電験三種が役立つ資格なのか役立たない資格なのか紹介します

電験三種(第三種電気主任技術者)

電気の業界では最強の国家資格。持っていれば社内でも一目おかれます。

難易度 学習期間 資格の種類 資格の分類 合格率 将来性

難関

10か月以上

国家資格

業務独占資格

9%

電験三種,講習会,使える,役に立つ,通信講座

電験三種とは

電験三種の男性

「電験」とは「気主任技術者試」の略称です。
電気主任技術者には一種から三種まであり、電験三種とは第三種電気主任技術者になるための資格のことを言います。

 

電験三種とは、ビルや工場などの大型施設において、高圧電気の管理・保全をするための資格です。

もう少し詳しく説明すると。

電気を使用するためには、電信柱からそのまま電線を施設内に引けばすぐに使えるわけではありません。実際に電気を安全に利用するためには分電盤やブレーカーなどの様々な設備・機械・器具などが必要です。それらの設備のことを電気工作物といいます。

 

電気設備

電気工作物は、使用目的や取り扱う電圧などによって一般用電気工作物と事業用電気工作物に区分されます。一般用電気工作物は一般家庭、小規模商店などの小型の設備のことをいい、事業用電気工作物とは、それ以外の大規模な大型ビルや工場等の設備のことをいいます。

 

ビルや工場などでは、一般家庭とはケタ違いに大量の電気を消費します。そのため、事業用電気工作物を安全に使うために日々の点検が重要になってくることはいうわけではありません。

 

分電盤から火を噴いて焼け焦げて工場の操業がストップした!なんて事故も現実に発生しています。工場の操業がストップしたら損害は計り知れず、会社の存続に関わる問題につながります。

 

電気設備が問題なく運用できるか、安全面に問題がないかなどをチェックし、監督者として国に届出をするのが電験三種の有資格者の役割です。もちろん、定期点検、メンテナンスなども行います。

 

電験三種は、事業用電気工作物を安全に利用するために、工事、維持及び運用に関する保安の監督をするための資格ですから、現場での業務が非常に重要になります。当然ですが、責任者の名を冠する資格ですから、社会的にも重要な仕事を任されることになります。

電験の資格を有している者から電気主任技術者を選任

事業用電気工作物を管理するためには、電験の資格を保有している者を電気主任技術者として選任しなくてはならないことが電気事業法という国の法律により義務付けられています。

 

電験の資格を保有していると、ビルや工場などの「高圧電気の管理・保全をするため」の業務を実施することができるようになりますが、電験の国家試験に合格したらそのまま電気主任技術者になれるわけではないということです。資格取得後、電気工作物の設置者に選任されて初めて電気主任技術者になれます。

 

参考:一般財団法人 電気技術者試験センター

 

役に立つ資格なのか?役に立たない資格なのか?

電験三種のレーダーチャート

電験三種は電気設備の保安管理のスペシャリストとして就職・転職がかなり有利になる資格です。

 

多くの人が持っている資格ではないので電験三種を持っているだけでも社内では一目置かれる存在になります。電気設備の改修や規模の決定には電験三種の有資格者の権限が必要です。そのため企業からのニーズがとても高く、有資格者は会社で優遇されます。将来性十分な資格です。

 

また、電気業界のみならず、建設・ビル管理業界など、必要とされる職場は多くあります。有資格者は会社のみならず業界から評価されることも多く、職場にとって貴重な存在になります。資格手当や昇進・昇給などの待遇アップに結びつくチャンスも増えます。

 

ただ、資格は業務を行うための道具です。現場での実務経験が必要であることは言うまでもありません。電気主任技術者でなかったとしても電気主任技術者の下での実務経験があれば、やはりある就職・転職は有利になります。もちろん現場経験が豊富であれば言うことありません。

 

若い人であれば経験がなくても資格だけで有利になりますが、資格保有だけで実務経験がなく、ある程度の年齢だとあまり有利にならない場合もあります。ある程度の経験や実績があれば、就職先はそんなに困ることもなく見つかります。

電験の種類によってできる業務の範囲

電験の資格には、第一種、第二種及び第三種電気主任技術者の3種類がありますが、電気工作物の電圧によって必要な資格が定められています。第三種を所有していると、電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力5,000キロワット以上の発電所を除く)の工事、維持及び運用に関する保安の監督を行うことができるようになります。

電験一種 すべての事業用電気工作物
電験二種 電圧が17万ボルト未満の事業用電気工作物
電験三種 電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物(除外は上記参照)

表だけを見ると、制限があって大したことないように思えるかもしれませんが、実際は日本の電気設備の90%は電験三種でカバーできると言われています。さらに大規模な設備の監督をする必要がある場合は、電験二種以上が必要になります。

 

電験二種のページもご覧ください。


電験三種の将来性を徹底研究!

