介護事務管理士が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

介護事務管理士

事務員として採用されても介護の現場に回されるのがほぼ常識の業界。

種類 学習期間 難易度 合格率

民間資格

2か月程度

易しい

50%

活かし方 取得費用 受験資格 おすすめ度

知識習得

〜1万円

誰でも受験可

介護事務と呼ばれる職業全般については下記のページを参考にしてください。
関連情報:介護事務とは

最終更新日:2021/08/01

介護事務管理士とは

パソコンで作業する女性

介護事務管理士とは、介護サービスを提供する施設において、介護報酬の計算・請求業務(レセプト)、窓口対応などを担当する事務職員の能力を証明する民間資格です。

 

試験の学習を通して、介護保険制度の仕組みや介護報酬の請求に関する業務、レセプト作成方法について学びます。

 

介護事務管理士と名乗るには、株式会社技能認定振興協会(JSMA)が実施する「介護事務管理士技能認定試験」に合格しなければなりません。

 

受験資格や年齢制限はなく、誰でも受験できます。試験会場にはテキスト・資料なども持ち込み可能です。

 

主催者サイト:JSMA 技能認定振興協会|医療事務の資格・医療事務の試験ならJSMA

介護事務管理士について本音で一言

介護施設でのレセプト業務(介護報酬請求)は、実は月初に1日程度やれば済みます。毎日外来患者のある病院ではその都度事務作業が発生しますが、介護施設では毎日発生しません。

 

つまり、介護施設においては事務専門の職員はそもそも需要が少ないんです。介護事務管理士のような民間資格を取得してもメリットは少なく、就職や転職は有利になりません。

 

しかも、仮に働けたとしても短時間労働のパートやアルバイト、派遣社員の募集が多く、その地域の最低賃金である場合がほとんどです。コンビニやスーパーのレジ打ちの方がおそらく稼げるでしょう。介護事務管理士といっても短期間で誰でも取得できる民間資格です。役には立ちません。

 

介護事務管理士の将来性を徹底研究!

事務職員として採用後、介護の現場へ回される

 

電卓と介護保被保険者証

 

介護事務管理士の資格を取得後に就職先として考えられるのは以下のような老人介護施設です。

  • 特別養護老人ホーム
  • デイサービス
  • グループホーム
  • ヘルパーステーション

全ての施設に共通しているのは、とにかくどこも人手不足だということです。40代ニート職歴なしでも採用されるという摩訶不思議な世界です。

 

ネットやハローワークで求人を検索すると、介護に関する求人は全国でいくらでも見つかります。多くは年齢や経験も不問です。

 

そんな業界に、仮に事務員として採用されるとどうなるか・・・まずは「職場を理解する必要がある」などと言われて、初日にエプロンを渡されて介護の現場へ回されます。

 

しばらく現場を経験するつもりが、1か月、3か月、半年といつまで経っても現場から抜け出せません。

 

もともと出入りの激しい業界ですから、それで辞めても施設側としてはどうってことないんです。1年くらい続けば御の字です。

 

むしろ、介護に関する国家資格を持った職員よりも、無資格者は資格手当を支給する必要がないので低賃金で扱えて好都合です。

 

介護施設の事務員募集の求人をよく見ると、多くは「普通自動車運転免許必須(AT限定可)」となってます。

 

おかしいと思いませんか?事務員として採用するのであれば常識的に考えて自動車免許は必要ないですよね。

 

つまり、お年寄りの送迎を「やらされる」ということなんです。

 

試しに、どこか求人を掲載している老人施設に電話で問い合わせてみてください。

 

おそらく「1年は現場で介護補助の仕事をしてほしい、1年経過して事務にふさわしいか判断して良かった事務を任せる」という返答があると思います。

 

結局ズルズルと3年以上介護施設で雑用のバイト・・・そんな顛末が待っているはずです。

 

関連情報:人手不足の介護の業界で職員を採用するための強硬手段とは?

事務職員として採用後、介護の現場へ回される

 

介護事務管理士をはじめとして、介護保険事務士、ケアクラーク、介護事務実務士、介護保険事務管理士などの民間の介護事務に関する民間資格は多数存在します。

 

けれど、そもそも介護施設における事務の仕事は、資格なんてなくても誰でもできます。お金儲けのために民間団体が作った程度の検定試験なので、お金さえ払えば短期間で誰でも取得できてしまいます。

 

もちろん国家資格でもないので現場では全く需要はなく、採用時には評価されません。履歴書に書いてもほぼスルーされるのでメリットもありません。

 

厚生労働省は、介護保険は赤字だからという理由で、介護施設や事業所に支払う給付金をどんどん減らしています。そのため、赤字がかさんで倒産して閉鎖されるケースも発生しています。

 

介護事務用計算ソフトを利用すれば、入居者1人の1か月分の計算を1日で全部終わらせることも可能です。たった1日で終わる作業のためだけに、わざわざ事務専任の職員を採用するほど余分な人件費をかける余裕などないんです。

 

就職や転職に役立つなどと誇大にPRしている通信講座の宣伝に惑わされないでください。頑張って介護事務の資格を取得しても、結局はお金と時間の無駄で終わります。

 

介護事務に関するの民間資格は医療事務以上におすすめしません。専門学校・スクールに通うなど論外です。

 

介護の現場も医療の現場と同じで、取得する意味があるのは国家資格のみです。

 

福祉の道を志すのであれば、介護職員初任者研修ケアマネジャー介護福祉士社会福祉士精神保健福祉士などの方が現実的に役立ちます。いずれも国家資格なので資格としての価値が十分あります。資格の価値の重みが違います。

 

介護事務よりももっと実りのある資格を目指してください。

合格への第一歩、まずは無料の資料請求から

いろんな講座を比較検討することもできます。

女性のイラスト

ヒューマンの通信講座『介護保険請求事務講座』(無料資料請求)
介護・福祉・医療の資格情報サイト『シカトル』


社会人でも入学できる大学・専門学校の資料請求

介護事務管理士 試験情報

試験日 お申込み

年6回(奇数月の第4土曜日)

試験実施月の前月末まで

受験資格

どなたでも受験できます。

試験内容

試験会場:技能認定振興協会の指定会場、受験申請のあった専門学校、各種学校で実施
受験料:6,500円(2020年7月現在税込)
試験時間:学科・実技あわせて2時間
試験方法:学科試験+実技試験
出題範囲:
【学科試験】:マークシート形式10問

  • 法規(介護保険制度、介護報酬の請求についての知識)
  • 介護請求事務(介護給付費単位数の算定、介護給付費明細書の作成、介護用語についての知識)

【実技試験】:レセプト点検問題1問、レセプト作成3枚(居宅サービス・施設サービス)

  • 介護給付費明細書を作成するために必要な知識(居宅サービス、施設サービス)

※学科・実技とも、資料などを参考にして答案作成が認められています。
↓試験問題の見本はこちらで掲載しています。
参考:試験問題見本 | JSMA 技能認定振興協会
【合否基準】

  • 学科試験:70点以上
  • 実技試験:点検・各作成問題ごとに50%以上の得点、3問合計で70%以上

※実技・学科ともに合格基準に達した場合に合格と判定する
合格発表:試験実施後1か月以内に文書にて通知

試験に関する詳しい情報は介護事務管理士技能認定試験? | JSMA 技能認定振興協会をご覧ください。


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