看護師とは?一生働けて将来性も十分、30代で年収900万円も!
種類 | 難易度 | 合格率 |
国家資格 | — | 90% |
受験資格 | 取得費用 | 勉強時間 |
養成課程修了 | 200万円~ | 3年以上 |
活かし方 | 全国の求人数 | おすすめ度 |
一生モノの技術 | 62,242件 |
- 難易度を表現するのはふさわしくないので省略します。合格率は最終の国家試験についてです。
- 全国の求人数は、ハローワークの情報を基に2024年9月5日に集計しました。
看護師の国家資格を持っていれば一生働けて将来性も十分!まさに女性が輝く手に職の役立つ国家資格です。
門戸は広く義務教育を終了して養成学校へ進めばすれば誰でも看護師になれます。
人気の就職先は公立の病院、つまり公務員です。
看護学生の就職に関しては在学中の成績が一番大事です。
持っていて就職が有利になる資格はありません。
看護師とは
誰もがお世話になる看護師さん
看護師といえば、誰でもだいたいその仕事内容は想像がつきますよね。
以前は「看護婦さん」と一般的には呼ばれてました。
当サイトの運営者は2017年6月、生まれてはじめて入院を体験しました。扁桃腺の周りが腫れて明け方頃呼吸困難になり自分で病院へ。
万が一のことを考えてそのまま緊急で入院することになりました。
この時に病院でお世話になったのが看護師さんです。
扁桃腺の周辺が腫れていると食事も満足にできません。
食事代わりの点滴や抗生剤の投入、毎日の容態のチェック、食事や入浴など身の回りの世話を看護師さん達がしてくれて、ホント感謝の気持ちでいっぱいです。
薬を飲み込めなくてゲホゲホとムセてる時に背中をポンポンと叩いてくれたのは、精神的な安心感が得られてぼくにとっては何事にもまさる薬以上の措置に感じられました。
看護師とは、厚生労働省が認定する国家資格で業務独占資格です。
主にケガや病気の患者や、妊産婦の世話をしたり、医師の診療の補助などの役割を担っています。
従来、女性は「看護婦」、男性は「看護士」と呼ばれていましたが、2001年に保健婦助産婦看護婦法が保健師助産師看護師法に改正されたのにともない、2002年から男女とも「看護師」に統一されました。
今でも年配の人は普通に「看護婦さん!」なんて呼んでますよね。
関連団体:公益社団法人日本看護協会|Japanese Nursing Association
役に立つ資格なのか?
まさに手に職の一生モノの国家資格
看護師の国家資格は一生モノです。
極論を言えば、この資格を持っていればいつでもどこでも働けます。
自分の希望の働き方と働く場所を最大限選ぶことが可能です。
看護師は慢性的に人手不足です。それは今に始まったことではありません。
求人誌、求人サイトなどでは常に募集されているのを見かけます。インターネットハローワークで看護師の求人を検索すると、驚くほどの数が出てきて圧倒されます。
看護師の仕事は言うまでもなく国家資格に基づいた専門的な技術職です。看護師としての知識や技術を有するまでには長い時間を要します。
当然ですが誰にでもできる仕事ではありません。
そのため就職・転職がしやすく、看護師の資格があれば全国どこでも働けます。
もともと女性中心の仕事なので、出産などのブランクがあってもほぼ職場に復帰できます。
これが仮に一般の男性サラリーマンであればこんなに都合良くはいきません。
特に技術も資格もない男性なら35歳までが転職の区切りの年齢になります。
看護師の場合、定年過ぎても受け入れ可能な職場が見つかります。
女性がここまで再就職にも困らない職種なんてなかなかないです。
就職・転職に困らないのが看護師の一番の魅力といえます。将来性もあってやり直しにも活かせる資格です。
看護師とは、「一生働ける」「どこでも働ける」「誰でもなれる」という理想的な職業です。
将来性について徹底研究
この資格の活かし方
看護師の資格を持っていてある程度の現場の経験があれば、就職・転職は比較的容易にできます。
条件にこだわらなければ60歳を過ぎても就職先は見つかるといいますから驚きです。
もちろん医療の世界は日進月歩で日々勉強が必要です。
そのためブランクがあっても即現場で・・・というわけにはいきませんが、数か月もすれば現場の業務に慣れて看護師としての実力を発揮できます。
そしてなにより、看護師の資格は人生のやり直しに最適だということです。
人生を再スタートさせようと、手に職を付けるために学校へ入り直して看護師を目指す女性も多くいます。
この場合、准看護師から目指すケースが多いですが、若い現役組に混じって様々な年齢層が入り混じって一緒に学習をはじめます。
30代、40代の主婦も普通にいます。中には50代もいるようです。中学校しか出ていない女性もいます。
関連資格:准看護師とは
学校へ入学するのは本人の意思さえあればそんなに難関というわけではありません。門戸は広く、あとは本人のヤル気次第です。
人生をリセットしてやり直したいと考えて看護師を目指す・・・とってもステキなことですね。
応援したいです!
