世界遺産検定が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

世界遺産検定

あくまで趣味の領域の検定試験、ユネスコ等は一切関係ありません。

難易度 学習期間 資格の種類 資格の分類 合格率 将来性

やや易しい

1か月

民間資格

民間検定試験

50%

世界遺産検定,使える,役に立つ,パティシエ

※難易度・合格率・学習期間は2級の数字です。

世界遺産検定とは

世界遺産でもある富士山

世界遺産検定とはNPO法人世界遺産アカデミーが試験を主催する民間の検定試験です。人類共通の財産・宝物である世界遺産についての知識・理解を深め、学んだ内容を社会へ還元することを目指した検定試験です(世界遺産検定ホームページより一部引用)。

 

世界遺産とは、地球の誕生より生み出され、現在まで行き続ける自然、あるいは人類の歴史とともに造り出され、現在へと引き継がれている建造物などです。いずれも人類共通の宝物として未来へと伝えていかなければならない遺産です。

 

世界遺産検定の受検料の一部は、世界遺産保全活動に活用するためユネスコに寄付されています。世界遺産検定の学習を通して、世界遺産についての知識・理解を深め、同時に世界遺産の保護に役立てていこうという狙いがあります。

 

世界遺産検定は、2006年に第一回の試験がはじまって以来受験者数は増え続け、2018年には累計で約20万人が受検ししています。世界遺産検定には4級、3級、2級、1級、マイスターの5ランクがありますが、2018年の受験者数は(4級:2,030人、3級:6,877人、2級:5,488人、1級:843人、マイスター:37人)計15,275人です。最近の受験者数は鈍化傾向にあります。

 

世界遺産検定は、野菜ソムリエと同じく著名人・芸能人の取得者が多いのも特徴です。

 

参考:世界遺産検定|NPO法人 世界遺産アカデミー

世界遺産とは?

京都に点在する古い木造作りの神社・仏閣はその文化的・歴史的な価値により、国により文化財として指定され、後世に残すよう保護されています。

 

一方、北海道の知床の自然環境ように、あえて人の手を入れず、あるいは人の手による保護を最小限にすることで、景観や学術的に重要な価値のあるものを後世に残すように保護されているものもあります。

 

京都も知床も国が保存のために保護しているという面では同じです。そして中でも特に世界的なレベルで、全人類共有の財産として保護していこうというのが世界遺産です。

 

世界遺産とは、国連のユネスコ(UNESCO)が世界遺産条約のリストに登録することにより指定されます。

世界遺産は文化遺産、自然遺産、複合遺産の3種類

一言で世界遺産といっても文化遺産、自然遺産、複合遺産の3種類に分けられています。

 

文化遺産は歴史的な建造物や遺跡などで、普遍的価値を有する記念物、建造物群、遺跡、文化的景観などです。ローマのコロッセオ、奈良の法隆寺、インドのタージ・マハル、ドイツのケルン大聖堂などです。

 

自然遺産は貴重な形態を残している自然や地質、地形などで、保護すべき生態系、絶滅のおそれのある動植物の生息・生育地などです。オーストラリアのグレートバリアリーフ、日本の白神山地や知床、タンザニアのキリマンジャロ、アメリカ合衆国のイエローストーン国立公園などです。

 

複合遺産は文化遺産と自然遺産の両方の要素を持ち、価値を兼ね備えているものです。ペルーのマチュピチュ遺跡、中国の泰山、ギリシア共和国のメテオラ、グアテマラ共和国のティカル国立公園などです。なお日本には複合遺産はありません。

 

役に立つ資格なのか?役に立たない資格なのか?

製菓衛生師のレーダーチャート

世界遺産検定は公的資格ではなく、民間の団体が主催する検定試験です。ユネスコ等の団体とは一切関係ありません。

 

そもそも世界遺産検定は趣味の領域の検定試験です。毎年のように増え続ける世界遺産の正確な知識を身に付け、自分自身の見聞を広めるのが狙いです。

 

しかも明確な規定がある資格ではないので、就職や転職の際に履歴書に記載するのは微妙な感じはします。

 

旅行関係の会社へ就職を希望するのであれば、一部考慮する会社もありますが、履歴書に記載できるのは3級以上です。それ以外であればほとんど就職や転職が有利になることはありません。旅行関係以外の会社へ就職を希望するのであれば、書いても話題にもならない可能性もあります。

 

旅行関係の仕事に就きたいのであれば、旅行業務取扱管理者や通訳案内士などが確実に評価されます。資格手当が支給される会社も多くあります。

 

旅行業界へ就職するために、世界遺産検定や旅行地理検定の学習をする学生がいますが、どちらを取得しても就職が有利になることは少ないようです。


世界遺産検定の将来性を徹底研究!

