運行管理者トが役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

運行管理者

大型トラックやバスのドライバーを管理する安全運転の責任者。

難易度 学習期間 資格の種類 資格の分類 合格率 将来性

易しい

1か月以上

国家資格

必置資格

20〜25%

星3つ

運行管理者とは

作業着を着た男性

大型のトラックやバスによる重大事故は後を絶ちません。大型トラックを運転していて交通事故をおこした場合、その大きさゆえに甚大な被害につながるケースが多いです。

 

運行管理者とは、大型トラックのドライバーの管理が主たる業務です。無理せず物や人を運ぶように指導・管理するのが主な仕事です。

 

例えば運行管理者は、ドライバーが長時間の連続運転にならないように労働時間を管理したり、荷物を届けるための安全なルートを提案します。また、安全運転の意識を高めるために定期的な安全運転教育もおこないます。

 

日本では、度重なる交通事故を削減するため大型車両にはタコグラフ(運行記録計)の装備が義務付けられています。このタコグラフとは運転記録を示す丸い厚紙状の紙で、運行時間やスピードの変化などがラフ化して印刷されます。

 

これを見れば、運転速度や休憩を取っているかなどの運行状況が一目瞭然です。運行管理者は、この記録に基づいてスピードが出過ぎているとか、時々休憩しながら走るようにと指導します。運転前にはドライバーを点呼することで、疲労や健康状態等を把握し、安全運行の指示をします。

 

無理な運行スケジュールを組んで運転手が事故を起こすと、運行管理者も共同責任で責任を問われます。

 

運行管理者とは、社会的にも責任の重い仕事であるといえます。

試験に合格した者の中から安全運転の責任者として運行管理者を選ぶ。

運行管理者とは、国土交通大臣指定試験機関のおこなう運行管理者試験に合格した者などの中から、事業者が安全輸送の責任者として選任した者のことをいいます。

 

一定の数以上の事業用自動車を有している営業所ごとに、一定の人数以上の運行管理者を選任しなければならず、複数の営業所の運行管理者を兼務することはできません。運行管理者は業務を行うための権限を与えられなければならず、パートやアルバイトでは不適切です。

 

運行管理者は、車両の数によって選任する人数が決まっています。以前は29両までであれば運行管理者は1人以上でよかったんですが、平成25年5月1日以降は5両未満でも運行管理者1人を選任しなければなりません。

 

大型車両で運ぶ対象は大きく分けて2つです。つまり物(貨物)と人(旅客)です。それに応じて運行管理者の資格試験には貨物と旅客の2種類があります。受験者は、どちらかを選んで受験します。

一定の条件で無試験でも運行管理者になれる

運行管理者になるには、国土交通省が実施する国家試験に合格しなければなりませんが、運行の管理に関し5年以上の実務の経験を有し、その間に運行の管理に関する講習を5回以上受講していのを要件として、無試験で運行管理者になれます。

 

この場合、事業者による運行管理に関する実務経験証明書が必要です。この証明書があれば申請できます。

 

参考:事業用自動車の安全対策:自動車総合安全情報

 

役に立つ資格なのか?役に立たない資格なのか?

測量士補のレーダーチャート

ある大手運送会社の中には、大型ドライバーは全員会社の負担で運行管理者の資格取得を義務付けている会社もあります。理由は、大型ドライバーとしての交通安全意識を徹底させるためです。

 

安全教育をおこなうことで事故が減れば、会社の利益向上にもつながります。重大事故をおこすよりは教育費用の方が安上がりです。

 

運行管理者の資格を持っているだけで資格手当がつく運送会社もあります。その中からさらに運行管理者として選任されたら10,000円ほどの資格手当を支給している会社もあります。

 

資格を保有しているだけでも手当が付くのであれば、受験するメリットは当然あり役立つ資格といえます。各自で責任を持って運転するためにも役立つ資格といえます。

 

どんなにITの技術が進歩しようと、物流の業界はなくなりません。誰かが物を買えば、必ず誰かが配達しなければなりません。

 

運行管理者は運送事業には必ずいなければならない存在です。運行管理者の求人も少なからずあります。今までの運行管理者が退職して、急募している会社も意外と多くあります。今後も役立つ資格であるのは間違いないようです。


運行管理者の将来性を徹底研究!

