基本情報技術者が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

基本情報技術者

IT業界でスキルアップするには持っておきたい国家資格。

難易度 学習期間 資格の種類 資格の分類 合格率 将来性

普通

6か月以上

国家資格

名称独占資格

25%

星4つ

※必要な学習期間は、実務経験の有無で違います。

基本情報技術者とは

若い男性IT技術者

基本情報技術者試験とは、経済産業大臣が行う国家試験「情報処理技術者試験」の区分の1つで、毎年14万人近くが受験する人気の国家資格です。

 

試験は毎年春期・秋期の2回が実施されます。就職を控えた学生から、既にIT業界で活躍している社会人まで幅広く受験するのが特徴です。

 

基本情報技術者とは、ネットワークコンピュータ、パソコン、情報セキュリティといったいわゆるIT(情報工学)の分野において、高度な専門知識と技能を持った技術者のことをいいます。

基本情報技術者は4段階レベルのうちのレベル2に該当する

情報処理技術者試験は全部で13の区分に分かれていますが、それぞれの技術レベルに応じてレベル1〜レベル4に分かれています。

  • レベル1:ITパスポート
  • レベル2:基本情報技術者試験(合格率25% 合格者は25歳程度)
  • レベル3:応用情報技術者試験(合格率23% 合格者は29歳程度)
  • レベル4:高度情報処理区分の各試験(合格率12%〜18%、合格者は30歳以上)

レベル1が最も取得しやすい区分ですが、基本情報技術者試験はレベル2に該当します。

 

よく言われているのが、「IT業界の登竜門的な試験」です。昔からコンピュータの業界では認知度は高く、ソフトウェア開発会社では、まだ基本情報技術者試験に合格していない社員は総出で受験します。

 

ただし、この試験はあくまでも「技術者としての能力の評価」をするためのもので、合格したからといって特殊な仕事ができるわけではありません。知識・技能の水準がある程度以上であることを国が認定している能力認定試験になります。

 

情報処理技術者試験に合格していなくても合格者と全く同じ情報処理の仕事ができます。

 

参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験制度:試験区分一覧
参考:情報処理技術者試験 (METI/経済産業省)

 

役に立つ資格なのか?役に立たない資格なのか?

基本情報技術者のレーダーチャート

基本情報技術者試験に合格すれば、ネットワークコンピュータ、パソコン、情報セキュリティといったいわゆるIT(情報工学)の分野において、高度な専門知識と技能を持つ技術者であると国が証明してくれることになります。

 

そこはやはり国家資格ですから民間の検定試験とは重みが全く違います。履歴書にも堂々と書けます。

 

いわいるIT系の開発会社においては、基本情報技術者は技術者としてのステータスですから転職・就職は有利になります。コンピュータソフト会社においては、資格手当てを支給している会社も多く、社内での個人の評価も上がります。

 

独立系IT企業なら有利になっても、メーカー系であればそれほど評価はされない。

 

基本情報技術者を取得して就職が有利になるとすれば、プログラマ、システムエンジニア、ネットワークエンジニア、ソフトウェア品質管理担当者、システム運用管理者のような業種です。

 

こういった業種は、大きく分けるとメーカー系かそれ以外の独立系に分類されます。

 

メーカー系とは、NECや富士通、IBMのようないわゆる独自のブランド名を有する大手のIT企業です。独立系とは、人海戦術的にプログラムを開発する会社で、会社名がブランドとして出てくることはほとんどありません。独立系の多くは技術者派遣会社です。

 

基本情報技術者のような情報系の資格は、独立系の会社へ就職・転職する際に大きく役立ちます。取得しているだけで面接即採用となるケースもあり、取得するメリットは非常に大きいです。ただし、プラグラマー派遣とかブラックに近い企業である可能性は高くなります。

 

一方、メーカー系へ就職・転職する際は、基本情報技術者の評価は高くはなく有利にはなりません。それは新卒でも同じです。

 

あくまで資格はプラスアルファの要素となり、それよりも学歴や学生時代の成績、人柄や、どのような事に打ち込んできたかが重要になります。つまり基礎学力的が優先されます。ただし、転職であれば経験も豊富であって基本情報技術者の資格があれば有利になります。

 

基本情報技術者は、一部の企業への就職や転職にはかなり役立ちますが、どんな場合においても役立つとまでは言えません。無いよりはマシでしょうが、劇的に有利になるわけではありません。


基本情報技術者の将来性を徹底研究!

