンシャル・プランナー」です。

 

※「FP技能士」「ファイナンシャル・プランニング技能士」はすべて国家資格ですが、正確にいうと技能検定です

 

参考:技能検定職種一覧表(130 職種) | 厚生労働省

FP技能士とAFP・CFPの違いについて

前述の通り、ファイナンシャル・プランナーとは一般的な用語ですが、「ファイナンシャル・プランナーの資格」というと、国家資格であるFP技能士の他にAFP・CFPなどの民間資格も含まれます。

 

FP技能士は日本FP協会と金融財政事情研究会(きんざい)という2つの団体が試験を実施しています。AFP・CFPは日本FP協会が実施しています。つまり、日本FP協会は両資格ともに実施してます。

 

CFPはAFPの上位資格になり、CFPを受験するにはAFPを取得しなければなりません。

 

FP技能士も含めた全体の難易度は下記にようになります。

 

FP技能士1級=CFP > FP技能士2級=AFP > FP技能士3級

 

AFP・CFPの資格を維持するためには日本FP協会の有料会員となり、毎年指定の課題や講習などに出席しなければなりません。つまりお金がかかります。

 

一方、FP技能士は一度取得すれば生涯有効です。安くすみます。

 

どの資格にも法律で認められた独占業務はないためできる業務は同じです。ただ単に、FP技能士、CFP認定者などと名乗れるだけです。

 

特に理由がない限り、国家資格のFP技能士の方がお金がかからない分おすすめです。

 

役に立つ資格なのか?役に立たない資格なのか?

ファイナンシャルプランナーのレーダーチャート

率直に申し上げて、ファイナンシャルプランナー(FP)の試験に合格しても、就職や転職が有利になったり仕事に役立つことはありません。

 

ネット上でファイナンシャルプランナーについて調べてみると、ほぼ例外なく「就職・転職やキャリアアップに活かせる」などと紹介されています。

 

しかし、信じて高い通信講座を申し込んではいけません。

 

ファイナンシャルプランナーと聞くと、横文字外資系的でインテリっぽく聞こえますが、実際は、生命保険や損害保険、医療保険などのセールスレディが名刺に「ファイナンシャルプランナー」と書くためだけに利用している程度の資格です。

 

学習する内容は、基礎的で表面的な内容ばかりです。断片的な知識程度では何の役にも立ちません。

 

それは、最も難易度の高い1級でも同じです。この資格を持っていても特別な業務ができるわけでもないので、就職や転職の際は学歴・職歴・年齢・面接時の印象の方が優先します。

 

1級を取得すれば金融機関への就職が有利になるなんてPRしているサイトもありますがデタラメです。

 

国家試験なので、合格すればそれなりに意味はありますが、資格を持っていなくても同様の業務はできます。

 

転職・就職にはあまりプラス評価の材料とはなりませんが、一応は国家資格(技能検定)ということもあり、堂々と履歴書に書いてPRできますが、そこまでです。

 

あまりPRしすぎても、分かる人には「ふ〜ん」といった程度です。自己啓発のために学習したとPRするぐらいがよいでしょう。あくまでも「自己満足的」な資格で役立つ機会はほとんどありません。

 

ファイナンシャルプランナーには1級から3級までありますが、1級はそれなりに難しくなかなか合格できません。1級まで目指そうと考えるのなら、他の国家資格を目指した方がよいでしょう。

 

3級は比較的容易に合格できるので受験しても3級までで止めておきましょう。あるいは簿記検定を目指す方が役立つ機会は多くあります。

 

関連資格:簿記検定とは


ファイナンシャルプランナーの将来性を徹底研究!

この資格の活かし方

 

投資イメージ

 

自分の名刺に「ファイナンシャルプランナー」と印刷されているとなんとなくかっこいい程度の資格です。

 

個人を対象に名刺を配る機会が多い仕事をしている人(証券会社、不動産売買、銀行、郵便局などの社員)などは、「国家資格ファイナンシャルプランナー」なんて名刺に書いてあれば信用度もなんとなく増します。

 

最近、保険の見直し屋さんと称して、個人にあった保険を提案するビジネスが流行っていますが、そこの社員は必須と言ってもいいでしょう。

 

カウンター越しに、「3級ファイナンシャル・プランニング技能士」なんて印刷してある名刺を渡されれば、それだけでハッタリ十分です。これが最大のメリットです。

使い道があまりない資格

 

資格試験を紹介しているサイトや通信講座の会社のサイトを見ると、「有望資格」や「役立つ資格」、「使える資格」、「将来性のある資格」なんて紹介されていますが、実際はさほど使い道のない名称だけの資格です。単に教材を売りたいがための資格にすぎません。

 

