介護事務が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

介護事務

介護事務単独での求人はマレ、資格としてもほとんど意味なし。

難易度 学習期間 資格の種類 資格の分類 合格率 将来性

優しい

1か月程度

民間資格

民間検定試験

99%

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介護事務とは

介護事務の女性

日本で介護保険の制度がスタートしたのは介護保険制度が制定された2000年です。この介護保険制度の新設により、介護施設で介護報酬の計算が必要になりました。

 

訪問サービス、通所サービス、短期入所サービスなどの介護サービスの費用は、原則としてサービスを利用するお年寄り(利用者)が1割を負担し、残りの9割は介護保険(国)が負担してサービスを提供する事業所へと支払われます。

 

事業所は、介護報酬で決められた単位にもとづいて、利用者と介護給付費の審査や支払いを行なう国民健康保険団体連合(国保連)に請求を上げなければなりません。介護事務といわれる仕事は、老人ホーム、デイサービスセンター、介護老人福祉施設などの介護施設で、介護報酬を計算する業務を担当します。

 

事業所では、利用者にこれだけ介護サービスを提供しました、という報告を上げます。同時にケアマネジャーも、「給付管理票」という書類で介護サービスの利用状況を報告をします。介護事務の担当者は、ケアマネジャーが作成する「給付管理票」を元に、利用者に対してどんな介護がどれだけ提供されたかをチェックして「介護給付費明細書(レセプト)」を作成します。

 

介護事務の仕事は、病院でいう診療報酬を計算する医療事務に当たります。医療事務の仕事が病院で受付業務をおこなうのと同様に、受付・会計、介護の補助、その他施設内の雑務もおこないます。

 

参考:介護保険制度の概要 |厚生労働省

 

役立つ資格なのか?役に立たない資格なのか?

介護事務のレーダーチャート

結論をまず申し上げますと、介護事務などという資格は全く必要ありません。取得しても役立つことはありません。

 

そもそも法律の根拠のない民間検定ですから介護の現場において資格としても認められていません。
介護の現場で資格というのは、ケアマネジャー介護福祉士社会福祉士看護師などの国家資格と、都道府県知事が認める准看護師および護職員初任者研修です。

 

医療事務と言われる資格(正確には民間検定)を誰もが耳にしたことがあると思います。大手の通信教育の会社であるユーキャンがしきりに「資格」と称して現在も受講生を募っています。

 

お金さえ払えば誰でも簡単に取得できたので、主婦らが殺到して一躍人気の資格になりました。実際は取得しても役立つことはない検定試験だったのは言うまでもありません。

 

その後新たに資格として受講生を募ったのが調剤薬局事務という資格でした。これも同じく役立つこともない民間検定です。そして次に作り出した資格が介護事務ということです。

 

介護事務など単なる民間検定にすぎません。この資格がなくても介護施設で働くことはできます。ただし、介護事務のみ専従者という募集はほとんどありません。多くは介護の仕事と兼務です。

 

参考:医療事務調剤薬局事務


医療事務の将来性を徹底研究!

この資格の活かし方

 

ユーキャンをはじめ多くの通信講座の会社が介護事務を資格と称してPRしていますが、単なる民間の検定試験です。資格でもなんでもありません。この資格があってもなくても介護事務の仕事はできます。

 

介護の資格を取得したところで、就職・転職に役立つこともはりません。履歴書に書いても評価されません。前向きな姿勢をPRできる程度です。もちろん実務には役立ちませんし、昇給にも結びつきません。あまりこの資格に過度に期待してはいけません。

 

これから増々老人施設は日本で増えていくので、この「資格」を持っていると全国どこでも役に立ち、すぐに使えるようなPRをされていますが、実際は全く役に立たない民間の検定試験です。介護事務は現代版資格商法といってもいいでしょう。

介護事務だけの求人はほとんどありません。

 

介護施設での請求業務(レセプト作成)と病院や薬局での請求業務には明確な違いがあります。

 

介護施設では、毎日お金を利用者や国保連に請求する訳ではありません。請求業務は月初から10日までの限られた日数で完了します。事業所の規模にもよりますが、管理者がやれば3日〜5日程度で請求業務は済んでしまいます。その点が毎日その都度請求業務をおこなう病院や薬局とは大きく異なります。

 

しかも、パソコンの請求ソフトを使えば、実績を打ち込むだけで請求業務は勝手にやってくれる程度に簡単なので、操作方法が理解できれば3ヶ月程度で覚えられます。パソコンに慣れている人であれば、30日分の計算を1日で全部終わらせることもできます。

 

わずか数日あるいは1日程度で終わる作業のためだけに、わざわざ介護事務専門の職員を採用する事業所・施設はありません。つまり介護事務の仕事がそもそもないということです。

 

介護施設において、事務だけの求人はほとんどないのが現実です。介護職や他の事務職員が介護事務も兼任している場合がほとんどです。

事務職で採用されても介護の現場へ回される!