この資格の活かし方

 

運行管理者の資格を持っているだけで、運行管理者として就職・転職するのは、何も持っていない人よりは有利になる可能性はあります。

 

運行管理者以外にも大型二種、けん引、フォークリフト、ユニックなどの免許を持っていると有利です。

 

さらに、危険物取扱者(乙4)、さらには毒物劇物取扱責任者の資格があれば会社によっては非常に重宝されます。

 

貸切の運送事業の会社であれば国内旅行業務取扱管理者も役立ちます。合わせて取得すればともに使える資格になります。

 

就職・転職の際は、過去数年間(3年ほど)における自動車運転違反や事故歴の有無、それに酒癖なども重要になります。

やはり経験が重要な世界、未経験ではナメられる!

 

運送業界未経験者であっても、運行管理者の資格を取得すれば就職や転職が有利になるのか?

 

そう考える人も少なからずいるようです。けれど、やはり現場での経験が重視される世界です。この資格だけですぐに就職・転職して、その会社で運行管理者に選任・・・というワケにはいきません。

 

運行管理者に選ばれたからといって、現場を知らない人が、運行規則にのっとり、ドライバーの休息場所を指定したり、走るルートを指定したりすることはとてもできません。

 

道をよく知っている経験のあるドライバーの方が、道路事情や所要時間など詳しいに決まってます。何も知らない運行管理者が支持を出しても笑われてしまいます。つまりドライバーと同等以上に知識と経験が必要です。

 

売り上げ重視、利益を出すためにはコスト削減!法令遵守は二の次、という会社はまだまだあります。人手不足の中、トラックの手配をしながら運行管理者の業務をおこなうと、多少の違反と分かっていながら指示を出す場合も・・・。

 

細かい点まで法令通りの運行をしていては会社は存続できない!とい風潮も未だにあるため、資格を持っていても業務の知識がないと現実は厳しいようです。

 

まずは、ドライバーや運行管理者の補助者から入って経験を積む必要があります。

「貨物」と「旅客」どちらが難しい?ニーズは?

 

ニーズという面では、受験者数が多いことを考えると貨物だと思います。求人サイトやハローワークインターネットサービスを見ても貨物の方が求人が圧倒的に多いようです。

 

運行管理者の旅客と貨物、試験の内容も違いますし、当然難易度も違います。

 

根拠となる法令はそれぞれ違うので出題内容も違います。貨物は貨物自動車運送事業法で、旅客は道路運送法です。

 

その他、例えば、道路運送車両法、道路交通法、労働基準法、その他の知識及び能力などは共通しています。試験には共通項目もたくさんありますが、全くの別物と考えて勉強するのが良いでしょう。

 

旅客は乗合バス・貸切バス・タクシーの3本立てですが、貨物はトラックのみです。旅客の方が覚える内容が多い分、難しいという意見が多いようです。

運行管理者は運転手を兼ねることができるのか?

 

運行管理者は運転手を兼ねることはできるのか?

 

まず結論を申し上げますと、運行管理者は専任(常駐)である必要はありません。ドライバーであっても問題ありません。

 

ネット上でも、運行管理者は運転手を兼務してはいけないと言い切っているサイトを多く見ます。

 

実はその昔、運行管理者は事業所にいなければならなかったんですけど、平成19年に法律が改正され、運行管理者の常駐義務はなくなりました。

 

ただし、運行管理者が運転手となる場合、補助者が点呼しなければなりません。

【関連する資格一覧】
危険物取扱者 旅行業務取扱管理者 通関士

 

運行管理者になるには

運行管理者の試験は「貨物試験」と「旅客試験」の2種類です。受験申請手続きは1種類のみ可能なので、同時に受験はできません。

 

運行管理者の国家試験を受験するには、以下の要件を満たしている必要があります。

  • 事業用自動車(事業の種別は問わない。)の運行の管理に関し1年以上の実務経験を有する。
  • 国土交通大臣の認定する基礎講習を修了している。

実務経験がなくても、指定の基礎講習を受講すれば受験資格が得られます。運送や物流とは全く関係ない人も多く受験します。

 

基礎講習は、「貨物試験」と「旅客試験」のそれぞれに応じておこないます。貨物なら貨物、旅客なら旅客の講習を受講しなければなりません。よく見かける軽貨物の運送事業であれば運行管理者は不要です。

