インテリアコーディネーターが役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

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インテリアコーディネーター

取得してもできる仕事は限定的、可能であれば建築士の国家資格を!

種類 学習期間 難易度 合格率

民間資格

6か月程度

普通

20~25%

活かし方 取得費用 受験資格 おすすめ度

スキルアップ

~2万円

誰でも受験可

※1次試験の合格率は30%、2次試験の合格率は60%ほどです。

最終更新日:2022/12/20

インテリアコーディネーターとは

インテリアについて相談する人

インテリアコーディネーターとは、住宅の新築・増改築・リフォームの際に、住む人の好みやライフスタイルに合わせて、壁紙や照明、カーテン、家具、生活用具などについて提案やアドバイスをおこなう仕事です。

 

また、内装や模様替えのプロとして、住宅メーカー・工務店、販売店に対して、住む人の立場で商品選択や配置などのアドバイスをおこないます。

 

インテリアコーディネーターは、インテリア全般について幅広い知識が必要です。例えば、壁紙や天井などの内装、家具などの調度品、照明器具、水道やガスなどの住宅設備等についてです。

 

住宅だけではなく、店舗、オフィス、公共施設などのインテリアを提案するのも重要な仕事です。訪れる人にとって快適な空間を演出するのはまさにインテリアコーディネーターの腕の見せ所です。

 

主催者サイト:インテリアコーディネーター資格試験│インテリア産業協会

民間の検定試験なので資格としての価値はあまり高くない

インテリアコーディネーターとは、インテリア業界で最も認知度の高い資格です。

 

一般的には、職業の種類の1つのようにと呼ばれていますが、実は公益社団法人インテリア産業協会が試験を実施する民間の検定試験の1つにすぎません。

 

民間の検定試験ですから法律で定められた独占業務はありません。全く知識や経験がない素人でもインテリアに関するアドバイスはできます。

 

つまり、インテリアコーディネーターとは、民間試験の合格者に与えられる称号のようなモノです。厳密に言えば資格ではなく、職業名とも違います。

 

「インテリアコーディネーター」の名称は商標登録されているので、インテリア産業協会が認めた者以外は勝手に名刺に印刷したり利用できないというだけのことです。

 

この資格を取得していなくても誰でもインテリアコーディネーターの仕事はできます。仕事をする上で「資格」としての価値は低いということです。

知識や経験の裏付けにならないので資格としての重要性は低い

机と椅子

 

インテリアコーディネーターの試験に合格していなくても素晴らしいインテリアの仕事をする人はいくらでもいます。

 

逆に、合格者でも良いアドバイスのできないセンスの悪い人もたくさんいます。

 

インテリアコーディネーターの試験は受験資格などないので誰でも受験できます。業界未経験で知識ゼロあっても数か月の学習で合格できます。

 

つまり、インテリアコーディネーターの試験に合格したとしても、知識や経験の裏付けはなく、実力の証明にはつながらないということです。

 

インテリアコーディネーターとして活躍したいのであれば、現場での経験が何より重要です。あとは努力と能力(センス)、プロ意識も必要でしょう。そして時には人脈や営業力も必要になります。

 

この業界はセンスと実務が重要であって、資格の有無はあまり関係ないんです。

本気でインテリア業界のプロを目指すのであれば建築士を!

本気で建築・インテリア業界のプロを目指すのであれば、国家資格でもある建築士を目指してください。

 

関連資格:建築士とは

 

インテリアというと、建物の中で人間の一番目に付く所です。明るくてセンスの良い照明は華やかなイメージです。なんとなく憧れを抱くのは分かります。

 

しかし、建物があってのインテリアです。建物の構造を理解した上でインテリアを考えないと、建築基準法に違反しているかどうかさえわかりません。

 

例えば、内装を改装したくても、構造的に柱や壁を抜いていいのか判断ができないと大掛かりな改装はできません。

 

建築について理解していないとインテリアを顧客にアドバイスすることもできないということです。建築や大規模なリフォームをおこなえるのは、法律上(建築基準法)建築士だけです。インテリアコーディネーターにできる仕事は建築設計のほんの一部にすぎません。

 

もしも、インテリアコーディネーターを目指して学校へ通いたいのであれば、建築士の受験資格を満たせるところがおすすめです。二級建築士の受験資格は大学(または専門学校)の建築系学科で必要単位を修得すると卒業時に生じます。社会人であれば夜間の専門学校もあります。

 

学校では、パース(建物の外観や室内を立体的な絵にしたもの)の描き方や、CADの使い方も学べます。この2つは建築・インテリアの仕事で最低限必要な知識です。

 

関連資格:建築CAD検定試験とは

 

まずは、インテリアコーディネーターから入るのではなく、可能な限り建築士を取るのが先だと思います。その先にインテリアコーディネーターの仕事があると思えば、できる業務の範囲も拡大します。

 

建築士でないとできない仕事はありますが、インテリアコーディネーターでないとできない仕事はありません。社会での評価も圧倒的に建築士の方が上です。収入も大幅に違います。

 

ただし、建築士の資格は簡単ではありません。建設関係の会社に勤めながら苦労して取る覚悟が必要です。

 

役に立つ資格なのか?

