パーソナルカラリスト検定
美容関係の仕事をしている人であれば学んだ知識を仕事に活かせるかも。
種類 | 学習期間 | 難易度 | 合格率 |
---|---|---|---|
民間資格 |
2か月程度 |
やや易しい |
75% |
活かし方 | 取得費用 | 受験資格 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
知識習得 |
~2万円 |
誰でも受験可 |
※上記は3級についてです。
最終更新日:2022/12/07
パーソナルカラリスト検定とは
パーソナルカラリスト検定は、「人と色」に着目して、色彩知識と配色調和を身につけることを目的としています。
色彩や配色に関する知識が身に付けば、美容関係やファッションなどの仕事に役立ちます。また、毎日の洋服選びやインテリアでもその知識を活かせます。
主催者サイト:一般社団法人日本カラリスト協会
パーソナルカラリスト検定について本音で一言
美容師やスタイリスト、化粧品の販売員や美容部員が仕事に役立つ知識を習得するために勉強する検定試験です。学生が取得しても就職や転職は有利になりません。
色に関係する民間資格はたくさんあります。目的に合わせて勉強してください。
将来性を徹底研究
いろいろと検定試験があるけど、どれがいい?
色に関係する民間資格は以下の通りたくさんあります。
- 色彩検定
- カラーコーディネーター検定
- 色彩技能パーソナルカラー検定
- ファッション色彩能力検定
- 色彩福祉検定
- トータルカラリスト検定
- 配色検定
どれがいい?・・・そう考えたことがある人もいるでしょう。
※パーソナルカラリスト検定、トータルカラリスト検定、配色検定の主催者は同じです。
一般的に知名度があって受験生も多いのは、色彩検定とカラーコーディネーター検定です。
では、その2つとはどういった特徴があって、パーソナルカラリスト検定とどんな違いがあるのかというと・・・
色彩検定は、ファッションなどの服飾系の分野から主に出題されます。
一方、カラーコーディネーター検定は、どちらかというと商工業系です。色彩理論以外に商品ディスプ レイや照明の技法、商工業製品や建築、バリ アフリーやユニバーサルデザイン等の知識や歴史、コンセプトなどから出題されるいった違いがあります。
関連資格:色彩検定とは、カラーコーディネーター検定試験とは
パーソナルカラリスト検定は、「その人に合う色を提案する」といった視点から色彩に関する知識を学ぼうという資格なので、美容やアパレル関係の仕事に就いている人向けです。勉強する内容は色彩検定に近いといえます。
広く一般的に通用するのは色彩検定です。どれを受験するか迷ったらとりあえず色彩検定がおすすめです。
※「フォーシーズンの色」を定義しているのは、NPO日本パーソナルカラー協会が実施する色彩技能パーソナルカラー検定です。
美容関係の仕事をしている人は知識が役立つ
パーソナルカラリスト検定は就職や転職に役立つ資格ではありません。あくまでも知識を仕事に活かすための検定試験です。
試験の学習を通して、「なんとなく似合う似合わない」という感覚だけで考えていた配色について理論的に学びます。そのため、客観的に理想の配色を提案できるようになります。
美容師やスタイリスト、化粧品の販売員や美容部員などは、どれもファッション的に色彩が深く関係するので学習した知識が仕事に役立つでしょう。
特に、化粧品の販売員や美容部員などは、お客に対して目的に合わせて「似合う色」を提案する際にパーソナルカラリストの知識が活かせます。
まずは個人的に興味があるだけなら3級で十分
個人的にファッションやお化粧に活かすためだけであれば3級で十分です。2級以上になると単なるファッションだけの話ではすまず、色彩の知識が必要になります。そのため事前知識がないと合格は難しくなります。
仮に、美容師やスタイリスト、化粧品の販売員や美容部員であったとしても3級までの知識で仕事には十分役立ちます。
3級に合格できて、さらに興味が湧いたら上位の級へ進めばよいでしょう。
ちなみに、日本カラリスト協会は資格登録制度を設けています。3年間有効で10,000円です。これは任意の制度ですが、登録するとカラリスト資格番号とカラリスト認定証(カード)がもらえて名刺に印刷できるそうです。
他にも登録特典があるようですが、お金を払ってまで登録する必要はありません。
合格するには
試験は難易度の低い順に3~1級の3種類に分かれています。1級については試験が1次と2次に分かれています。
2級と3級に受験資格はなく、どなたでも受験できます。1級は2級合格者のみ受験できます。
試験の難易度としては、それほど難しくはないです。各級の合格率は以下の通りですから、普通に勉強すれば合格できます。
- 3級:75%
- 2級:70%
- 1級:50%
3級、2級はほとんどの人が独学で合格しています。3級であれば、初学者でも1日1~2時間、2か月ほど学習すれば合格できます。
それ以前に色彩検定やカラーコーディネーター検定などの勉強をして、基礎的な知識が最低限あれば1か月以内で合格できます。
協会が発行している公式テキストをしっかり読めば問題ないでしょう。テキストの各分野から広く万遍なく出題されます。
1級は範囲が幅広く、しっかりと勉強しなければ合格できません。
試験情報
試験日 | お申込み |
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年3回(7月・11月・2月) |
7月(4月上旬~5月中旬) |
受験資格 |
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どなたでも受験できます。 |
試験内容 |
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【試験会場】
出題範囲:
【2級】マークシート方式80問 80分
・パーソナルカラリスト検定3級公式テキスト全般
・パーソナルカラリスト検定2級・1級(合本版)公式テキスト(第1~5章)
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試験に関する詳しい情報はパーソナルカラリスト検定|一般社団法人日本カラリスト協会をご覧ください。
おすすめテキスト・基本書
パーソナルカラリスト検定 3級公式テキスト:色彩資格 | |||||
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3級の公式テキストです。
1週間ほどこの本を読んで、問題集を解けば合格できます。
試験はテキスト準拠になっているため、この本以外での合格は少し難しいという印象です。
試験対策はこれ一冊でも大丈夫です。 |
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おすすめ問題集
パーソナルカラリスト検定 3級問題集:日本パーソナルカラリスト協会主催 | |||||
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3級受験用の公式問題集です。
覚えるというよりは問題を解きながら理解するための本です。解説が丁寧なので理解が深まります。
知識ゼロの初学者にもおすすめです。まずはテキストから勉強をはじめるのがよいでしょう。 |
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