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旧サイト名:本当に役立つ資格、全く役立たない資格

【健康管理士(一般指導員)】取得する意味やメリットがあるとは考えない方がいいでしょう

不思議に思う男女

受験対策講座を受講すれば容易に取得できる民間資格、取得する意味は・・・

種類難易度合格率
民間資格易しい95%
受験資格取得費用勉強時間
指定講座受講5~10万円1か月程度
活かし方全国の求人数おすすめ度
自己満足0件
  • 学習期間は、通信講座の受講期間の目安です。
  • 全国の求人数は、ハローワークの情報を基に2024年4月8日に集計。
試験の級
受験対策講座(必須)66,000 円
オプション講座(任意)養成講座:22,000円
合格対策講座:7,700円
受験料6,600円(税込)
その他費用入会金 10,000円
年会費(年間)6,000円
  • 金額は2024年4月現在、税込金額です。

こういった短期間(1か月程度)で取得できる民間資格で健康に関する知識がどの程度身に付くというのでしょうか?大いに疑問に感じます。

本当に、短期間で健康に関して「管理士」「指導員」などとして活躍できるほどの知識が身に付くのでしょうか?仕事に活かせるような知識が身に付くのでしょうか?

私は無理だと思います。受験を考えている人はその点をじっくりと考えてみてください。

本当に役立つ資格というものは長い時間をかけて勉強してようやく身に付くものです。

健康管理士に合格して履歴書に書いても評価されません。就職や転職はもちろん有利にはなりません。

その証拠に、「健康管理士」に関する求人など全国どこにも見つかりません。

資格として認められていないということです。

当サイト内の評価や感想は公正で客観的な判断に基づいていますが、あくまでも運営者個人の意見です。参考にするかしないかはご自身で判断してください。

目次

健康管理士(一般指導員)とは

健康管理に関する民間資格

健康管理士とは、日本成人病予防協会が主催する民間資格です。

「管理士」とついているため、国家資格とか公的な資格と勘違いする人が多いようですが、完全なる民間の検定試験です。

健康管理士は、検定試験の学習を通して、食・ストレス・運動など健康管理についての専門的な知識の習得を目指します。

健康に対する正しい知識を身に付け、病気を未然に防ぐための生活指導を行う予防医学と健康管理を指導するスペシャリストを目指します。

検定試験は、一般指導員、上級指導員、統括指導員の3種類に分かれています。

主催者サイト:健康管理士は「予防医学」「健康管理」のスペシャリスト|健康管理士:日本成人病予防協会

役に立つ資格なのか?