女性の職場、やはり人間関係がしんどくて辞める人も
看護師の職場は特殊な世界でもなんでもなく普通の会社となんら変わりません・・・と言い切りたいところですが、そこはやはり女性が圧倒的多数を占める職場です。
陰湿なイジメとか派閥とか陰口とか、とにかく女の醜さが出やすいことは完全に否定しきれません。
言い方が悪いかもしれませんが、お局様みたいな女性もいます。
そのため人間関係が原因で体調を壊したり、我慢しきれず退職する看護師が少なからずいます。
看護師の退職する理由、やはり女性社会特有の人間関係によるところが多いようです。
まぁこれは男性サラリーマン社会でも普通にあることですけどね。
看護師の世界に男性も進出しているとはいえ、まだまだ女性中心の職場です。
意外なことに男性看護師の割合が高い職場の方が職場環境は良く、居心地が良いという話しもよく聞きます。
就職先を選ぶ際の1つの参考になるかもしれません・・・これはあくまでも噂ですので念のために。
独身35歳女性看護師で年収900万円!
私事で恐縮ですが、当サイトの運営者は以前看護師さんと付き合っていたことがあります。
当時彼女は36歳、ある公立の総合病院で働いていました。
彼女の給料や年収を聞いてビックリ!
かなり以前の話しになるんですけど当時(平成10年頃)で彼女の年収は900万円近くでした。
3つ上の大卒の兄の倍の給料をもらっていたそうです。
看護師に残業や夜勤はつきものです。残業代や夜勤の手当などは労働基準法に基いて割増された分がきっちり100%支給されます。
民間の病院と違って労働時間がカットされてサービス残業なんてあり得ないということでした。
いくら夜勤をやって手当が多いとはいえ恵まれてますよね。
女性の平均的な収入を遥かに上回っています。
彼女は、独身であるにもかかわらず高級なマンションで優雅に一人暮らし。食器などにこだわりがあって一級品ばかり揃えていました。
さらに、退職時にはあまり人にはおおっぴらに言えないような高額な退職金が支給されます。
看護師さんにとっては誰もが羨む職場環境です。よほどのことが無い限り退職しないそうです。
公務員の看護師さんを目指すのが理想かもしれませんね。
想像以上に過酷な現場
大学病院などの急性期病院に勤務するとかなりハードな仕事ですので結婚を機に辞めてしまう看護師が多いようです。
また、期待をして看護師の道に入ったけど、あまりの激務についていけない、心が病んだなどを理由に辞めていく人も少なからずいるようです。
「コードブルー」のようなテレビドラマと現実は違います。
医療の現場では人の死と日常的に直面します。自分のミスが人の死に結びつく可能性もあります。
このような現場では常に緊張感でいっぱいで、頭ごなしに怒鳴られることも珍しくありません。
いくら医療機器が進歩しようと周りは全て感情を持った生身の人間です。
奨学金の返済が終了して退職したり、3年ほど働いてから他の病院に転職するなど、毎年たくさんの退職者がどこの病院でも発生します。
看護師に限らずどこの社会へ行っても同じですけどね。
看護師の人の出入りは想像以上のようです。
看護師の就職や転職について
看護師になるためには大卒か専門卒か?どちらがいいか?
