登録販売者とは?就職・転職が有利になる医療系国家資格と実務要件

| 種類 | 難易度 | 合格率 |
| 国家資格 | 普通 | 43% |
| 受験資格 | 取得費用 | 勉強時間 |
| 誰でも受験可 | 2~5万円 | 6か月程度 |
| 活かし方 | 全国の求人数 | おすすめ度 |
| 就職・転職 | 5,324件 |
- 登録販売者は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に基づき都道府県知事が試験・登録を行う、公的な専門資格(国家資格)です。
- 全国の求人数は、ハローワークの情報を基に2026年8月19日に集計しました。
登録販売者とはれっきとした医療系の国家資格です。
ドラッグストアや薬局などで、お客に対してかぜ薬や鎮痛剤などの副作用のリスクが低い一般用医薬品の販売ができます。
合格すれば、主婦(主夫)や学生、シニアなど、ライフスタイルに合わせた多様な働き方に活かせる資格です。
なお、試験自体は誰でも受験可能ですが、合格後に1人で売り場に立つ(正規の登録販売者になる)には、実務経験(過去5年以内に通算1年〜2年以上)が必要です。
経験を満たすまでは「研修中」としての勤務になりますが、資格を持っていれば手当がついたり、採用が有利になるメリットは変わりません。
まずは試験に合格し、働きながら正規登録を目指すのが一般的なルートです。
登録販売者とは
登録販売者とは、ドラッグストアや薬局などでかぜ薬や鎮痛剤などの副作用のリスクが低い一般用医薬品の販売ができる医薬品販売専門の医療系国家資格です。
副作用のリスクが高い第1類医薬品は、薬剤師でないと販売ができません。
そのため、これまでは薬剤師不足によりドラッグストアで夜間や土日に医薬品の販売ができないなどの制限がありました。
一般用医薬品のうち、登録販売者が販売できる第2類・第3類医薬品の割合は9割以上あり、登録販売者は、薬剤師不足を補う人材として、薬局やドラッグストアで大きな戦力となっています。
※薬は、医療用医薬品(処方薬)、要指導医薬品、一般用医薬品の大きく3つに分類されます。さらに一般用医薬品は第一類から第三類までの3種類に分けられ、そのうちの第2類・第3類であれば登録販売者でも販売ができます。
役に立つ資格なのか?
就職や転職に役立つ国家資格
登録販売者とは2006年の薬事法改正(2009年施行)により創設された国家資格です。
第1回試験が2008年8月から順次実施され、現在の累計合格者(登録者)数は数十万人規模に達しています。
それだけメジャーな資格になりましたが、ドラッグストアの店舗数拡大や深夜営業の増加により、現場ではまだまだ登録販売者が不足しています。
そのため求人数も安定してあり受験する価値は高いと言えます。
就職先はドラッグストア、コンビニ、ホームセンターなどが中心です。
大手ドラッグストアや大型スーパーの社員が大量に受験しており、ドラッグストアなどで働くには今後必須の資格になると思われます。
民間の検定試験とは違い、就職や転職にも使える資格です。
将来性について徹底研究

この資格の活かし方
薬品を扱っているコンビニも増えてきましたが、まだまだ登録販売者の数は全国的に不足しており、薬品を販売したくても販売できないコンビニや日用品店が多いようです。
かなり有資格者の需要が存在しますから、資格を取得することにより就職活動に大きなメリットが生じると思われます。
平成27年度より受験資格の要件が撤廃されたため誰にでも受験できるようになりました。
ただし、試験合格後に「正規の登録販売者」として1人で医薬品を販売するには、直近5年間のうちに通算1年〜2年以上の実務経験が必要です。
経験を満たすまでは「研修中の登録販売者」という扱いになり、薬剤師や先輩の登録販売者の指導のもとで働くことになります。
働きながら実務経験を積めば確実にステップアップできるため、まずは試験に合格して「研修中」としてスタートを切るのが王道のルートです。(※詳しい実務要件は後述)
試験の難易度や合格率については、今のところまだ合格率は比較的安定していますが、試験の傾向や実務要件のルールは今後変わる可能性もあります。
