小学校英語指導者資格(J-SHINE資格)のメリットは?

種類 | 難易度 | 合格率 |
民間資格 | 普通 | 非公開 |
受験資格 | 取得費用 | 勉強時間 |
指定講座講座 | 10~20万円 | 6か月程度 |
活かし方 | 全国の求人数 | おすすめ度 |
要再考 | 2件 | ![]() |
- 上記は代表的な養成講座の学習期間を基準としています。
- 全国の求人数は、ハローワークの情報を基に2024年11月27日に集計。
- 取得に関しては再考をおすすめします。
試験の級 | 準認定指導者、上級指導者等全6種類 |
講座受講料 | 小学校英語指導者資格認定 アルク児童英語教師養成コース 85,800円 + (通信講座「DVD版 小学校英語指導者資格取得研修講座」57,200円、または、 2日間スクーリング「小学校英語指導者資格取得研修講座」42,900円) 合計:128,700円~ |
受験料 | - |
その他費用 (4年毎) | 証明書のみ 更新料:5,000円 デジタル証明書・現行のIDカード付き 更新料:8,000円 |
※金額は2024年4月現在です。
小学校英語指導者資格(J-SHINE資格)とは完全なる民間資格です。
「指導者資格を取得をしたい方」と題して受講生を集めていますが、民間資格に合格しても小学校で英語は教えられないので注意してください。
小学校で英語を教えるには前提として教員免許が必要です。
英語教師の補助役になるにしてもTOEIC700(750以上)あるいは英検2級以上などの実力が求められます。
民間の英語スクールで教える指導者を募集する際にも、TOEIC・英検、さらには学歴を重視します。
小学校英語指導者資格(J-SHINE資格)とは

民間団体が実施する英語の検定試験
小学校英語指導者資格とは、小学校英語指導者認定協議会(JーSHINE)によって認定される民間資格です。
J-SHINEとは、小学生に英語を指導できる技能を持ち合わせた民間の指導者を育成・認定し、教育現場に安定供給できる体制を作ることを目的として発足した団体です。英語教育の普及と発展を支援することを目的としています。
J-SHINEが認定する小学校英語指導者の資格を取得するには、J-SHINEの認定を受けた登録団体が主催する指導者養成講座を修了しなければなりません。
主催者サイト:J-SHINE NPO法人小学校英語指導者認定協議会
役に立つ民間資格なのか?

民間資格では小学校で英語は教えられない
小学校5・6年生は、2020年度からから英語が正式な「教科」になりました。
それに伴い英語教師の需要が高まっているのは理解できます。
しかし、JーSHINEの小学校英語指導者資格を取得したからといって、それだけで英語教師として採用されることはまずないでしょう。
履歴書に書いてそれが英語教師採用の評価の対象になるかと言えば、まずならないでしょう。
公立小学校ではこの民間資格所持が指導者の採用条件になっているところはおそらくありません。
何度も申し上げますが、小学校で教壇に立って単独で授業をする場合は小学校教諭の免許が必要です。
TOEICや英検、学歴が採用の基準となる
クラスの担任教師とのティームティーチングの補助役であれば教員免許のない人でもかまいませんが、それでも採用基準は最低でもTOEIC700以上あるいは英検2級の合格級だったりします。
小学生相手の民間の英会話スクールなどで働きたいのであれば教員免許は不要です。
しかし、やはりそこでもTOEICや英検の成績が条件になる場合が多いです。
そもそも、児童英語教師の求人は全国的にも少なく、あったとしても英語の教員免許が必要だったり資格不問でバイリンガル程度の英語力が条件だったりします。
学歴も現実的には求められます。
教員免許を持っていて、その上で小学校英語指導者資格を持っているのであればまだ就職や転職が有利になる可能性はあります。
しかし、J-SHINEが認定する小学校英語指導者資格を単独で持っていても、そんなに役に立つ民間資格とは言えません。
合格するには
J-SHINEが認定する小学校英語指導者資格は全部で6種類あり、難易度の低い順に以下の通りとなっています。
- 小学校英語準認定指導者
- 小学校英語指導者
- 小学校英語上級指導者
- 小学校英語指導者育成トレーナー
- 小学校英語指導者+(プラス)
- 小学校英語上級指導者+(プラス)
上から2番めの「2.小学校英語指導者」になるには、前提として以下2つの条件を満たさなければなりません。
- 指導の実施経験時間が50時間以上であること
- 英語で授業を行える英語力を有していること
実施経験時間は、学校での指導経験だけではなく、英会話スクールや各種学習塾、また自宅教室や公民館などでの指導、家庭教師の経験なども含まれます。
英語での指導経験がなければ、最も初心者向けの「小学校英語準認定指導者」の取得から目指します。ほとんどの人はここからスタートします。
小学校英語準認定指導者資格を取得するには、J-SHINEの認定を受けた登録団体が主催する「指導者養成講座」を受講しなければなりません。
登録団体とは例えば株式会社アルクや株式会社イーオンなどです。
指導者養成講座には通学も通信もありますが、これらの受講が条件となっているので独学では取得できません。
その後、JーSHINEが認定して晴れて合格となり小学校英語準認定指導者の称号が付与されます。
その後は英語指導の経験を積んで、必要に応じてさらに上位の資格を目指します。
試験情報
日程・出題内容・合格基準・その他
試験日
随時
お申し込み
随時
受験資格
指定講座の受講が条件となっています。
受講内容
※株式会社アルクが開催する「小学校英語指導者資格認定アルク児童英語教師養成コース」について紹介します。
【学習内容】
- 子どもに英語を教えるための基礎知識1
- 小学校英語の基礎知識2
- レッスンをおこなうための基礎知識3
- 指導力を磨くための英語力トレーニング1
- 指導力を磨くための英語力トレーニング2
- レッスンプラン作成ガイド1・2
レベル:英語中級以上
学習時間:1日60~90分×週5日
標準学習期間:6か月
※受講期間の延長は6カ月間、1回のみ可能(有料:5,700円+消費税)
この講座を期間内に全課題に毎回合格して修了することが資格取得の条件となります。
- 「確認テスト」毎回、70点以上が合格(全6回各100点満点)
- レッスンプラン全2回、B-以上が合格(A+~Dまで10段階評価)
主催者情報
試験に関する詳しい情報は小学校英語指導者資格ってどんな資格?|児童英語教師|アルクをご覧ください。