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ホテルビジネス実務検定とは?難易度や合格率・活かし方など

ホテルのドアパーソン

ホテルや観光の業界で一定の評価を受ける民間資格です

種類難易度合格率
民間資格やや易しい65%
受験資格取得費用勉強時間
誰でも受験可~2万円2か月程度
活かし方全国の求人数おすすめ度
知識習得0件
  • 上記はベーシックレベル2級についてです。
  • 全国の求人数は、ハローワークの情報を基に2024年4月16日に集計。

ホテル・観光系の専門学校生の多くが在学中に受験する検定試験です。

合格者は業界では一定の評価を受けます。

しかし、民間資格なので就職や転職が有利になるとまでは言えません。

もちろん履歴書に書けばアピール材料にはなりますがそこまでです。

率直に申し上げて、容姿や面接時の印象の方が重要です。

さらに、ホテル業界で必要なのは英語や中国語といった語学力です。

語学力を身に付けるには長い学習時間を要します。コツコツと勉強しましょう。

当サイト内の評価や感想は公正で客観的な判断に基づいていますが、あくまでも運営者個人の意見です。参考にするかしないかはご自身で判断してください。

目次

ホテルビジネス実務検定とは

ホテルのフロントで電話対応する男性

関連業界では一定の評価を受ける検定試験

ホテルビジネス実務検定とは、ホテルビジネスにおいて必要とされる専門分野の知識と語学力を認定する民間資格です。

H検とも称し、ホテル業界や関連業界では一定の評価を得ています。

試験は、「ベーシックレベル」と「マネジメントレベル」に分かれています。

ベーシックレベルはホテル業界志望の学生を対象としており、難易度の低い順に2級・1級の試験に分かれています。級によって試験の出題範囲も違います。

マネジメントレベルは、ホテル業界の管理職を対象としており、接客業務だけではなく管理業務のスキルも問われます。合格者は、正解率によって2級または1級に分けて認定されます

検定試験は、一般社団法人日本ホテル教育センターが主催しています。

主催者サイト:ホテルビジネス実務検定試験【公式】

役に立つ資格なのか?

民間資格では就職はあまり有利にならない

ホテルビジネス実務検定試験は、ホテル・観光・旅行系の専門学校の生徒の多くが受験します。

学校で勉強した成果を「検定試験合格」という形として残す目的と、就職の際にアピール材料にする狙いがあります。

けれど、自己アピールの材料にはなっても、残念ながら実務能力を証明しているとは言い難く、就職や転職が有利になるとまでは言えません。

就職するにあたっては面接時の評価(笑顔とか話し方)、容姿、学歴なども重要です。

ホテルによっては語学力も求められます。

特に、有名なホテルになると就職に関しては普通に大卒が有利です。

専門学校へ行くなら、Fランでもいいですから大学へ進んでください。

そこで英語などの語学力を磨きましょう。

将来性について徹底研究

ホテルの前でお出迎えする男女

ホテルに就職する際に求められるのは語学力

ホテル業界で最も歓迎されるのは、英語や中国語といった語学力のある人です。

今や日本の観光地にあるホテルを潤わせているのは、中国人をはじめとした欧米人などです。

都心のビジネスホテルでも同じです。

フロントには外国人が長蛇の列を作ります。

高級ホテルのお客は、日本人よりも外国人観光客の方が圧倒的に多いです。

一流ホテル、ビジネスホテル、旅館、それぞれで求められる接客は異なりますが、外国人観光客が重要であるのはどこも同じです。

そのため、現場では英語か中国語が話せれば重宝されます。

語学力の証明になるのが、TOEIC英検などです。

TOEIC700点以上あれば就職や転職は有利です。

800点以上あれば、よほど面接の印象が悪くなければ即採用です。

英検なら準1級以上です。

ホテルビジネス実務検定は語学力についての出題もありますが、単純な単語の穴埋め程度で英会話とは程遠い内容です。

専門学校でホテルビジネスについて学ぶのであれば、まずは英語の勉強をしてください。

語学力を高めるには当然ですけど時間もかかります。2年間あればかなり上達するでしょう。

いざ社会に出て働きだしたら語学の勉強といっても思うように時間を割けません。

語学力を磨く時間があるのは学生のうちです。

合格するには

ベーシックレベル2級であれば難易度は低い

ホテルビジネス実務検定の合格率は、難易度の低い順に概ね以下の通りです。

  • ベーシックレベル2級:60~70%
  • ベーシックレベル1級:40~60%
  • マネジメントレベル:35~55%

※マネジメントレベル合格者は正解率によって2級と1級に分けて認定されます。

ベーシックレベル2級の受験対象者は、新入社員やホテル業について学んでいる学生で、接客業務に従事できるレベルです。

出題範囲も狭いので独学でも比較的容易に合格できます。

ベーシックレベル1級は一般社員から初級管理職が対象で、マネジメントレベルはホテル業における管理職やマネージャーを想定しています。

出題範囲は広く、管理業務からも出題されるので難易度はアップします。

実務経験が無ければ合格するのは難しいです。

学習方法としては、公式サイトで日本ホテル教育センターの公式テキストを発売しているので、こちらを利用するのがおすすめです。

テキストや問題集は一般には販売されておれず、公式サイトからの購入となります。

試験情報

日程・出題内容・合格基準・その他

試験日

年2回(3月、11月)
マネジメントレベルは年1回11月実施

お申し込み

1月初旬~1月下旬
10月初旬~10月下旬

受験資格

誰でも受験できます。

試験会場

個人受験:全国4都市(札幌、東京、大阪、福岡)
団体受験:学校や企業にて受験

受験料

  • ベーシックレベル2級:5,100円
  • ベーシックレベル1級:5,100円
  • マネジメントレベル:8,200円

※税込み、2024年4月現在

試験内容

【試験範囲】

  • マネジメントレベル:ホテルの基礎、宿泊業務、料飲業務、宴会業務、調理業務、マーケティング業務、総務・人事業務、施設管理業務、仕入・購買業務、経理・会計業務
  • ベーシックレベル1級:ホテルの基礎、宿泊業務、料飲業務、宴会業務、調理業務、マーケティング業務、総務・人事業務、施設管理業務、仕入・購買業務、経理・会計業務
  • ベーシックレベル2級:ホテルの基礎、宿泊業務、料飲業務、宴会業務、調理業務

【認定基準】
マネジメントレベル:正解率によって2級または1級として判定します。

  • 1級:各章の正解率が80%以上、かつ全体の正解率が85%以上
  • 2級:各章の正解率が60%以上、かつ全体の正解率が65%以上

合格基準

ベーシックレベル1・2級:各章の正解率が60%以上、かつ全体の正解率が65%以上。

合格発表

試験の約2週間後に受験者全員に成績通知表、認定者には認定書と認定証明書を発行

主催者情報

試験に関する詳しい情報は試験要項|ホテルビジネス実務検定試験(H検)【公式サイト】をご覧ください。

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