いつ試験が難化するかわかりません。今のうちに登録販売者試験に合格しておけばきっと将来役立つものと思われます。
生涯役に立つ医療系国家資格
登録販売者の資格を持つことによってお店ではじめて医薬品を販売する事が可能になり、医薬品販売の専門家として現場で責任のある立場で仕事をすることができます。
登録販売者は全国どこでも通用する生涯役立つ国家資格です。医療事務などに比べて給料もよく、就職先は、薬局、ドラッグストア、小売業など豊富にあります。
年齢もあまり関係なく、男性よりも女性に人気があるようです。
15,000円以上の資格手当が支給される薬局も

当サイト運営者の自宅の近所に大手の医薬品販売チェーン店の店舗がありますが、そこは年中人手不足のようで、常に薬剤師や登録販売者を募集しています。
そこで見かけた求人広告の内容を一例として紹介します。
求人の内容は、薬剤師と登録販売者の募集案内ですが、具体的な待遇面についても書かれています。
さすがに薬剤師は月給35万円以上(+年2回賞与)とスタートラインから高待遇ですが、登録販売者も月給21.5万円以上(+年2回賞与)となっており、スタートラインとしては悪くないような気がします。
しかも登録販売者の手当として月額15,000円が支給されると明記されています。この金額の資格手当が支給されるのであれば取得して損はないです。というかここで働くのであれば絶対に取得すべきでしょう。
登録販売者は資格として認められており、しかもその資格には月額15,000円以上の価値があるということです。
求人の内容は正社員ということですが、仮にパートで働くにしても資格手当が支給されるのであれば取得すべきです。少しでも時給が高い方がいいに決まってます。
医療事務や調剤薬局事務よりも登録販売者がおすすめ
医療事務や調剤薬局事務の資格取得を考えている女性の方も多いと思います。
しかし、医療系の資格を取りたいのなら、受験制限が撤廃された今、登録販売者の資格をおすすめします。
登録販売者はれっきとした医療系の国家資格なので全国どこでも通用して役立ちます。資格手当を支給する会社も多くあります。
医療事務などの民間資格に比べ、登録販売者は医薬品を販売できる法的根拠(店舗管理者などの必置要件)があるため、手当支給や採用条件として明確に評価されやすいです。
今のところまだ合格率は比較的高いので、登録販売者は狙い目の国家資格です。
登録販売者になるには

登録販売者として医薬品売場に立つまでには、大きく分けて、以下のステップを踏まなければなりません。
- 試験に合格する
- 実務経験を積んで正規登録(1人立ち)する
ステップ1:誰でも受験可能!まずは試験に合格する
以前は薬の販売実務経験がないと受験できませんでしたが、平成27年(2015年)4月の制度改正により受験資格の制限は完全に撤廃されました。
現在は学歴・年齢・実務経験を問わず、誰でも受験できます。
全国どこでも受験可能
試験は都道府県(ブロック)単位で実施され、日程も異なります。
居住地以外の都道府県で受験することも可能です。日程が重ならなければ複数の都道府県で受験(併願)することも可能です。
試験日程の確認
願書受付や試験日は自治体ごとに異なるため、必ず受験を希望する都道府県の窓口(薬務課など)をご確認ください。
参考:令和8年度登録販売者試験について|登録販売者試験について|東京都保健医療局
ステップ2:合格後に正規の登録販売者になるための実務要件
試験に合格して「販売従事登録」を行えば登録販売者として働き始めることができますが、1人で医薬品売場に立ったり店舗管理者になったりするには、一定の実務経験を積んで「研修中」を卒業する必要があります。
令和5年(2023年)4月の法改正により要件が緩和され、現在は条件を満たせば最短1年で正規の登録販売者になれるルートが新設されました。
以下の要件のいずれかを満たさなければなりません。
- 過去5年間のうち通算2年以上(累計1,920時間以上)の実務経験
