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旧サイト名:本当に役立つ資格、全く役立たない資格

管理業務主任者とは?独占業務があり不動産業界では需要も

バインダーを持ってメモを取る男性

マンション管理会社では必要な資格、宅建士もあればさらに活かせる

種類難易度合格率
国家資格難しい22%
受験資格取得費用勉強時間
誰でも受験可2~5万円8か月以上
活かし方全国の求人数おすすめ度
就職・転職417件
  • 全国の求人数は、ハローワークの情報を基に2024年3月25日に集計しました。

管理業務主任者はマンション管理会社に勤務し、マンションの住民で組織する管理組合に対して管理契約上の重要事項の説明・契約書の記名・押印のほか、受託した管理業務の報告を行います。

業務独占資格であり今後も需要が見込める必要性の高い資格です。

宅地建物取引士の資格と合わせて持つのがおすすめです。

目次

管理業務主任者とは

マンションのエントランス付近の樹木

マンション管理会社では必須の資格

マンションには「管理組合」という全所有者によって構成される団体が必ず存在します。

所有者全員で自分達のマンションを管理しようというのが目的です。

これは区分所有法という法律で義務付けられており、マンション購入者は必ず管理組合に入らなければなりません。

「組合なんてメンドーだからイヤだ」なんてワケにはいかないんです。

本来であれば、マンションの住民で組織する管理組合がマンションの維持のために、管理費等の徴収、建物の清掃、設備の点検・検査などを自ら行うべきでしょう。

しかし、実際は上記の業務を「マンション管理会社」に一括して任せている管理組合(つまりマンション所有者)がほとんどです。

マンション管理会社に業務を任せる際は、全部「丸投げ」するのか、あるいは一部のみを委託するのか、事前に取り決めをして管理委託契約を取り交わしておかなければなりません。

その際に、管理委託契約に関する重要事項の説明や、管理委託契約書に記名押印をするのが管理業務主任者です。

管理組合が管理会社に管理を委託する際には、管理会社側は法律的な知識を持った管理業務主任者が窓口にならなければなりません。

管理業務主任者は、契約をはじめとした書類関係の処理を行うマンション管理会社の従業員という立場です。

ちなみに、名称が長いので「管業:かんぎょう」と略して呼ぶこともあります。

主催者サイト:一般社団法人 マンション管理業協会

マンション管理士とダブル受験する人が多い

管理業務主任者は、平成12年に成立した「マンション管理適正化法」に基づき、マンション管理士とともに誕生した国家資格です。

管理業務主任者の本試験の約1週間前にマンション管理士の試験が実施されます。

両試験は出題範囲もよく似ており、管理業務主任者はマンション管理士試験よりも難易度が低いため、管理業務主任者とマンション管理士を同時に取得するつもりで学習をしている人が多いようです。

資格予備校や通信教育会社あるいはテキストの中には、最初から「マンション管理士&管理業務主任者」として、ひとつの講座として扱っていものも少なくありません。

関連資格:マンション管理士とは

役に立つ資格なのか?