ファイナンシャルプランナーの試験に合格したからと言って、資産家が資金の運用に関してアドバイスを求めてくるわけでもありませんし、重大な取引を依頼してくるわけでもありません。ましてやこの資格があるから特別な仕事ができるわけでもありません。

 

当サイトの筆者であるぼくもこの資格は持っていますが、なんとなく受験しただけで特に目的があったわけではありません。就職や転職に使えるなどと過度に期待しない方がよいでしょう。生保レディーが取得すると名刺に印刷できてよいかもしれませんが、生保レディーは誰でもなれますし…。

 

ファイナンシャルプランナーは国家資格とはいえ、役立つことも少なく、時間をかけて取得する意味のない国家資格といえます。

この資格だけで独立開業はあり得ません。

 

ファイナンシャルプランナーとして事務所を構えて独立している人はいますが、この資格だけで独立できるとは現実的には考えない方がよいでしょう。

 

金融機関や保険会社にファイナンシャルプランナーの資格を持っている人はいくらでもいます。独立している方の多くは、税理士・経営コンサルタント、行政書士、社会保険労務士などと兼業している場合と、金融機関で長年経験を積んだ上で独立している場合がほとんどです。

 

関連資格:税理士とは行政書士とは社会保険労務士とは

 

そもそも資格を取ったから特別な業務ができるワケではありません。実務経験を積んで、その上で顧客を引き連れて独立というものを考えるべきだと思います。

国家資格なので一応は堂々と履歴書に書けますが…

 

1級から3級まであり、3級は難易度も低いため比較的容易に取得することができます。一応国家資格なので、履歴書にも堂々と書けます。営業職や外回りのセールスであれば、それなりに就職の面接の際には有利になるかもしれません。ただ履歴書に書くだけなら3級でも十分です。

 

資産運用で一番要求されるのは、今の高齢化社会においてはまず相続です。ファイナンシャルプランナーの受験勉強ではとても相続に必要な民法の学習が十分とは言えません。

 

ファイナンシャルプランナーの1級を目指したいのなら、宅地建物取引士の方がまだ相続についての学習ができます。

 

関連資格:宅地建物取引士とは

天下り団体の利権のために生まれた資格

 

現在、ファイナンシャル・プランナーの試験(FP技能士)を開催しているのは日本FP協会と金融財政事情研究会(きんざい)の2つです。

 

なんでこんなメンドーなことになってるのか・・・おそらく利益の取り合いで、天下り団体が絡んでいるんだろう・・・と思って調べたら案の定そうでした。

 

金融財政事情研究会は、金融庁主管・財務省および文部科学省共管の社団法人として1950年6月1日に設立されました。その後2011年に一般社団法人に移行しています。

 

そして、歴代の会長をはじめとして理事等は、旧大蔵省、元日本銀行等の幹部、金融団体トップ、学識経験者等が務めています。役員名簿を見ると明らかです。

 

情報元:一般社団法人 金融財政事情研究会 役員名簿

 

会長として君臨する乾文男氏の経歴が素晴らしい!(2020年10月27日現在)

 

1970年に旧大蔵省入省後、カナダ大使館参事官、主計局主計官、理財局総務課長、内閣総理大臣秘書官、国税庁課税部長、金融監督庁監督部長、日本政策投資銀行理事、社団法人投資信託協会副会長等を歴任後(一部省略)、2015年には天下りして東京海上日動火災保険株式会社の顧問次いで取締役になってます。

 

他の理事については調べてませんが、おそらく数人は天下りした元役人がいるのではないでしょうか(想像です)。

 

ファイナンシャル・プランナーとは、受験料収入を稼ぐために作られた天下り団体のための制度にすぎないようです。

 

もっとも、ズラリと元官僚が名簿に並んだ防災士よりはマシですけど。

 

関連資格:防災士とは

 

ついでに申し上げますと、共同主催者の日本FP協会は、AFP・CFPの受験料、入会金、年会費、ついでにFP技能士の受験料などのライセンス料で利益を得ています。

 

ファイナンシャル・プランナーとは、官製資格商法の旗振り役なのかもしれません。

 

余談ですけど、金融財政事情研究会は民間資格として「DCプランナー」も運営していますが、受験生減少の歯止めがきかず思うように受験料収入が集まっていません。

 

関連資格:DCプランナーとは

 

ファイナンシャルプランナーに合格するには

ファイナンシャルプランナーの合格証書

FP技能士は、難易度の低い順に3〜1級に分かれていて、試験は年に3回実施されます。

 

FP技能士の試験には、学科試験と実技試験があります。学科試験も実技試験も出題範囲は同じですが、実務試験では、実務により近い実践的な知識を問われます。

 

実技試験と聞くと、何か論文的な文書作成を想像してしまいますが、実は学科試験と同じくペーパーテストです。出題方式は、3級はマークシート方式、2級は記述式です。

 

