DTPエキスパートが役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

DTPエキスパート

知識と技術は身に付くかもしれないけど就職は有利にならない。

種類 学習期間 難易度 合格率

民間資格

4か月程度

やや易しい

50%

活かし方 取得費用 受験資格 おすすめ度

スキルアップ

2〜5万円

誰でも受験可

※上記はDTPエキスパート・マイスターについてです。

最終更新日:2021/10/25

DTPエキスパートとは

パソコンで作業する女性

DTPエキスパートとは、コンピュータを使って出版物などをデザイン・編集・製版・印刷・加工する技術や知識を認定する民間資格です。

 

DTP(デスクトップパブリッシング:Desktop publishing)とは、主にパソコンを使って、書籍、新聞などの出版物の編集から構成、割り付け、印刷までを行う一連の作業のことをいいます。

 

DTPエキスパートとは、日本印刷技術協会(JAGAT)が試験を主催する検定試験です。

 

2020年3月の試験(第53期)より、従来の「DTP エキスパート」は「DTPエキスパート」と「DTPエキスパート・マイスター」の2段階制の認証に変更になりました。

 

どちらが難易度が上かという分類ではなく、試験の実施は従来通りです。学科試験・実技試験ともに合格すれば「DTPエキスパート・マイスター」として認証されます。

 

学科試験のみ合格(実技試験に不合格)となった人は「DTPエキスパート」として認証されます。学科試験だけの受験も可能です。

 

資格取得後は、認証継続のため2年に一度有料の更新試験を受けなければなりません。ただし、実技試験はなく、自宅での受験も可能です。

 

主催者サイト:DTPエキスパート | JAGAT

DTPエキスパートについて本音で一言

技術を磨くためにDTPエキスパートの勉強をするのは良いことです。DTPの技術と知識が身に付けば実務に反映させられます。初心者には基礎的な知識として役に立つでしょう。

 

ただ、この業界はオペレーターとしての技術よりもデザインのセンスの方が重要です。デザインのセンスは試験の勉強だけでは補えません。先天的なものも多分にあります。

 

そして重要なのが「人間性」です。この業界はクライアントありきです。クライアントからは終わりのない意見や文句を延々と言い続けられる可能性もあります。そういう人達の意見をいかに丸く収めて納得してもらうかも大きな課題です。印刷技術も必要ですが、人柄も重要な業界です。

 

DTPエキスパートの将来性を徹底研究!

就職や転職はあまり有利にならない

 

デザインの打ち合わせ

 

DTPエキスパートの試験は、DTP関連資格の中で最も歴史が深く、実務に直結するということもあって人気があり、受験者数は延べ5万人を超えています。

 

DTPエキスパートの資格を取得するための勉強は実務に直結します。グラフィックアーツの仕事に関わる人にとっては必須の知識として広く認知されているためおすすめの資格です。

 

実際に出版、印刷の業界では有名な検定試験で、現場で働いてる人も多く受験します。

 

ただ、就職や転職にどれくらい役立つかというと、残念ながら取得してもあまり有利にはならないようです。求人を調べても有資格者の需要は少ないです。

 

ハローワークインターネットサービスで、免許・資格コード欄に6307(DTPエキスパートのコードNo)を入力して全国の求人を検索すると、ほとんど見つかりません。

 

関連情報:転職・求人情報を検索して資格の価値を判断する

 

就職や転職のために取得を考えているのであれば、あまりメリットは期待できません。合格率は比較的高く難易度が低いため、誰でも短期間で取得できます。合格すれば実力の証明につながるとは言えないからです。

 

やはり現場で必要になるのは技術よりもセンス、そして仕上がった製品(作品)の完成度です。

2年ごとに有料で資格の更新が必用

 

DTP検定は、2年ごとに有料で資格継続試験を受けて資格の更新を行わなければなりません。

 

名目は「技能レベルの維持・向上に努めるため」となっていますが、まぁ、本音は定期的な更新料収入が目的です。

 

最近の民間資格は認定級がいろいろあって、その都度受験料を取られ、資格の認定やら更新やらでさらにお金を取られるのが大きな特徴です。たかだか民間の検定試験にこんな制度全く必用ないですね。

 

料金は、DTPディレクション/DTPビジネスともに4,840円(税込)です。

 

試験といってもともに更新費用の徴収が目的ですから誰でも合格できる程度の難易度です。

 

参照:資格の継続 | DTP検定

 

DTPエキスパートも同様の更新試験を実施しています。

DTPエキスパート 試験情報

試験日 お申込み

年2回(3月、8月)

試験実施月の初旬まで

受験資格

受験資格の制限はなく、どなたでも受験できます。
※DTPに関心のある人、経験は問いません。

試験内容

試験実施地:東京、大阪、名古屋、福岡、仙台、札幌、各指定講座会場(DTPエキスパート認証試験のみ)
※各地の会場場所については、試験開催の約1か月前に掲載予定
【受験料(2020年7月現在税込)】

  • DTPエキスパート 15,000円
  • DTPエキスパート・マイスター 21,000円
  • DTPエキスパートからDTPエキスパート・マイスターへのアップグレード 9,000円

試験時間:学科試験(第一部:120分、第二部:120分)
試験方法:学科試験(多肢選択形式)+実技試験(課題制作)

 

出題範囲:DTPエキスパートカリキュラムに準じます。
【学科試験】

  • DTP関連知識
  • 印刷発注側知識
  • 印刷工程知識
  • 色の知識

【実技試験】

  • 会場での学科試験後、提出期限内に「作品」と「制作指示書」を添付し提出

【合格基準】

  • 学科試験:5つのカテゴリー「DTP」「色」「印刷技術」「情報システム」「コミュニケーション」のすべてにおいて正解率80%以上
  • 実技試験:作品を[レイアウト][組版][画像/色]、制作指示書を[設計][要素][表現]による6つのカテゴリーに分け、全カテゴリが10段階評価の8以上であれば合格

※近年最終合格率は53.7%ほどです。
結果発表:5月中旬、10月下旬の予定(協会Webサイトにて発表)

試験に関する詳しい情報は試験概要 | JAGATをご覧ください。

DTPエキスパート おすすめテキスト・基本書

JAGAT DTPエキスパート認証試験スーパーカリキュラム 第13版準拠

過去問題を詳細に解説したテキストです。総復習用に模擬試験問題も掲載しています。

 

内容量は非常に多いので最新用語集としても利用できます。

 

初学者にとっては読みずらく分かりにくい点もあるので、テキストと合わせて学習するのがおすすめです。

種類 評価
テキスト

DTPエキスパート おすすめ問題集

DTPエキスパート受験サポートガイド 改訂9版

過去問と出題のポイント、問題解説、模範解答、重要語で構成された学科試験用のテキスト&問題集です。

 

「DTP」「色」「印刷技術」「情報システム」「コミュニケーション」の出題例、出題の背景や意図を分かりやすい文章で解説しています。

 

これ1冊だけでは合格は難しいので、模擬試験や他と一緒に勉強するのをおすすめします。

種類 評価
問題集

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