潜水士が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

潜水士

潜水士の資格だけであれば未経験でも筆記だけで簡単に取得できます。

難易度 学習期間 資格の種類 資格の分類 合格率 将来性

やや易しい

1か月程度

国家資格

業務独占資格

80%

星2つ

潜水士とは

潜水士

潜水士とは、国家資格である潜水士免許を取得し、海や河川、湖などに長時間潜ってさまざまな作業をするプロフェッショナルです。

 

潜水士と聞いて、なんと言っても真っ先に連想するのは海難救助です。厳しい訓練を積んだ若き海上保安官たちが、海難者を救助する姿を描いた映画「海猿」は一躍人気を集めました。

 

潜水士の仕事は人命救助だけではありません。港湾での土木作業、海洋調査、沈没船の引揚げ、水産物の収穫など多岐にわたります。

 

2011年に起きた東日本大震災で発生した津波の影響で、海底に多くのがれきが流されて港が壊滅的なダメージを受けました。そのがれきの撤去や、港湾の復旧工事に活躍しているのも潜水士です。

仕事として潜水作業に従事する場合は潜水士の資格(免許)が必要

水中での作業といっても、人は水中で呼吸できないため、潜水器やボンベなどの特殊な装置が必要です。また、水中では水圧が身体にいろんな影響を与えるため、減圧症や窒素酔いといった危険が常に伴います。

 

正しい知識を得て安全に水中での作業をおこなうために、潜水士になるには労働省が実施する潜水士の国家試験に合格しなければなりません。

 

潜水士の資格は、「業務(仕事)」として潜水作業をする際には必ず必要です。ただし、これは「業務」として従事する者に関する法律の規制であって、レジャー・趣味・遊びなどの目的で、例えばスキューバダイビングを楽しむ者には潜水士の資格は必要ありません。趣味で潜る人に潜水士の資格は不要です。

ダイビングスクールで取得するCカードと潜水士の資格は全くの別物

国家資格である潜水士と、ダイビングスクールで発行される「Cカード(ダイバー認定証)」とは別物です。

 

そもそも、潜水士の資格とは、潜水を職業とする人のために取得を義務付けられた国家資格です。Cカードとは、趣味としてダイビングを楽しむ人のための民間のライセンスという違いがあります。

 

潜水士の試験は実技がなく筆記だけですが、Cカードを取得する際は、ボンベなどの潜水道具を背負って実際に海に潜って実技講習を必ず実施します。そのため、Cカードの取得の方が一般的には難しいといわれています。

 

リゾート地において、潜水道具を借りる際も国家資格である潜水士資格は通用せず、民間資格であるCカードの提示が必要になります。

 

世界の多くの国では、Cカードを所持していることがサービスを受ける条件となっていて、Cカードを所持していない場合のスキューバダイビングを法的に禁止している国もあります。

 

個人でスキューバダイビングを楽しむのであれば潜水士の資格は必要ありません。民間のダイビングのライセンスであるCカードを取得すれば足ります。

 

参考:資格の紹介(潜水士)

 

役に立つ資格なのか?役に立たない資格なのか?

潜水士のレーダーチャート

潜水士の試験には実技がありません。完全なるペーパーテストですから、海がキライな人でも泳げない人でも独学で短期間で取得できます。

 

しかも、年齢制限もないので小学生でも取得可能です(ただし免許の交付は18歳以上ですから、大学生ならOKです)。

 

潜水士は国家資格ですが、試験も比較的簡単なので、取得は難しくありません。

 

職業として潜水士の仕事に就きたい人は、この資格が必須になるのは間違いないですが、潜水士の資格だけ持っていてもすぐに就職や転職には役立つとはいえません。実際に何度も海に潜った経験が必要です。

 

とはいえ、潜水士が活躍する業界は常に人手不足なので、実力がつけば将来仕事に困ることはありません。職業として潜水士を選ぶのであれば必要な資格です。

 

学生が履歴書に書いても、潜水作業をする会社以外は特に就職は有利にはなりません。まぁ、話しのネタになる程度です。履歴書を1行埋める程度のメリットがあるくらいです。


潜水士の将来性を徹底研究!

