小規模ボイラー取扱者が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

小規模ボイラー取扱者

合格後は実務経験を積んで、2級ボイラー技士を取得するのがおすすめ。

種類 学習期間 難易度 合格率

国家資格

2日間

易しい

99%

活かし方 取得費用 受験資格 おすすめ度

知識習得

~2万円

講習受講

※講習を受講すればほぼ全員合格できます。

最終更新日:2022/08/10

小規模ボイラー取扱者

小規模ボイラー

小規模ボイラー取扱者とは、小規模なボイラーの操作や異常時の処置などの作業をするための国家資格です。

 

各都道府県で定期的に開催する「ボイラー取扱技能講習」を修了すると取得できます。

 

ボイラーとは、灯油、ガス、重油などの燃料を燃やし、それによって得られた熱エネルギーを水に伝えて蒸気や温水を発生させる装置です。

 

工場、大型オフィスビル、デパート、病院、ホテルなどで、空調管理や温水供給にボイラーは利用されています。

 

ボイラーを取り扱う国家資格としてはボイラー技士が一般的ですが、小型ボイラーの操作に関しては小規模ボイラー取扱者でも取扱いができます。

 

関連資格:ボイラー技士とは

 

小規模ボイラーに該当するものは、小規模の病院やホテル、旅館、温泉施設で空気調和や給湯に使うボイラー、クリーニング業や小規模な製造業の工程で利用する蒸気や温水供給用ボイラー、食品の製造会社で大型炊飯器や食器洗い機の蒸気や温水供給に使うボイラーなどです。

 

最近のボイラーは、小型・高性能化され、その多くが自動制御方式を採用しています。ボイラーの取扱者はボイラーや制御機器の構造や取扱はもちろん、燃料の性状、水管理など広い範囲の知識、技能を身につけなければなりません。

 

参考:ボイラー・圧力容器の技能講習、特別教育 | 一般社団法人 日本ボイラ協会

小規模ボイラー取扱者の資格を取得すると、胴の内径が750mm以下・長さ1300mm以下の蒸気ボイラー、伝熱面積が3㎡以下の蒸気ボイラー、伝熱面積が14㎡以下の温水ボイラー、伝熱面積が30㎡以下の貫流ボイラーなどの運転・停止などの取扱いが可能になります。

 

※2級ボイラー技士との違いは、2級は「伝熱面積の合計が25㎡未満のボイラー」という点です。伝熱面積をみればわかります。

ボイラー取扱技能講習修了者について本音で一言

小規模ボイラー取扱者の資格は、2日間の講習と難易度の低い修了試験だけで取得できます。

 

そのため、合格したからと言ってで就職や転職が有利になるメリットはあまり期待できません。学生の就活にもほぼ活かせんません。

 

講習を受講すれば取得できる資格なので、有資格者が退職するようであれば従業員の誰かを講習に行かせれば済みます。外部から有資格者を採用するほどでもありません。

 

ボイラーは、一旦工場などで稼動し始めると止めずに動かし続けます。そのため出勤等の確実性を確保するために、アルバイトとして採用して業務を任せることもほぼないです。

 

将来性を徹底研究

2級ボイラー技士を目指すのがおすすめ。

 

給湯器

 

小規模ボイラー取扱者は、現場での実務経験が4が月以上あれば、2級ボイラー技士の免許の交付要件を得ます。

 

参照:二級ボイラー技士免許の取得について | 一般社団法人 日本ボイラ協会

 

キャリアアップという点でも、ボイラーを取り扱う会社で働く予定あるいは現に働いているのであれば、実務経験を積んだ後にボイラー技士の資格取得を目指すのがおすすめです。

 

全国の求人情報を検索すると、「ボイラー技士の有資格者なお可」「ボイラー技士資格必須」などの求人も少なからず見つかります。2級ボイラー技士であれば資格手当を支給する会社もあります。

 

2級であれば、現場での知識があれば早い人で2週間、初学者でも2か月ほどの勉強期間で合格できます。試験も全国の主要都市であれば毎月開催されています。

 

小規模ボイラー取扱者の資格を取得したら上位の2級ボイラー技士を是非目指してください!

 

1級が必要な規模のボイラーを取り扱っている会社が少ないので2級で十分です。

「取扱技能講習」と「ボイラー実技講習」は全く別

 

小型ボイラー取扱技能講習とよく似た名称で「ボイラー実技講習」という講習があります。どう違うのでしょうか?

 

前述の通り、ボイラー取扱技能講習の修了者は小規模ボイラーの取り扱いができるようになります。

 

一方、「ボイラー実技講習」とは、2級ボイラー技士の免許の交付要件を満たすための講習会です。

 

以前は、2級ボイラー技士の免許の交付を受けるには、ボイラーに関する学科を修め卒業しているか、ボイラーのある現場で実務経験を有していなければなりませんでした。

 

しかし、2012年(平成24年)より、計20時間(3日間)のボイラー実技講習を受けることで免許の交付が受けられるようになりました。

 

合格するには

この資格は難易度は低く、全国各地で開催される2日間の「ボイラー取扱技能講習」を受講すれば取得できます。

 

最終日に簡単な修了試験を実施しますが、よほどのことがない限り全員合格できます。居眠りせず普通に受講していればまず落ちることはありません。

 

技能講習の内容は法令で時間が定められているので、遅刻、早退、欠席をしなければ大丈夫です。

 

修了試験は、使用するテキストの本文そのまま出題されたり少し内容を変えて出題されますが、とても簡単な問題です。出題箇所は講習中に強調して教えてくれます。

 

全くボイラーについて事前知識がない人は、2級の本を買って予習しておくとよいでしょう。

 

修了試験合格者は、講習の終了時に修了証をもらえますが、1週間後にもらえるところもあるようです。

 

特に制限無く誰でも講習に参加できますが、ボイラーを扱う業務に従事できるのは18歳以上になるので、修了証は18歳になってから交付されます。

 

高校が休みになる春や夏の期間中に受講すると、受講生の半分以上が工業高校の生徒で埋まったりします。この時期は避けた方がよいかもしれません。

 

参考:ボイラー取扱技能講習| 講習案内 | 一般社団法人 労働技能講習協会
参考:ボイラー取扱技能講習会 | 社団法人日本ボイラ協会京滋支部

講習情報

開催日 お申込み

各都道府県により違います

各都道府県により違います

受講資格

受講資格の制限はなく、どなたでも受講できます。

講習内容

■日本ボイラ協会東京支部の場合
参照:日本ボイラ協会 東京支部|ボイラー取扱技能講習会

 

開催日程:2日間の講習
講習時間:9:00~17:00 ※講習終了後修了試験があります。
【講習科目】

  • ボイラーの構造に関する知識
  • ボイラーの取扱に関する知識
  • 点火及び燃焼に関する知識
  • 点検及び異常時の処置に関する知識
  • 関係法令

講習終了後修了試験を行い、合格者に修了証を交付します。
受講料:14,300円(本体13,000円+税、2022年1月現在)
※受講料のほかに教材費(テキスト代)が必要になります。

講習に関する詳しい情報はボイラー取扱技能講習日程 | 一般社団法人 日本ボイラ協会をご覧ください。



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