この資格の活かし方

 

電気業界では一番と言って良いくらい値打ちのある資格です。この資格を持っている人はまだまだ少なく、企業からのニーズがとても高く、一般的に、電験3種を持っていれば65才までは職に困らないと言われています。さらに現場での実務経験が豊富であれば70歳以上でも再就職が可能と言われています。

 

資格を持っているだけで「技術手当」が支給される会社も多いようです。電気関係の会社であれば、管理者クラスに昇進するためには、電験三種は必須と言っても良いほどの資格です。

 

そして、さらに上位の資格として電験二種を目指すこともできます。電験三種よりも大型の設備の管理・保全が行えるようになり、さらに役立つ資格と言えます。

 

学生の人で、電気に関連する企業を希望するようであれば、まず在学中に電験三種を取得しておけば就職の際に絶大な評価につながります。やる気や実力の証明にもなります。

電験三種と電気工事士、どちらを先に取得すべき?

 

電験三種と電気工事士の資格、どちらを受験するか考えている人も多いと思います。

 

電験三種は、電気を保安監督するための資格です。電気工事をするための技能資格ではありません。一方、電気工事士は電気工事を行うために必要な資格で、なければ電気工事は行なえません。

 

そもそも仕事の内容が違います。

  • 電験三種・・・管理・監督の仕事
  • 電気工事師・・・職人(技能者)の仕事

こんな感じでしょうか。電験三種が電気工事士の資格の先にあるわけではありません。

 

ただ、電気工事士の学習を先にすると電気工事に対する理解が深まるため、先に電気工事士の資格を取得するのが現実的でもありおすすめです。それに電気工事士の方が難易度が低いので取得するのは楽です。

 

電気主任技術者の資格を持ち、5年間の実務経験があれば、第一種電気工事士の免状を認定で取得できます。

電験三種は科目別合格制度を採用

 

試験の内容は4科目(理論・電力・機械・法規)ですが、一度に全ての科目で合格点を取る必要はありません。一部の科目だけ合格した場合には科目合格となって、翌年度及び翌々年度の試験では申請によりその科目の試験が免除されます。

 

つまり、3年間で4科目の試験に合格すれば電験三種の資格が得られるということです。もちろん一発で全て合格できたら言うことありませんが、コマ切れの受験でもOKということです。

 

一般的なことを言うと、一発合格はそれなりに難しいです。日頃の業務が忙しい人でも受験しやすいように科目別合格制度したということです。平成7年度から電卓が使用不可になっていましたが、現在は電卓も使用可となっています。

 

電験三種に合格するためには

電験は一種、二種、三種いずれも受験資格は一切ありません。誰がどの資格を受験してもOKです。電気系の学校を出て、電気関係の仕事をしていなと合格は難しいと感じられると思いますが、未経験で合格される人は毎年たくさんいます。

 

電気に関する基礎知識がなくても高校までの物理、科学、数学で充分な基礎ができてれば合格レベルに達することができます。試験は、理論、電力、機械、法規の4科目がありますが、とにかく理論をしっかりとモノにすることです。理論が理解できればあとの3科目は理解しながらすすめることができますから、案外時間がかかりません。最初に理論を軽視すると、あとの3科目が暗記科目に変身してしまい、自分を苦しめることになります。

 

特に理論の磁気と交流回路はどんな問題でも確実に解けるところまで踏み込んで学習する必要があります。ただし難易度は高めなので時間をかけて学習する必要があります。

 

電験三種の試験は4科目ありますが、一発で4科目とも合格する受験生は5〜8%程度です。一発合格はそれなりに難しい数字といえます。平成29年度の科目別合格率は以下の通りです。
【理論】15.5%
【電力】 9.1%
【機械】11.6%
【法規】 9.3%
複数年かけて合格した科目別合格率は27%ほどです。

 

電験三種は過去問と全く同じ問題は出題されませんが、同傾向の問題は違った形で出題されます。すべてマークシートです。テキストを読み、5年分の過去問題集を3回以上解いて、内容を理解できていれば合格できる試験です。

 

電験三種の試験では、3年間で4科目に合格すれば合格することができます。計画を立てた上で継続して受験勉強をすることが大切です。最初からギリギリの3年計画とはせずに、1年もしくは2年で合格することを目指し、3年目は万一のために残しておくのが現実的です。

電験三種試験情報

試験日

お申込み

8月下旬または9月上旬の日曜日

例年5月中旬〜6月初旬

受験資格

受験資格の制限は一切ありません。どなたでも受験できます。

試験内容

全てマークシートでの解答で五択です。関数機能をもたない電卓の使用が可能です。
  • 【理論】電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測
  • 【電力】発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気材料
  • 【機械】電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理
  • 【法規】電気法規(保安に関するものに限る。)及び電気施設管理
※合格点は60点を下回る点数(55点ほど)ですが、60点を越えることはありません。
試験に関する詳しい情報は第三種電気主任技術者試験 ECEE 一般財団法人電気技術者試験センターをご覧ください。