- 過去5年間のうち通算1年以上(累計1,920時間以上)の実務経験があり、かつ「継続的研修」および「追加的研修」を修了していること
- 過去に通算1年以上従事し、過去に店舗管理者等の経験があること
※「最短1年ルート」の研修は、継続的研修および追加的研修の修了が必要です。
実務未経験からでも心配ありません
実務経験は、試験合格前と合格後のどちらの勤務期間でもカウントされます。
そのため、「まずは試験に合格して資格手当をもらいながら、店舗で1〜2年の実務経験を積んで正規登録を目指す」というステップを踏むのが未経験からの王道ルートです。
まずは無料の資料請求
おすすめの通信講座
充実した映像講義がついているので初学者でも安心して学習をはじめられます。まずは映像講義でポイントを押さえてからテキストを読むようにするとかなり理解が早まります。
合格保証制度があり、一定の条件を満たせば受講料が返ってきますが、返金制度を当てにするのではなく、一発合格を目指してしっかり取り組みましょう。
参考:Web講義で自宅学習!資格試験に合格する効率的な勉強法
※こちらから受講申し込みができます。
登録販売者講座(eラーニングコース)| ヒューマンアカデミー通信講座
テキスト・問題集・参考書
おすすめテキスト・基本書
王道の合格テキストとして独学者から特に支持されている一冊です。
各章の要点が整理されていてイラストも豊富、さらに構成がわかりやすくてとにかく読みやすいのが特徴です。
フルカラー+赤シート+模擬試験別冊式となっているオールインワンタイプで、豊富な一問一答と模擬試験が付いています。これ1冊で合格がつかめる試験対策のベスト本です。
法律や成分名など難しく感じるところも、石川先生の解説が具体的で、「なぜそれが大事なのか」がすっきりと頭に入ってきます。
| 種類 | 評価 |
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無料で解説が見られるLINE公式アカウントと連携した学習システムと「ズルeラーニング」の動画講座ともリンクしているのが大きな特徴です。
さらに過去問題集がもう一冊あった方がいいでしょう。過去問で理解が怪しかったところはこちらのテキストで確認してから次に進む、この繰り返しで合格できる実力が付きます。
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おすすめ問題集
登録販売者の試験で合格するには過去問対策がとにかく重要です。
過去5年分の過去問を分析して高頻出問題を出る順で掲載しているため効率よく学習を進められます。
この問題集の良い点は、単に過去問を掲載しているだけではなく、オリジナルの予想問題を掲載しているところです。
初めて勉強する人に向いています。解答隠しのための赤シートも付いています。
| 種類 | 評価 |
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おすすめ参考書
登録販売者の受験生に人気の参考書です。
視覚的に体について理解ができるため読んでいて非常に分かりやすい上、からだの不思議を感じながら楽しく理解する事ができます。
まずは受験前に、文字を読むのが苦手な人に入門編としておすすめです。
| 種類 | 評価 |
| 参考書 |
試験情報
日程・出題内容・合格基準・その他
試験日
年に1回以上。8月~10月が多い。
お申し込み
4月~6月ごろ公示。
受験資格
受験資格の制限は一切ありません。どなたでも受験できます。
試験会場
各都道府県
受験料
13,600円(東京都の場合)
※12,800円~18,200円程度
試験内容
択一式。120問、240分。
登録販売者試験は全部で5つの項目に分かれています。
- 前半(120分): 第1章(20問)、第2章(20問)、第4章(20問)
- 後半(120分): 第3章(40問)、第5章(20問)
合格基準
合格ラインは全体の70%の正解率が目安となります。
ただし、各項目の正解率が3.5割(自治体によっては4割)未満の場合は、全体で70%の正解率があっても足切りとなります。

