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旧サイト名:本当に役立つ資格、全く役立たない資格

マネジメント検定とは?取得する意味やメリットはあるの?

経営について考える男性

旧経営学検定、初学者でも取得可能な自己啓発の検定試験

種類難易度合格率
民間資格易しい50%
受験資格取得費用勉強時間
誰でも受験可~2万円1か月程度
活かし方全国の求人数おすすめ度
自己啓発0件
  • 2023年度より経営学検定はマネジメント検定に名称が変わりました。
  • 上記はⅢ級についてです。
  • 全国の求人数は、ハローワークの情報を基に2024年6月9日に集計。

マネジメント検定(旧経営学検定)とは、経営に関する基礎的・専門的知識、その応用能力としての経営管理能力や問題解決能力を認定する検定試験です。

Ⅲ級であれば難易度も低く短期間で合格できます。

仮に学生や社会人が最も難易度の高いⅠ級に合格しても就職や転職が有利になるほどのメリットはありません。

当サイト内の評価や感想は公正で客観的な判断に基づいていますが、あくまでも運営者個人の意見です。参考にするかしないかはご自身で判断してください。

目次

マネジメント検定(経営学検定)とは

サラリーマンの会議の様子

経営学を学ぶ検定試験

マネジメント検定とは、日本経営協会が実施する民間の検定試験です。

2023年度より旧経営学検定から名称・試験内容ともに新しくなりました。

試験の学習を通して経営学を学び、経営に関する基礎的・専門的知識、その応用能力としての経営管理能力や問題解決能力を身に着ける狙いがあります。

マネジメント検定には難易度によってⅢ級・Ⅱ級・Ⅰ級の3つのレベルがあります。

Ⅲ級は主に大学生などが対象ですが、Ⅱ級・Ⅰ級では会社経営者や経営学専攻の大学院生を対象とした内容になっています。

それぞれのニーズやレベルにあった級を受験でき、合格すれば経営管理能力や問題解決能力が一定水準に達していると認定されます。

主催者サイト:マネジメント検定

そもそも経営学とは一体何?

経営学とは、「組織の運営」について研究する学問です。

対象となる組織は企業となる場合が多いのですが、企業に限定せず、あらゆる組織体(自治体・NPOなど)が経営学の対象となりえます。

例えば企業を例にすると、大雑把ですが儲かっている企業と儲かっていない企業に大別できます。

一般的な組織を例にすると、うまく機能している組織とダメな組織という具合に違いがあります。

経営学とは、これらの違いや差を元に、「なぜ、その企業や組織は成功し、逆になぜ失敗したかを法則化して、今の経営の現場に実践的に活かす手段を学ぶ学問」だと言えます。

役に立つ資格なのか?

大学の経営学の成績が「優」の方が価値が有る

マネジメント検定は比較的難易度の低い民間資格です。

そのため、合格しても就職や転職は有利になりません。

履歴書に書いてPRできるかもしれませんが「ないよりはマシ」な程度です。

仮に経営学を学んでいる学生であれば、大学の経営学の成績が「優」の方が価値があります。就活でPRできれば有利になるでしょう。

会社員がスキルアップのためにマネジメント検定のような民間資格を取得しても、会社で評価されたり昇進が有利になるといったこともないでしょう。やはり会社での実績が重要です。

