食品表示検定が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

食品表示検定

一部の職種では評価される検定試験、一般的に就職・転職には使えません。

種類 学習期間 難易度 合格率

民間資格

2か月程度

易しい

60%

活かし方 取得費用 受験資格 おすすめ度

評価アップ

〜1万円

誰でも受験可

※上記は初級についてです。

最終更新日:2021/07/17

食品表示検定とは

食品表示

スーパーで購入する食品に貼られている食品ラベル、そこにはいろんな原材料や添加物の種類が印刷されていますが、一般の人にはなかなか理解できません。

 

せいぜいよく見ても原産地や製造年月日、消費期限、アレルギー物質の有無までではないでしょうか。

 

食品表示検定とは、食品表示を正しく読めるか、正しい法令等の知識を持っているかを問う民間資格です。試験の運営は食品表示検定協会が行っています。

 

試験の学習を通して、食品レベルを単に正しく読み取るだけではなく、安全な食品であるかどうかを見極める能力も身に付けます。

 

試験区分は難易度の低い順に初級・中級・上級に分かれていて、それぞれの試験に合格することで各級の食品表示診断士と認定されます。

 

食品表示検定は、食品メーカーに勤務する人だけではなく、生産者や小売業、消費者も多く受験します。

 

主催者サイト:食品表示検定とは | 食品表示検定

 

役に立つ資格なのか?役に立たない資格なのか?

食品表示検定のレーダーチャート

食品表示検定は、食品表示(商品ラベル)と直接の関わりがある食品加工メーカーではかなり知名度の高い検定試験です。

 

資格と言っても所詮民間の検定試験です。関連する業務の中では知識は役立つでしょうけれど、資格がなくても仕事はできます。

 

実際の現場で活躍している人達にとってはあまり意味がない資格です。

 

食品表示検定は単なる力試し程度に考えるべきです。業務上絶対的に必要な資格ではないので、仮に学生時代に中級に合格しても、採用は有利にはなりません。就職や転職には役立つ機会は少ないようです。

 

就活の際に履歴書に書いてマイナスにはなりません。勉強熱心で前向きな姿勢は評価される可能性はあります。

 

就職・転職にあたって、ほぼ同じ程度の条件で複数の人が採用選考に残った場合、最終的に食品表示検定合格者を採用するかもしれませんが、やはり学歴や面接の結果の方が重視されます。

 

食品表示のラベル作成者が退職して、代わりの人を急遽採用するという特殊な事情がない限り資格の意味は低いでしょう。

 

「食品表示診断士」と名乗ってもメリットは少なく、現場で必要となってから取得すればよい資格です。


食品表示検定の将来性を徹底研究!

この資格の活かし方

 

コンビニの弁当とおにぎり

 

食品偽装など食の安全と安心が問われる昨今、食品表示検定の学習を通して得る知識は、企業や消費者にとって大きな意義があります。

 

企業研修や社員の意識向上、あるいは新人教育の一環として、全ての現場の従業員に受験させる食品メーカーもあります。

 

熱心な会社は、食品表示検定中級以上の有資格者を工場に配置しています。

 

そういった、検定取得に前向きな食品メーカーや小売店であれば、資格取得で得た知識を現場で活かせます。

 

食品表示検定の資格が最も活かせるのは栄養士、管理栄養士です。栄養学の知識と合わせて食品表示の実務もあれば仕事に活かせます

 

関連資格:栄養士とは管理栄養士とは

 

商品開発や品質保証の部署に現在勤務しており、食品表示に関する法令をしっかり理解したいのであれば、一番難しい上級の取得をおすすめします。

 

検定試験を受けることで知識も身につき、自己啓発という点でも有意義です。

食品表示管理士とどう違うのか、どちらがおすすめ?

 

食品表示検定とよく似た試験で、食品表示管理士という民間の検定試験があります。

 

参考:食品表示管理士検定 | スーパーマーケット資格認定制度 S検

 

どちらを勉強しようか、あるいは両方とも受験してみようかと考えている学生も多いようです。

 

食品表示管理士検定は、小売業の団体でもあるスーパーマーケット協会が主催する民間の検定試験です。

 

食品表示に関する試験という点ではどちらも同じですが、食品表示管理士検定は「表示責任を担う能力」となっているので、自分の店舗で食品を販売する際に表示を法令通りにしましょう、という狙いがあるようです。

 

つまり、食品表示管理士はスーパーなどの売り場で働く人が対象です。

 

一方、食品表示検定は、表示を読み安全な食品かどうかを判断する目的もあって、スーパーなどの小売業だけではなく、製造業や消費者までを対象としています。

 

表示のルールは、スーパーであれ加工工場であれ変わらないので、学習する内容は似ています。

 

知名度は食品表示検定の方が上なので、どちらか受験・・・というのであれば、食品表示検定の方がおすすめかもしれません。

食品表示検定に合格しても実務は難しい

 

食品衛生法の本

 

食品表示に関しては、いくつかの法律によって複雑に規制されています。

 

例えば、食品衛生法にはじまって、JAS法、景表法、計量法、健康増進法などです。どれか1つの知識が欠けても間違いが生じます。

 

完璧を求めると表示する項目が雑多になるので、最終的には会社の意思や考え方で決める部分も多いのが現実です。

 

食品加工メーカーなどでは、食品ラベルに関する業務を担当している部署があります。食品表示について理解するには、そこで実務をしっかりと学び、知識を身に付けるのが一番の早道です。