高校卒業後に看護師を目指す場合、3年制の看護専門学校か看護短期大学へ進学するか、あるいは4年制の大学へ進学するかという選択になります。
どちらも国家試験に合格すれば看護師になれるという点では違いはありません。
よほどのことがない限り就職はできるので専門学校だろうが大学だろうがあまり関係ないようにも思われます。
しかし、就職に関しては、専門学校より大学が有利であるのはほぼどこの病院においても同じです。
大卒しか採用しない総合病院も普通にあります。今後もその傾向が続くのはほぼ間違いないでしょう。
看護師よりも高度な資格となる認定看護師、専門看護師は大学を卒業していることが条件となります(例外あり)。
とにかく早く働いて自立したい、お金をまずは貯めたい、一生看護師として働く気はないというようなら専門学校でも全然問題ないと思います。
逆に、看護師として働くだけではなく、さらに勉強を続けていろんな分野で活躍したいと考えているのであれば大学進学をおすすめします。
大学に行ける程度の学力があって諸事情も許されるのであれば、やはり大学を目指した方が良いと思います。
※サイト運営者の個人的な意見が入り過ぎているかもしれませんので、看護師を将来目指したい人はご自分でいろいろと研究してみてください。
人気の就職先は公立の病院、つまり公務員
看護師の資格を取得したら、ほとんどの人が病院などの医療機関へ就職します。
一口に病院といっても大病院、個人病院など規模は様々です。
当然ですが、就職先つまり勤務する病院によって給料も待遇も違ってきますから就活は慎重に行いたいところです。
では、最も人気がある病院はというと公立の総合病院です。
国立病院へ就職すれば国家公務員です。地方の市立や県立の病院へ就職すれば地方公務員です。
公務員であれば何か不祥事を起こさない限り終身雇用は保証され生涯安泰の職場です。
毎年昇給して賞与は年に2回確実に支給されます。
夜勤の割増賃金も確実に支給されます。残業代カットや未払いなんてことは100%ありません。
さらに、一般の公務員よりも看護師としての資格手当ても支給されるのでかなりの高給取りとなります。
前述の通り、独身35歳で年収900万円なんて看護師も普通にいます。平成10年頃の話しです。
看護師を目指している学生達が、就職が少しでも有利になるようにと他の資格取得を考えるようですが、公務員の採用試験の勉強をすることが一番だと思います。
看護学生にとって就職が有利になる資格は?
少しでも就職が有利になればと何か資格取得を考えている看護学生も多いと思いますが、そういった資格はありません。
就職に関しては在学中の成績が最も重要になります。
大学でも専門学校でも成績が良ければ大きな病院へ学校が推薦してくれます。
何か資格を・・・と考える前に、日頃の勉強に精を出してください。
学校の勉強を優先してGPAを上げたほうが時間も費用も無駄にしなくて済みます。
仮に「就職に有利な資格」があるとすれば保健師くらいでしょうね。行政保健師などへの道も開けます。
あるいは、自動車免許くらは持っておいた方がいいでしょう。今後訪問看護の機会は確実に増えます。
看護師になるには
看護師になる方法はいくつかありますが、大きく分けて3つのコースがあります。それぞれについて詳細に説明しますので参考にしてください。
- 中学卒業後に看護師養成課程校(5年一貫)に入学する
- 高校卒業後に看護専門学校か看護短期大学(いずれも3年)もしくは看護大学(4年制)に進学する
- 准看護師になってから看護師を目指す
1.中学卒業後に看護師養成課程校に入学する
中学を卒業と同時に、5年一貫制の看護に関する学科が設けられている高等学校へ入学するのが最短で看護師資格を取得する方法になります。
この看護師養成課程校は平成14年から創設され、現在各都道府県に1~数校程度あります。義務教育を終了すれば看護師を誰でも目指せる制度というワケです。
5年制の内訳は、衛生看護科で3年、その後専門科で2年の計5年間です。専門科に進む際、特に入学試験などはありません。
また、高等学校の卒業資格が与えられるため、大学や専門学校に進路を変更することも可能です。もちろん全く別の進路も選択できます。
5年間の教育を終了すると看護師国家試験を受験することができます。
