漢字能力検定が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

漢字能力検定

あくまでも趣味の検定試験、高校新卒で2級なら評価してもらえるかも。

難易度 学習期間 資格の種類 資格の分類 合格率 将来性

易しい

1か月

民間資格

民間検定

20%

※全て2級についての数字ですが個人の能力によって違います。

最終更新日:2019/07/30

漢字能力検定とは

学習する高校生

漢字能力検定(以下漢字検定)は漢字全般についての知識・教養を試す試験です。正確には「日本漢字能力検定 」という名称ですが一般的に「漢検」などと呼ばれています。

 

漢字検定は漢字の読み書きの能力を証明する試験で、日本国内では最大規模の検定試験です。受験者の年齢層の幅が広く3歳〜102歳、受験者数は年間延べ200万人以上といいますから驚きです。

 

漢字検定の級は、10級〜1級+準2級と準1級までの12段階に細かく分かれており自分の実力に合った級を受検できます。高校・大学の中には、漢字検定の取得級を入学時の評価対象としている学校もあるようです。そのため漢字検定の受験者の多くは小学生から高校生までの学生で、全体の約90%を占めています。その多くは団体で受検しています。

 

その他の年齢層では19歳〜22歳までが全体の約3%です。それ以上の年齢層は1%程度と極端に少なくなります。最近は高齢者が頭を使う目的で受験するようですがまだまだ少数派です。

 

漢字検定はもともと趣味や教養を試す試験なので、合格したからといって特殊な仕事ができるわけでもありません。学生が内申書の評価を上げために学習するのは意味がありますが、社会人が就職・転職のために学習する試験ではありません。

 

参考:日本漢字能力検定

 

役に立つ資格なのか?役に立たない資格なのか?

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資格や検定試験といっても、趣味の延長で自己研鑽的な目的で取得する資格・検定と、仕事に役立てるための実用性の高い資格があります。

 

漢字検定などは完全なる「趣味の検定」です。漢字検定試験に合格したからといって就職や転職がに有利にはならないでしょう。もちろん会社員が合格したところで社内での評価アップにはつながりません。一般サラリーマンでは取得したとしてもあまり意味のない役立つことも期待できない検定試験です。

 

ただし、漢字検定が全く評価されないかと言うとそうでもなく、多少評価される可能性はあります。有利になるというよりは心象が良くなる程度です。高校生が新卒で就職する際に「学業に励んでいる」というアピールする材料にはなります。就職を少しでも有利にするために学校単位で2級を受験する高校もあります。

 

大学新卒でも、恐ろしいほど漢字が読めない新人がいます。ぼくは以前、会社の就業規則を、入社後間もない新人と一緒に読み合わせをした機会がありました。驚いたことにまず彼は「就業規則」が読めませんでした。読み進めていくうちに、極めて平易な漢字以外全く読めませんでした。おそらくレベルとしては中学2年生くらいだったと思います。

 

そんな新人よりも、例えば漢字検定合格者の方が採用される可能性は高いと思います。ただし、それを採用の決め手にすることはないでしょう。評価の参考にするのは2級以上です。


漢字検定の将来性を徹底研究!

この資格の活かし方

 

自分の書いた文章は、それが手書きであろうとパソコンで作成した文章であろうと、改めて読み直してみると誤字脱字が多くて恥ずかしくなる時があります。

 

他人が書いた文章となるとさらに誤字脱字は目立ちます。他人のアラを探すのって人間大好きですからね。

 

会社の重要な会議の場で、事前に作った資料の誤字脱字に気づくのは、だいたい出席者に配布した後です。発表中に漢字の間違いに気付くこともよくあるパターンです。その瞬間に汗がドッと吹き出た経験のある人も多いのではないでしょうか。

 

とりあえず漢字検定2級程度の知識・教養があれば、誤字脱字を未然に防げる可能性が増します。漢字検定は教養の試験といえます。

 

就職にあたって有利になるとか意味があるとか、取得すれば役立つといった検定試験ではありません。

履歴書に書いても2級以上、書くのは趣味・特技欄

 

もし履歴書に書くのであれば漢字検定2級以上です。2級であれば実用的な漢字はほぼ網羅しているので、ビジネスの場においても役立つ機会があります。

 

それ以上の級になると、日常的に使うこともないようなマニアックな漢字が出題されます。準1以上は「趣味の知識」とも言える領域ですから時間を持てあましている人向けです。

 

2級を取得したとしても履歴書に書くのであれば趣味・特技の欄に書くのが望ましいでしょう。資格の欄に記入すべきではありません。

 

個人的には漢字よりも丁寧な日本語、正しい敬語を使える方が重要だと思います。いくら漢字の知識があったとしても、面接の際の印象が悪ければ採用にはつながりません。就職活動が有利にはなりません。

天下り団体への献金のために作られた検定試験

 

