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旧サイト名:本当に役立つ資格、全く役立たない資格

Webクリエイター能力認定試験を取得するメリットは?

向かい合ってパソコンで作業する二人の女性

専門学校の生徒が履歴書を一行埋めるために受験する検定試験

種類難易度合格率
民間資格易しい90%
受験資格取得費用勉強時間
誰でも受験可~1万円2週間程度
活かし方全国の求人数おすすめ度
知識習得5件
  • 全国の求人数は、ハローワークの情報を基に2024年6月13日に集計。

Webクリエイター能力認定試験とは、パソコン、IT、プログラム系の専門学校の生徒の多くが在学中に受験する民間の検定試験です。

学生であれば履歴書に書いて自己PRの材料として使えますが、それが決定打になって就職が決まるとは言い難いです。

社会人であれば、転職の際に履歴書に書いてもあまり評価はされません。

就活・転職時のアピール材料、あるいはスキルアップに活かしたいのであれば、国家資格あるいはベンダー系の検定試験を目指してください。

当サイト内の評価や感想は公正で客観的な判断に基づいていますが、あくまでも運営者個人の意見です。参考にするかしないかはご自身で判断してください。

目次

Webクリエイター能力認定試験とは

タブレットを使ってでデザインする女性

HTML・CSSについて学ぶ検定試験

Webクリエイター能力認定試験とは、株式会社サーティファイが実施する民間の検定試験です。

試験の学習を通してWebサイト制作に必要なHTMLなどの基本的知識について学びます。

「デザイン能力」を問うような資格試験とよく勘違いされますが、そういったクリエイティブな内容は試験では問われません。

HTMLのタグ・CSSのプロパティといった基本的な知識についてのみ問われます。

この株式会社サーティファイは、「情報処理技術者能力認定試験」という試験も実施しています。

これが国家試験の「情報処理技術者試験」とよく名称が似ているため公共性の高い団体と間違えられますが完全なる民間団体です。

主催者サイト:Webクリエイター能力認定試験|資格検定のサーティファイ

役に立つ資格なのか?

社会人が取得するメリットは少ない

Webクリエイター能力検定試験とは、情報系の専門学校の生徒が在学中に何か形を残すために受験します。

情報系の専門学校とは、例えばコンピュータ、パソコン、プログラム、システム開発などです。

本来であれば、国家資格でもあるウェブデザイン技能検定や基本情報技術者試験などに合格できればいいんですけど、やはり能力的にダメな生徒もいます。

そういった生徒でも合格できて、履歴書の資格欄を一行でも埋められるように受験するのがこういった民間資格です。

合格すれば、卒業時に履歴書に書いて就活の際のPR材料にします。

ただし、難易度が低いためあまり評価されません。

大学生や社会人が就活や転職のために取得しても評価されません。履歴書に書いてもほぼスルーです。何か話しの話題になればマシな方です。

社会人で、ITやWeb開発系の会社へ就職するためにこういった検定試験を受験するのであれば、考え直した方が良さそうです。

将来性について徹底研究

膝の上でノートパソコンを操作する女性

学習する内容は基礎的でレベルも低い

「Webクリエイター・・・」という試験の名前から想像すると、クリエイターとしての能力を問われる試験のように想像してしまいますが、実際は違います。

前述の通り、Webクリエイター能力認定試験ではHTMLのタグやCSSのプロパティについての知識が問われます。

実はこういったHTMLやCSSに関する知識というのは、Web制作業務ではさほど重要視されません。

ネット上で探せばこういった知識はいくらでも拾えるからです。

基本事項さえ押さえれば誰でも短期間で身に付きます。

ホームページを作成する上で最も必要なのは「クリエイター」としての能力です。

それはデザインのセンスであって、全体を構築する感性です。

細かな技術的な知識は仕事を進めれば自然に身に付きます。

これからWeb製作の第一歩を踏み出そうと考えている人にはWebクリエイター能力認定試験の勉強は良いかもしれません。

しかし、実際にWeb業界で働いている人にとってはあまり意味はない試験です。

合格するには

ほぼ全員合格できる

Webクリエイター能力認定試験は、スタンダードとエキスパートの2種類に分かれています。

スタンダードの方が難易度は低いです。

スタンダードもエキスパートも難易度としてははそれほど高くなく、むしろ簡単です。

主催者発表の平均合格率は89.9%ですから、名前の書き忘れがない限りほとんど全員合格できます。

勉強時間としては、公式テキストを利用するのが無難ですが、書店へ行けばHTMLやCSSに関する本はいくらでも出てます。

ネット上でも詳しく解説しているサイトが多くあるので、無料でも十分学習できます。

事前にHTMLやCSSの知識がどれくらいあるのかで難易度は違いますが、初学者でもスタンダードで1週間、エキスパートは2週間もあれば合格できます。

多少なりとも知識があれば、全く勉強しなくても勉強時間ゼロでも合格できます。

テキスト・問題集・参考書

おすすめテキスト・基本書

Webクリエイター能力検定「エキスパート」試験に対応する公式テキストです。

本書は、サンプルサイトを作成しながらHTMLタグの要素や属性及びCSSのプロパティをその都度説明する構成となっています。

スタンダードより試験範囲は広くなっていますが、スタンダードと同じタグ、プロパティは、ほぼスタンダードと同様に説明されています。

合格するには必要な知識が十分に収録されているので、これ1冊でもエキスパートに合格できます。

種類評価
テキスト

試験情報

日程・出題内容・合格基準・その他

試験日

  • 随時試験:各試験会場が設定した日程
  • 公開試験:年2回実施(リモートWebテスト)

お申し込み

  • 随時試験:各試験会場によって異なります
  • 公開試験:概ね試験の2周間前くらいまで

受験資格

どなたでも受験できます。

試験会場

  • 随時試験:全国主要都市にて実施
  • 公開試験:任意の場所(パソコン、タブレット等により解答)

受験料

  • エキスパート 7,700円
  • スタンダード 6,100円

※2024年4月9日現在、税込

試験内容

【認定基準】

  • スタンダード:セマンテックWebを理解し、HTML5をマークアップすることができる。また、CSSを用いてHTMLの構造を維持しつつ、Webページのデザインやレイアウトを表現することができる。
  • エキスパート:レイアウト手法や色彩設計等、ユーザビリティやアクセシビリティを考慮したWebデザインを表現することができる。また、スクリプトを用いた動きのあるWebページの表示、マルチデバイス対応、新規サイトを構築することができる。

【試験時間】
《スタンダード》

  • 実技:テキストエディター使用:70分、Webページ作成ソフト使用:60分

《エキスパート》

  • 知識:20分
  • 実技:テキストエディター使用:110分、Webページ作成ソフト使用:90分

合格基準

  • スタンダード:実技問題の得点において得点率65%以上
  • エキスパート:知識問題と実技問題の合計得点において得点率65%以上

合格発表

試験後1か月を目途に郵送

主催者情報

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