履歴書に書くとマイナス評価になる民間資格には要注意、多くはスルーされます

履歴書とペン

実は、評判の悪い民間資格もたくあんある

就活・転職の際に必ず提出を求められるのが履歴書です。何枚も書いた経験がある人もきっと多いことでしょう。

私も何度か転職を経験しているので、履歴書を何十枚も書いた経験があります。

その時に迷うのが「資格・検定」についてです。

何を書いて良いのやら、あるいは書くべきでないのか・・・

履歴書に何を書くのかは全く自由です。資格欄の書き方について明確な決まりなどありません。

けれど、書くことでマイナス評価につながる可能性のある民間資格も多く存在します

特に、怪しい民間資格などは履歴書に書くと悪い印象を面接担当者に与えてしまいます。

その点は注意してください。

何でも書けばいいってもんじゃありません。

目次

誰しも何か資格を持っている

世の中には民間の資格(検定試験)が数え切れないくらいありますからね。

全て資格としてとらえるのであれば、どこまで履歴書に書いてよいのか迷ってしまうのも無理はないでしょう。

某大手学習塾の調査によると、小学生の61.9%・中高生の91.6%が資格・検定試験を「受検したことがある」と答えていますから、若い人の多くは何らかの資格らしきモノを持っています。

例えば、小学生の頃に取った漢字能力検定、中学生の頃に取った英検5級、高校時代に取った簿記4級や秘書検定などなどです。

もちろん大学生になってから、あるいは社会人になってからこういった民間資格を取得する人もいます。

自動車免許まで入れたら、なんらかの資格を持っている人は100%に近いのではないでしょうか。

ほとんどの民間資格は評価されずスルーされる

履歴書を持つ男性

少しでも就職が有利になればと考えて、これまでに取得した民間資格をここぞとばかりにズラズラと履歴書に書く人がいます。

漢字能力検定、PC検定、秘書検定、数学検定、世界遺産検定、MOSなどです。

まぁ、それくらいならまだ許容範囲ですけどね。

こういった民間資格って、まともな会社であれば書いてもプラス評価にはなりません。

そして、マイナス評価にもなりません。

漢字の勉強したんだね、パソコンが少し得意なんだね、秘書に必要なマナーを少し勉強したんだね・・・まぁその程度です。

民間資格によってはマイナス評価になる!

気を付けてほしいのは、世間で資格としてウリに出しているような民間資格の中には履歴書に書くとマイナス評価につながるモノがあるという点です。

例えば、明らかな資格商法などです。

一例をあげると労務管理士です。

参考:非社労士による業務侵害にご注意ください|全国社会保険労務士会連合会

この民間資格は、良い意味ではなく悪い意味で総務・人事担当者の間では結構有名です。

※以前この民間資格について詳しく書いたところ主催団体に2回ほどクレームを付けられたのでこれくらいにしておきます。

採用担当者が履歴書に書いてあるのを目にしたら、きっと悪い印象を持つでしょう。

食生活アドバイザーや食育アドバイザーといった民間資格などもマイナス評価につながりかねません。

例えば、面接担当者が栄養士や管理栄養士だった場合、「こんな簡単な民間資格などでPRして・・・ちょっと専門的な質問をして困らせてやろうか」ってなることも。少しイジワルですけど。

民間の心理カウンセラー資格なども同じです。履歴書に書くと笑われる可能性が高いです。

例を上げるとキリがないのでここで止めておきますが・・・

履歴書に何を書くのかは自分の判断で

では、くだらない民間資格がどうマイナス評価につながるのかというと、以下の通りです。

  • 安易な手段に頼る人
  • 正しい判断ができない人
  • 正しい努力ができない人

本来であれば、長い年月をかけて勉強してようやく試験に合格して手に入れらるような独占的な地位を資格と呼びます。

それができないので安易な民間資格に頼ってしまう・・・そう判断される可能性があります。

もちろん全ての民間資格を否定する気はありません。

けれど、お金さえ払えば誰でも短期間で取得できる程度の簡単で怪しい「検定試験」を履歴書に書くこと自体がマイナスの評価につながりかねないということです。

再度結論を申し上げますと

履歴書に何を書くのかは自由だけど、見る人によってはマイナス評価になる

ということです。

なんでもいいから書いてしまえ!じゃダメなんです。

仕事に関係ない資格でも履歴書には書くべき

「仕事に関係ない資格は書くべきではない」なんてアドバイスをする人もいますが、それは間違っています。

合格までに時間を要するような国家資格であれば当然書くべきです。

民間資格であっても、長い時間を要するようなモノであれば書くべきです。

資格試験に3~1級まであるのであれば書いてもよいのは2級からと言う人もいます。

これにも根拠はありません。難易度は試験によって当然違います。書きたければ自由に書いてください。

仮に5級まであっても、それが評価の対象になるようであれば5級でも書くべきです。

ただ、繰り返しになりますが、マイナス評価にならないように十分注意してください!

まさか社会人が転職する際に、小学生の頃に取得した「そろばん4級」や「けん玉5級」「縄跳び4級」なんて堂々と書くなんてことはないでしょうけど・・・

マイナス評価どころか、嘲笑されます。

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