Ⅰ級になると難易度は高く、経営学専攻の大学院生レベルの知識が必要になります。

しかし、残念ながら世間一般的にも知名度が低いため、就活が有利になるほどの効果は期待できません。

将来性について徹底研究

顎に手を当てるスーツを着たビジネスマン

本格的に学びたいのであれば中小企業診断士がおすすめ

自己啓発の一環としてマネジメント検定の学習をするのは良いことですが、資格としては正直イマイチ…です。

ステップアップを目指して資格を取得したいのであれば、1~2年くらい勉強して中小企業診断士を目指すのがおすすめです。

中小企業診断士の学習を通して幅広い経営に関する知識が身に付きます。

実務に役立つ経営学が学習できるので経営者はもちろん会社員にも役立ちます。

中小企業診断士は国家資格なので、就職や転職にも役立ちます。

大企業でも一定の評価があるのでキャリアアップに役立つ資格です。

また、税理士フィナンシャルプランナーなどもおすすめです(ファイナンシャルプランナーは簡単ですが国家資格です。ただしそんなに役立つとはいえませんけど)。

合格するには

過去問の学習で合格できる

マネジメント検定は難易度の低い順に、Ⅲ級・Ⅱ級・Ⅰ級、そして新設「マスター」の構成となっています。

※マスターに関しては2023年度末までに詳細は決まるようです。

Ⅲ級の場合、Ⅱ級・Ⅰ級と比べても範囲はそれほど広くないので、公式のテキスト・過去問題集を繰り返し学習すれば独学でも十分合格できます。

しかし、公式テキストの完成度は低く、あまり実用的とは言えません。

逆に過去問題集の解説は丁寧で分かりやすいため、こちらのをしっかり読めば合格できます。

過去問題集は掲載数が多いので、ここから本試験では似たような問題が出題されます。

本試験における出題パターンは過去問題集でほぼ掴めます。

基本的に本試験の出題はテキストや過去問の知識問題が大半を占めます。

Ⅲ級であればテキストも1冊だけですし合格率も高いです。

※公式の過去問題集は一般の書籍やAmazonでは販売していません。下記主催者サイトより【検定事務局版】年度別 過去問題・解答解説をお買い求めください。

参考:公式テキスト・過去問題集|経営学検定/マネジメント検定

大学で経営学を学んでれば1か月ほどの学習で合格可能

Ⅲ級の合格基準は「短期大学、4年制大学の2~3年生のレベルの経営学知識の判定」ということですから、経営学を学んでいる人であれば1か月ほどで合格できます。

経営学について学習している人であれば、それほど勉強時間は必要ありません。

たとえ初学者だったとしても、Ⅲ級であれば出題範囲も狭く、内容もそんなに難しくないので2か月もあれば合格できる可能性が十分にあります。

ある程度一般教養・知識があれば、選択肢から常識の範囲で推測できるレベルの出題もあります。

テキスト・問題集・参考書

おすすめテキスト・基本書

マネジメント検定の公式テキストです。

この本のみで経営学を基礎から理解するのは難しいと思います。内容がところどころで重複しておりり、文章も分かりやすいとは言えず、読みづらい点も多くあります。

しかし他社からテキストは出版されていないため、とりあえずこのテキストで学習するしか方法はありません。

あくまでも辞書的な使い方をするのがおすすめです。教科書的に内容が箇条書きされているだけなので読みにくいと感じる人もいると思います。じっくりと読み込んでも理解はすすみません。

合わせて、同じ出版社より過去問題集が出ているので、それも勉強すると、より効果的です。

種類評価
テキスト

試験情報

日程・出題内容・合格基準・その他

試験日

【Ⅲ・Ⅱ級】年2回(例年6月中旬~7月下旬と11月初旬~12月中旬)
【Ⅰ級】年1回(7月中旬~7月末)

お申し込み

【Ⅲ・Ⅱ級・Ⅰ級】試験開始のか1月前から試験終了日の3日前まで

受験資格

どなたでもどの級からでも受験できます。

試験会場

全国の300か所あまりのCBTテストセンター

受験料

  • Ⅲ級:6,600円
  • Ⅱ級:11,000円
  • Ⅰ級:22,000円

(各税込、2024年3月現在)

試験内容

※下記はマネジメント検定Ⅲ級についての内容です。

経営学に関する初歩的・基礎的知識を習得しているかどうかを判定します。
短期大学卒業生、4年制大学の2~3年生レベルで習得しておくべき経営学の基礎知識が求められます。
【試験範囲】:経営学の基礎

  • 企業論:経営とは、企業とは(経営学から何を学ぶか、企業のかたち、大規模な株式会社における企業統治、日本型企業システムなど)
  • 経営戦略論:どうすれば企業は目標を達成できるか(企業経営と全社戦略、全社戦略としての成長戦略、全社的な経営資源の配分、事業ごとの競争戦略(事業戦略)、経営戦略論の時代的変遷など)
  • 機能別戦略:どのように戦略を実行に移すか(マーケティング戦略の基礎、研究開発戦略と生産戦略の基礎、財務戦略の基礎(会計)など)
  • 人的資源管理論・組織構造論:人と組織をいかにマネジメントするか(人と組織のマネジメント、経営組織の形態など)
  • 経営管理論・経営組織論:マネジメント理論はどう展開してきたか(伝統的な管理論、ホーソン実験と人間関係論、近代的な管理論、行動科学にもとづく動機づけとリーダーシップの理論、比較的新しい組織論の分野など)

引用元:検定要項(Ⅲ級)|マネジメント検定

出題数:50問
出題形式:マークシート(四肢択一)
試験時間:60分

合格基準

Ⅲ・Ⅱ級:100点満点中60点以上かつ各科目正答率40%以上

合格発表

CBT方式のため、Ⅲ級試験・Ⅱ級試験(分野別)は、その場で合否が判定されます。
Ⅰ級:後日発表

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