この資格の活かし方

 

世界遺産検定は、資格としての価値は低いとはいえ、旅行関係の会社へ就職するのであれば多少なりとも有利になる可能性はあります。

 

実際に大手の旅行会社3社で、エントリーシートの資格欄に「世界遺産検定」が設けられています。そこで自己PRの1つの材料として記入することはできます。世界遺産検定には1級からマイスターまで5ランクの分かれていますが、やはり2級以上、できたら1級以上がよいでしょう。

 

とはいうものの、世界遺産検定の資格を取得しました!というだけでは強いアピール材料にはなりません。この資格を取った理由や、取得するのにどう努力したのか、という過程が大事です。

 

さらに言うと、将来この資格をどう仕事に活かしていきたいのかを、志望動機とともに面接の際にアピールできるかが大切になります。ただ単に、1級を取得しましたから採用してください!では話しになりません。

 

旅行会社以外でも、旅行業務に関係のある会社であれば、資格を取得していることが知識の裏付けになり就職が有利になる可能性もあります。例えば、旅行関係の本を出版している出版業界などです。とはいえ、やはり趣味の延長線上の検定試験です。過度に期待するものでもありません。

エントリーシートに記入できる企業は3社

 

新卒採用の際に、エントリーシートの資格欄に「世界遺産検定」を設けている企業は3社あります(2018年11月現在)。以下の通りです。

  • JTBグループ
  • 近畿日本ツーリスト個人旅行株式会社
  • 阪急交通社

認定級は3級からエントリーシートに記載することができ、面接でも資格取得をアピール材料とすることができます。

 

ただし、「資格の有無により就職活動の選考時に優遇されるわけではありません」と明記されています。資格を持っているということが直接選考に影響するわけではないが、面接の際にアピール材料にはなる、ということです。

 

そして、世界遺産検定を社内推奨資格としている会社は以下4社あります。

  • JTBグループ
  • 近畿日本ツーリストグループ
  • 阪急交通社
  • 日本旅行

世界遺産検定の学習を通して得られる知識の範囲は広く、カウンター業務から電話対応、商品開発、海外旅行の添乗業務などで得られた知識を活かすことができます。入社後も活かせる可能性があるということです。

 

参考:就職活動でPR|世界遺産検定

大学入試で世界遺産検定が優遇されることも

 

現在全国で230校を超える大学のAO・推薦入試において世界遺産検定が評価されています。どのような内容で評価されているのか詳しく調べてみました。

 

詳しくはこちら入試で評価される学校一覧|世界遺産検定を参考にしてください。

 

東京都の大学だけで検索すると、38校が優遇措置を取る大学として出てきます。

 

ほとんど100%がAO・推薦入試の際に「自己アピール材料として使用できたり、参考資料とする」という程度の内容で、直接の影響は少ないようです。ほぼ私立の大学ですが、1校だけ国立大学があります。学部の指定はほとんどありませんでした。

 

出願して合否判定の際に、優遇する可能性はあるけど、直接の合否判定の理由になることは少ないようです。面接・小論文テストの際、うまく自己PRにつながれば、考慮される可能性は高いともいえます。

 

ちなみにぼくが住んでいる長野県では2校のみ該当しました。

 

※公開の許可があった大学のみ掲載しており、他にも入試で考慮される可能性のある大学があるということです。

世界遺産検定の受験者の内訳

 

世界遺産検定は10歳未満の小学生から90代のお年寄りまで、毎回幅広い年代の人受検します。

 

受検者の年代は10〜20代で76%ですから、ほぼ8割を占めています。学生の受検者が増えており全体の約6割を占めています。

 

世界遺産検定は、趣味の旅行をより楽しみたいという人や、知識を増やして学ぶことを楽しみたい人の受験が多いのが特徴ですが、少しでも就職が有利になるようにと、受験する学生も多いことがわかります。

 

