駐車監視員が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

駐車監視員

定年後の再就職に役立つ国家資格、就職100%ではないので要注意。

種類 学習期間 難易度 合格率

国家資格

1週間程度

易しい

70%

活かし方 取得費用 受験資格 おすすめ度

就職・転職

3万円

講座受講

※駐車監視員資格者講習は個人で申し込みます。

最終更新日:2022/01/05

駐車監視員とは

駐車禁止の標識

駐車監視員とは、駐車・駐輪が禁止されている場所で違法な駐車がないかを警察官に代わってチェックする人たちのことです。

 

モスグリーンのスラックスを履き、淡いグリーンの制服の上に黄色のベストを付けた2人組を繁華街などでよく見かけます。

 

本来こういった交通ルール違反の取り締まりなどを行うのは交通警察(交通部門・交通課)でしたが、2006年の道路交通法の改正により始まった制度です。

 

駐車監視員は、警察から業務を委託された民間企業に所属し、放置車両の確認業務を専門に行います。

 

業務の内容は、放置車両の確認及び確認標章と呼ばれるステッカーの取付けなどです。違反車両のナンバープレートを控えたり現場の写真を撮影をするなのでの手順を踏んだうえで状況を警察署長に報告します。

 

所有者に対する放置違反金納付命令や、違反者が出頭した場合の交通反則切符の作成・交付等は従来と同じく警察官が行います。

 

この駐車監視員の仕事をするには「駐車監視員資格者」という国家資格が必要です。業務に従事している間は「みなし公務員」という立場で、公務員つまり警察官に準ずる身分になります。

 

主催者サイト:駐車監視員等 警視庁

講習を受講すれば駐車監視員になるための資格が取れる

駐車監視員の資格を取得するには、各都道府県の警察本部や警視庁が開催する「駐車監視員資格者講習」を受講しなければなりません。

 

そこで道路交通に関する法令の知識や、放置車両の確認等の必要技能などを連続する2日間の日程で学びます。

 

その後、1週間〜10日後くらいに実施される修了考査に合格すると、公安委員会から駐車監視員資格者講習修了証明書が交付され、その後、資格査証を申請することによって取得します。

 

講習を受講するための受験資格などはありませんが、18歳未満の人やアルコール・覚せい剤などの中毒者は受講できません。

 

考査受検費用を含めた受講費用は概ね20,000円(2022年1月現在)です。この他に資格者証交付にも費用として概ね9,900円が必要です。

 

参考:駐車監視員資格者講習 警視庁

 

役に立つ資格なのか?役に立たない資格なのか?

駐車違反を取り締まる男性

駐車監視員になるために学歴や年齢、実務経験などは問われないので、比較的従事しやすい仕事です。

 

そのため、定年退職者や高齢者も多く、就職につながりやすい役立つ資格だと言えます。

 

ただし、自腹で講習に出席して国家資格を取ったからといって必ず駐車監視員として働けるとは限らないので注意が必要です。

 

警察から業務を委託されている企業(多くは警備会社)に雇わて、はじめて駐車監視員としての業務に従事できるようになります。

 

もちろん採用されるにためには履歴書による審査もあれば面接もあります。

 

警察から業務を委託されるくらいの企業ですから、規模も一定以上で信頼性の高い会社ばかりです。即採用にはなりません。倍率が高ければ不採用です。自腹で払った受講費用が無駄になります。

 

参考:放置車両確認機関等一覧表 警視庁
※東京都で業務を受託している企業の一覧が掲載されています。

 

しかも、就職した会社が警察から業務を受託していたとしても、何らかの理由で更新されなければ駐車監視員の仕事はなくなってしまいます。

 

会社が、採算が採れないと判断したら更新を辞退するでしょうし、不祥事などで更新打ち切りになる可能性もあります。

 

さらに、駐車違反の車の監視ですから、やはり求人は都会に集中します。地方の駅前では駐車監視員の需要は極端に少ないです。

 

取得するのは容易ですが、メリットばかりではない資格です。


駐車監視員の将来性を徹底研究!

この資格の活かし方

 

駐車違反を取り締まる男性

 

駐車監視員の給料は、所属する会社によって異なります。

 

就職先は主に警備会社ですが、その勤務先によって給料もさまざまです。仮に同じエリアで駐車監視員の仕事をしていたとしても、勤務する企業によって異なります。

 

ハローワークインターネットサービスで調べると、一般的に月給15万円〜22万円ほど、時間給なら950〜1300円のところが多いようです。

 

契約社員やアルバイトの求人もありますが、正社員としての採用も多く見つかります。

 

完全固定給なので、成績によって給料が上がったりボーナスが増えるわけではありあせん。

 

駐車監視員の仕事には、曜日はあまり関係ないようです。そのため、土日や祝日にも仕事をする可能性が高いです。

 

交代で週2日の休みを取るシフト制を導入している会社が多く、どのような勤務体制になるかは勤務先によっても違います。

 

概ね日中の仕事ですが、場所によっては深夜になる場合もあります。

 

駐車監視員の制服、スラックス、帽子、腕章等は警視庁や警察本部から貸与されます。

駐車監視員の職務内容

 

駐車監視員は、2人以上が1組でペアを組み、警察から公表されているガイドライン(取り締まり活動方針、重点路線、重点地域・重点時間帯等)をベースに業務を遂行します。トラブル対応も含め1人では活動できません。

 

参考:駐車監視員活動ガイドライン - 愛知県警察

 

駐車違反の車や自転車を見つけたら、その時点で違反と見なすことができ「確認標章」と呼ばれるステッカーを取り付けます。

 

駐車違反の車両を発見したら、従来のような時間的余裕は置かずに確認作業を行い、放置駐車違反と現認すれば直ちに車番撮影・確認標章の取付を行います。

 