マンション管理業界への就職や転職は有利に

日本には40万棟以上のマンションがあり、国民の8人に1人はマンションに住んでいるとも言われています(マンション化率12.64%)。

現在でも都心をはじめとして毎年新築マンションが増え続けています。

マンションが一棟増えれば、単純に管理委託契約が1件増える計算になるので、今後も権利業務主任者の需要は増えるでしょう。

現在、国土交通省に登録しているマンション管理会社は2200社近くあると言われています。

マンション管理会社には、管理業務主任者を一定数以上配置しなければいけないと法律で定めています。

管理業務主任者の有資格者は、やはりマンション管理業界での就職や転職は有利になります。

潜在的な需要も大いに見込める業界

マンション管理士も含めて管理業務主任者の資格はまだ世間一般的に馴染みがありませんが、潜在的な仕事はまだまだたくさんあると思われます。

今後一気に需要が拡大する可能性もあります。

昭和30年頃から増え続けたマンションは、老朽化の時期をむかえています。

老朽化したマンションの建て替えの需要が高まれば、管理業務主任者の出番も増えるはずです。

もちろん新築物件も増えています。

今後のマンションの新築・建替需要を考えれば、管理業務主任者が不足する可能性もあり、社会的に必要とされて将来性のある資格と言えるでしょう。

将来的にはマンション管理会社を立ち上げて独立することも十分可能です。

もちろんその際は営業力がかなり必要であることは言うまでもありません。

管理業務主任者は需要がないからやめとけ、意味ない・・・などと言う人もいますが、決してそんなことはありません。

将来性について徹底研究

マンションの前に立つ男性ビジネスマン

この資格の活かし方

管理業務主任者はマンション管理会社に必置義務があり、管理業務主任者にしかできない独占業務があります。

そのため、管理業務主任者を取得すればマンション管理会社への就職や転職に活かせます。

毎月の資格手当を支給している会社も多いので、昇格・昇給、スキルアップにもつながります。

ただし、管理業務主任者はほぼマンション管理会社限定です。

就職先をさらに広げ、就職や転職をさらに有利にしたいのであれば、宅地建物取引士(宅建士)を合わせて取得するのをおすすめします。

下記は、インターネットハローワークで調べた3資格についての全国の求人数です(2024年3月)。

  • 宅地建物取引士:5,236
  • 管理業務主任者:417
  • マンション管理士:187

圧倒的に求人数が多いのは宅建士です。

宅建士が不足している不動産会社もあるので、未経験者でも採用される可能性はあります。

仮に、マンション管理会社において宅建士の資格を全く使わなかったとしても知識の証明につながるので、社内では一目置かれた存在になれます。

マンション管理士と管理業務主任者の違い

(※内容がマンション管理士のページと一部重複しています)

マンションには、マンションの所有者が全員参加する「管理組合」という組織が必ず存在します。

これは区分所有法という法律で義務付けられており、マンション購入者は必ず管理組合に入らなければなりません。

そして、多くの管理組合は、マンションの維持のための管理費等の徴収、建物の清掃、設備の点検・検査などの業務を外部の業者つまり「マンション管理会社」に任せています。

管理業務主任者は、マンション管理会社に属し、管理組合に対して管理契約上の重要事項の説明、契約書の記名・押印のほか、受託した管理業務の報告を行います。

一方、マンション管理士は、管理組合側の立場でマンション所有者に法律的なアドバイスや支援を行います。

つまり、下記のような立場の違いがあります。

  • 管理業務主任者:マンション管理会社側の立場の人
  • マンション管理士:マンション所有者側(管理組合)の立場の人

管理業務主任者は、マンション管理会社では必須の資格です。

委託を受けた管理組合30組合につき1名以上の専任の管理業務主任者を置かなければなりません。宅建士と同じ必置資格の扱いです。

管理業務主任者は、管理委託契約の締結時に、重要事項の説明や契約書の記名押印を行う権限が与えられているので業務独占資格でもあります。

一方、マンション管理士は独立性の強い資格です。

業務としては管理組合のアドバイザーとして会議に出席したり、マンション管理会社との交渉などを行います。

こういった業務は、実はマンション管理士の資格がなくとも行えます。

ただし、マンション管理士と名乗ることはできません。つまりマンション管理士は名称独占資格という分類です。

両資格ともに国土交通省管轄の国家資格ですが、試験の運営は、管理業務主任者は「一般社団法人マンション管理業協会」、マンション管理士は「公益財団法人マンション管理センター」と違っています。