測量士補のレーダーチャート

インテリアコーディネーターの資格は、未経験者でも数か月の勉強で取得できます。合格したからといって就職や転職に役立つものでもありません。

 

転職するにあたってはやはり経験が重視されます。資格だけ持っている業界未経験者は、ほとんど使い物にならないと判断されます。

 

ただ、未経験者でも、履歴書に書けばヤル気だけはアピールできます。

 

そもそもインテリアコーディネーターとは、就職や転職のために取得する資格ではありません。現在インテリアや建築関係の仕事をしている人が、自分の商品知識を顧客に証明するために取る資格です。

 

どうしても必要であれば、業界に就職してからでも十分取得できます。インテリアコーディネーター試験で要求される知識・技術を体得することは意味があります。その上で実務経験が役立つでしょう。


将来性を徹底研究

この資格の活かし方

 

パソコンでインテリアをデザインする女性

 

インテリアコーディネーターの資格は、住宅会社(新築、リフォーム)やインテリア関係の会社に勤める社員が、「私はインテリアについて知識があります」と見込み客にアピールするための道具です。

 

接客する際に、差し出した名刺に「インテリアコーディネーター」と印刷してあれば、相手を信用させる効果が望めます。

 

横文字でなんとなくインテリっぽい雰囲気は、それだけで活かせる資格です。

 

インテリアコーディネーターはインテリアの実務に従事してる人のための資格です。転職や新卒に活かせる役立つ資格とはいえません。

 

住宅販売やリフォーム会社、インテリア用品販売の会社に勤めないと活かせない資格だとも言えます。

 

最近では、高齢者向けの住宅のリフォームが増えています。活躍できる場は広がっていくでしょう。

 

関連資格:カラーコーディネーター検定試験とは色彩検定とは

求人は多いが、実態はただの営業スタッフ

 

インテリアコーディネーターの資格を取得すると、ハウスメーカー、不動産、建設、リフォーム、設計事務所などへの就職・転職が有利になると言われていますが、実際はどうでしょうか?調べてみました。

 

すると、都会・地方関係なく意外なほどインテリアコーディネーターの求人は多く出てきます。

 

職種にも必要な資格にも、ハッキリと「インテリアコーディネーター」と明記してあります。「未経験者可」とい記載も目立ちます。しかもほとんどが正社員としての求人です。

 

これは意外にも民間資格とはいえこんなに役立つ資格なのか!と驚きましたが、実態は違うようです。

 

何社か実際に電話して業務内容を聞いてみたんですけど、インテリアコーディネーターを募集している会社は、どうやら営業スタッフ、販売スタッフを求めているようでした。

 

この人手不足の時代、営業マンやショールームでの接客を募集しても応募はありません。そこで、インテリアコーディネーター募集として、求人を掲載しているという話し方でした。

 

そもそも、あると望ましい資格またはスキルとして「1級・2級建築士、またはインテリアコーディネーター」と書いてありましたが、難関の建築士と同等に扱うワケがありません。

 

「未経験可」というのは、あまりインテリアコーディネーターとしての知識は求めておらず、入社後、まずは営業をしてほしいということのようです。

 

インテリアコーディネーターの求人を、インテリアの専門職だと勘違いしている人が多いようですが、 実態はただの営業スタッフ、販売スタッフの募集です。

 

残念ですが、そう思って応募するのがいいと思います。

登録料・更新料などのお金が必要になるので要注意!