車両に人が乗っていたら確認標章の取り付けができないため、まず車内に人がいるかどうかの確認作業から始まります。

 

違反確認台数のノルマなどは公式には「無い」と言われていますが、もちろん税金を投与している以上毎日成果なしというワケにはいきません。

 

警察署からノルマを掲げられるのは業務委託契約違反になるということで最近ではないようです(以前はありました)が、所属する会社からはやんわりとノルマを課せられます。

 

駐車監視員は、毎日何枚貼り付けたと言う日報を違反状況の見取り図などと一緒に提出します。少ないと持って行きずらいですし「一日何してたの?」なんて問われます。枚数が少ないと当然ですが、翌年以降の業務の入札に影響しかねません。

 

ちなみに、1日のノルマは3.5件が一般的です。3.5件分の違反金が入れば委託料(人件費等)をペイできると言われています。

 

担当する地域は、広いところもあれば狭いところもあります。基本が歩きですが、自転車や車も使用できます。実際に歩く距離はせいぜい4〜5キロくらいだと言われています。

 

トイレは公衆トイレや警察署を利用します。委託業者は委託された警察署の管内に事務所を設置する契約になっているので、食事や昼休みなどの時間は事務所へ戻ります。

 

駐車監視員は、仕事柄時には違反者に怒りをぶつけられる可能性もあります。

 

しかし、業務中は「みなし公務員」という立場なので、たとえば暴言や暴行を受けた場合、公務執行妨害が成立して相手は逮捕されることになります。

 

みなし公務員である以上駐車監視員には守秘義務も課せられます。

冷静な対応が求められる

 

心当たりのある人も多いと思いますが、駐禁を切られると多くの人は感情的になります。

 

特に、警察官ではなく民間人に反則キップ(厳密には違いますが)を切られたとなると、嫌味を言ったり暴言を吐いたりする人もいます。

 

グリーンの制服から「ミドリムシ」「緑のおじさん」などと揶揄する人もいます。

 

この仕事は人に良い印象を与えません。「嫌われ役」です。恨みを持たれたりと、正義感だけではなかなか大変な仕事です。

 

いろんな性格の人がいるので柔軟に対応できる能力が必要です。常に冷静に対応できる気持ちが必要です。

 

駐車監視員に合格するには

駐車監視員になるために「駐車監視員資格者講習」を受講しなければなりませんが、日程は都道府県の警察本部によって違います。最寄りの警察本部のホームページをチェックしましょう。

 

参考:駐車監視員資格者講習の開催について - 埼玉県警察

 

募集人数約60名となっているケースが多いようですが、警視庁では一度で300名受け付ける講習もあります。受付期間中であっても募集人数に達した段階で受付終了となります。

 

講習は2日間、計14時間です。その後1週間〜10日後に考査(1時間の試験)が実施されます。

 

講習では、車両や道路についての基本的な知識から、実際に起きている違反駐車の問題、警察が行っている対策や取り組みなどについて学びます。

 

2日間ある講習の2日目の午後に考査に出るようなところをしっかりと教えてくれます。聞き逃さないようにしてメモを取りましょう。これが合格するためのポイントです。その部分を考査までに覚えれば合格できるはずです。重要点をまとめたプリントも講習で配布するようです。

 

講習を受けたら、いよいよ修了考査を受験します。試験の形式は正誤判定をする2択のマークシート方式の問題が50問出題され、50問のうち45問、90%以上の正解で合格です。

 

合格率は70%以上といわれていますが、60%程度の場合もあります。試験会場によっては50%を切ることもあるようです。

 

試験はこの学科試験のみで、実務試験などはありません。マークシートなので、学んだことをすべて正しく覚える必要はありません。

 

ポイントを押さえてきちんと勉強すれば試験の難易度は高くない試験ですが、引っかけ問題なども出題されるため気を抜くのは禁物です。

 

試験対策用のテキストが市販されていますが、講習で配布されるので事前に購入する必要はないです。試験問題は公表はされていないので、過去問題集などは一般には販売されていません。

駐車監視員 試験情報

試験日 お申込み

警察本部によって異なります

警察本部によって異なります

受験資格

受験資格の制限はなく、どなたでも受験できます。

試験内容

■駐車監視員資格者講習
《第1日:7時間》

  • 駐車問題と交通警察
  • 交通警察の基礎知識
  • 違法駐車取締りと確認事務の民間委託のための仕組み
  • 駐車監視員制度の概要
  • 道路の基礎知識
  • 車両の基礎知識
  • 交通規制の基礎知識
  • 放置車両の意義
  • 駐車に関する道路交通法の規制

《第2日:7時間》

  • 放置車両の意義
  • 駐車に関する道路交通法の規制
  • 放置車両の確認等の実施要領等
  • 放置車両確認時の留意事項
  • 誤りやすい違反種別の認定要領
  • 駐車監視員の責任

 

■修了考査(1時間):50問(90%以上の得点で合格となります)

 

駐車監視員資格者講習:20,000円
駐車監視員資格者認定:9,900円

 

※申請から駐車監視員資格者証交付に必要な期間は概ね30日(標準処理期間)です。

試験に関する詳しい情報は各都道府県の警察本部のホームページをご覧ください。

駐車監視員 おすすめテキスト

駐車監視員資格者必携

資格者講習に参加予定の方は買う必要はないです。

 

講習会でこのテキストが配布されます。

 

どうしても事前に勉強しておきたいという人であれば参考になります。1か月くらい前からこの本を一通り読んで勉強すれば試験に合格できるでしょう。

 

全部書いてある内容を覚えようとするのではなく、いかに要点を正しく覚えかがポイントになります。

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