 

運送会社で実務経験がある人でも試験に備えて講習会を受けるようです。しかし、参加したからといって合格できるとは限りません。合格するために必須というほどの講習会でもないようです。

 

実務経験がある人でも講習会を受けてる人が断然多いようです。最新の法規も学習できるので、今までの業務の進め方が正しいのか正しくないのかを学んで、間違った知識を訂正できます。

近年、合格率は下がって難化傾向にある

運行管理者の合格率は、平成23年度まではほぼ50%前後でしたが、それ以降は30%台が続いていて20%台も珍しくありません。明らかに試験は難しくなって合格率は下がっています。

 

その理由の1つとして、出題形式が変わって、ただの5択の解答ではすまず正確な知識が試されるようになったからです。

 

日々の学習は市販の過去問題集・参考書で十分です。実際に出題される試験問題は、過去の出題を多少変えている程度です。かなり昔に出題された問題も出ます。

 

1か月ほど過去問を繰り返し学習し、間違っていた箇所を参考書と基礎講習でもらう法令集・テキストで確認すれば合格に近づきます。

運行管理者に選任された後は、2年に1回一般講習の受講義務がある。

運行管理者として事業者から選任されたら、その後は運行管理者の一般講習を2年に1回受講しなければなりません。ただし、事業所で事故や違反などの一定の要件を満たすと毎年受講しなければなりません。

 

一般講習は選任された運行管理者の資格を維持するための講習です。受講歴は基礎講習修了時に交付された運行管理者手帳で管理されます。

 

一般講習の受講義務があるのは事業所で選任された運行管理者のみです。運行管理者試験に合格しただけで運行管理者に選任されていない場合や、運行管理補助者であれば受講義務はありません。

運行管理者 試験情報

試験日

お申込み

年2回:3月と8月

11月下旬〜12月中旬
5月下旬〜6月中旬

受験資格

1年以上の実務経験もしくは国土交通大臣が認定する基礎講習を受講していなければなりません。

試験内容

次に掲げる出題分野ごとの法令(法律に基づく命令等を含む)等について筆記で行います。
試験は【貨物試験】と【旅客試験】の2種類です。
【出題分野】

  1. 貨物試験は貨物自動車運送事業法、旅客試験は道路運送法:8問
  2. 道路運送車両法:4問
  3. 道路交通法:5問
  4. 労働基準法:6問
  5. その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力:7問

【合格基準】
次の得点をともに満たしていること。

  • 原則として、総得点が満点の60%(30問中18問)以上であること。
  • 上記1〜4の出題分野ごとに正解が1問以上、5については正解が2問以上であること。

試験に関する詳しい情報は公益財団法人 運行管理者試験センターをご覧ください。

運行管理者 おすすめ問題集

運行管理者試験 問題と解説 貨物編 2019年8月受験版

運行管理者の受験生に絶大な支持を得ている参考書兼問題集です。大手の通信講座の会社ユーキャンからも同様の問題集が出ていますが、圧倒的にこちらの方が優れています。

 

公論出版という会社が出していますが、ほぼ運行管理に特化している会社だけあって問題は常に新しい制度に対応しています。本試験では最近の法律の改正点からも出題がありますから安心して勉強できます。これ一冊で十分合格は狙えます。

 

運行管理者試験はとにかく過去問を繰り返し解いて出題のパターンを知ることが重要です。このテキストには、過去8回分の質問が掲載されていて、しかも解説が丁寧で分かりやすいのが特徴です。

 

公論出版のホームページから実際の過去の試験問題もダウンロードできます。

種類 評価
参考書&問題集 星5つ
運行管理者試験 問題と解説 旅客編 2019年8月受験版

こちらは旅客試験用の参考書兼問題集です。

 

本試験では、過去問題と同じ、あるいは多少内容を変えた類似問題が出題される傾向があります。過去問について分かりやすく解説しているので、限られた時間でも効率よく学習できます。

 

これ一冊で学習すれば合格できます。

種類 評価
参考書&問題集 星5つ


まずは無料の資料請求




たのまな






資格取得

オンラインショップ






外国人(オレンジ)

資格 T O P 全く役に立たない資格 おすすめの資格の実態 運営者ブログ サイトマップ 運営者情報と連絡先