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旧サイト名:本当に役立つ資格、全く役立たない資格

マーケティング検定は意味ない?難易度や勉強時間など解説

パソコンを使ってマーケティング調査する女性

新卒でマーケティングの仕事は難しい、学歴や実績が問われる職種

種類難易度合格率
民間資格易しい
受験資格取得費用勉強時間
誰でも受験可~3万円1か月程度
活かし方全国の求人数おすすめ度
知識習得1件
  • 合格率は公表していません。
  • 上記は概ね3級についてです。
  • 全国の求人数は、ハローワークの情報を基に2024年8月31日に集計。
試験の級3級、2級、1級
Eラーニング講座
(3級向け、任意)
11,000円
受験料3級:6,600円
2級:9,460円
1級:14,850円
  • 2024年4月21日現在、税込み金額です。
  • Eラーニング講座、受講料はともに割引制度があります。

マーケティングの仕事に仕事に憧れてこういった民間の検定試験を目指す学生が少なからずいますが、取得しても就活は有利になりません。

最も難易度の高い1級に合格すれば履歴書に書いて自己PRの材料にはなります。けれど、採用の決定打にはならないでしょう。

残念ながら出身大学の方が優先します。

社会人が合格しても就職や転職には役立ちません。あくまでも自己啓発のための検定試験です。

マーケティングの部署へ行くには、まずは会社での実績が求められます。

当サイト内の評価や感想は公正で客観的な判断に基づいていますが、あくまでも運営者個人の意見です。参考にするかしないかはご自身で判断してください。

目次

マーケティング検定とは

会議でパソコンの画面を見ながら話し合う外国人

マーケティングについて学習する検定試験

マーケティング検定とは、体系化されたマーケティング理論(考え方)を学習し、マーケティングの基本から応用までの能力を測定するための民間の検定試験です。

マーケティングとは、商品やサービスを広く世の中に提供する際に、市場での需要(ニーズ)を分析し、消費者のニーズや要求に応えるための戦略や活動の総称です。

つまり、わかりやすく言えば、どうすればたくさん売れるのかをアレコレ考える手段です。

例えば、商品そのもの、パッケージデザイン、価格、販売促進のための広告など、さまざまな要素を含みます。

マーケティング検定の試験の学習を通して、マーケティングの概念を理解し、業種・業界を超えて通用するビジネススキルを習得する狙いがあります。

参考:公益社団法人日本マーケティング協会 – マーケティング検定

やたらと内閣府認証ってPRしてますけど・・・

試験の主催者は、やたらと「内閣府認定マーケティング検定」であることをPRしていますが、この内閣府認証に一体どれくらいの価値があるのか・・・

実は、あまり権威があるモノでもないんです。

世の中にはこういった「内閣府認証」を語る団体がとても多く存在します。

もちろん内閣府認証という名称を使う以上は国の審査を受けます。組織の形態、運営方針、財務状況、活動内容などを評価します。

けれど、よほど悪質な団体でなければ認められます。

そこで、どんな組織・検定試験が内閣府認証になっているのか調べてみました。

すると、まず出てきたのがカラオケ歌唱力検定でした(笑)。

参考:内閣府認証NPO法人 日本カラオケ歌唱力検定協会

まだたくさんあるので興味のある人は調べてみてください。

省庁の後援や認証を受けている団体が実施していることを全面に出す民間資格というのは、概ね公共性をアピールする狙いがあります。

「文部省後援の公的資格」と宣伝するのもやはり同じです。

参考ページ:公的資格(旧認定資格)について

役立つ民間資格なのか?

書類を見ながらミーティングをする3人の女性

あくまでも自己啓発の勉強

こういったマーケティングに関する民間資格は世の中に多数存在します。

販売士(リテールマーケティング検定)マーケティング・ビジネス実務検定ネットマーケティング検定ウェブ解析士、Webアナリスト検定、データ解析士、ネットショップ検定、IMA検定・・・

では、これらを勉強することにどれくらい意味があり役に立つのでしょうか?

