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旧サイト名:本当に役立つ資格、全く役立たない資格

【フォトマスター検定】カメラ本体の構造について問われる検定試験、写真の腕前とは別物

デジタルカメラのイラスト

履歴書に書いて就職や転職を有利に・・・とは考えない方がいいでしょう

種類難易度合格率
民間資格易しい80%
受験資格取得費用勉強時間
誰でも受験可~2万円1か月程度
活かし方全国の求人数おすすめ度
趣味・教養0件
  • 上記は2級についてです。
  • 全国の求人数は、ハローワークの情報を基に2024年4月9日に集計。

フォトマスター検定とは、写真やカメラの構造や技術的な知識を問う民間資格です。

合格すれば、カメラ量販店の店員として就職・転職する際に有利になる可能性はあります。

ただし、あくまでも趣味の検定試験です。

履歴書に書いて就職や転職を有利に・・・とは考えない方がいいでしょう。

カメラの腕前を問う試験ではありません。

当サイト内の評価や感想は公正で客観的な判断に基づいていますが、あくまでも運営者個人の意見です。参考にするかしないかはご自身で判断してください。

目次

フォトマスター検定とは

カメラのシャッターボタンを押す指

写真の評価などはない検定試験

フォトマスター検定とは、社団法人国際文化カレッジ内にあるフォトマスター検定事務局が試験を実施する民間資格です。

試験の学習を通して、カメラの仕組み、レンズ、周辺機器、撮影技法、SDカード、写真の歴史、マナーなどの実用的な知識について学びます。

試験では、写真とカメラに関する構造や技術的な知識について問われます。

マークシートによるペーパーテストで、実際に撮った写真作品の評価はしません。

フォトマスター検定には、難易度の低い順に、3級、2級、準1級、1級、EX(エキスパート)の5種類があります。

フォトマスターEX(エキスパート)は、入賞経歴や写真家としての指導経歴、さらには作品提出および小論文による判定となるのでプロ向けです。

主催者サイト:フォトマスター検定|写真とカメラの実用知識

役に立つ資格なのか?

フォトマスター検定とは、カメラ本体についての構造など技術的な知識を問う試験です。実際に撮った作品の評価はしません。

試験はマークシートによるペーパーテストなので、合格しても写真の腕前が上がるかどうかは微妙です。

就職や転職に活かそうなどとは考えないように。あくまでも趣味の検定試験です。

将来性について徹底研究

カメラを持って被写体に近づく男性

カメラ売り場の販売員向けの検定試験

フォトマスター検定とは、カメラの販売員や写真機マニア向けの検定試験です。

カメラ量販店の店員として就職・転職を希望するのであれば、履歴書に書けば多少有利になる可能性はあります。

関連資格:家電製品アドバイザーとは

しかし、それ以外であれば単に自己啓発・趣味の範疇です。資格でもなんでもありません。

取得するメリットはほとんどないでしょう。

仮に、将来プロのカメラマンになりたというのであれば、こういった検定試験に時間を割くのは有意義とは言えません。

写真が好きで腕前を上げたいのであれば、いろんな作品を見て参考にして、自分なりに取り続ける方が大事です。その方が写真の技量は上がるでしょう。

学習する内容についても、市販されている本やネット上でいくらでも拾えます。

それに、ペーパーテストですから、こういった検定試験にどれくらいの意義があるのか疑問です。

実質的にユーキャンが運営する検定試験

フォトマスター検定を運営する国際文化カレッジとは、あの通信講座大手のユーキャンが運営する教育団体の1つです。

だからと言って資格商法とか、レベルが低い民間資格だと言ってるワケでは決してありませんが・・・まぁ、こういった民間資格ってお金儲けの手段のような気もしないではないです。

文部科学省後援に文部科学大臣賞・・・さすがこういった宣伝方法は抜け目ないですね。

何度も当サイト内で説明してますけど、公的資格の制度は2005年に廃止になっています。

省庁の後援などは、明らかな詐欺会社でない限り申請すれば認められます。

関連情報:公的資格(旧認定資格)について

こういった省庁の権威を笠に着るだけの誇大なPRは止めてほしいものです。

合格するには

横たわってオッケーサインを出す女性モデル

フォトマスター検定は、難易度の低い順に、3級、2級、準1級、1級、EX(エキスパート)の5種類があります。

このうち、EXは写真の入賞経歴や指導経歴も審査の対象になるため別格の難易度です。

筆記のみで合格できるのは1級までです。一般の人であればEXの受験は考えなくてよいでしょう。

カメラを趣味として楽しむためにカメラの仕組みや構造を知っておきたいのであれば、3級または2級で十分です。

各級別の合格率は以下の通りです。

  • 3級 90.57%
  • 2級 80.51%
  • 準1級 54.10%
  • 1級 44.54%

2級までは80%以上の合格率ですから、ほとんどの人は合格できます。

準1級から合格率が急に低くなっています。

準1級と1級の合格率は10%程度しか違いません。問題の難易度もあまり違いはないようです。

勉強方法としては、公式テキストと公式過去問題集で十分です。

1日1時間学習すれば1か月以内で合格できます。

特に勉強しなくても簡単に合格する人が少なからずいるようです。

テキスト・問題集・参考書

おすすめ問題集

3級/2級/準1級/1級の第17回検定(2019年度検定分)の問題を収録しています。半分は用語解説で半分は過去問です。

基礎的なカメラの知識があれば一通り読むだけでも大部分は解けるようになります。

ただ、イラスト等もほとんど無くイメージが沸かないまま丸暗記を強いられる部分が多いです。ひたすら用語解説の羅列で活字だらけです。意味不明な編集や誤字脱字も目立ちます。

教材とは呼べず趣味で学習するにしては楽しくないような印象を受けます。

種類評価
問題集

試験情報

日程・出題内容・合格基準・その他

試験日

【EX】随時
【1~3級】年1~2回

お申し込み

【EX】2・4・8・10月の末日
【1~3級】8月初旬~9月中旬

受験資格

どなたでも受験できます。EXは1級合格者のみ受験可能

試験会場

全国47都道府県

受験料

  • 【EX】8,000円もしくは10,000円※受験方法により異なる
  • 【1級】7,600円
  • 【準1級】6,800円
  • 【2級】5,700円
  • 【3級】4,500円

※各種割引制度あり、金額は2024年4月現在。

試験内容

試験時間:80分
出題形式:正誤問題、多肢択一問題、一主題複数出題方式、別紙図版用紙に示された写真・図等を見ながら解答する実践問題など。

設問内容:撮影方法、撮影技法、カメラのメカニズム、レンズ等の光学問題、露出の決定方法、撮影周辺機器・機材、ライティング、被写体関連知識、関連法規、マナー、写真史、写真家、プリンター関連問題、デジタルカメラ関連問題、フォトレタッチ関連問題、フィルムカメラ関連問題など、写真とカメラにまつわる役立つ実用知識。
※EXについてはフォトマスター検定事務局にお問合せください

出題数:3・2級は60 問。準1級は70 問。1級は80 問。マークシート方式。

合格基準

70%以上の得点をもって合格

合格発表

約1か月後に結果通知を郵送

主催者情報

試験に関する詳しい情報は資料請求・受験申込み|フォトマスター検定をご覧ください。

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