鉛作業主任者が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

鉛作業主任者

鉛を扱う事業所には必置の資格だが、求人は全国的にも少ない。

種類 学習期間 難易度 合格率

国家資格

3日間

易しい

99%

活かし方 取得費用 受験資格 おすすめ度

スキルアップ

~2万円

講座受講

※鉛作業主任者とは、労働安全衛生法で規定する国家資格です。

最終更新日:2022/08/27

鉛作業主任者とは

ハンダ付け作業をする女性

労働者の健康に影響を与えるおそれのある業務のひとつに「鉛業務」があります。

 

例えば、はんだ付けの業務、鉛及びその合金や化合物等の製造・取扱い等の業務などです(鉛中毒予防規則第1条第1項第5号に定義される業務)。

 

鉛が体内に入るとどうなるか?

 

鉛を口から摂取すると胃酸と反応して毒性が現れます。大量に摂取すると、胃腸炎・運動麻痺(まひ)などの症状が現れ、最悪の場合死に至ります。

 

鉛を取り扱う職場などでは、対策を怠ると鉛がゆっくりと作業員の体内に蓄積されていき、慢性的な鉛中毒になる恐れがあります。

 

鉛中毒とは、鉛を摂取したことが原因で起こる重金属中毒です。鉛中毒になると吐き気・倦怠感・貧血などの症状が現れます。

 

鉛作業主任者とは、鉛業務に従事する労働者の安全を指揮し、身体が汚染された場合は汚染を除去させるほか、局所排気装置・全体換気装置や排気筒及び除じん装置など点検を行い、保護具等の使用状況の監視や業務についての所定の措置を講ずる責任者です。

 

例えば、ハンダ付け、電線や蓄電池を製造する業務などに従事する労働者に対し安全な作業の方法を指導し、作業場の換気装置などを点検します。

 

そして、万が一鉛に汚染されている労働者を発見した場合は、鉛を安全に除去するための作業をしなければなりません。

 

鉛作業主任者は、鉛によっておこる汚染から労働者が健康被害を被ることのないようにする重要な役割を担います。

2日間の技能講習を修了すれば容易に取得できる国家資格

鉛作業主任者は、鉛業務にかかわる作業施設においては必ず配置することが義務付けられています。

 

事業者は、鉛作業主任者技能講習を修了した者の中から「鉛作業主任者」を選任しなければなりません。

 

鉛作業主任者とは、労働安全衛生法で規定された国家資格です。2日間の講習と修了試験に合格すれば比較的容易に取得できます。難易度は低く、99(ほぼ100)%の合格率です。

 

講習は実施機関により異なりますが、各都道府県においてほぼ毎月実施されています。どこの地域で受講しても問題ありません。

 

参考:鉛作業主任者技能講習 茨城労働基準協会連合会

鉛作業主任者について本音で一言

あまり聞き慣れない資格名ですが、鉛作業主任者はれっきとした国家資格です。もちろん取得すれば履歴書に書いて堂々とアピールできるメリットがあります。

 

鉛作業主任者は、鉛を扱う事業所では必要な存在です。ハンダ付け作業を行う部品工場は珍しくありません。需要は必ずあります。

 

就活を控えて、履歴書に書くだけのために特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者、有機溶剤作業主任者、酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者などと合わせて取得する大学生もいます。

 

関連資格:特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者とは有機溶剤作業主任者とは酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者とは

 

しかし、有資格者が必要になれば、社員に2日間ほどかけて講習へ行かせればそれで済みます。鉛を扱う事業所であれば、だいたい2名以上は有資格者がいます。わざわざ外部から人材を採用するほどもでありません。

 

実際に、求人を探してみても、鉛作業主任者の求人は全国でもほとんど見つかりません。

 

国家資格ですが、就職や転職が特別に有利になるほどではないようです。

 

将来性を徹底研究

特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者とは別

 

ハンダ付け作業をする作業員

 

「鉛」という文字が入って少し似た名称の「特定化学物質及四アルキル鉛等作業主任者」という資格がありますが、鉛作業主任者とはまったく別物です。

 

一般的な金属としての鉛を使用する場合は、鉛作業主任者となります。四アルキル鉛は毒性が強く、体に吸収されやすいため取り扱いに特に注意が必要なことから別の作業主任者の資格になっています。

 

一般的な鉛と四アルキル鉛とでは、中毒の症状と防護や予防の方法が異なり、職務内容も違います。

 

なお、四アルキル鉛は現在ではほとんど使われていません。

 

特定化学物質及四アルキル鉛等作業主任者技能講習を修了しても、鉛作業主任者としては働けず、鉛作業主任者技能講習は別途受講する必要があります。

鉛作業主任者技能講習に合格するには

鉛作業主任者とは、労働安全衛生法第14条に規定されたいくつかの「作業主任者」の中の一つです。

 

鉛作業主任者の資格は、全国各地で2日間の日程で開催される「鉛作業主任者技能講習」を修了し、最終日に行われる修了試験に合格すると取得できます。

 

※ちなみに、技能講習は現在42種類あり、そのうちの1つが鉛作業主任者技能講習です。

 

参照:技能講習名称一覧表

 

技能講習の内容は、健康障害とその予防措置に関する知識、作業環境の改善方法に関する知識、保護具に関する知識、関係法令で構成されています。

 

事前知識がなければ、化学物質の特性(ベンゼン、ニッケルなど)だけで頭が混乱すると思います。けれど、心配には及びません。全くの知識ゼロの素人でも大丈夫です。

 

特に予習なども必要ないです。

居眠りせず真面目に聞けばほぼ全員合格できる

居眠りをせずに講習を聞いていれば、学科試験は誰でも合格できる難易度レベルの問題です。問題数は50問で4者択一です。

 

よほど受講態度が悪かった人、講習の時間に遅刻した人も不合格になる可能性はあります。仮に、修了試験がダメだったとしても、実施団体によっては再試験が行われます。

 

試験に出そうなところは「アンダーライン引いて」とか「重要です」と言って丁寧に教えてくれます。講習は2日間あるので、初日は家に帰ってから何度も重要な箇所を確認しましょう。

 

2日めも講習の合間に休憩時間があるので、その度に10回くらい反復しましょう。

 

技能講習は取得させるのが目的です。なんとか全員合格させようと講義中に出題される部分を教えてくれます。講師によっては講義終了10分前くらいに出題される部分の復習をします。

 

それで、ほぼ99%の合格率です。

鉛作業主任者技能講習情報

受講日 お申込み

各都道府県によります。

各都道府県によります。

受講資格

原則として誰でも受講できますが、18歳以上に制限している教習機関もあります。
※就業できるのは18歳以上です。

講習内容

受講地:各都道府県(大阪、東京、福岡・・・全国各都道府県)

 

【学科講習】(2日間)

  • 健康障害及びその予防措置に関する知識3時間
  • 作業環境の改善方法に関する知識3時間
  • 関係法令3時間
  • 保護具に関する知識 1時間
  • 修了試験 1時間

全科目の所定時間を修了し、かつ修了試験に合格した方に修了証が交付されます。

試験に関する詳しい情報は各主催者のホームページをご覧ください。



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