なお、ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)は厚生労働省管轄の国家資格です。

マンションとは違って不特定多数が利用する商業ビル、テナントビル、学校などの建築物の環境衛生上の管理・監督などが主な業務です。

管理業務主任者になるには

林立するマンション

勉強時間はやはり1年近くは必要

管理業務主任者試験の合格率は、毎年20~23%と振れ幅は小さく安定しています。

試験の内容は、全て4択のマークシート方式で50問出題される筆記試験です。記述式の出題はありません。

試験の範囲は幅広く、法律や簿記、建築物の構造などの幅広い内容について問われます。

合格ラインは全50問中の約70%以上の正解(50問中36問前後の正解)ですが、年度によって多少の修正はあります。

合格するために必要な学習時間は300時間程度と言われていますが、現実的にはもっとかかります。

1日2時間程度の勉強で6か月以上、全くの初学者であれば8か月はみておいたほうがいいでしょう。

一般的に、宅建士と同程度の難易度と言われていますが、おそらく宅建士より若干難易度は低めです。

勉強方法としては、優れたテキストや問題集が多く市販されているので、自分に合ったものを選んで繰り返し学習すれば合格が狙えます。

もちろん予想問題集も解いてください。

マンション管理士よりも難易度は低め

管理業務主任者とマンション管理士の資格試験の出題範囲は多くの部分でかぶっているので、ダブル受験を目指している人も多くいます。

どちらも国家資格として人気ですが、管理業務主任者の方が難易度が低いです。

マンション管理士を受験する前に確実に管理業務主任者だけでも合格するように勉強してください。

そして翌年のマンション管理士試験で5問免除の特権を利用して、少しでも有利に受験するのがおすすめです。

2年ががりで両方合格するのが現実的です。

多くのダブルライセンス達成者は2年以上かけてダブル合格にこぎつけています。

参考記事:管理業務主任者とマンション管理士のダブル合格は現実難しい

まずは無料の資料請求

おすすめの通信講座

管理業務主任者の受験対策としておすすめの通信講座は、アガルートアカデミーとスタンディングです。

アガルートアカデミー

アガルートアカデミーはオンライン講義なので、いつでもどこでも無駄なく受講できます。

しかも、画面上にテキストが表示されるので、電車の中でも「テキストを開きながらの受講」が可能です。

放ったらかしの通信講座とは違い、講師への質問制度などのフォロー制度も充実しています。

実は、アガルートアカデミーはまだ新しい通信教育の会社です。

ところが合格率が素晴らしく、受講生の36.3%が令和元年度のマンション管理士試験に合格しています(全国平均の4.42倍、管理業務主任者試験は受講生の合格率は60.8%(全国平均の2.26倍))と言いますから驚きです。

※こちらから受講申し込みができます。

スタンディング

最近話題のスマホで学習できる講座です。

通勤の時間を有効に使いたい方は検討してみてください。

無料のお試し講座もあります。値段もかなり抑えられていて業界最安値です。

しかし、値段以上におすすめできる通信講座です。

※こちらから受講申し込みができます。

学び

※マンション管理士と合わせて取得するのが望ましいので、マンション管理士とセットになった講座を紹介しています。

テキスト・問題集・参考書

おすすめテキスト・基本書

管理業務主任者試験専用の基本テキストです。

文字量が多く、条文や判例をそのまま載せている感じがするので慣れていないと読みづらく感じるかもしれません。特に法律系の試験が初めての方はキツく感じるでしょう。

とはいえ、管理業務主任者試験に受かるための内容は網羅しています。慣れれば参考書代わりのテキストとして十分読めます。

宅建と違ってテキストの種類は少ないため現状ではこれがベストチョイスでしょう。過去に出た問題を中心にまとめた感じのテキストです。

種類評価
テキスト

おすすめ問題集

直近10年分・500問の過去問をカバーできる問題集です。

本書には過去8年分のが収録されていますが、さらに本書にある郵便はがきによる応募により後日2年分の過去問題が別途郵送されます。

過去問題は分野別に掲載されています。解答率や難易度の表記もあり、試験対策を行いやすくなっています。

左ページに問題、右ページに解答解説となっているので、問題を読んですぐに解説文で確認できます。解説はすべての選択肢にあり丁寧で分かりやすい内容です。

過去問題集として評価できる一冊です。

種類評価
過去問題集

試験情報

日程・出題内容・合格基準・その他

試験日

12月初旬の日曜日

お申し込み

例年9月中

受験資格

受験資格はありません。どなたでも受験できます。

試験会場

北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県、沖縄県

受験料

8,900円

試験内容

【試験科目・出題範囲】問題数50問、120分

  1. 管理事務の委託契約に関すること
  2. 管理組合の会計の収入及び支出の調定並びに出納に関すること
  3. 建物及び附属設備の維持又は修繕に関する企画又は実施の調整に関すること
  4. マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること
  5. 上記1~4に掲げるもののほか管理事務の実施に関すること

試験形式:四肢択一のマークシート方式
免除科目:マンション管理士試験合格者はマンション管理適正化法5問が免除

合格基準

70%程度(試験により若干修正あり)

合格発表

翌年1月末を予定

主催者情報

試験に関する詳しい情報は管理業務主任者になるには – 国土交通省をご覧ください。

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