Web講義やDVDを利用して自宅で効率よく学習
最近は、講義の様子が収録されたWeb講義やDVD教材を利用できる通信講座が多くあります。
パソコンはもちろんのことスマホでも、いつでもどこでも講義の画像を何度でも見られるので大変便利です。
通勤電車の中でイヤホンを付けて、スマホで動画を見ているサラリーマンを時々見かけます。
ただし、繰り返し視聴しても効果は限定的なので要注意です。
講師の講義が聞けるWeb講座やDVD、使わない手はありません
Web講座、eラーニング、ダウンロード講義、DVDなど、名称は違いますが、講義を自宅などで視聴できるという点ではどれも同じです。
資格予備校の通学コースの講義をそのまま自宅や外出先で自由な時間に視聴できるとあって、予備校へ通学する時間がとれない社会人にとってはかなり便利なサービスです。
Web講座のメリットは自分のスケジュールに合わせて勉強できる点です。
予備校への通学時間がゼロというのも大きなメリットです。
初学者にとっては、最初から全て独学で学習するよりも、プロの講師の講義をひと通り視聴する方が理解が早まります。
しかも通学コースと比べると値段も手頃で、好きな時間に視聴できます。
専門講師の生きた講義を視聴できるのであれば使わない手はありません。
せっかくの教材もうまく利用しないと時間の無駄になる
しかし、こういったWeb講義やDVDを受講するのは思いの外時間がかかります。
見ているだけで何日も何時間もを時間を費やしてしまいます。再生速度を早くしてもトータルの時間はそんなに変わりません。
勉強したつもりでいても思いのほか記憶に残りません。単に視聴しているだけでは時間の無駄遣いにつながります。
せっかくの生きたナマの講義もうまく利用しないとマイナス要因になります。
そこで、DVDを使って学習する際の注意点を以下に書きます。参考にしてください。
Web講義やDVD講義を利用する際のポイント
Web講義やDVDを見る際は、必ず付属のテキストを手元に開いて視聴してください。
そして、視聴しながら要所要所で動画を止めて、テキストのどこに書いてあるのか確認して鉛筆(シャープ)で線を引きます。
蛍光ペンで線を引いてもかまいませんが、後から消すことができるので鉛筆がおすすめです。
もちろん何もしなくても構いません。
講師が重要箇所として説明した内容は必ずテキストで確認しましょう。
1回めの視聴は時間がどうしてもかかります。2回めを見る際は、理解している箇所は早送りするのもよいでしょう。
繰り返し見ても効果は限定的です
Web講義やDVDは、繰り返し視聴してもあまり学習効果が上がるものでもありません。
それは、講義の視聴といってもテレビ番組を見ているのと同じで、あくまでも受け身の学習だからです。
思っているほど脳は使いません。ただ画面を見ているだけであれば、おそらく眠くなるはずです。
動画を繰り返し見るのなら、テキストを繰り返し読む方が効果的です。
問題集を解く方が学習効果は上がります。
Web講義にはデメリットも
Web講義などは初学者が理解して納得するための教材であって、本試験に必要な実力をつけるためのものではありません。
2回か3回見たらその後はあまり見ない方がいいです(と、私は思います)。
数回動画を見た後は、時には息抜きで聞き流す程度にしてください。
どうしても学習する気分が出ない時や、本試験前の直前に復習をかねて視聴する程度にしてください。
Web講義は繰り返し見ても実力がつくものではないんです。繰り返し見ても効果は限定的です。
実はこれがWeb講義を利用する際の隠れたデメリットです。