以前は中学校・高校ともに学校単位でほぼ全校生徒が漢字検定を受験するケースが全国的に多かったようです。高校卒業までに漢字検定を複数回受験された経験がある人も多いのではないでしょうか。それは、就職や進学が少しでも有利になるようにとの教育委員会の指導によります。

 

しかし、公立の小中学校の生徒を、半ば強制的に受験させて受験料を納めさせるのは、天下り団体への献金となんら変わりがないということで社会的な問題にまで発展しました。日本漢字能力検定協会は民間団体にすぎません。官民の必要以上の癒着といわれても仕方がありません。

 

日本漢字能力検定協会の不祥事もあり平成20年には文科省の認定も後援も取り消されました。それまでは「公的資格」という位置づけでしたが、今では完全な民間の検定試験になっています。それ以降は学校単位での受験もかなり減少したようです。

クイズ番組で取り上げられるのは漢字検定の企画CM

 

芸人やタレントが「漢字検定2級の問題に挑戦!」などと称して、難問奇問の漢字の読みなどを解答するテレビ番組を目にします。これは完全に漢字検定協会がCM料を支払っての企画放送です。つまり漢字検定のPRをかねたヤラセCMということです。

 

東大や京大出身者が、「漢字検定○級所持!」などと紹介されれば、視聴者が、さぞ権威のある資格であると勘違いしても無理はありません。

 

進学や就職が有利になるような印象を植え付けられれば受験者も増えます。そして、1人でも多く受験すれば天下り団体である日本漢字能力検定協会に手数料が入ります。10級から1級まであるので、複数回受験すればそれだけ手数料も増えます。それを目的としたCMに他なりません。

 

そんな番組の煽りに乗せられて受験料を払ってまで漢字検定を受験するのは浅はかとしか言えません。

【関連する資格一覧】
日本語検定

 

漢字検定に合格するには

漢字能力検定に合格するための学習法は非常に単純です。ひたすら頻出度順に問題を解いて、本試験型の問題を解くことです。毎年新しい漢字が作られたり、読みや意味が変わるワケでもないので、出題範囲は限られていると言えます。

 

資格試験と言われるものはどれも同じですが、繰り返し学習することが合格につながります。

 

ただし、ここで他の資格試験とは学習方法の違いがあります。習う対象が漢字ですから、とにかく書いて覚える必要があります。当然といえば当然かもしれませんが、漢字は書かなきゃ覚えられません。

 

テキストや参考書の解答を隠して頭の中だけで答えを出すというのはあまり頭に入りません。以下のように学習を繰り返せば2級までならほとんどの方が合格できるでしょう。

  • 答えを隠して、紙に書いて覚える。
  • 間違えた問題に丸印をつけて、また復習する。
  • 何度も間違える問題だけ別ノートに書き写す。

試験では、漢字の読み書きや意味、使い方についての確かな知識が求められます。単純ですが繰り返し学習は全ての資格試験の基本ですね。

漢字能力検定 試験情報

試験日

お申込み

年3回:

6月〜7月、8月〜11月、1月〜2月(例年)

主催者のサイトでご確認ください。

受験資格

受験の制限はありません。

試験内容

※以下は2級についての内容です。
高校卒業・大学・一般程度(2136字)※常用漢字がすべて読み書き活用できるレベル。
【程度】
すべての常用漢字を理解し、文章の中で適切に使える。
【領域・内容】
《読む、書く》

  • すべての常用漢字の読み書きに習熟し、文章の中で適切に使える。
  • 音読みと訓読みとを正しく理解している
  • 送り仮名や仮名遣いに注意して正しく書ける
  • 熟語の構成と意味を正しく理解している
  • 熟字訓、当て字を理解している(海女/あま、玄人/くろうとなど)
  • 対義語、類義語、同音・同訓異字などを正しく理解している

《四字熟語》

  • 典拠のある四字熟語の意味を理解している(鶏口牛後、呉越同舟 など)。

《部首》

  • 部首を識別し、漢字の構成と意味を理解している。

各級の出題内容と審査基準については、漢検の概要 | 日本漢字能力検定をご覧ください。

試験に関する詳しい情報は漢検の概要 | 日本漢字能力検定をご覧ください。

漢字能力検定 問題集

漢検 2級 過去問題集 2019年度版
とりあえずは漢字能力検定協会の過去問題集を利用するのが無難でしょう。参考書の販売も大事な収益源です。ここから出題されるので多少有利になります。

 

とは言うものの、どの出版社の問題集を選んでも繰り返し学習をして内容を完璧に仕上げれば合格点まで十分到達できます。
2級の出題範囲は常用漢字のみ+人名漢字で、出題内容もそれほどバラつきのあるものではありません。なので2級を受験する方には、ほぼどこの問題集を選んでも大丈夫です。

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