フォトマスター検定
カメラ本体の構造について問われる検定試験、写真の腕前は上がらない。
種類 | 難易度 | 合格率 | 学習期間 |
---|---|---|---|
民間資格 |
易しい |
80% |
1か月程度 |
活かし方 | 取得費用 | 受験資格 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
趣味・教養 |
〜2万円 |
誰でも受験可 |
※上記は2級についてです。
最終更新日:2020/08/02
フォトマスター検定とは
試験の学習を通して、カメラの仕組み、レンズ、周辺機器、撮影技法、SDカード、写真の歴史、マナーなどの実用的な知識について学びます。
試験では、写真とカメラに関する技術的な知識について問われます。マークシートによるペーパーテストで、実際に撮った写真作品の評価はしません。
フォトマスター検定には、難易度の低い順に、3級、2級、準1級、1級、EX(エキスパート)の5種類があります。
フォトマスターEX(エキスパート)は、入賞経歴や写真家としての指導経歴、さらには作品提出および小論文による判定となるのでプロ向けです。趣味の延長であれば最終目標は1級です。
主催者サイト:フォトマスター検定|写真とカメラの実用知識
フォトマスター検定について本音で一言
フォトマスター検定とは、カメラ本体についての構造など技術的な知識を問う試験です。合格しても写真の腕前は上がりません。試験はマークシートによるペーパーテストで、実際に撮った写真作品の評価はしません。
合格してもメリットは少なく就職や転職には役立ちません。フォトマスターとは名ばかりで、活かし方としてはあくまでも趣味や教養が増す程度です。
フォトマスター検定の将来性を徹底研究!
カメラ売り場の販売員向けの検定試験
フォトマスター検定とは、カメラの販売員や写真機マニア向けの試験です。カメラ量販店の店員として就職・転職するのであれば有利になるでしょう。
しかし、それ以外であれば単に自己啓発・趣味の範疇です。資格でもなんでもありません。取得するメリットはほとんどないでしょう。
仮に、将来プロのカメラマンになりたというのであれば、こういった検定試験に時間を割くのは有意義とは言えません。
写真が好きで腕前を上げたいのであれば、いろんな作品を見て参考にして、自分なりに取り続ける方が大事です。
学習する内容についても、市販されている本やネット上でいくらでも拾えます。それに、ペーパーテストですから写真の技量とは全く別物です。
所詮簡単に取れる民間資格などこの程度です。
実質的にユーキャンが運営
フォトマスター検定を運営する国際文化カレッジとは、あの通信講座大手のユーキャンが運営する教育団体の1つです。
だからと言って資格商法とか、レベルが低い民間資格だと言ってるワケでは決してありませんが・・・まぁ、こういった民間資格を作ってお金設けの手段にしているなんてユーキャンのらしいやり方です。
文部科学省後援に文部科学大臣賞・・・さすがこういった宣伝方法は抜け目ないですね。
何度も当サイト内で説明してますけど、公的資格の制度は2005年に廃止になっています。省庁の後援などは、明らかな詐欺会社でない限り申請すれば認められます。
関連情報:公的資格(旧認定資格)について
こういった省庁の権威を笠に着るだけの誇大なPRは止めてほしいものです。
フォトマスター検定に合格するには
フォトマスター検定は、難易度の低い順に、3級、2級、準1級、1級、EX(エキスパート)の5種類があります。
このうち、EXは写真の入賞経歴や指導経歴も審査の対象になるため別格の難易度です。筆記のみで合格できるのは1級までです。一般の人であればEXの受験は考えなくてよいでしょう。
カメラを趣味として楽しむためにカメラの仕組みや構造を知っておきたいのであれば、3級または2級で十分です。
各級別の合格率は以下の通りです。
- 3級 90.57%
- 2級 80.51%
- 準1級 54.10%
- 1級 44.54%
2級までは80%以上の合格率ですから、ほとんどの人は合格できます。準1級から合格率が急に低くなっています。
準1級と1級の合格率は10%程度しか違いません。問題の難易度もあまり違いはないようです。
勉強方法としては、公式テキストと公式過去問題集で十分です。1日1時間学習すれば1か月以内で合格できます。
特に勉強しなくても簡単に合格する人が少なからずいるようです。
フォトマスター検定 試験情報
試験日 | お申込み |
---|---|
【EX】随時 |
【EX】2・4・8・10月の末日 |
受験資格 |
---|
どなたでも受験できます。EXは1級合格者のみ受験可能 |
試験内容 |
---|
試験会場:全国主要都市
試験時間:80分
設問内容:撮影方法、撮影技法、カメラのメカニズム、レンズ等の光学問題、露出の決定方法、撮影周辺機器・機材、ライティング、被写体関連知識、関連法規、マナー、写真史、写真家、プリンター関連問題、デジタルカメラ関連問題、フォトレタッチ関連問題、フィルムカメラ関連問題など、写真とカメラにまつわる役立つ実用知識。
出題数:3・2級は60 問。準1級は70 問。1級は80 問。マークシート方式。 |
試験に関する詳しい情報は資料請求・受験申込み|フォトマスター検定をご覧ください。