この資格の活かし方

 

潜水士は、潜水装備を身につけて仕事をする上で必要な資格です。

 

仕事には常に危険が伴います。海の中で身体は自由に動きません。体力も消耗するので、簡単に誰でもできる仕事ではありません。

 

そのため、作業効率の良い潜水士であれば、フリーランスで年収1000万以上も可能です。

 

潜水士が活躍する職種は多くあります。例えば、作業潜水士、水中カメラマン、ダイビングのインストラクター、海上保安庁の職員、水族館飼育員、その他いろいろ。

 

プロの潜水士として活躍できる場は多くあります。「水の中」で作業をするのであれば必須の資格といえます。

憧れの海上保安庁の潜水士になるには

 

やっぱりテレビドラマや映画の影響って大きいですよね。海上保安庁の通称「海猿」に憧れる高校生は多いようです。

 

海上保安庁の潜水士になるには、一般に海上保安大学校(広島県呉市)または海上保安学校(京都府舞鶴市)に入学し、卒業しなければなりません。

 

海上保安大学とは、幹部候補生を養成する大学という位置付けで、偏差値は海上保安学校より高くエリートコースといえます。例年の倍率は8倍〜10倍で、国立大学並の難易度と言われています。なお、海上保安大学校と海上保安学校の併願は可能です。

 

海上保安大学は4年間、海上保安学校は2年間通います。いずれも全員寮での生活をおくります。授業料はかからず在学中から給料が出ます。

 

卒業後は、海上保安官つまり国家公務員として入庁をします。そしてその後は希望や適正により、「適正有り」とみなされれば、潜水士になるための研修を受けることができます。この研修ですが、想像どおり厳しく、脱落者は普通に出るようです。

 

海上保安庁の中でもエリートしか潜水士にはなれません。まず保安学校時代に良い成績でないと潜水士の過程のある配属から外されます。

 

海上保安庁の潜水服には黄色とオレンジ色があります。一般の潜水士は黄色ですが、特殊救難隊、通称海猿はオレンジ色です。

 

潜水士は海上保安庁の職員1万2千人の中で200人程度です。特殊救難隊は1隊6人編成で6隊しかないので全国に36人しかいません。

 

しかも、毎年36人が選べれるワケではありません。欠員や補充で数人が選ばれるだけです。

 

潜水士になるのも厳しいですが、特殊救難隊はさらに厳しいです。たった36人しかいないオレンジ色の潜水服は潜水士の憧れです。

 

海上保安庁のレスキューダイバー通称海猿、かなり狭き門であるのは間違いないようです。海上保安庁に就職するだけでも大変です。その中でも激しい競争に勝っていかなければなりません。

 

参考:海上保安大学
参考:海上保安学校

 

海上保安学校は、海上保安大学よりもどちらかというと入りやすいです。どちらも受験する際に年齢制限がありますが、海上保安学校は年齢制限がゆるいので一般の大学を卒業してからでも受験は可能です。

 

なお、「海上保安学校」を目指す場合には、

  • 船舶運航システム課程(航海・機関・主計コース)
  • 航空課程
  • 情報システム課程
  • 海洋科学課程

がありますが、このうち

  • 航空課程
  • 海洋科学課程

に入学すると、潜水士にはなれませんので注意が必要です。

 

参考:海上保安庁の潜水士になりたいのですが・・

民間企業で潜水士として活躍したいけど・・・

 

潜水士の資格を取得して、民間企業で働きたいけど大学へ進学した方がいいのか、あるいは高校を卒業してそのまま就職した方が良いのか・・・迷うところではあります。

 

例えば、大手の潜水会社に就職して管理職としての将来を考えているのであれば大卒が有利でしょう。転職する際も大卒以上の学歴があると幅が広がります。可能であれば海洋系の大学に進学するのがおすすめです。

 

ただ、民間の潜水士として現場の第一線で活躍したいと考えているのであれば、大学へ行かなくても十分です。高卒でそのまま潜水会社に入社して実績を積むのもいいかと思います。

 

やはり実力の世界です。大卒が給料いいから大学に行きたいというのは少し違っているかもしれません。大卒上がりのインテリが、現場では高卒現場叩き上げにかなわないことも多くあります。

ダイビング関連の資格が取れる専門学校へは間違っても通わないように!