 

インテリアコーディネーターの資格には、受験料をはじめ登録料、さらに5年毎に更新料が必要になるので注意してください。

 

こういった内容は主催者のホームページを良く読んでもあまり目立たないところに書いてあるので要注意です。

 

まずは、インテリアコーディネーターを受験するには当然ですけど受験料が必要です。

 

1次試験と2次試験を同時に申し込む「基本タイプ」で14,850円です。1次不合格であっても2次分の受験料は返金されません。1次試験、2次試験だけの申し込みもできますが、その場合若干安くなります。

 

2次試験になんとか合格、認定証をもらえば、「やった!インテリアコーディネーターだ!」・・・というワケにはいきません。

 

実は、インテリアコーディネーターと名乗るには、インテリア産業協会に登録しなければなりません。その際14,300円(税込)が必要です。

 

「登録」とは、簡単に言うとインテリア産業協会の名簿に記載してもらうことです。

 

登録が完了すれば、資格登録証として「インテリアコーディネーター証」をもらえます。プラスチック製のカードで、そこには顔写真が印刷されています。

 

それだけで終わりません。インテリアコーディネーターの資格は、5年に一度更新しなければなりません。その際に試験はなく、論文の提出と簡単な研修を受講します。

 

金額は20,900円(更新登録・研修費、税込)です。高いのか安いのか・・・。

 

もちろん仕事をする上で必要であれば更新するでしょうけど、維持費もかかるので、ただ持っているだけというワケにはいきません。

 

受験する人はこのあたりもよく考えた方が良さそうです。

 

※上記は2022年11月現在税込みの金額です。主催者ホームページによります。

 

合格するには

インテリアコーディネーターの試験で必要とされるのは、主にインテリア業界で働くに当たって最低限必要とされる知識です。

 

そのため、学習する内容は基礎的です。全くの未経験者であっても比較的短期で取得できます。資格を取得するだけであれば独学で十分です。

 

知識ゼロからでも標準的な学習期間は6か月程度です。通信講座でも半年くらいを目安にスケジュールが立てられているようです。

 

もちろん個人差はあります。1日3時間ほど勉強して1か月半くらで1次試験に合格する人もいます。

1次試験と2次試験があり、1次試験合格者は3年間有効

試験は1次試験と2次試験に分かれています。概要は以下の通りです。

  • 1次試験:学科(マークシートによる択一式)
  • 2次試験:プレゼンテーション・論文(記述式)

※過去3年以内に1次試験に合格していれば2次試験に進めます。

 

1次試験の合格率は30%、2次試験は60%ほどで、最終的には20~25%の合格率です。

 

勉強方法のポイントは、1次試験はとにかく暗記です。2次試験は論文と製図が出題されますから暗記だけでは対応できません。とにかく製図に慣れて描けるようになることです。

 

1試験対策としてはテキストと過去問題集を使った学習が重要です。テキストを読んで、過去問を解いて、またテキストに戻って確認します。必要な部分はとにかく暗記します。この方法で学習を続ければ、1次試験は合格できます。

 

2次試験は論文と製図などの実技です。もちろん独学でも十分合格できます。自信がない人は第三者に見てもらうためにも通信講座を受講するのもおすすめです。

 

1次試験が終われば2次試験まで2か月間ありません。特に論文は一朝一夕で実力は付かないので、できるだけ早い時期から学習をはじめましょう。

 

論文は、専門性があるので住宅やインテリアに関する教養を身に付けておいた方がいいです。例えば、バリアフリー、エコ住宅、再生エネルギー住宅、リノベーションなどです。

 

1次試験の判定結果も気になりますが、試験が終わり次第2次試験に向けて製図の練習をはじめましょう。

 

製図未経験者はどうしてよいか最初は分からないと思いますが、テキストを読んで真似して練習するだけです。にかく何度も繰り返し書いて練習してください。

 

1次と2次同時に合格する必要はないので、2次試験を翌年にまわしてもいいでしょう。

まずは無料の資料請求

いろんな講座を比較検討することもできます。

女性のイラスト

【フォーサイト】インテリアコーディネーター講座(無料資料請求)

おすすめの講座

インテリア業界未経験、あるいは建築に関する知識がほぼ無い人であれば、独学よりも通信講座を利用する方が良いでしょう。特に、製図のプレゼンテーション問題が出題される2次試験は未経験者には難関です。

 

1次試験に合格後、3年間は2次試験を受けられるので、その間に2次試験のみ通信教育を受講するのも手です。

 

お手持ちのスマートフォン・タブレット・パソコンで学習できるので、通勤時間・移動時間・昼休み・待ち時間・就寝前後など、ちょっとしたスキマ時間を有効活用できます。

 

こちらから受講申し込みができます。

【フォーサイト】インテリアコーディネーター講座

試験情報

試験日

お申込み

1次:10月中旬
2次:12月上旬

7月下旬~8月下旬

受験資格

受験資格の制限は一切なく、どなたでも受験できます。

試験内容

【1次試験】:学科(マークシートによる択一式)

  • インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること
  • インテリアコーディネーターの仕事に関すること
  • インテリアの歴史に関すること
  • インテリアコーディネーションの計画に関すること
  • インテリアエレメント・関連エレメントに関すること
  • インテリアの構造・構法と仕上げに関すること
  • 環境と設備に関すること
  • インテリアコーディネーションの表現に関すること
  • インテリア関連の法規、規格、制度に関すること

試験時間 12:30~15:10(160分)
合格基準 70~75%(公表されていません)

 

【2次試験】:プレゼンテーション・論文(記述式)
※過去3年以内の1次試験合格者が受験対象

  • プレゼンテーション・論文によるインテリア計画及びそのプレゼンテーションに関すること

試験時間 12:30~15:30(180分)
試験地 1次2次ともに北海道・岩手県・宮城県・群馬県・東京都・愛知県・石川県・兵庫県・広島県・香川県・福岡県・沖縄県の全12地域

試験に関する詳しい情報はインテリアコーディネーター資格試験受験概要│インテリア産業協会をご覧ください。

おすすめテキスト・基本書

インテリアコーディネーター1次試験合格教本 第12版 上巻

インテリアコーディネーター受験用テキストは数種類出ていますが、最も評判が良く、利用者も多いのがこちらのシリーズです。

 

インテリアコーディネーターは出題範囲が広いですが、こちらのテキストであれば過不足なくしっかり勉強できます。詳しい解説と豊富なイラスト・図表で初心者に分かりやすく書かれています。各章末には確認用の問題が掲載されているので、理解度を確認しながら学習を進められます。

 

特に独学で受験する人におすすめです。公式テキストの「インテリアコーディネーターハンドブック」よりも分かりやすく丁寧という評判です。

 

※上下2巻セットです。

種類 評価
テキスト
インテリアコーディネーター資格試験 はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方 第4版

インテリアコーディネーター2次試験の合格を目的とした製図のテキストです。

 

初学者にとって一番不安に感じるのが製図です。こちらのテキストでは、製図の基礎的な知識、各種図面の描き方、インテリア計画の進め方、図面の着彩方法、の4段階構成で製図を書いた経験のない人でも取組みやすいように工夫されています。

 

製図のきまりなどの基礎知識から、試験に出題される平面図やパースまで、それぞれの図面の描き方について学べます。インテリア計画の進め方などのプランニングについての基本的な考え方も身につきます。

種類 評価
2次試験用テキスト
インテリアコーディネーター2次試験 一番わかりやすい合格論文入門 第12版

「論文」と聞くと身構えてしまいます。日常的に書きませんし、今まで書いた経験のない人も多いでしょう。そんな論文未経験者向け優しく書かれたおすすめのテキストです。

 

基本のレッスンでは、2次試験の過去問題を参考に、原稿用紙の使い方から文章の構成・時間配分まで、丁寧に論文の書き方を説明しています。

 

短時間で論文のテクニックを身につけるには最適なテキストです。論文練習課題も付いています。

 

時間に余裕を持って1次試験合格後にすぐにはじめてください。

種類 評価
2次試験用テキスト

おすすめ問題集

インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究2022 上巻 (徹底研究シリーズ)

過去5年分の過去問題集です。受験生に最も使われています。

 

解答の解説だけでなく、問題に出てくる選択肢についても解説があるので、得に初学者におすすめです。理解して納得しながら学べます。

 

分野ごとに問題がまとまっていて解説も丁寧です。実力テストもあるので理解度を確認しながら学習できます。

 

※上下2巻セットです。

種類 評価
過去問題集
インテリアコーディネーター2次試験 過去問題徹底研究2022 (徹底研究シリーズ)

2次試験の過去問題集です。旧版の解答・解説をすべてリニューアルしています。

 

最新10年分の過去問題(プレゼンテーション・論文)を完全収録しているのと同時に、出題内容を一覧にし出題の傾向を分析しています。

 

この問題集を繰り返し学習することで合格が見えてきます。重要な内容は解説も繰り返し出てくるので、何回も読むと理解が深まり間違えなくなります。

種類 評価
2次試験過去問題集

おすすめ参考書

超図解で全部わかる インテリアデザイン入門 増補改訂版

インテリアコーディネーターに興味がある人、これからインテリア関係の学校へ進む人におすすめな一冊です。

 

タイトルにある通り、カラーの写真やイラストで多く、見やすくて読んでいて楽しい参考書です。専門的な本を読む前に、まずはこちらの本で「インテリアコーディネーターとは何か?」を学んでみてください。

 

従業員の教育用として使っているインテリア販売の会社もあります。内容はわかりやすく、初心者にとってはよい本でおすすめです。

種類 評価
参考書


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