刈払機取扱作業者とは公共の草刈り作業には必要な国家資格

刈払機を操作する年配男性

試験のない講習で取れる国家資格、草刈りの公共作業を行う際に必須

種類難易度合格率
国家資格易しい99%
受験資格取得費用勉強時間
指定講座受講~1.8万円6時間程度
活かし方全国の求人数おすすめ度
スキルアップ172件
  • 刈払機取扱作業者は、厚生労働省通達(平成12年2月16日 基発第66号)により特別教育に準ずる教育(安全衛生教育)として規定された国家資格です。
  • 全国の求人数はハローワークの情報を基に2026年5月4日に集計。

私有地などの草取りを行う際に刈払機取扱作業者の資格は必要ないですが、国や自治体の依頼を受けて作業に従事する際にはこの資格が必須です。

6時間の講習を受講すれば取得できます。

事故の発生を防止するために必要な知識を学べるので、個人で草刈り機を利用する際も知識が役に立ちます。

目次

刈払機取扱作業者とは

刈払機を操作する男性

大きなリスクを伴う草取り作業

刈払機(かりはらいき)とは、エンジン駆動で回転する刃やワイヤーを使用して草地や雑草の「草刈り」を行うための機械です。

よく、公園や農地で、「ブィ~ン」というエンジン音を響かせながら、回転する金属の刃がついた長い金属棒を軽快に左右に振って草を刈っている光景を目や耳にします。

作業は立ち姿勢で、歩きながら両手で刈払機を操作します。

刈払機取扱作業者とは、この刈払機を使用して草刈り等の作業を行う者で刈払機取扱作業者安全衛生教育を修了した者のことを言います。

刈刃は高速で回転します。しかも刃が露出しているため、十分安全に注意して使用しないと大変危険です。

刈払機を使用する作業においては、接触や巻き込まれによる手指の切断、障害物や地面との接触による跳ね返り(キックバック)の事故などが発生しています。

誤った使用方法による振動障害発生の可能性もあります。振動障害とは、手・腕を通して振動が身体に伝達されることが原因で生じる障害です。

※連続作業時間の制限(1回30分以内など)についても講習で学ぶ重要なポイントです。

さらに、炎天下での作業は熱中症のリスクが高くなります。

これらの適切な取扱い方法についての知識が必要です。

刈払機取扱作業者安全衛生教育において、作業に適した機種の選定、点検・整備、保護具の使用など、刈払機を正しく取り扱うために必要な知識や技術を学びます。

公共事業であれば資格は必須

刈払機を利用すれば、短時間で多くの草刈りや雑草の処理ができるため、林業、造園、建設工事、土木工事などの現場で幅広く使用されています。

刈払機取扱作業者の資格が必須となるのは、国や自治体が発注する公共の公園・グラウンド・道路・河川などを維持するための草刈り作業などを請負う場合です。

例えば、自分の敷地内の雑草を刈るような時であれば、この資格を有していなくても刈払機を使って作業はできます。

しかし、私有地での作業であっても、刈払機取扱作業者安全衛生教育を通して点検・整備方法や振動障害に関する必要な知識を身につけることが望ましいとされています。

公共事業の請負条件として提示されることが多く、実質的に必須の資格です。

講習は全国各地で開催

刈払機取扱作業者安全衛生教育のテキスト

なお、刈払機取扱作業者安全衛生教育を受講する方法は以下の3通りです。

  • 現地で開催される講習会に参加する
  • 出張講習に参加する
  • Web講座を受講する

試験などはありません。居眠りなどよほどのことがない限り全員合格できます。

Web講座は「学科」のみです。「実技」は別に必要です。

刈払機取扱作業者の資格は多くの企業や団体で実施しています。下記は一例です。参考にしてください。

役に立つ資格なのか?

外での作業で汗を拭う男性

求人は全国的にも多い

刈払機取扱作業者の求人を探すと意外と全国的に見つかります。多いのは造園業や林業などです。

フルタイムでの正社員としての募集、夏季だけの草取りのアルバイト募集など様々です。

必須の資格ではありませんが、やはり持っていれば就職や転職が有利なるのは間違いないようです。

さらに経験があれば優遇されます。

ただ、当然ですけど野外での作業が中心です。こういった作業に応募する人は少なく、どこも人手不足のようです。

個人の土地の草取りを行う際には法令で必須ではありませんが、やはり使用方法を間違えると大きな事故につながる危険性があります。

刈払機取扱作業者安全衛生教育を通して必要な知識を身につければ身を守るために役立ちます。

ちなみに私の知人は、刈払機を使用している際に飛んできた金属棒が靴と足を貫通し大怪我を負いました。

講習会情報

日程・受講資格・内容・その他

試験日

開催する団体によって異なります。詳しくは実施先までお問い合わせ下さい。

お申し込み

開催する団体によって異なります。

受講資格

原則として誰でも受講できますが、18歳以上に制限している教習機関もあります。

講習会場

全国各地で開催しています。

受験料

1万円〜1.8万円程度(実施団体やテキスト代により異なる)

講習内容

【学科】5時間

  1. 刈払機に関する知識
  2. 刈払機を使用する作業に関する知識
  3. 刈払機の点検及び整備に関する知識
  4. 振動障害及びその予防に関する知識
  5. 関係法令

【実技】1時間

  1. 刈払機での作業

※計6時間の講習となります。

主催者情報

試験に関する詳しい情報は主催者のホームページをご覧ください。

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