 

マリンスポーツやダイビング資格が取れる専門学校が世の中には存在します。例えば、ダイビングのインストラクター、レスキューダイバー、潜水士、心肺蘇生法技能検定、小型船舶操縦士一級・二級・特殊などの資格です。

 

なんとなく海に憧れて、潜水士の資格などで食べていけるような気がして進学を考える高校生も多いようです。

 

でもちょっと待ってください!看護師とか理学療法士とか職業に直結する専門学校なら高い学費を払う価値は有ると思いますけど、レジャー関係や英会話の専門学校を卒業して、卒業生の何パーセントがその道に進んでいるか、真剣に調べてみましたか?

 

インストラクターの資格は国家試験ではありません。講習を受ければ簡単に取得できるので、一般企業に就職してからでも趣味で休日に取得できます。潜水士の資格もどちかと言えば簡単です。船舶免許なども自分で取りに行けば済みます。

 

レスキューダイバーの資格にしても、わずか2日間の講習会で取得できます。2日間の講習では実際には人を救助することはできません。

 

学生が、専門の学校に通ってまで目標にして良い資格や職業ではありません。

 

潜水士になるには

海上保安庁の海猿や、民間のダイビングインストラクターなどの説明も書きましたが、ここでは純粋に国家資格である潜水士の試験について書きます。

 

はじめに、潜水士になるには、学科試験のみで実技試験はありません。全く泳げなくても学科試験に合格すればOKです。「畳の上の水練」でも合格できます。

 

試験は難しくありません。テキストや問題集をきっちりと1日3時間程度すれば、初学者でも1か月ほどの学習で合格できます。

 

合格のコツはとにかく過去問を解くことです。とりあえずテキスト・参考書を1冊、問題集を1冊決めて、繰り返し学習してください。

 

出題傾向としては、とにかく過去問とほとんど同じような問題が繰り返し出題されます。そのため毎回合格率は80%ほどです。

 

学科試験に合格すると、合格通知書が交付されます。 その後、免許申請をして、手元に免許証が届いた時点で、潜水士の免許取得となります。

潜水士 試験情報

試験日

お申込み

年に4〜6回程度
(地域によって違います)

※主催者ホームページを参照してください。

受験資格

受験資格の制限は一切なく、どなたでも受験できます。

※ただし、18歳未満は合格しても満18歳になるまで免許証の交付はされません。

試験内容

【験科目・出題数(配点)】

  • 潜水業務:10問(30点)
  • 送気、潜降及び浮上:10問(25点)
  • 高気圧障害:10問(25点)
  • 関係法令:10問(20点)

出題形式:五肢択一式のマークシート方式
合格基準:各科目につき4割以上の得点があり、かつ全科目の総合得点が6割以上
※全科目の合計点が6割以上かつ各科目4割以上で合格となります。

試験に関する詳しい情報は受験資格(潜水士)をご覧ください。
※ただし非常にわかりずらいホームページになってます。注意が必要です。

潜水士 おすすめテキスト・基本書

潜水士試験徹底研究(改訂3版)

初心者でも理解できるように詳しく解説されているので、おすすめのテキストです。ポイントとそれに関する問題は、図で解説されていてわかりやすいです。2、3回読んだらかなり理解できます。例題もとても優秀で、そっくりな問題がいくつか本試験で出題されます。

 

潜水士試験の合格率は70%〜80%ほどで、それほど難易度は高くありませんが、勉強しないと合格はできません。このテキストと問題集で学習すれば合格できます。潜水知識がなくても合格点はとれるはずです。

種類 評価
テキスト 星5つ

潜水士 おすすめ問題集

潜水士試験問題集―模範解答と解説(120題)

潜水士受験生には必須の問題集です。問題集ですが解説がしっかりしているのでテキストを買わなくてもこれ一冊で合格は可能です。やはり過去問をやり込むことが合格への近道です。

 

問題がポイントごとに絞られていてよくまとまっているので、学習をすすめやすいのが特徴です。試験科目ごとに過去問があり、試験の傾向が分かりやすいです。この問題集に掲載されている内容がほぼそのまま出題されます。

 

潜水の知識が全くない人は、やはりテキストも合わせて活用したほうがよいでしょう。

種類 評価
問題集 星5つ


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