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旧サイト名:本当に役立つ資格、全く役立たない資格

【小学校英語指導者資格 J-SHINE資格】民間資格なのでの学校で指導者になるには役に立たない

小学校での英語の授業の様子

【注意!】民間資格では小学校で単独で英語は教えられません

種類難易度合格率
民間資格普通非公開
受験資格取得費用勉強時間
指定講座講座10~20万円6か月程度
活かし方全国の求人数おすすめ度
自己満足0件
  • 上記は代表的な養成講座の学習期間を基準としています。
  • 全国の求人数は、ハローワークの情報を基に2024年4月10日に集計。
試験の級準認定指導者、上級指導者等全6種類
講座受講料小学校英語指導者資格認定 アルク児童英語教師養成コース 85,800円 +
(通信講座「DVD版 小学校英語指導者資格取得研修講座」57,200円、または、 
2日間スクーリング「小学校英語指導者資格取得研修講座」42,900円
合計:128,700円~
受験料
その他費用
(4年毎)
証明書のみ 更新料:5,000円
デジタル証明書・現行のIDカード付き 更新料:8,000円

※金額は2024年4月現在です。

小学校英語指導者資格(J-SHINE資格)とは完全なる民間資格です。

「指導者資格を取得をしたい方」と題して受講生を集めていますが、民間資格に合格しても小学校で英語は教えられないので注意してください。

小学校で英語を教えるには前提として教員免許が必要です。

英語教師の補助役になるにしてもTOEIC700(750以上)あるいは英検2級以上などの実力が求められます。

民間の英語スクールで教える指導者を募集する際にも、TOEIC・英検、さらには学歴を重視します。

残念ながら民間資格ではそれらを補えません。

児童英語教師と呼ばれる職業全般については下記のページを参考にしてください。
関連情報:児童英語教師とは

当サイト内の評価や感想は公正で客観的な判断に基づいていますが、あくまでも運営者個人の意見です。参考にするかしないかはご自身で判断してください。

目次

小学校英語指導者資格(J-SHINE資格)とは

小学校での授業風景

民間団体が実施する英語の検定試験

小学校英語指導者資格とは、小学校英語指導者認定協議会(JーSHINE)によって認定される民間資格です。

J-SHINEとは、小学生に英語を指導できる技能を持ち合わせた民間の指導者を育成・認定し、教育現場に安定供給できる体制を作ることを目的として発足した団体です。

英語教育の普及と発展を支援することを目的としています。

J-SHINEが認定する小学校英語指導者の資格を取得するには、J-SHINEの認定を受けた登録団体が主催する指導者養成講座を修了しなければなりません。

主催者サイト:J-SHINE NPO法人小学校英語指導者認定協議会

役に立つ民間資格なのか?

小学生に勉強を教える女性

民間資格では小学校で英語は教えられない

小学校5・6年生は、2020年度からから英語が正式な「教科」になりました。

それに伴い英語教師の需要が高まっているのは理解できます。

しかし、JーSHINEの小学校英語指導者資格を取得したからといって、それだけで英語教師として採用されることはまずないでしょう。

単に一民間団体が認定しているだけで公共性は低いです。

履歴書に書いてそれが英語教師採用の評価の対象になるかと言えば、まずなりません。

公立小学校ではこの民間資格所持が指導者の採用条件になっているところは見たことがありません。

全国の英語教師の求人を探しても、J-SHINEの合格者を採用条件としている求人は見つかりません。

何度も申し上げますが、小学校で教壇に立って単独で授業をする場合は小学校教諭の免許が必要です。

TOEICや英検、学歴が採用の基準となる

クラスの担任教師とのティームティーチングの補助役であれば教員免許のない人でもかまいませんが、それでも採用基準は最低でもTOEIC700以上あるいは英検2級の合格級だったりします。

関連資格:TOEIC英検

小学生相手の民間の英会話スクールなどで働きたいのであれば教員免許は不要です。

しかし、やはりそこでもTOEICや英検の成績が条件になる場合が多いです。

そもそも、児童英語教師の求人は全国的にも少なく、あったとしても英語の教員免許が必要だったり資格不問でバイリンガル程度の英語力が条件だったりします。

学歴も現実的には求められます。

教員免許を持っていて、その上で小学校英語指導者資格を持っているのであればまだ就職や転職が有利になる可能性はあります。

しかし、J-SHINEが認定する小学校英語指導者資格を単独で持っていても、そんなに役に立つ民間資格とは言えません。

将来性について徹底研究

指定の講座受講が必須で費用が高すぎる!