性別では女性が6割で、女性がやや多い傾向にあります。男性よりも女性の方が旅行好きだからとも言えます。

 

世界遺産検定に合格するためには

世界遺産検定には、4級〜1級とマイスターの計4ランクがあります。
各級の難易度は、概ね以下の通りです。

  • マイスター:すべての世界遺産(論述)
  • 1級:すべての世界遺産
  • 2級:主要な遺産300件
  • 3級:主要な遺産100件
  • 4級:主要な遺産30件

4級から1級へ難易度が上がるにつれて出題範囲も広くなっていきます。1級は出題範囲が全ての世界遺産なので、世界遺産を学ぶ上では是非1級まで取得したいところです。

 

1級を取得するためには、2級取得者でないと試験を受けることはできません。1級〜4級はどこからでも挑戦できます。2級と3級、3級と4級の同時受験も可能です。

 

1級から4級の試験はマークシート形式で出題され、世界遺産の基礎知識、日本の遺産、自然遺産、文化遺産、その他の分野から出題されます。最上位のマイスターともなると論述で回答しますが、世界遺産について自分の意見をしっかり話さないとなかなか合格できません。

 

学生時代に世界史をある程度学習していた人であれば取り組みやすいのではないでしょうか。世界史の知識があり、それに関連して世界地図も理解できるようであれば、2級から挑戦しても問題ないでしょう。不安のある人は、3級受験からでもよいでしょう。

 

少なくとも1級まではマークシート方式ですから、テキストの丸暗記は不要です。毎日1時間の学習で1か月ほど(合計30時間)で大丈夫です。ある程度確実に合格できますます。学習方法としては、

 

過去問題集で問題を解く→テキストを読む→問題を解く→テキストを読む

 

この繰り返しです。

 

テキストは世界遺産検定用の公式のものがあるので必ずそれを購入することです。書店で並んでいないことが多いのでネットで注文するのがおすすめです。

 

世界遺産は、毎年新たに世界遺産が登録されるので、確実に登録件数は増えます。そのため新しいテキストが常に必要になります。しかし古いテキストでも、最新部分をニュースやネットで確認しておけば問題はありません。

 

世界遺産検定はあくまでも趣味の検定試験です。合格することが目的ではなく、理解して教養を身につけることが目的です。楽しんで学習ができたら理解も進んで楽しくなるでしょう。

世界遺産検定試験情報

試験日

お申込み

年2回実施(3月,7月,9月,12月のいずれか)

マイスターと1級は7月、12月に実施

主催者にお問い合わせください

受験資格

どなたでも受験できますが、一部受験資格については下記参照。

試験内容

【受験資格】
1級〜4級はどこからでも挑戦できます。
1級は2級以上の認定者に受検資格があります。
マイスターは1級以上の認定者に受検資格があります。

 

【出題形式】
級によって出題形式が異なります。

  • マイスター:論述形式、3題
  • 1級:マークシート形式、90問
  • 2級:マークシート形式、60問
  • 3級:マークシート形式、60問
  • 4級:マークシート形式、50問

世界遺産検定試験に関する詳しい情報は世界遺産検定|NPO法人 世界遺産アカデミーをご覧ください。

世界遺産検定 おすすめテキスト・基本書

くわしく学ぶ世界遺産300<第2版>世界遺産検定2級公式テキスト

試験の主催者であるNPO法人世界遺産アカデミーが出版する公式テキストです。

 

検定試験はほとんどここから出題されます。このテキスト以外に参考書はないと言ってもよいでしょう。試験終了後も趣味として十分に使える内容です。
見やすく、要点が分かりやすく網羅されていて内容も豊富です。試験に出る箇所が赤文字や太文字でかかれているので親切です。

種類 評価
テキスト 世界遺産検定,使える,役に立つ,パティシエ

世界遺産検定 おすすめ問題集

世界遺産検定公式過去問題集1・2級<2018年度版>

2017年7月、12月実施の1級と、3月、7月、9月、12月実施の2級の検定問題を収録しています。テキストを読んでいるだけでは頭に残らないので、実際に出題された過去問題集を解きながら、出題傾向を確認して、内容を覚えるには最適です。

 

テキストと問題集の繰り返しで確実に合格へと近づきます。

種類 評価
テキスト 世界遺産検定,使える,役に立つ,パティシエ

 

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