 

食品表示に関する知識をつけることは重要ですが、試験で身に付く知識は、「食品表示ってこういう仕組みなんだ」と基礎を理解する程度に考えた方がよさそうです。

 

表示内容を決めるのは複雑なので、検定試験の知識だけでは実際の業務はできません。

 

食品表示検定に合格するには

食品表示検定は、難易度の低い順に初級・中級・上級の3種類に分かれています。

 

それぞれの級の受験対象者は以下の通りです。

  • 初級:食品表示の基本を知りたい人、食品業界へ就職希望者、一般の消費者
  • 中級:食品の開発・品質管理の担当者、既に関連する仕事に就いている人
  • 上級:食品表示部門の責任者・実務者、食品表示の相談を受ける人

合格率は初級で60%、中級では35%、上級で15%前後です。合格率は中級から急に下がって難易度も高くなっています。

 

初級も中級も公式テキストが出ていますが、問題集は初級までしか出ていません。

 

初級であれば公式のテキストをよく読んでおけばほぼ合格できます。しかし、主催者が開催する検定対策セミナーに出席するのが最も確実です。

 

参考:検定対策セミナー | 食品表示検定

 

過去問題集は市販されておらず、セミナーに出席すればそこでもらえます。セミナーの料金は初級:5,100円(税込)・中級:10,300円(税込)です(2019年12月現在)。

 

パソコン、スマホなどで繰り返し視聴できるオンデマンド講座の用意されています。

 

余談ですけど、こうやってセミナー受講を進めて利益確保に走っているので検定の知名度が今ひとつ上がらないのではないでしょうか。問題集を市販してもっと門戸を開いた方がいいと思います。

 

どうしても初級を飛ばして中級を受けたい特別な理由が無い限り、初級を受けてから中級を受けるのがおすすめです。

 

学習する内容は、JAS法、食品衛生法、健康増進法、計量法、景表法など関与する法律です。会社の指示で受験する人も多いので、しっかりと勉強している人も多いので、実際の合格率以上に難しと感じるかもしれません。

 

やはり、ある程度はしっかりと勉強する必要があります。

食品表示検定の参考となる資料

東京都福祉保健局の資料が良くまとまっています。動画テキストもあるので、理解を深めるには参考になります。

 

参考:食品の表示制度 教材用資料ダウンロード|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局

 

ちなみに、テキストは、食品表示基準とQ&Aを中心に作成されていますが、食品表示法の第2条は確認しておいた方が良いです。ここに食品関連事業者の定義が記載されています。

 

関連する法令、食品表示法等に基づく食品表示については、ほぼ全て消費者庁のホームページにアップされています。参考にしてください。

 

参考:食品表示企画 | 消費者庁

食品表示検定 試験情報

試験日

お申込み

【初・中級】前記:6月上旬、後期:11月中旬
【上級】後期のみ:11月下旬

【初・中級】3月上旬〜4月中旬、8月中旬〜9月下旬
【上級】8月下旬〜9月下旬

受験資格

【初・中級】誰でも受験できます。
【上級】中級合格者

試験内容

■初級試験内容
【試験内容】食品表示検定認定テキスト・初級からの基礎知識と、それを理解したうえでの応用力を問います。
【法令基準日】試験問題に関連する法令等は、2019年10月1日時点で施行(法律の効力発効)されているものを基準とします。
【試験時間】90分間
※開始時に10分程度のガイダンスを行い、試験はガイダンス終了後からの90分となります。
【出題形式】マークシート式による選択問題(全75問)
【合格基準】70点以上が合格(100点満点)

 

■中級試験内容
【試験内容】食品表示検定認定テキスト・中級からの基礎知識と、それを理解したうえでの応用力を問います。
※改訂6版中級認定テキストは2019年1月発行。
【法令基準日】試験問題に関連する法令等は、2019年10月1日時点で施行(法律の効力発効)されているものを基準とします。
【試験時間】90分間
※開始時に10分程度のガイダンスを行い、試験はガイダンス終了後からの90分となります。
【出題形式】マークシート式による選択問題(全100問)
【合格基準】70点以上が合格(100点満点)

 

■上級試験内容
省略します。

試験に関する詳しい情報は受験要項 | 食品表示検定をご覧ください。

食品表示検定 おすすめテキスト・基本書

[改訂6版]食品表示検定認定テキスト・初級

食品表示検定・初級の認定テキストです。

 

マイナーな検定試験なのでテキストの数も少なく、試験に臨むにはこのテキストを利用するしかないようです。

 

しかし、試験内容と内容が合致しているとは言えないのであまり評判は良くないです。合格するためだけなら過去問と他の教材を活用した方がいいでしょう。

 

内容は、説明と事例のみです。内容を理解して覚えるための練習問題などは一切なく、もちろん解説もありません。

 

試験範囲も全て網羅しておらず、別途ネット上でしか販売されない冊子があったりしてちょっと不親切です。

種類 評価
テキスト

食品表示検定 おすすめ問題集

食品表示検定 初級・問題集

食品表示検定試験・初級の公式問題集です。

 

初級であればこれ一冊で合格できますが、テキストもあった方が良いでしょう。検定は受けないけど、食品表示について理解を深めるのにも役立ちます。

 

本試験と同様に、75問を90分で解くことを想定した模擬問題で実力も試せます。

種類 評価
問題集

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