J-SHINEが認定する小学校英語指導者資格は全部で6種類(詳細は後述)ありますが、英語の指導経験がない人でも取得できるのは「小学校英語認定指導者資格」です。

その際には必ず指定の講座を受講しなければなりません。

他の講座と比較しても低価格なアルクの通信講座を例にして下記で必要な受講料について紹介します。

まず、受講しなければならないのは、以下の通信講座です。

小学校英語指導者資格認定 アルク児童英語教師養成コース 85,800円

単に受講するだけではなく、既定の成績で修了しなければなりません。

そしてさらに、「小学校英語指導者資格研修講座」を受講します。

通信講座「DVD版 小学校英語指導者資格取得研修講座」 57,200円、または、

2日間スクーリング「小学校英語指導者資格取得研修講座」 42,900円

この後J-SHINEに資格申請をして、認められれば小学校英語準認定指導者資格を取得します。

スタートラインに立つには、最低でも128,700円のお金が必要です。

これで小学校で英語を教えられたらいいんですけど・・・現実はそんなにうまくいきません。

指導時間が50時間を超えた時点で資格変更申請をすれば、「小学校英語指導者資格」に切り替えられます(もちろん切り替え料が必要)。

資格を継続するためには所定の更新手続きが必要です。もちろん更新費用は有料で下記の通りです。資格の有効期限は4年です。

  • デジタル証明書のみ 更新料:5,000円
  • デジタル証明書・現行のIDカード付き 更新料:8,000円

※金額は2024年4月現在税込です。

参考:小学校英語指導者資格認定 アルク児童英語教師養成コース アルクショップ

英語を学習するのってこんなにお金がかかるんでしたっけ?

合格するには

J-SHINEが認定する小学校英語指導者資格は全部で6種類あり、難易度の低い順に以下の通りとなっています。

  1. 小学校英語準認定指導者
  2. 小学校英語指導者
  3. 小学校英語上級指導者
  4. 小学校英語指導者育成トレーナー
  5. 小学校英語指導者+(プラス)
  6. 小学校英語上級指導者+(プラス)

上から2番めの「2.小学校英語指導者」になるには、前提として以下2つの条件を満たさなければなりません。

  • 指導の実施経験時間が50時間以上であること
  • 英語で授業を行える英語力を有していること

実施経験時間は、学校での指導経験だけではなく、英会話スクールや各種学習塾、また自宅教室や公民館などでの指導、家庭教師の経験なども含まれます。

英語での指導経験がなければ、最も初心者向けの「小学校英語認定指導者」の取得から目指します。ほとんどの人はここからスタートします。

小学校英語準認定指導者資格を取得するには、J-SHINEの認定を受けた登録団体が主催する「指導者養成講座」を受講しなければなりません。

登録団体とは例えば株式会社アルクや株式会社イーオンなどです。

指導者養成講座には通学も通信もありますが、これらの受講が条件となっているので独学では取得できません。

その後、JーSHINEが認定して晴れて合格となり小学校英語準認定指導者の称号が付与されます。

その後は英語指導の経験を積んで、必要に応じてさらに上位の資格を目指します。

ただ、費用ばかりかかって需要は見込めません。

試験情報

日程・出題内容・合格基準・その他

試験日

随時

お申し込み

随時

受験資格

指定講座の受講が条件となっています。

受講内容

※株式会社アルクが開催する「小学校英語指導者資格認定アルク児童英語教師養成コース」について紹介します。
【学習内容】

  • 子どもに英語を教えるための基礎知識1
  • 小学校英語の基礎知識2
  • レッスンをおこなうための基礎知識3
  • 指導力を磨くための英語力トレーニング1
  • 指導力を磨くための英語力トレーニング2
  • レッスンプラン作成ガイド1・2

レベル:英語中級以上
学習時間:1日60~90分×週5日
標準学習期間:6か月
※受講期間の延長は6カ月間、1回のみ可能(有料:5,700円+消費税)

この講座を期間内に全課題に毎回合格して修了することが資格取得の条件となります。

  • 「確認テスト」毎回、70点以上が合格(全6回各100点満点)
  • レッスンプラン全2回、B-以上が合格(A+~Dまで10段階評価)

主催者情報

試験に関する詳しい情報は小学校英語指導者資格ってどんな資格?|児童英語教師|アルクをご覧ください。

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