※以前の衛生看護科(3年制准看護師養成コース)ではなく、あくまでも5年制一貫での看護師養成コースなので准看護師にはなれません。
2.高校卒業後に看護専門学校か看護大学(短大か4年制)に進学する
高等学校を卒業してから看護師を目指すには、3年制の看護専門学校か看護短期大学、あるいは4年制の大学で看護学部・学科へ進学する必要があります。
看護専門学校か看護短期大学でも定時制の場合は4年です。短期大学であれば大学へ編入も可能です。
所定の年数の教育を終了すれと看護師国家試験を受験することができます。
3.准看護師になってから看護師を目指す
准看護師であれば、看護短期大学か看護専門学校を2年間で卒業することができます。ただし高等学校卒業か同程度の学力(大学入学資格検定合格)でなければなりません。
准看護師になるには、衛生看護科のある高校を3年で卒業するか准看護師養成所で2年間の勉強を経て試験に合格する必要があります。
最終学歴が中学卒業であれば、准看護師養成所に通うには3年以上の実務経験が必要になります。
学費が気になるところですが・・・奨学金制度など多数
高校卒業後に公立の看護専門学校を目指せば学費などはかなり抑えられます。
大学へ進学するのならやはり国公立であれば理系の学部であるにも関わらず学費を抑えられます。
1人でも多く看護師を養成したいという国の方針もあるので、病院によっては学校を卒業後ただちに就労し、一定期間働くのであれば返還義務のなくなる奨学金制度を設けているところが多くあります。
こんな恵まれた制度は看護師くらいしか聞いたことがありません。
奨学金の制度を利用して学校へ通う人が多いようなので、進学前に利用できる奨学金の制度を調べてみると良いでしょう。
まずは無料の資料請求
社会人でも入学できる大学・専門学校の資料請求
テキスト・問題集・参考書
おすすめ参考書
約40年にわたって看護業界において看護師、助産師、保健師、そして看護学校の教員を務め、看護業界の様々な分野で仕事をしてきた著者が書いた本だけあって、仕事の内容がリアルに書かれています。
看護の業務には必ずある「日勤」や「夜勤」についての内容や給料事情にまで踏み込んでいます。
看護師として必要な資質についても説得力のある内容で解説されています。「看護師ほど面白い仕事はない!」ことを伝えようとしているので、これから准看護師・看護師を目指す人にとっては力強く背中を押してくれる1冊です。
種類 | 評価 |
関連書籍 |
筆者は、中学卒業後にアルバイト生活へ。その後2年遅れで定時制高校に入学し、准看護師から正看護師になった意欲のあふれる人物です。
訪問看護の現場で出会う対応困難なケースについて、その対応方法を丁寧に解説しています。精神疾患の方への訪問看護ステーションの看護師さんのスキルをマニュアル化したような内容です。
この本でいう「横綱級」とは、精神疾患の重症度ではなく、対人関係的な困難さを感じさせる利用者のことを表現しています。
日常の生活でも参考になる一冊です。
種類 | 評価 |
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試験情報
日程・出題内容・合格基準・その他
試験日
年1回:2月中旬の日曜日
お申し込み
11月下旬~12月中旬
受験資格
所定の養成機関で定められた課程を修了という学歴の条件があります。または、所定の資格・実務経験と学歴の組み合わせといった条件があります。
試験会場
北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県
受験料
5,400円
試験内容
【試験科目】
- 人体の構造と機能
- 疾病の成り立ちと回復の促進
- 健康支援と社会保障制度
- 基礎看護学
- 成人看護学
- 老年看護学
- 小児看護学
- 母性看護学
- 精神看護学
- 在宅看護論
- 看護の統合と実践
合格基準
- 必修問題 40点以上/50点(80.0%)
- 一般問題 + 状況設定問題 167点以上/250点(66.8%)
2022年(第111回)の例です。2.については若干変動します。
合格発表
3月末
主催者情報
試験に関する詳しい情報は厚生労働省 看護師国家試験の施行をご覧ください。