合格への第一歩、まずは無料の資料請求から

いろんな講座を比較検討することもできます。

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ポイント翔泳社アカデミー 電験3種合格特別養成講座
(翔泳社の講座は歴史もあり合格者を毎年多数輩出している定評のある講座でおすすめです。)

習い事・通信講座・通学講座を探してまとめて資料請求できます。

 
 ※使える講座の情報が多くあります。

電験三種 おすすめ通信講座

受講生累積15000名を突破した実績のある講座です。電験三種、電気工事士を目指すなら翔泳社アカデミーがもっとも信頼できる教材の内容となっています。合格者からも圧倒的に支持されています。通信講座なら翔泳社アカデミーをおすすめします。
資料請求だけでもできます。

 

こちらから受講申し込みができます。

電験三種 おすすめテキスト・基本書

これだけ理論 (電験第3種ニューこれだけシリーズ)
電験三種の受験生に定番の「これだけ」シリーズです。この理論科目は、全体の基礎部分になります。この理論をある程度理解した上で次へ進めます。このテキストのいいところは電気理論をしっかりと理解させ、身につけさせる工夫がされていることです。ここに記述されていることをしっかり勉強しておけば合格できます。

どうしても初学者で基礎知識のまったくない方だと内容が理解しづらいという話は聞きますので、より入門部分の書籍も必要になります。

種類 評価
テキスト 電験三種,講習会,使える,役に立つ,通信講座
これだけ電力 (電験第3種ニューこれだけシリーズ)
こちらも定番の「これだけ」シリーズです。とにかく詳しく書かれています。初学者にとってはページ数が多すぎるぐらいです。発電所でも変電所でも設備のことの知識がないと問題が答えられませんが、イラストも多く、見たこともない設備のイメージがつけやすい本です。電力科目は、計算もですが鉄塔や発電所など構造物の問題もたくさん出ます。電気関係の仕事に従事していない方は電力設備のイメージがなかなかつかないと思いますが、本書で学習するとある程度のものが想像できるようになります。そういった意味でも、電力科目の教科書的存在としておすすめできます。また、もちろん計算問題にも幅広く対応しておりますので安心です。
種類 評価
テキスト 電験三種,講習会,使える,役に立つ,通信講座
これだけ機械 改訂新版 (電験第3種ニューこれだけシリーズ 3)
これだけシリーズの中でも機械は一番おすすめです。機械のテキストの選択で悩んでいる受験生はまずはこのテキストを考えてみてください。機械は、テクニックだけでで解けてしまう問題も多いのですが、応用する問題などはそれでは解けなくなったりします。この本では理屈をしっかり勉強できます。このテキストのいいところは原理的、基礎的な解説がしっかりしていて応用力が身に就く編集工夫がされているということです。これほど解説が丁寧で、しかも細部にわたって詳しい本はないと受験生には評判です。
種類 評価
テキスト 電験三種,講習会,使える,役に立つ,通信講座
これだけ法規 改訂2版 (電験第3種ニューこれだけシリーズ)
受験生の中ではとにかく定番の参考書です。丁寧な説明で、入門書としても継続して読み込むテキストとしても充分に使えます。ページ数が少なめで全部読むのにもそんなに時間はかかりません。また、法規といえどもイラストが豊富なところもいいです。計算問題も法規で出題されますが、こういった部分にもきちんと対応しています。評価がいいだけの理由はある一冊です。
種類 評価
テキスト 電験三種,講習会,使える,役に立つ,通信講座

電験三種 おすすめ問題集

電験3種過去問題集 平成30年版
テキストのこれだけシリーズよりももっと評判がいいのがこの過去問題集です。この過去問を使っている受験生にはかなり評判がいいようです。問題と解答が見やすく配置されており、見開きで問題と解説を載せる形なので、解答とその解説も問題と同じくらいかそれ以上のスペースを使っています。もちろん解説も丁寧で受験生には必須の1冊です!
種類 評価
過去問題集 電験三種,講習会,使える,役に立つ,通信講座

電験三種 合格するための参考書

電気計算 2018年 03 月号 [雑誌]
これは、あの有名な『電気書院』の月刊誌です。これはかなりのおすすめの雑誌です。内容は、毎月電験(1種2種3種)とエネルギー管理士の試験情報・予想問題・学習のページ(教科書的な部分)が載っています。試験が近くなると予想問題が掲載されますが、本試験で類似問題がよく出題されたりします。毎号読み続ける必要はありませんが、1年分くらいを集めると結構勉強できる問題集&参考書になります。実はこういった月刊誌はいろんな国家試験で役に立っています。行政書士、社会保険労務士、土地家屋調査士、宅建、司法書士など法律系の資格試験にも月刊誌が出てますが、テキスト、問題集を補う参考書として確実に実力がプラスアルファされます。

※購入の際は、出版年度、時期を必ずご確認ください。

種類 評価
月間情報誌 電験三種,講習会,使える,役に立つ,通信講座

 

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