この資格の活かし方

 

情報処理技術者試験に合格していなくとも優秀な技術者はたくさんいます。

 

しかし、高度な技術を名実ともに裏付ける国家試験であるために、IT業界ではスキルアップのためには必須の資格となっています。IT業界内で転職をする方は是非取得したい資格です。

 

独立系のソフトウェア開発会社では、5,000円〜10,000円ほどの資格手当を毎月給与に上乗せするところもあります。そんな会社に勤めているのであれば是が非でも取得しましょう。

 

余談ですが、「基本情報技術者なんて取っても全然意味ないよ!」なんて声をよく聞きます。特に、IT業界にいる人から聞きます。

 

実は、合格できない人の「やっかみ」が意外なほど多いんです。これはITの現場にいればよく分かることです。

 

本当は合格して会社から資格手当をもらいたいんだけど、いつまで経ってもヤル気が起きない、試験勉強なんてメンドー・・・そんな人が実に多いんです。

 

IT業界にいてなんとしても合格したい人は、そんな声には耳を貸さず短期で合格してください。

ITパスポートと基本情報技術者の違いとは?

 

  • 基本情報技術者の前にITパスポートの勉強をした方がいいのかか?
  • そもそも基本情報技術者とITパスポートの違いは何?

などと考えている人も多いと思います。難易度と資格の違いという面で解説します。

 

まずは難易度ですが、別次元レベルというほど基本情報技術者試験の方が高いです。

 

ITパスポートは使う側にとってのが常識レベルの知識を問う出題であるのに対して、基本情報技術者試験はソフトウェア開発者に必要な知識が出題されます。

 

ITパスポートのスキルレベルは1、基本情報技術者のスキルレベルは2です。1つしか違いませんが、その差は大きすぎます。

 

また、資格の違いという面では、ITパスポートはユーザ向けの試験になります。あくまでも使う側の注意点なので専門的ではありません。

 

一方、基本情報技術者はエンジニア向けの試験です。ユーザーにとっての使いやすさなども考慮する必要がありますから、おのずと専門的な要素を多く含みます。

 

両者の違いは、難易度だけではなくそもそも試験区分が違うということです。

 

簡単だからどちらかを受験するのではなく、IT業界ののエンジニアを目指すならITパスポートは不要ですし、安全快適に使いたいだけであれば基本情報技術者試験は不要です。

 

仮に、就職や転職を考えて基本情報技術者試験に合格するのが目的であれば、ITパスポートは全く必要ありません。基本情報技術者っから目指せばよいでしょう。

 

ちなみに、基本情報技術者試験の午前試験をクリアできる力があれば、ITパスポートは楽勝です。

情報処理の専門学校へ進学することについて

 

専門学校で情報処理について学習してみたいけど、仕事とか就職とか気になる・・・と迷っている人も多いと思います。

 

ITの業界は、意外なほど専門学校卒業生が多くいます。まずこういった情報処理の専門学校は、人手不足もあり卒業後の就職率はほぼ100%です。

 

成績が優秀で推薦がもらえるようであれば大手企業へ就職するのも可能です。希望すればどこかのIT企業へ就職できます。

 

ただ、入社してみたら技術者派遣会社だったとか、ブラック企業だったというリスクも非常に高い業界でもあります。

 

IT関連は、入社してから実務経験を積んで実力を認めてもらことが一番重要です。全てとは言いませんが学歴や資格などは関係ない場合もあります。

 

ごく一般的な専門学校の実績を見ると、基本情報合格者は全体の25%程度、応用情報合格者は全体の4%程度とごく一部です。専門学校へ進んで基本情報技術者でさえ合格できないのは論外です。

 

基本情報技術者であれば普通に学校へ通えば合格できるはずです。専門学校へ進むのであれば、在学中に応用情報技術者試験に合格して比較的大手へ就職することを目標にしてください。それくらいの覚悟で進学してください。

 

情報処理を学ぶなら大原(専門過程)

 

基本情報技術者試験に合格するためには

実務経験の有無で合格までに要する学習時間が全然違う

情報処理技術者試験は、実務経験の有無、つまり仕事としてプログラム開発をしていたかどうかで合格までに要する時間が違ってきます。

 

毎日仕事としてしているのであれば、極端な話し学習時間ゼロでも合格できます。

 

ぼくの知人は、試験の前日にテキストを熱心に読んだだけで合格しました。優秀な国立大学出身者だったので基礎学力はもともとあったと思いますけど。

 

ある程度の知識のある人であれば、市販のテキストと問題集だけの学習で短期間で合格は可能です。

 

出題傾向としては、過去問と類似する問題がよく出題されます。出題範囲は広いのですが、とにかく過去問題を繰り返し解きまくることです。

 

しかし、全くの素人(パソコンもほとんど基本操作程度)であれば難関資格になります。まずは横文字オンパレードの用語集の理解からはじまります。

 

ネットでは、未経験者でも取得は簡単!なんて紹介しているサイトもありますが、あまりにも大げさすぎる表現です。

 

大学生でもパソコンに慣れている程度の初学者であれば、合格までに時間を要します。決して簡単な試験ではありません。普通に1000時間あるいはそれ以上の時間を要します。中には1年以上かけても合格できない人もいます。

 

全くの初学者であれば、独学では何から手をつけて良いのか分からないと思います。用語の理解程度であれば時間をかければ良いのですが、プログラミングの学習は実践的なカリュキュラムに沿った学習が必要になります。