直前の対策講座を受講すれば合格できる

健康管理士になるには、指定の「受験対策講座」を受講しなければなりません。費用は、66,000 円(税込) で、テキスト代、添削費用を含んでいます。

このテキストが6冊あるんですけど、とにかく分厚くて、どこに何が書いてあるのか探すだけでも大変です。しっかり勉強すればかなりの知識が身に付くでしょう。

テキストを真面目に読んで勉強しても、かなり合格は難しいというのが印象です。

そこで必要となるのが合格対策講座(養成講座じゃない方)です。費用は7,700円

受験しようとする日の、わりと直前に開催する合格対策講座を受講すると、その内容が出題範囲になります。

配布された資料にあるイラストや図表がそのまま試験に出題されます。

合格対策講座さえしっかり復習すれば、ほとんどの人は合格できるはずです。

当然ですけど合格対策講座を受講した人としてない人とでは合格率が全然違います。

お金をかければ比較的早く合格できるんです

まぁ、これが良いのか悪いのか別にして法令違反でもないですし、民間資格ですからねぇ・・・こういったことって別に普通のことなのかもしれません。

ただ・・・こうして短期間で合格して、それが何に活かせるのかと言えば大いに疑問です。

就職や転職には活かせない

健康管理士とは、民間の検定試験です。

受験対策講座を受講すれば短期間で合格できる程度に簡単なものです。

あくまでも趣味や教養の検定試験です。

もちろんこういった民間資格を取得しても就職や転職は有利にはなりません。

それは健康管理士一般指導員のさらに上位の上級指導員、統括指導員であっても同じです。

事実、「健康管理士」で求人を探しても、どこにも見当たりません。

つまり、この資格だけでの就職は困難だということです。

栄養士や管理栄養士であれば、専門の教育機関で2年以上あるいは4年以上教育を受けて国家資格を取得します。法律上認められた業務も存在するので求人は豊富です。

同じ健康系の民間検定でも、健康運動指導士健康運動実践指導者の方がまだ求人もあって役立つ資格だと言えます。取得するならこちらを目指してください。

本当に役に立つのかよく考えてください

こういった民間資格について、公式ホームページや資格を紹介するサイトなどではしきりに、文部科学省後援、就職に有利、職場で役立つといった宣伝しています。

しかし、それがどこまで本当のことなのか、信ぴょう性が高いのか・・・よく調べて、そしてご自身で考えてみてください。

多くは受講生を増やすためだけの誇大なPRである場合が多いです。

いずれも法律に触れない範囲で、断定的な表現を避けて巧みに宣伝します。

最近は大手の企業であってもこういった傾向にあるので要注意です。

どこまで信じてよいのかは自分でよく調べるしかないです。

学習する内容はあくまでも健康に関する基礎や初歩の範囲です。短期間の通信教育で、本格的な健康に関する知識は身に付きません。

健康管理士は資格でもなんでもないです。民間の一団体が実施する単なる検定試験です。

それで就職が有利になったり仕事に活かせるなんて考えが甘すぎます。

本当に役立つ知識とは、もっと時間をかけて学習して身に付くものです。

わざわざ、健康管理士のを取得しても、メリットは少ないです。民間の検定試験などこの程度です。

取得するのも維持するのも費用がかかりすぎ!

健康管理士になるには、一般指導員養成カリキュラムのある学校で学習するか、指定の通信教育講座を受講しなければなりません。多くの一般の人は、この通信講座を利用します。その金額は・・・

●受講料 66,000円(税込)

教材費、添削指導料も含んで、学習期間は4か月間が目安です。そして勉強が終わると本試験です。

●受験料 6,600円(税込)

任意ですが、追加の講座も合格するためには必要となります。

●養成講座:22,000円、合格対策講座:7,700円

そして、これだけでは終わりません。健康管理士として名乗るためには、またお金が必要です。

●入会金 10,000円
●年会費(年間)6,000円

もちろん年会費は毎年必要です。これを一定期間内に支払わないと資格を喪失します。再登録を希望するのであれば、また最初からやり直さなければなりません。

6000円の更新料の中身はというと、2か月に1回送られてくる定価350円の情報誌「ほすぴ」とメールニュースだけです。

なぜか、情報誌の巻末には「研修問題」が載ってますが、添削・採点などは実施していません。

セミナーや講座なども開催していません。正直言って6000円の価値はないです。手抜き感で溢れています。

さらに養成講座、合格対策講座も受講すればもっとお金が飛んでいきます。

この内容で受講して取得するほどの価値はあるのか、ご自身でよく考えてみましょう。

仕事にもつながらず費用が高い・・・評判はやっぱり良くないです。

参考:受験対策講座について|健康管理士|厚生労働大臣指定講座で学ぶ
参考:資格更新|生活習慣病を予防する 特定非営利活動法人 日本成人病予防協会

※金額は2024年1月現在です。

試験情報

日程・出題内容・合格基準・その他

試験日

年合計20回程度

お申し込み

随時

受験資格

試験日の1か月前までに、「健康管理士一般指導員受験対策講座」の通信教育講座を修了しているか、あるいは一般指導員養成カリキュラム受講修了者に限定されています。

※ユーキャンのような通信講座では取得できません。

試験会場

東京・大阪・札幌・福岡・仙台・名古屋など

受験料

当サイトの冒頭で料金について詳しく説明しています。そちらをご覧ください。

試験内容

【試験科目】(講座内容)

  • 健康管理学
  • 生活習慣病の基礎知識
  • 心の健康管理
  • 生活を守る栄養学
  • 生活環境と健康
  • 身体を守る健康知識

【試験内容】
時間:90分
問題数:15問程度、選択問題および記述問題

合格基準

ほぼ全員合格できます。

主催者情報

試験に関する詳しい情報は資格認定試験|健康管理士:日本成人病予防協会をご覧ください。

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