学科試験と実技試験を別々の日に受験できますし、もちろん同時に受験できます。どちらか一方のみ合格した場合は一部合格証が発行されます。

 

一部合格証の番号を書類に記入し、免除申請を行うことで、もう一方に合格した際に合格証書が発行されます。

 

ただし、有効期限を過ぎると一部合格証は失効します。有効期限内に手続きを済ませましょう。

FP技能士3級であれば、2か月ほどの勉強で合格できる。

FP技能士3級であれば、合格率は65〜75%ほどです。難易度は低いので比較的容易に合格できます。

 

3級の試験内容は、基本的な内容しか問われません。また過去に出題された問題と似た出題も多いので、テキストと問題集を一冊ずつ購入して繰り返し勉強すれば独学で合格できます。

 

FP技能士について紹介しているサイトを見ると、必要な勉強時間は20時間とか2週間などと解説していますが、さすがにそれは無理です。1日2時間の勉強としても少なくとも2か月は見ておきましょう。

 

過去に行政書士、宅建士などの受験勉強をして、民法について知識が多少あればさほど難しくない試験内容です。

 

ちなみに、合格率はFP技能士2級で40%、1級で10%ほどですから難易度は高くなります。

 

民間団体が主催するファイナンシャルプランナーの試験もありますが、そちらはかなり難易度も高くなっています。

合格への第一歩、まずは無料の資料請求から

ファイナンシャルプランナー おすすめの講座

高いお金を支払って通信講座までやる必要もなく、独学でも十分合格は可能です。
しかし、民法の知識がない方はそれなりに時間をかけて学習する必要があります。

 

フォーサイトの通信講座は価格も安く、高い合格率なのでおすすめです。

 

こちらから受講申し込みができます。

FP

ファイナンシャルプランナー 試験情報

試験日

お申込み

試験は通常年3回、1月、5月、9月に実施されます。 試験日の3か月〜2か月前に申し込みます。

受験資格

「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」となっていますが、特に制限はありません。どなたでも受験できます。

試験内容

学科と実技がが行われます。学科も実技もともに筆記です。実技といっても数字を算出する計算問題などの出題です。学科の応用問題といったところです。

 

学科:筆記(マークシート式)は全60問で択一式
実技:筆記(記述式)で40問

 

【学科】

  • ライフプランニングと資金計画から10問
  • リスク管理から10問
  • 金融資産運用設計から10問
  • タックスプランニングから10問
  • 不動産から10問
  • 相続・事業承継から10問

合格基準:60点満点で36点以上
【実技】

  • FP総論から2問
  • 金融資産運用設計から4問
  • 不動産から3問
  • リスク管理から4問
  • タックスプランニングから3問
  • 相続事業・承継から3問
  • ライフプランニング・総合問題から21問

合格基準:50点満点で30点以上

試験に関する詳しい情報は試験日程 | 一般社団法人 金融財政事情研究会をご覧ください。

ファイナンシャルプランナー おすすめテキスト・基本書

みんなが欲しかった! FPの問題集 3級 2020-2021年 (みんなが欲しかった! シリーズ)
最も利用者が多いテキストです。魔法のようによくわかる、というのは少し誇大な表現ですが、できるだけ表現を噛み砕いて分かりやすい文章で書かれているのが特徴です。そのためどの章から学習しても入りやすく、最初から学習しないと全体を理解できないということはありません。

 

スマホでも学習できるのが大きな特徴です。これと問題集があれば3級は合格できるのではないでしょうか。

種類 評価
テキスト
'20~'21年版 FPの学校 3級 きほんテキスト【31日で完成&オールカラー】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)
初心者でも分かりやすいように無理なく学習を続けるための工夫がしっかりとされています。テキスト内は1日目、2日目からはじまって31日目と区分けされており、1日で学ぶ分量が決められています。

 

「1ヶ月で学ぶ」ことを目標にしていますが、もちろんこの通り学習して1ヶ月で合格できるはずはありません。FP試験の入り口と言える3級の学習を快適にスタートするための最初の1冊です。後は問題集で実力をつける必要があります。

種類 評価
テキスト

ファイナンシャルプランナー おすすめ問題集

みんなが欲しかった! FPの問題集 3級 2020-2021年 (みんなが欲しかった! シリーズ)
みんなが欲しかった! FPの教科書の問題版です。テキストとあわせて学習するのが効果的です。問題の解答は解説がかなりまとまっている印象です。こちらもipadにデータが落とせてとても人気です。この1冊で学科試験と実技試験の範囲をカバーしています。

 

とりあえずはこのシリーズの教科書と問題集だけで3級は合格できるでしょう。もちろん繰り返して学習する必要があります。

種類 評価
問題集

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