ネットマーケティング検定は意味ない?難易度や合格率など
種類 | 難易度 | 合格率 |
民間資格 | 易しい | 70% |
受験資格 | 取得費用 | 勉強時間 |
誰でも受験可 | ~1万円 | 15時間 |
活かし方 | 全国の求人数 | おすすめ度 |
自己満足 | 0件 |
- 勉強時間は主催者発表による数字です。
- 全国の求人数は、ハローワークの情報を基に2024年11月27日に集計。
ネットマーケティング検定の学習を通してWebマーケティングの基本知識や一般的な方法論などを学びます。
試験の難易度は低く15時間程度の勉強で合格できます。
このレベルでは履歴書に書いても就職や転職は有利になりません。
そもそも、企業のマーケティング部門で働きたいのであれば、学歴とそれまでの経験がモノを言います。
ネットマーケティング検定とは
ネットマーケティングの基礎知識を学習
ネットマーケティング検定とは、株式会社サーティファイが主催する民間の検定試験です。
試験の学習を通して、インターネット・マーケティング全般の基本知識や、一般的な方法論などについて学びます。
試験は、年1回実施されます。ネットを利用したビジネスを展開する上で、必要となる考え方・方法論についての理解度を測定します。
また、効果的なインターネット・マーケティングを実施できる人材の育成を目的としています。
主催者サイト:ネットマーケティング検定
就職や転職に立つ民間資格なのか?
ネットマーケティング検定は非常に簡単な検定試験なので、初学者でも15時間(1週間)ほど勉強すれば合格できます。
本来「マーケティング」とは、時間をかけて勉強(研究)するひとつの学問です。
短時間で合格できるような民間資格で得た知識がどれくらい実際の業務には活かせるのか・・・
基本的な知識は身に付くかもしれませんが、それ以上のメリットは期待できません。
就職や転職が有利になるとは考えられません。
履歴書に書いてもおそらく見向きもされないでしょう。
学生、社会人でも同じですが、学歴、在学中の成績、面接時の印象の方がよほど重要です。
将来性について徹底研究
問題の内容が超基本的、しかもレベルが低すぎる!
実際に本試験においてどんな問題が出題されるのか、興味がある人は下記よりダウンロードできるので参考にするとよいでしょう。
問題は40題掲載されています。
一緒に送られてきた解答を見ると「2021」となっていてるので(2024年4月現在)、おそらく2021年に出題された問題でしょう。
現在(2024年)と単純に内容を比較できませんが、そんなに古い問題を掲載して、ちょっと手抜きのような気も・・・あくまでも当サイト運営者個人の主観ですけど・・・
出題内容はというと、ネットマーケティングつまりSEO的な用語集の正誤レベルの出題です。
具体的な根拠に基づく解決策(方法論)などの記載はありません。
主催者サイトによると「学習時間の目安:15時間」となっているのもうなずけます。
取得する意味は・・・無いような気がします。
ネットマーケティングの知識は簡単には身に付かない
こういったネットマーケティングを対象とした民間資格の種類は実に豊富です。
マーケティング・ビジネス実務検定、マーケティング検定、ウェブ解析士、ネットショップ検定、IMA検定、Webアナリスト検定、Webライティング能力検定、ネットマーケティングビジネス実務検定、通販エキスパート検定 、ネットショップ実務士検定・・・
すべてについて言えることですが、取得したからといって就職が有利になることはないでしょう。
企業側も評価の対象としていません。
その証拠に、これらの合格者を優遇する求人は全く見つかりません。私の知る範囲でゼロです。
多少なりともスキルアップにつながればまだマシな方で、多くは難易度も低い自己満足の検定試験です。
ネットマーケティングの知識は、実際に自分でサイトを運営して、その上で試行錯誤を続けなければなかなか身に付きません。
様々なプラス要素の積み重ねと、マイナス要素の排除の世界です。確実な正解などありません。
短時間でネットマーケティングの知識など身に付くとは考えない方がよいでしょう。
Webマーケティングの業界で役立つ資格は?
Webマーケティング、インターネットマーケティング・・・何やら最先端のイメージがするので、新卒者を中心に憧れの業界のようです。
そこで、こういった業界に就職するために、何か取得すると有利になるような資格はないかと探すワケですが、結論から申し上げて民間資格じゃほとんど意味ないです。
誰でも短期間で取得できる程度の民間資格じゃ履歴書に書いても全く評価されません。
マーケティングは経験が最も重視されます。市場や顧客について精通していなければなりません。
仮に新卒であれば、まずは営業で新規開拓からスタートです。
民間資格よりも学歴の方がよほど重要です。
国公立大学や名門私立大卒であればマーケティング業界へ就職や転職する際に武器になります。
もし評価に値する資格があるとすれば中小企業診断士くらいです。
中小企業庁が管轄する国家資格で、試験ではマーケティングの知識も問われます。
関連資格:中小企業診断士とは
合格するには
ネットマーケティング検定の難易度は、主催者が学習時間の目安15時間と発表している通りかなり易しい試験です。
合格率は70%です。誰でも多少勉強すれば合格できるレベルの難易度です。
15時間で自信がなければその倍の30時間程度学習しましょう。
ネットマーケティング検定の勉強用に、公式テキストと公式問題集が出ています。こちらを利用して勉強するのがおすすめです。
合格基準(認定基準)として、「ファシリテート能力」、「Webに関する知識や技術」、「ネットマーケティングに関する知識」、「経営戦略と連動したWebブランディング能力」を有する、となってますが、まぁそんなに大した知識まで要求されません。
基本レベルの用語を理解していれば合格できます。
テキスト・問題集・参考書
おすすめテキスト・基本書
ネットマーケティング検定の公式テキストです。
Webマーケティングに必要な知識を広く浅く、体系的に紹介しています。
かなり読みやすい文章で書かれていて、インターネットにおけるマーケティングの活用方法・事例なども幅広く学べます。
ネットマーケティングの概要を知るにはちょうど良い教材です。
種類 | 評価 |
テキスト |
おすすめ問題集
過去4年分の試験問題を収録しています。
解説が丁寧で分かりやすく、ネットマーケティングの分野を広く浅く学べます。テキストと合わせて学習するのがおすすめです。
事前知識があれば、こちら一冊でも十分合格できます。
種類 | 評価 |
過去問題集 |
試験情報
日程・出題内容・合格基準・その他
試験日
年2回(2月中旬、7月下旬)
- 全国一斉試験:リモートWebテスト
- 団体受験:筆記試験またはリモートWebテスト
お申し込み
試験実施日の約1週間前まで
受験資格
どなたでも受験できます。
試験会場
- リモートWebテスト:任意の場所でパソコン、タブレットを利用して解答
- 筆記試験:団体受験の場合は任意の場所を指定することが可能
受験料
6,200円(税込)
※2024年4月現在、税込み
試験内容
【出題範囲】
- インターネットマーケティング総論
- インターネットマーケティング各論
- 関連知識
- 事例問題
認定基準:企業のWeb担当者に求められる「ファシリテート能力」、「We b に関する知識や技術」、「ネットマーケティングに関する知識」、「経営戦略と連動したWebブランディング能力」を有する。
問題数:40問(基本問題30問+事例問題10問)
解答形式:択一選択式(4択)
試験時間:80分
合格基準
得点率70%以上
合格発表
試験終了後、3週間ほどで認定証を送付。
主催者情報
試験に関する詳しい情報は試験内容・学習 | ネットマーケティング検定 | 資格検定のサーティファイをご覧ください。