結論を申し上げますと、あくまでも自己啓発の勉強です。

合格したからと言って履歴書に書いて評価されたり、就職や転職が有利になることはありません。

もちろん意味ないとはいいません。マーケティングの知識を身に付ければ仕事に役立つ機会もあるでしょう。

けれど、いずれも権威があるとは言い難い民間資格ばかりです。

中には講座受講料と受験料、さらには登録料や年会費を目的とした怪しい資格商法的な民間資格もあるので要注意です。

中小企業診断士の方が何倍も価値がある

企業において既にマーケティングを担当している人、あるいはこれからマーケティングの仕事に就きたいと思っているのであれば、国家資格の中小企業診断士がおすすめです。

中小企業診断士の国家試験では、「企業経営理論」という科目の中で、マーケティング理論について詳しく勉強します。

中小企業診断士は、国が認める経営コンサルタントの専門家です。合格すれば経営課題を解決するマーケティング提案・支援が可能になります。

もちろん国家資格ですから難易度は高いです。

特に大企業での評価は高く、履歴書に書けば就職や転職が有利になります。

マーケッターを志すのであれば、安易な民間資格に逃げないで長い時間をかけて国家資格を目指してください

合格するには

2級でも1か月程度の勉強時間で合格可能

マーケティング検定3級であれば、比較的難易度は低く、前提知識があれば1週間程度の勉強時間でも合格できます。

全くの初学者でも1か月もあれば余裕で合格できるはずです。1日3時間くらいの勉強時間を確保できれば2週間でも合格できます。

3級受験用のEラーニング講座がありますが、全くの知識ゼロであれば受講するのもいいでしょう。

さらに、2級であっても30時間程度、1か月も勉強時間があれば合格できます。公式参考書と問題集だけで合格できます。

テキスト・問題集・参考書

おすすめ問題集

出題範囲を網羅的にカバーした公式問題集です。

本試験で出題された問題を分野ごとに掲載しています。図表を加えた解説に加え、学習者が分かりやすく理解できるように工夫されています。

※この本の内容と実際に試験に出題される問題とあまりにも内容やレベルが違いすぎるといった評判です。

さらに、毎年最新版が出ていますが内容がほぼ同じだったりしてあまり評判はよくありません。

種類評価
参考書

試験情報

日程・出題内容・合格基準・その他

試験日

3級と2級は随時
※コンピュータ試験(CBT方式)

1級は年1回

お申し込み

3級と2級は随時申込受付

受験資格

3級と2級は誰でも受験できます。1級は2級合格者のみ。

試験会場

全国の共通会場(テストセンター)にて実施

受験料

  • 3級:6,600 円
  • 2級:9,460円
  • 1級:14,850円

試験内容

【1級】CBT記述式3題120分
マーケティングの基礎から応用まで幅広い理解があることを前提として、実践的な思考力を測るための3つの事例(ケース)が出題されます。

【2級】CBT多肢選択式40問90分
マーケティングに関する以下の重要な概念
(マーケティング・マネジメント、市場環境の分析、戦略的マーケティング、マーケティング組織のデザイン、産業構造の理解、消費者行動の分析、製品戦略、価格戦略、ブランド・マネジメント、マーケティング・コミュニケーション戦略、サプライチェーン・マネジメント、関係性マーケティング、サービス・マーケティング、生産財(BtoB)マーケティング、ソーシャル・マーケティング、グローバル・マーケティング)の基礎・応用問題。

【3級】CBT多肢選択式30問60分
マーケティングに関する以下の重要な概念
(基本概念、市場環境、戦略的マーケティング、マーケティング・リサーチ、消費者行動、製品戦略、価格戦略、コミュニケーション戦略、チャネル戦略、サービス・マーケティング)の基礎問題。

合格基準

  • 1級 300点満点の60%程度の得点。かつ受験者全体の上位20%内に属することを基準として、検定委員の審査によって決定。
  • 2級 正答率70%以上(40問中28問正答)で合格
  • 3級 正答率70%以上(30問中21問正答)で合格

主催者情報

試験に関する詳しい情報はマーケティング検定|CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイトをご覧ください。

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