表計算の問題を選択できるようになり初学者でも合格しやすくなった

基本情報技術者試験は午前試験と午後試験に分かれていますが、午後試験の中でも問9〜13は5問の選択問題の中から1問を選択します。

 

5問の選択問題の内容は、ソフトウェア開発(C/COBOL/Java/アセンブラ言語(CASLU)/表計算ソフト)です。平成21年から「表計算ソフト」が追加され、それ以降は初学者でも若干ですが勉強しやすくなったんです。

 

「表計算ソフト」だけプログラミング言語ではありません。EXCELのような表計算ソフトの基本的な知識があれば解くことができます。おそらく5つの中では圧倒的に難易度が低いです。

 

表計算という初心者救済措置なのかよくわかりませんが、これでプログラミングの知識が無い人も合格しやすくなりました。普段からExcelをよく使っている人であればおすすめです。めちゃくちゃ簡単です。

 

※2020年春期から午後試験の言語が変わります。COBOLが廃止され、新たにPythonが追加されると発表されています。

基本情報技術者 試験情報

試験日

お申込み

※春季と秋季の年2回実施。
  • 春期試験:4月の第3日曜日
  • 秋期試験:10月の第3日曜日

春季:1月中旬から約1か月間
秋季:7月中旬から約1か月間

受験資格

受験資格の制限は一切ありません。どなたでも受験できます。

試験内容

基本情報技術者試験には、「午前試験」と「午後試験」の2つがあります。
【午前】多肢選択式(四肢択一)80問※全問必須:150分

  • テクノロジ系:基礎理論、コンピュータシステム、技術要素、開発技術など
  • マネジメント系:プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント
  • ストラテジ系:システム戦略、経営戦略、企業と法務など

回答は4肢択一のマークシート式になります。
【午後】記述式13問中7問回答:150分

  • 問1(必須):情報セキュリティ
  • 問2〜7(6問中4問選択):ハードウェア・ソフトウェア・データベース・ネットワークの4分野から3問出題/ソフトウェア設計から1問出題/プロジェクトマネジメント・サービスマネジメントの2分野から1問出題/システム戦略・経営戦略と企業と法務の2分野から1問出題
  • 問8(必須):データ構造とアルゴリズム
  • 問9〜13(5問中1問選択):ソフトウェア開発(C/COBOL/Java/アセンブラ言語(CASLU)/表計算ソフト)から各1問計5問出題

※2020年春期からCOBOLが廃止され、新たにPythonが追加されます。
午後試験は、長文形式の問題が13問出題されます。うち2問は必須問題、残りは選択問題となり、計7問に回答します。
マークシート式の選択問題ですが、4肢以上ある場合もあります。
【合格基準】
午前・午後の試験ともに60点以上/100点で合格となります。

試験に関する詳しい情報はIPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:基本情報技術者試験をご覧ください。

合格への第一歩、まずは無料の資料請求から

いろんな講座を比較検討することもできます。

女性のイラスト

情報処理を学ぶなら大原(専門過程)
安心の信頼と実績!!【資格の大原】(通信講座)
資格スクール大栄(資料無料送付)
スタディング 基本情報技術者(無料講座がお試しできます)

習い事・通信講座・通学講座を探してまとめて資料請求できます。

 
 ※使える講座の情報が多く掲載されています。

基本情報技術者 おすすめテキスト

キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 平成31/01年 (情報処理技術者試験)
コンピュータ、いわゆるITに関して右も左も分からないような人は、まずこのこの本から入ることをおすすめします。

 

コンピュータについて学習をはじめると最初に出てくるのが基礎の理論である2進数です。このテキストでは、なぜ0か1の電気信号だけで、これ程多様な処理が可能になるのかを詳しく説明しています。一般的な基本情報技術者のテキスト・参考書では、基礎理論ではなくひたすらハードウェアやソフトウェアの構成や役割を漠然と説明しているだけです。

 

論理から段階を追ってわかりやすく解説してくれており、イラストがふんだんで解説がとにかく丁寧です。飽きることなく最後まで読む続けることができます。それと同時にコンピュータへの理解が深まります。

 

種類 評価
テキスト・問題集 星5つ
情報処理教科書 出るとこだけ! 基本情報技術者 テキスト&問題集 2019年版
3分の1が問題集で3分の2がテキストという構成です。

ただ、初学者向けではありません。基本情報技術者試験を受験する上で理解しておかなければならないコンピュータの基礎の部分(2進数など)の説明がないので、テキストだけ先へ進んでも理解が進みません。初学者がこのテキストから入ると、難しくて先へ進めず、学習を途中で放り投げてしまう可能性があります。ちょっと危険な参考書です。

 

いきなり聞いたことがないような用語や難解な計算が当たり前のように出てくるので初学者には向きません。「出るとこだけ!」と題名にあるように試験に出るところだけ無理やり詰め込んだ印象です。

種類 評価
テキスト・問題集 星3つ


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