 

介護業界は万年人手不足です。事務職の求人ということで応募して採用されたはいいのですが、すぐに介護の現場へ回される、なんてこともあります。

 

介護の現場でまずは勉強してください、と介護職の新人といっしょに介護基礎研修を受けるように言われ、そのまま現場で働かされることになります。これは珍しい話しではありません。お年寄りの送迎や施設内の見守り等をするのは当たり前のようです。

 

しかも、現場の人には支給される資格手当や現場での各種手当が、事務の人ということで支給されません。施設側にとっても都合よく使えるというワケです。

 

介護職員採用の一つの手口と言われていますがホントかどうか・・・これが介護の業界なのかもしれません。

 

話しが違うと言ってすぐに辞めるか、腹をくくって介護の仕事を続けるか。

ニチイのリアルな現状について

 

医療事務や介護事務の資格について、ユーキャンと並んで受講生を積極的に募集しているのがニチイです。いわゆるニチイ学館です。

 

ニチイは資格の取得と仕事の紹介をセットで提供します。これを聞くと、とても良心的な会社に思えますが、実態は違います。

 

資格と称して自社の高額な講座を受講させ、その上で病院や介護施設へ派遣してさらに儲けるという手法です。

  • 資格のワリには受講料が高い
  • 紹介する仕事の多くは派遣かバイト
  • コンビニの店員以下でほぼ最低賃金
  • 何年経っても賃金は上がらない
  • 仕事内容と比べて賃金が安い

資格を取らせて現場へ派遣、簡単に言うと資格商法ですね。ぼくなら資格など取らずにコンビニでバイトします。

 

ニチイは病院や介護施設の事務作業を一括で請け負っているので、誰が現場に派遣されようがあまり問題になりません。

 

多くの人はすぐに辞めます。長続きせず入れ替わりが激しい職場環境です。

 

参考:ニチイ学館

現場ではパソコンを使いこなせることが重要

 

介護事務講座を受講して民間の介護事務の資格を取得したところで現場では全く役に立ちません。

 

請求関係は全てパソコンソフトに入力すれば事足ります。介護事務の勉強をするより、パソコンの使い方を身に付けた方がずっと役立ちます。

 

現場では、ExcelやWordなどのソフトを頻繁に使います。施設内のお知らせや回覧、報告書、全てパソコンで作ってその場で印刷します。施設全体の勤怠管理や備品、消耗品の発注なども全てパソコンです。

 

仮に事務中心の職員を希望するのであれば、かなりパソコンに詳しいレベルが要求されます。ただし介護施設の事務職は、介護職員より更に給料は安いです。

 

介護事務に合格するためには

介護事務は資格が必要な職種ではありません。わざわざテキストや講座など、お金を払って勉強しなければいけないほどのものではありません。

 

現在民間の団体による介護事務の講座は10以上あります。単純に言うと、お金さえ払えば、誰にでも資格の認定状みたいなものを発行してくれるわけです。

 

大切な金と時間を使い、頑張って介護事務の資格を取得しても、結局は「やった!資格がとれた!」という、小さな自己満足だけで終わります。

 

残念ながら介護の現場でも医療の現場でも資格と認められていないため、役立つことはありません。これが現実です。

 

医療事務に続いて介護事務も資格ということで世間では認知されつつありますが、資格でもなんでもありません。

 

介護施設の求人はたくさんありますが、「専門の介護事務職」としての仕事はほぼ存在しません。多くの場合は現場の仕事との兼務です。

 

簡単に取れる民間資格というものは所詮この程度のものです。

合格への第一歩、まずは無料の資料請求から

いろんな講座を比較検討することもできます。

資料請求

ヒューマンの通信講座『介護保険請求事務講座』(無料資料請求)
介護・福祉・医療の資格情報サイト『シカトル』


※まずは資料請求だけでもしてみたはいかがでしょうか?介護業界の参考にはなります。

習い事・通信講座・通学講座を探してまとめて資料請求できます。

 
 ※使える講座の情報が多くあります。

介護事務 おすすめの講座

介護事務の民間資格は何種類もあります。どれがおすすめですか?と聞かれることもありますが、まぁ、はっきり言っておすすめはありません。どれも取得しても役立つことはありません。取得する価値はありません。

 

主な介護事務の資格は以下のとおりです。

  • ケアクラーク(税込39,600円)
  • 介護事務管理士(税込39,420円)
  • 介護事務実務士(税込35,000円)
  • 介護報酬請求事務技能検定試験(税込46,440円)
  • 介事管理専門秘書検定資格(税込49,680円)
  • 介護保険事務士(税込69,950円)
  • 介護保険事務管理士(教育指定校に通学する必要があります)

※金額は2019年1月現在です。
中には3日間で取得できるような講座もありますが、どこまで知識が身に付くのか怪しいです。
当然ですが、受講後には試験がありますが受験料も必要になります。合格しても意味はありませんけど。通学の講座もありますが、全く受講する必要はありません。

介護事務 おすすめ参考書

これならわかる〈スッキリ図解〉介護保険 第3版(2018年版)

介護保険は、これから超高齢化社会をむかえる日本の将来を左右する重要な仕組みです。その介護保険について最新の情報を網羅しています。

 

「保険者とは誰のこと?」という介護の基礎知識から始まり、初心者向けに書かれています。左側のページに図や詳しい表形式の説明などが書かれており、右側は全体の説明文書が書かれています。レイアウトなどもとても読みやすくよく整理されています。

 

介護保険だけにとどまらず、高齢者介護、高齢者福祉、障害を持つ若年層に関する制度などにも触れられていて、制度の今後の課題についての解説もあります。これから介護施設で働いてみたいと考えている人には、事前に知識を入れておくためにはおすすめの一冊です。

種類 評価
参考書 介護事務,使える,役に立つ,おすすめ,資格
図解入門ビギナーズ 最新介護保険の基本と仕組みがよ~くわかる本[第7版]

介護保険って、名前は聞いたことあるけど内容全然わからない…そんな人がほとんどだと思います。そんな人にとってうってつけの本です。

 

図解で非常に分かりやすくまとめられているので、最初の1冊に最適です。これから介護の世界に飛び込む予定に人には辞書的な使い方もできるのでおすすめです。いまさら聞けないことも丁寧に掲載していますのでとても参考になります。
身内の方が介護関係の施設に入院する際は読んでおくと良いかもしれません。

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